2025年3月25日火曜日

都内の公共交通の決済事情

※2025年3月25日の状況

皆さま、こんにちは。ねこです。京急電鉄と都営地下鉄でクレジットカードでのタッチ決済ができるようになるなど、日々、公共交通機関の決済事情が変わりつつあるので、今日はツアー前に現状確認をしてきました。

まず、京急と都営については、一部の駅改札にクレジットカードのタッチができる端末が導入されています。例えば、羽田空港からタッチして京急線に乗り、浅草駅でタッチして出場というのが可能です。


決済端末が設置されていない駅についても、駅員さんのいる窓口には端末が置いてあるので、さっとタッチして簡単に通れるとのことです。


ただ、例えば九段下駅のように、改札を出ずに都営線から東京メトロに乗り換えのできる駅を通る場合、そのまま半蔵門線に乗ってしまうと、東京メトロの駅ではクレジットカードでの決済ができないとのこと。なので、乗り換え駅でいったんクレジットカードをタッチして改札を出て、Suicaや切符などで入場し直す必要があるそうです。

東京メトロの方は、現状、24時間券のみ、クレジットカードもしくはQR決済ができるようになったのですが、こちらも東京メトロ線内限定なので、例えば、表参道から三軒茶屋まで行くとしたら、いったん渋谷駅で改札を出てから、Suicaや切符などで入場しなくてはいけません。

東急電鉄でもQ SKIPという端末が導入され、クレジットカードが使えるようになっていますが、使える範囲はあくまでも東急線とみなとみらい線のみ。

訪日観光客にとって、これを使いこなすのは至難の業だと思うので、全日程、ガイドを付けてますという人以外には、クレジットカード決済のご案内は、まだしない方が無難かなという気がしています。いつか、SuicaやPASMOのように全国共通になってくれるといいのですが…。

ところで、半導体不足で販売を中止していた無記名のPASMOとSuicaですが、2025年3月1日から販売が再開されています。ただし、購入は現金のみ。

ちなみに東京メトロの24時間券や都営地下鉄の一日券を買う時は、クレジットカードが使えます。まあ、でも、どれが東京メトロで、どれが都営線で…っていうのが、わかりにくいので、外国人の方たちだけで移動される場合は、SuicaやPASMOの方がいいですね。

ニューヨークの地下鉄とバスみたいに、全部1つの会社がやっているなら、あっさりシステム変更できるんだろうけどなぁ…。やれやれ。



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