2013年12月26日木曜日

旅先での共通言語

皆さま、こんにちは。ねこです。
旅に出ています。
今回の訪問先は、トルコ、ギリシャ、イタリア。
どこも英語圏ではないし、
どの国の言葉もほとんど分かりません。
なので、おそらくこの旅では、
黙々と写真を撮り、黙々と食事をし、
無口に過ごすことになるのかなと思っていたのですが、
予想外にも英語を喋りまくる展開が続いています。

イスタンブールでは、
一人旅(出張中)のアメリカ人女性と
レストランで隣り合わせになり、
なんとなく会話を始めたところ、
途中から、お互いに猫好きということが判明し、
数時間に渡り、猫トークが炸裂!(笑)

写真や動画を見せ合い、
「猫って、絶対、こういう考え方してるよねぇ」
などと、時間が経つのも忘れて喋りまくりました。
しかも、小洒落たオープンテラスの席だったので、
そこへ現地ニャンコも3匹同席!
もう、本当に猫にメロメロな夜となりました。

続いて訪れたサントリーニ島。
日中は、ひたすら白壁の美しい町を歩き回り、
ひとりで写真を撮りまくっていたのですが、
夜に素敵な出会いが!

ここで出会ったのは、やはり一人旅をしている
プエルトリコ人女性。
お互いに一人旅ということで、最初から意気投合し、
それぞれの旅の日程などの話をしていたのですが、
そこにギリシャ人男性が加わったところから、
なんとも面白い展開に!

ギリシャ人青年のJohnくん、
どうやら、この一人旅の美女Jessaさんを
狙っている様子。
なんだかんだと頑張ってトークをし、
願わくば今夜、お持ち帰りを…という勢いです。

ん~、これって、私、早めに席を立って、
2人きりにしてあげた方がいい展開よね~
と思ったのですが、
どうやら、Jessaさんは、あまり興味がない様子。
私が席を立とうとしたら、必死で引き留めてきます。
あらら、どうしましょ。

そして、Johnくんが、ちょっと席を外した時、
Jessaさんが、いきなり本音を言ってきました。
「私、今までああいうハンサムで口のうまい男に、
つい、ふらっとすることが多かったんだけど、
ああいうタイプって、自分のことしか考えてないから、
絶対に後悔することになるの!
私、この旅では、
自分をしっかり持つことに決めてるんだ!!」と。

そっかそっか~と、盛り上がっていたところ、
どうやら、その話が聞こえてしまったJohnくん、
脈ナシと判断したのか、
愛想もなくそそくさと会計を済ませ、
帰ってしまいました。
ごめんよ、Johnくん。(^^;

というわけで、そのあとのガールズトークが
弾みまくったのは言うまでもありません。
「閉店ですよ」と言われるまで、
仕事や人生について語りまくり、連絡先を交換し、
宿泊先(偶然にもすごく近く)まで、
幻想的な風景の中を一緒に歩いて帰りました。

ホテルに戻り、ふと気づいたこと。
あっ、今の会話、全部英語だったんだ…と。
そんな瞬間に思い出すのは、
中学3年の時のホームステイ。
カタコトの英語で、
なんとかコミュニケーションはできたけれど、
かなり、もどかしい思いをし、
帰りの飛行機で心に誓ったことがあるのです。

“用件だけじゃなくて、
細かい心の動きまで伝えられるまで
ちゃんと英語を学びたい!”

そこから、がむしゃらに頑張ってきて、
今があるんだなぁ…と。

実は最近、“英語以外に何もやってこなかった”
という事実に、ある種の劣等感みたいなものを感じ、
ちょっと落ち込んだりもしていたのですが、
とりあえず、こんな風に人生を楽しむ道具として、
英語を身につけておいたのは、
まあ、悪くないよね…と思うことができました。

あらためて言います!
英語は便利です!
もう、英語だけを武器にできる時代ではないけれど、
少なくとも、コミュニケーションの幅が広がることで、
人生がちょっぴり面白くなるかもしれません。

というわけで、英語を話せるようになりたい人は、
とにかく、オーバーラッピングと
シャドウイングを続けてくださいね。^^
(結局オチは、これです:笑)






2013年12月16日月曜日

意欲を高めてくれる英語の言葉

皆さま、こんにちは。ねこです。
一人旅に出かける日が近づいてきました。
ワクワクしている反面、
ふと、こんなことを思うときがあります。

家で猫を抱えながらこたつに入り、
のんびりとテレビでも見ながら、穏やかにお正月を迎えたほうが、
お金もかからないし、疲れないし、幸せなんじゃないかしら…と。

そう思っていた矢先、素敵な言葉に出会いました。
以前、インタビューのテープ起こしをした
アメリカ人作曲家、マリア・シュナイダーさんの言葉です。
正確に言うなら、彼女に影響を与えた本、
「Finding Serenity in the Age of Anxiety」
書かれていることです。

マリアさんが語った言葉は、こんな感じです:

"In that book, the author talks about three zones, the rest zone, the comfort zone, and the growth zone.  And he talks about fear.  He said that we become so scared to face things we don't know how to do.  But you can't grow unless you face the fear and do something.  Then all of a sudden, it's like "Oh!  I can do that!"  Then you can get that high.  But a lot of people just hang out in a comfort zone, and they get more and more scared, and they hang out even more and more to the comfort zone, and they get depressed.  Because, without the feeling of growing, you get depressed.  And unless you face your fear, you can't grow.  And the more scared you get, the less able you are to face your fear, and it's just kind of a loop."

日本語で簡単にまとめると、こういうことです。

「著者は、休息のゾーン、快適なゾーン、成長のゾーンという3つのゾーンがあると言っている。やり方がわからないことに出会った時、私たちは恐怖を感じる。恐怖に立ち向かわなくては、私たちは成長できない。だけど、多くの人は、快適なゾーン留まろうとするので、そこから出て行くことが余計に怖くなる。しかし、快適なゾーンに留まっていると、どんどん気分は沈んでいく。なぜなら、人は成長しているという実感がないと、気分が沈むものだから…」

テープ起こしをしたのは、今年の春ごろでしたが、
あらためて、録音を聴いて、英文をまとめる機会があり、
再び彼女の力強い語り口に痺れました。

そうだ! 挑戦することを恐れてちゃいけない!
(まあ、恐れちゃいないけど、面倒くさがるのもいけない!)
というわけで、こたつでぬくぬくもいいけれど、
やっぱり、頑張って旅をして、
いっぱいいい写真を撮ってこようと思ったねこなのでした。

・・・・・

マリア・シュナイダーさんの来日公演が、
いよいよ明日からスタートします。
場所はブルーノート東京。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/maria-schneider/

マリア・シュナイダー・ワールドに、
どっぷり浸ってきます♪

※インタビュー(挟間美帆さんとマリア・シュナイダーさんの対談)は、
今年の「Jazz Life」7月号と8月号に、掲載されています。
ジャズ喫茶などに行けば、バックナンバーが見つかるかしら。^^



2013年12月14日土曜日

こらっ、練習しろ!

皆さま、こんにちは。ねこです。
中学校の英語の授業が英語で行われるようになる
という記事、Japan Timesにも出ていました。
興味がある方は、こちらをどうぞ。
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/12/13/national/english-education-set-to-get-serious/#.Uquk4tJdWSo

さて、今日は手短に英語の練習についてお話しします。
かなり勉強してるのに、全然話せるようにならない
と嘆いている人をたまに見かけます。
え~っと、「勉強」じゃなくて、
ちゃんと「練習」していますか?

ちょっと楽器に置き換えて話をしてみましょう。
ギターを弾けるようになりたい1人の少年がいます。
おこづかいをはたいてギターを買い、
練習したい曲のCDと楽譜も買ってきました。
毎日、真剣に楽譜を見つめながら、
繰り返しCDを聴いています。
でも、ギターにはほとんど触っていません。
彼はギターを弾けるようになりますか?

英会話もそれと同じことです。
学校の教科に入っているので、
つい、「勉強」という見方をしてしまうのですが、
語学というのは、むしろフィジカルスキル(身体的な技能)なのです。
なので、とにかく実際に口を動かして声を出していくのが
何よりもの上達方法なのです。

そして、時間の確保の仕方も大事です。
大人は日々、本当に忙しいのが普通です。
なので、まとまった時間を確保しようなんて思っていたら、
あっという間に数年が過ぎてしまいます!!

なので、日々の暮らしの中に、
「このタイミングでちょっと練習する」という時間を
組み込んでいくのが大事なのです。
例えば、ねこは、着替えをしながら、
洗濯物を畳みながら、道を歩きながら、シャドウイングをします。
そういうシステムを作り上げちゃうのが一番なのです。

おそらく最も難しいのは、
そういう習慣を作り上げていくことなのかもしれません。
ねこは、フルートの練習をしようと思いながら、
なかなか継続することができず、
ああ、みんなが「英会話の練習をする時間が取れない」
というのも、こういう感じなんだろうなぁ…と思ったりします。

フルートについては、とりあえず、
どうにかしてモチベーションをキープするために、
練習時間を管理するアプリをインストールしてみました。


1日、8~10分程度、ほんのちょっとずつだけれど、
頑張って練習する時間を作っています。

英会話の場合、楽器を組み立てたりする時間も必要ないので、
とにかく、すぐにお手本の音を聴けるようにしておけば、
いつでもどこでも練習できるはずです。
さあ、ちょっとずつでいいので、
とにかく声を出して練習してみましょうね♪


2013年12月13日金曜日

「腹巻き」

皆さま、こんにちは。ねこです。
今朝、新聞を見て、びっくりしました。
「中学校の英語の授業を基本的に英語で行う」
といった内容が盛り込まれた改革案が出されたそうですね。

「英語教育、小3から…文科相、改革プラン発表」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131213-OYT1T00540.htm

2020年度からの全面実施を目指すとのことですが、
う~ん…、どうなんでしょうね。
学校教育については、専門外なので、
軽率なコメントは控えようと思っていますが、
授業中、「何をしてるんだか、さっぱりわからない」という生徒さんが
出てこないことを祈るばかりです。
会話のクラスと文法のクラスを、別に作ったりすれば、
効果的な授業ができるんじゃないかしらね。


さて、そんな難しい話から一転して、今日は腹巻きのお話。
基本的に、体を温めるのは、よいことだという話をよく聞きます。
体温を上げると病気にもなりにくいのだとか。

そこで、腹巻きが大活躍!
最近では健康志向の女子向けに、
かわいい腹巻きなどもたくさん見かけます。

で、「腹巻き」って英語で何て言うんでしょう?
いくつかの辞書で調べてみたのですが、
どれもこれも、違う英単語を掲載しています。
う~ん、参っちゃいますね。

こういう場合は、その英単語をGoogleで検索し、
「画像」のページを見てみるのが一番です。

まずは、Weblioに掲載されている"stomach band"。
ひえ~~~っ!
胃の手術の写真が出てきちゃいました。
(見たくない人はクリックしないでね)

次にgoo辞書の"bellyband"。
わっ、今度は妊婦さんばっかり!!

そして、アルクの英辞郎では、"belly warmer (tie)"。
うん、これが無難な感じです。

でも、どうして、ちゃんとした定訳がないのでしょうか。
それは、おそらく、腹巻きをするという文化自体が、
他の国にはなかったということのようです。

ウィキペディアで「腹巻」を調べると、
体を温めるための「腹巻」と、
鎧(よろい)の一形式としての「腹巻」が出てきて、
体を温める方の腹巻の英語ページは、
なんと"Haramaki (clothing)"となっています。

とはいえ、"kimono"や"sushi"ほど、
浸透している単語とは思えないので、
「腹巻き」について話す時は、
とりあえず"belly warmer(お腹を温めるもの)"と
言っておけばよさそうですね。

ただし、本命の彼女以外の女性のことを、
"belly warmer"と呼ぶと、
スラング辞書のUrban Dictionaryに載っていたので、
文脈には気をつけて使ってください。(^^;

冷え込んできました。
皆さま、暖かくしてお過ごしくださいませ。

2013年12月12日木曜日

英語以外の言語

皆さま、こんにちは。ねこです。
先ほど、今年の3月から続いていたF1情報番組の
最終回の翻訳を納品しました。
毎週水曜日の朝に、30分の番組の映像を受け取り、
5人の翻訳者で手分けをして訳し(1人約5分程度)、
木曜日にグループ内でチェックし合って、
リライトし、納品するというスタイルです。

最終回の放送は、12/20(金)28:30~28:55
(つまり、土曜の早朝4:30~4:55)です。
あまり起きてる人はいないと思うので、
よかったら録画して、見てみてくださいね。

BSフジ F1情報番組「The Inside Line」
http://www.bsfuji.tv/top/pub/insideline.html


さて、翻訳作業をしつつ、隙間の時間に、
ちょこちょこと旅の準備を進めておりまして、
今日、ようやく全日程の宿泊場所が決まりました。
最初に航空券を取り、次にフェリーや電車を調べながら、
訪れる場所を決めていき、ホテルを予約。

どう荷物を運ぶか、どのタイミングで何を見るか、
想像力を働かせつつ、予算も考えつつ、
「ああ、急がないと条件のホテルがなくなる!」
「でも、訪れる町がまだ決められない!」
「ひゃあ、翻訳の締め切りが…」という調子で、
なかなかの切迫感がありましたが、
どうにか、実行可能なプランが完成したという感じです。
どこでも行きたい場所に行くことができるというのは、
本当に本当に本当に贅沢なことですね。

さて、今回訪れるのは、イスタンブール、
サントリーニ島、アテネ、バーリ、アルベロベッロ、
サンマリノ、パルマ、ヴェローナとなりました。
はい、どこも英語圏ではありません。
久しぶりに言葉の壁を味わうことになります。

これまでの経験上、付け焼き刃の準備で話せるのは、
せいぜい「こんにちは」と「ありがとう」程度、
ということは、よ~くわかっています。
辞書を持っていったところで、
ページをめくる時間なんてないのもわかっています。

そんなわけで、今回はとりあえず、
ガイドブックに掲載されている
「トルコ語」と「ギリシャ語」の基本表現をコピーして
持っていくことにしました。
「英語のメニューはありますか?」
「このバスは○○へ行きますか?」
などの表現は、なんとか暗記しておきたいところです。

WiFiのつながる場所なら、
Google翻訳のアプリが使えるかもしれません。
(※日本語→ギリシャ語の変換をするよりも、
英語→ギリシャ語という変換をしたほうが、
ちゃんと訳してくれそうな気がしますね)

でも、お互いに何を言ってるのか、
言葉はさっぱりわからないものの、
だけど、伝えようとしていることはなんだか伝わる、
そんな感覚を味わいたいなぁ…という気もしています。

イタリア語については、ちょっと真剣に取り組んでいます。
具体的に何をしているかと言うと、
それは、英語と同様、シャドウイング。
旅で使う言葉が収録されたCDを、
ひたすら、もごもごと、つぶやきまくっています。

どの程度、効果が出るかはわかりませんが、
“シャドウイングは英語以外の言語にも効果あり!”
ということを実証するためにも、頑張らなくては。
とにかく、英語も、他の言語も、練習あるのみです♪

2013年12月9日月曜日

"potluck party"

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日は高校時代の友人と、
毎年恒例のクリスマス会を楽しみました。
今回は、持ち寄りパーティーです。

「持ち寄りパーティー」は英語で、"potluck party"と言います。
もともと、"pot-luck"という言葉が、
「不意の来客に出す間に合わせの料理」という意味で
使われていたのが始まりのようです。

…と、ここまで調べていて頭を抱えてしまったのが、
"pot luck"とスペースを入れている辞書と
"potluck"と1単語扱いにしている辞書があること。

アルクでは"potluck"
weblioも"potluck"
ウィキペディアも"potluck"
Cambridgeは"pot luck"
Oxfordも"pot luck"。

いやぁ、困ったなぁ…と頭を抱えていたら、
Oxfordに手がかりがありました!

" (usually potluck) North American
a meal or party to which each of the guests contributes a dish"

ん~、要するに主に北米では、
"potluck"とハイフンなしで書いて、
「持ち寄り(パーティー)」という意味で使う
ということでしょうかねぇ…。

まあ、実際のところ、ハイフンのありなしというのは、
他の単語でも、わりと曖昧なものもあるので、
これ以上は突っ込まずに置いておきましょう。(^^ゞ


ところで、お料理をタッパーに入れて、
友人宅に向かったわけですが、
その道中、ふと疑問がわきました。
この「タッパー」と、身長を意味する「たっぱ」って、
何か関係があるのかしら…と。

そこで、帰宅後、調べてみたのですが、
タッパーは、米国のタッパーウェア・ブランズ・コーポレーション
(Tupperware Brands Corp.)が製造しているプラスチック容器のこと。
まあ、今では一般的にプラスティック密閉容器全般を
「タッパー」と呼ぶようになっていますね。
そして、身長の「たっぱ」は、「立っ端」のことで、物の高さや人の身長のこと。
ん~、まったく関係がありませんでしたとさ(笑)


2013年12月7日土曜日

「特定秘密保護法」

皆さま、こんにちは。ねこです。
仕事の合間の時間で、ちょこちょこと旅の計画を進めています。
電車の時刻表などをチェックしながら、
訪れてみたい場所と移動時間を考慮し、
泊まるホテルを決めていきます。
まだ見ぬ土地について思いをめぐらすのは、
なかなか楽しいものですね。


…と、そんなのんきなことを言っている場合では
ないのかもしれません。
「特別機密保護法」が成立しました。

その是非について論じるブログではないので、
とりあえず、このニュースが英語でどんな風に
報じられているのかをご紹介したいと思います。

まずは、ジャパンタイムズ。
"Diet enacts controversial state secrets bill"
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/12/06/national/secrets-bill-poised-for-passage/#.UqJhK9JdWSp

ロイター通信がこちら。
"Japan enacts strict state secrets law despite protests"
http://www.reuters.com/article/2013/12/06/us-japan-secrets-idUSBRE9B50JT20131206

朝日新聞。
"Diet enacts state secrets law despite widespread protests"
http://ajw.asahi.com/article/behind_news/politics/AJ201312060089

ざっと検索をかけたところ、CNNやTIME、
Newsweek、Financial Timesなどのサイトでは、
特にこのニュースは取りあげていないようです。

ニュースに出てくる単語をいくつかご紹介しましょう。

state secrets law 特定秘密保護法
state secrets bill 特定秘密保護法案
the Diet 国会
enact 制定する
controversial 異論のある、賛否両論の
protest 異議、反対

普段から英字新聞を読むというのは
なかなか大変なことですが、
何か大きなニュースがあった時だけでも、
ジャパンタイムズなどのサイトを訪れてみると、
今、話題になっていることが、
どんな英語を使って書かれているのか、
確認することができますよ。

P.S. こんな日本の一大事に、
呑気に英語表現について語ってるなんてけしからん!
って怒らないでくださいね。
「今、日本ではこんなことが起きています。
それについて、私はこう思います」と、
きちんと語れる日本人を目指したいものです。

2013年12月6日金曜日

雲を眺める

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、ぬか床をかき混ぜようと勢いよく手を突っ込んだら、
大きな大根が入っていて、突き指しそうになりました。
師走の慌ただしいこの時期、
物事には慎重に取り組みましょう(笑)。


さて、今日は雲のお話です。
少し前にNHKのスーパープレゼンテーションでも
紹介されていましたが、
TEDのプレゼンで素敵なものがありました。

まずは、こちらをご覧ください。

ギャヴィン・プレイター=ピニー: 曇りの日こそ楽しもう
http://www.ted.com/talks/gavin_pretor_pinney_cloudy_with_a_chance_of_joy.html

"cloudy with a chance of rain"という表現があって、
直訳をすると、「雨の可能性を伴った曇り」という感じになりますが、
その"rain"の部分を"joy"に変えて、
"cloudy with a chance of joy"
「曇りの日こそ楽しもう」というタイトルになっています。

このプレゼンを見て以来、空を眺める回数が格段に増えました。
その時間は、忙しい現代社会では、
「無駄な時間」と見なされてしまうのかもしれません。
でも、忙しいからこそ、ふと空を眺めて、
一旦、気持ちをリセットしたほうが、
いろんなことがスムーズに動き出すのかもしれないな
と思い始めた今日この頃です。

そう思っていた矢先、翻訳中の英文に、
"He has his head in the clouds"というフレーズが出てきました。
「彼は雲の中に頭を突っ込んでいる」
つまり、「彼は夢見がちだ」「非現実的だ」「地に足が着いていない」
といった意味になるようです。

まあ、でも、多少、夢見がちなほうが
人生面白くなりそうが気がしませんか。^^


2013年12月3日火曜日

「中華まん」

皆さま、こんにちは。ねこです。
すっかり寒くなりましたね。
中華まんの美味しい季節になりました♪
ところで、「中華まん」って、英語で何て言うんでしょう?

いろいろ調べてみたところ、一番シンプルに言うなら、
"steamed bun(スティームド・バン)"
という表現になるようです。
"steamed"は「蒸す」の受け身形で「蒸された」
"bun"は「丸いパン」を指します。
ハンバーガーのパンの部分を「バンズ」と呼んだりしますよね。
あれと同じ単語です。
「中華」というニュアンスを入れるなら、
"Chinese-style steamed bun"となります。

ちなみに、「肉まん」「カレーまん」「あんまん」「ピザまん」
などに相当する英語は特にないので、
"steamed bun (filled) with~(~の詰まった中華まん)"と
具体的に説明することになります。
例えば、「あんまん」なら、
"steamed bun (filled) with red bean paste"。
ながっ! (^^;

ところで、Googleの「中華まん」の冒頭部分に、
ちょっと笑っちゃうことが書いてありました。

「ヨルダンの首都については「アンマン」をご覧ください」

はい、了解です。^^

2013年11月29日金曜日

「オルゴール」も英語じゃないの?

皆さま、こんにちは。ねこです。
そろそろ年末の旅の段取りを決めなければと思い、
とりあえず図書館で何冊か本を調達してきました。
旅の準備の段階って最高にワクワクします。

英語が通じない国に出かけるのは久しぶり。
“言葉が通じないもどかしさ”と、
“言葉以外の要素で伝わる感激”というものを
じっくり味わってこようと思います。


さて、先日、アメリカ人の友人と話していた時に気づいたことを
もう1つ、サクッとご紹介しようと思います。
それは、「オルゴール」という言葉。
なんとなく英語かなという気がしちゃいませんか?

でも、「オルゴール」と口に出した瞬間、
何か違和感を感じました。
たしか、別の単語を聞いたことがある気がする!!

2秒ぐらいの間に、頭の中で、
カチャカチャカチャカチャと検索機能が働き、
ポンと口から出てきた単語は、"music box"。
そう、「オルゴール」は英語で、
"music box"または"musical box"と言います。

じゃあ「オルゴール」ってどこの言葉?って思いますよね。
調査してみたところ、「オルゴール」の語源は、
オランダ語やドイツ語の「オルガン」を意味するorgelでした。
(※発音はオランダ語でオルヘル、ドイツ語ではオルゲル)

でも、"music box"って言葉、
いったいどこで覚えたんだっけ? (^^ゞ
たぶん、映画とかドラマで聞いたんだろうなぁ。
もっともっともっと時間を作って、
もっともっと映画やドラマの英語に触れたいなと思うねこなのでした。

2013年11月27日水曜日

「山登り」は"climbing mountains"じゃダメですか?

皆さま、こんにちは。ねこです。
今、びっくりしたんですが、
なんと累計アクセス数が5万件を超えました!
毎日、150人~200人の方が、
ブログを読みに来てくださっているようです。
いやぁ、もっとマメに更新しないとね。

英会話の練習方法についての本も、
「書く!」と宣言したわりには、
日々の仕事に追われて、保留になっているので、
ちょこちょこと書き進めていこうと思います。
ん~、え~っと、2015年末までには出版しましょう!
(↑宣言することで、自分を追い込む作戦:笑)


さて、先日、写真仲間数人で、羽田空港に撮影に行きました。
今回はアメリカ人の友人が参加したので、
会話は基本的にすべて英語。
「げっ! 逆光って英語で何て言うんだろう?」とか思いつつ、
"Uh, well, the light condition is not good."などと
ごまかしながら楽しみました。
(※「逆光」は名詞形が"backlight"、形容詞形が"backlit"です)

面白かったのは、
普段あまり気づくことのない英語の間違いや
ニュアンスの違いに気づけたこと。

例えば、「趣味は山登りです」というのを英語で言う場合、
"I like climbing mountains."で完璧!と思っていたけれど、
実は、普通に道があるところを歩いていく程度の山登りは、
"hiking(ハイキング)"と表現したほうが
違和感がないのだそうです。

"climbing(クライミング)"という言葉を使ってしまうと、
いわゆるザイルなどの本格的な登山道具を使って、
岩壁をよじ登っていくようなものをイメージしてしまうのだとか。
これは、本当に意外でした。

というわけで、これからも、
日々の暮らしの中で、言葉について、
「へ~、そうだったんだ!」と思ったことを
書き続けていきたいな~と思っておりますので、
引き続き、よろしくお願いしますね。





2013年11月21日木曜日

英検とTOEICの真実と対策

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日は英検とTOEICについて、無責任に語ります。(^^)v
昨今は、企業がかなりTOEICに注目しているので、
「今は英検よりTOEICでしょ」と思っている人って多くないですか?

でも、英語力をアップさせるためには、
実は英検のほうがオススメだと、ねこは思います。
理由はズバリ、自分に合ったレベルの問題に
取り組むことができるから。

TOEICは、300点台の人も、900点台の人も、
みんな揃って同じ問題を解きます。
それって、普通に考えると、かなり無理がありますよね。
TOEICは、ある程度のスコア以上になると、
問題を解くこと自体を楽しめるようになってきますが、
英語にあまり慣れていない初心者さんにとっては、
なかなか苦痛なテストだったりもします。
なので、会社命令でTOEICを…というのでなければ、
特に初心者さんには、英検をオススメしたいと思います。


さて、英検対策って、具体的に何をすればいいのでしょう?
これは、ある意味、すごく単純なこと。
とにかく、自分のレベルに合った級の『キクタン』を買って、
単語を覚えまくり、あとは問題集を解きまくりましょう。
ほんと、これに尽きます!

問題集を解いて、解答と解説を見て、
それでも理解できないところがいっぱいあるとしたら、
そこで初めて教本や文法書などを
開いてみるのもいいかもしれません。
とにかく出題パターンに慣れてしまえばこっちのモノです。
試験中に、「ああ、これ、よく出る引っかけ問題ね」
というのまで見抜けるようになるかもしれません。

ただ、英検は二次の面接があるので、
そこは、なかなか厄介ですね。
基本的に、英語というのは、オーバーラッピングや
シャドーイングを繰り返していれば、
読み書きできる範囲のことは、
ちゃんと話せるようになるものですが、
できれば、本番前に1回か2回は、誰か英語ができる人に、
模擬面接のようなことをやってもらうのが理想です。^^


さて、次にTOEICについて。
TOEICのいいところは、“不合格”がないところ!(笑)
基本的には、健康診断を受けるように、
定期的に実力を測定するために受験すればいいかなと思います。

ただし、就職や昇進のために、
ちょっとでもスコアを伸ばしたいという人は、
やはり、TOEIC専用の対策が必要になってきます。

ぶっちゃけ、TOEICは、やり方次第で、
かなり短期間にスコアを伸ばすことができちゃいます。
とにかく単語を覚え、模試を解きまくり、本番の試験も受験しまくれば、
出題パターンに慣れて、点の取り方が分かり、
スコアはどんどん右肩上がりに上がっていきます。

具体的なやり方としては、
まず、『キクタンTOEIC』シリーズの
自分に合ったレベルを選んで単語を覚えます。
(↑ほんと、好きねぇ)

全部覚えてから次に進むというやり方をすると、
いつまでたっても進まない…ということが起きるので、
「今週はDay 1からDay 5を流し聞き」
「来週はDay 6からDay 10を流し聞き」というスタイルで、
覚えてようが覚えてなかろうが、とにかく前に進みます。

そして、あとは問題集や市販の模試を解きまくります。
Part 5、6の対策には、こちらが超オススメ。
『新TOEIC TEST文法・語彙問題秒速解答法』

模試は、書店にいろいろ並んでいるので、
『模試600問』『模試3回分』などと書かれているものを、
片っ端から解いていくといいでしょう。
ねこが今持ってるのは、
『新TOEICテストハイパー模試』ですが、
『TOEIC(R)テスト新・最強トリプル模試1[改訂新版]』
あたりもよさそうです。
(模試が3回分収録されている本がいろいろ出版されています)

本当の意味で試験慣れするためには、
休みの日に、時間帯も合わせて、きっちり2時間、
13時から15時ぐらいのタイミングに、
全問解いてみるのが一番。
実際、ねこ自身が超本気で取り組んでいた頃は、
前の週の土曜日に1回、日曜日に1回、
そして試験前日の土曜日に1回の計3回、
自宅で模擬試験の問題を解きました。

う~ん、まるでマラソン選手の調整のようですね。(^^;
ここまですると、問題を解くペースも分かってくるし、
出題パターンにもかなり慣れてきます。

…と、ここまで書いておいて、
こんなことを言うのもなんですが、
果たして、こうやってテクニックを覚えて、
無理やりスコアだけアップさせても、
実際のコミュニケーション能力が伴わなかったら、
それって、どうなんでしょう。
何だか“テストのためのテスト”という感じがして、
ちょっと寂しいですよね。

実際のところ、800点取っていても、
あまり上手に話せないという人もいれば、
400点台だけど、コミュニケーションが上手な人
というのもいるんです。
TOEICのスコアだけで英語力を語るのが、
いかに浅はかなことか…。

もちろん、仕事の都合で、
どうしても早急にハイスコアが必要!という人は、
とにかく上記の対策をしまくって、
頑張ってほしいと思いますが、
そうではない人は、もう少し肩の力を抜いて、
楽しみながら、総合力を磨いてほしいなぁ…と思います。^^

あっ、でも、皆さん、
単語だけは、覚えて絶対に損はしないので、
とにかく、こまめに、ちょこちょこと覚えていきましょうね。
単語は財産です!
増えれば増えるほど、気軽にお引き出しできるようになりますよ♪

2013年11月9日土曜日

「伝えたい」という欲求について

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日、Facebookで、思わず考えさせられる動画を見ました。
あまり“言葉”には関係ないことかもしれませんが、
“コミュニケーション”という括りで考えて、
ご紹介させていただきますね。

こちらです:
http://www.filmsforaction.org/watch/i_forgot_my_phone/

できれば、動画(2分10秒)を見終わってから、続きを読んでくださいね。






どうでしたか?
ねこは、基本的にネットにものすごく頼って生きていて、
Facebookにも、よく書き込みをするし、
こうしてブログでも、いろいろ発信していますが、
この動画には、なんていうか、ちょっとショックを受けました。

動画に登場する人たちは、
今、その場所にいない誰かに向けて、
一生懸命、何かを伝えようとしています。

昔から、世界中に手紙というものがあり、
そして、電報や電話が登場し、
メール、SNSが普及したのを考えると、
基本的に人間は、誰かに何かを「伝えたい」という
欲求を持って生まれてきたのかなと思います。

それは、とてもすばらしいことで、
その気持ちのおかげで、文学作品をはじめ、
絵画、音楽なども発展してきたんだと思います。
記録したい気持ち、表現したい気持ち、伝えたい気持ち…。

だけど、今、目の前にいる人との
コミュニケーションは? (^^;

実は、ねこ自身、これについては、
本当にいろいろ反省することがあり、
特に数年前の旅行のことを思い出しました。

イギリスとオランダの友人宅を訪れたひとり旅。
当時、mixiに夢中になっていたねこは、
滞在先でも、暇さえあればパソコンに向かって、
旅の写真をアップし、長い文章を書いていました。

でも、そんなのは、本当は帰国してからでも
いくらでもできることで、
本当はもっともっと、その時にしか会えない
目の前の大事な友達とお喋りしておくべきだったと、
今、この動画を見て、あらためて深く反省しています。

決して、旅先やパーティーでのSNSを否定するつもりはありません。
基本的に、ねこ自身、そういうのは大好きです。
実際、リアルタイムにいろいろ発信してします。

だけど、この動画を見て、
「これは本当に、今、やる必要あるかな?」と、
今度からは、一旦、自分に問いかけようと思いました。
とりあえず、写真だけ撮っておいて、
後からアップするというのも、アリですよね。

ただ、実際に、リアルタイムに、今、発信するからこそ、
面白かったり、感動を伝えられたりすることも、
いっぱいあると思います。^^
友達が旅先や海辺、山頂などからいろいろ情報をアップするのを見て、
いいね!を押したり、コメントを書いたりするのも、
その瞬間を共有できた気持ちになれて、すごくワクワクします。

また、実は、FBやTwitterでリアルタイム発信される情報は、
今やビッグデータとして、
電車の遅延状況や、流行っている風邪のタイプの確認など、
貴重なデータとしても活用されています。
(※一般公開になっている情報のみ)

9月15日に投稿したブログで、
"You can't put the genie back in the bottle"
という表現をご紹介したように、
テクノロジーがなかった時代に逆戻りすることはできません。
結局のところ、あとは使い方…ですよね。

さて、何だか今日は、とても小難しいことを、
ゴチャゴチャと書きましたが、結論は1つ!

どんなコミュニケーションにおいても、
“今、自分のしていることに愛はあるかな?”と、
自分自身に問いかけてみればいいのかなと♪

P.S.
なんとも笑っちゃうのは、この衝撃的な動画に
Facebook上で出会ったという事実(笑)
基本的に、ねこは、
ネットの恩恵を受けまくって暮らしているんですね。(^^ゞ

2013年11月8日金曜日

"like"は「好き」とは限らない!?

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、アニメ番組の吹替え翻訳もやっています。
アメリカで放送した番組の脚本を、
日本の声優さん用に訳すという作業です。

例えば、"Look at that"というセリフでも、
登場人物の雰囲気や口の動き、
その場面の緊迫感などに合わせて、

「あれ、見てよ!」
「あれを見てごらん」
「見て!」
「見ろよ!」
「ちょっと、見て!!」

など、いろんな訳しかたがあります。

ちなみに、効果音や叫び声などが多い番組は、
訳すところが少なくてラクですね(笑)


さて、今日は"like"という単語について。
英語学習者が、わりと早い段階で習う単語なのですが、
これが意外にクセモノです。

こちらの2つの文章の意味、分かりますか?

1) What does she like?

2) What is she like?

パッと見た感じだと、どちらの文章も、
「彼女は何が好き?」という意味に思えてしまうのでは?

ところが、この2つの文章、
実は文法的にかなり構造が違います。

1)のlikeは、動詞として使われています。
つまり、もとは、"She likes _______.(彼女は___が好き)" という文章で、
空欄部分をWhatを使って尋ねています。

「彼女は何が好きですか?」という意味になるので、
文脈にもよりますが、回答としては、

"She likes jazz.(彼女はジャズが好き)"
"She likes cats.(彼女は猫が好き)"
"She likes sushi.(彼女は寿司が好き)"
"She likes taking photos.(彼女は写真を撮るのが好き)"

などが考えられます。

2)のlikeは、「~のような」という意味の前置詞です。
もとの文章は、"She is like _______.(彼女は___な感じの人です)"。
回答としては、

"She is kind(彼女は親切です)."
"She is funny.(彼女は面白いです)"
"She is like a cat.(彼女は猫っぽい)"
"She is like my mother.(彼女はまるで私の母親みたい)"

といったものが考えられます。
基本的に、これは人の性格について尋ねる質問です。

外見について聞く場合は、
"What does she look like?(彼女はどんな風に見えますか?)"となります。
(※lookが動詞で、likeは「~のような」という意味の前置詞)


ん~、紛らわしくて、困っちゃいますね。(^^ゞ
でも、まあ、実際の対面コミュニケーションでは、
細かいことは心配しなくて大丈夫!!

間違った回答をしたら、おそらくネイティブは、
「あ~、この人、勘違いしたんだな」と思って、
"For example, kind? funny? easygoing?"
などと例をあげながら聞き直してくれることでしょう。

“間違ったって人が死ぬわけじゃないし~~♪”
という大らかな気持ちでやっていくと、
英語はどんどん楽しくなりますよ。^^

2013年11月7日木曜日

「翻訳者」の綴り

皆さま、こんにちは。ねこです。
猫写真展、いよいよ今週の土曜日までとなりました。
11/9(土)は、翻訳者さんたちをお誘いしております。
普段、オンラインで共同作業をしながら、
お顔を拝見するチャンスのなかった皆さまと
お会いできればと思っております。
もちろん、翻訳者以外の皆さまも、遠慮なくご来場くださいね。

さて、たった今、すごくびっくりしたことをサクッと書きます。
「翻訳者」というのは、英語で「トランスレーター」と言いますが、
その綴りについて。

案外、この綴りを書く機会がないため、
いつも、書く時に、語尾は"-ter"だっけ、"-tor"だっけと
迷うのですが(←コラッ!)
なんと、実はどちらも正解であることが判明しました!

一般的には、"translator"を使うのですが、
"translater"という綴りも間違いではないそうなのです。

スペースアルクの英辞郎には、こんな説明が:

translaterというスペリングもあるが
translatorの方が使用頻度は、はるかに高い。
http://eow.alc.co.jp/search?q=translator&ref=sa

…と、こうやって確認しても、
次回から、余計にどっちか分からなくなることって
ありませんか?

ねこは、そんな時、しょうもない語呂合わせを作ります。
語呂合わせって、ちょっとオヤジギャグっぽくて、
人に言うのは恥ずかしかったりするんですが、
例えば、今回なら、
お~、翻訳者さんなんですね!」って言われるから、
語尾の綴りは"o"の方って覚えるんです(笑)。

実は覚えにくい単語も、結構この作戦でモノにしてきました。
おバカな語呂合わせ、しょうもない語呂合わせほど、
案外、頭に残るものなので、ぜひ、試してみてくださいね♪

2013年10月31日木曜日

「のむヨーグルト」

皆さま、こんにちは。ねこです。
連日、写真展その他イベント関連の外出が続き、
電車の中が仕事場と化しています。
でも、字幕はいいのですが、吹替えのセリフ合わせは、
さすがに電車の中ではできません。(^^;
連結部分でドアを閉めて…ってのも考えたけど、
あんなとこで、しゃがんでパソコン見つめて
ブツブツつぶやいてたら、相当怪しいですね(笑)

さて、あまり時間がないので、
最近知った表現をサクッとご紹介します。
(※各種連絡、返信、お礼等が滞っているのに、
先にブログを書いてすみません…。)

先日、日本在住のアメリカ人の友人が
のむヨーグルトの写真をFacebookにアップして、

"I have no idea what this is, but it's really delicious!"
(何だか分からないけど、これすごく美味しい!)

と書いていました。


「それは、のむヨーグルトだよ」と書こうとして、ハッとした私。
「のむヨーグルト」って、英語でなんて言うんだろ?

分からないので、こんなコメントを書いてみました。

 It says blueberry yogurt 
(fluid type? drinking style? What should I say?)

ブルーベリーヨーグルトって書いてあるよ。
(液体タイプ? 飲むスタイル? なんて言えばいいんだろ?)

すると、さっそく彼女の友人からコメントが。

 "drinkable yogurt" is what this is called in america.
アメリカでは「飲めるヨーグルト」って呼ばれてます。

ああ、なるほどね。
drink(飲む)に、-able(~可能な)がくっついて、drinkable。
山の湧き水や、水道水などで「飲料可能な」という意味で
使うのは知っていたけれど、
「のむヨーグルト」も、drinkableでいいんですね。

Facebook、なかなか勉強になります。^^


P.S. アップルストアでのイベントが
いよいよ迫ってきました。
お時間ある方、遊びに来てくださいね。
http://tokiwaphoto.hippy.jp/Tak._Tokiwa_Photography_Website/Event.html

2013年10月28日月曜日

"start a car"

皆さま、こんにちは。ねこです。
写真展など、諸事情あり、
連日あちこちに飛び回っています。
ネコバスがほしいです。


さて、今日の話題は、"start a car"という表現について。
「先生、これは車で走り始めるという意味でいいんですか?」
と生徒さんから聞かれ、はて…?と思わず考え込みました。

何となくねこ自身の感覚としては、
「走り始める」というよりは、
「エンジンをかける」という意味かなという感じ。

さっそく同僚に尋ねてみたところ、
やはり、「エンジンをかける」というほうが正解とのこと。

念には念を…ということで、
"start a car"というフレーズをGoogleで検索したところ、
"How to Start a Car"というサイトが。^^
http://www.wikihow.com/Start-a-Car

写真付きで丁寧に11ステップが解説され、
「キーを回す」というところが最後だったので、
やっぱり、「エンジンをかける」が正解のようです。

このお話を、今日、運転免許を取った
頑張り屋の生徒さん、Yちゃんに贈りたいと思います。
Yちゃん、おめでとう☆


<お知らせ>
昨日は、親しくしている写真家さんの
トークショーのリハーサルをお手伝いしてきました。
本番は11月4日(月)の16時から。
銀座のアップルストアです。
http://tokiwaphoto.hippy.jp/Tak._Tokiwa_Photography_Website/Event.html

ジャズのライブや、レコーディング風景などの写真に
音楽をシンクロさせ、その時の様子や裏話などを
写真家本人が語るというイベントです。
お時間がある方、ぜひ、遊びにきてくださいね。
ねこは、当日、スタッフとして会場にいます。

2013年10月25日金曜日

英語で楽しむストレッチ

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近よく電車の中で仕事をするのですが、
これが案外捗るので驚きです!

ところで、ネット経由で一緒にお仕事をしている
他の翻訳者さんたちも、
本当にいろんな環境の中、頑張っているんですねぇ…。

いつも作業が早くて、尊敬している翻訳者さんが
実は、乳児から小学生までのお子さんが3人いる
というのをお聞きして、本当に本当にびっくりしました!!
フルタイムで会社勤めをしながら、
翻訳をやっているという人もいます。
いやはや、頭が上がりません。

ねこは、忙しいと言っても、
ただ、好きなことをやってるだけ。(^^;
あ~、バチが当たらないように、
日々、感謝して頑張ります!
愚痴は言わないようにします、はい。


さて、前置きが長くなりましたが、
今日、ご紹介したいのは、英語で楽しむストレッチ。
おうちで子育てを頑張っているママたち、
パソコンとにらめっこして頑張っている翻訳者さんたち、
会社勤めを頑張っている人たち、
そして、日常に英語を取り入れていきたい人たち
すべてにお送りします!(大袈裟だなぁ…)(^^;


オススメしたいのは、こちらの動画。
「Denise Austin: Yoga Stretch Workout」というものです。

こちらのDeniseさん、何がいいかって、
本当に気持ちよさそうにストレッチを見せてくれるので、
何だかこちらも、すごく体にいいことをしている気分になれます。

当然、説明は全部英語になりますが、
映像があるので、基本的には見よう見まねでやっていればOK。

覚えておいてほしい単語は…

inhale【インヘイル】息を吸う
exhale【エクスヘイル】息を吐く

ヨガなので、一応、この2つだけは
きちんと意識してやってみましょう。

他によく出てくるのは…

thigh【サイ】太もも
calf【カーフ】ふくらはぎ
back【バック】背中
buttocks【バトックス】おしり
elongate【イロンゲイト】伸ばす
flex【フレックス】曲げる
hold【ホウルド】そのまま維持する

ぜひ、お試しください。
外国でヨガレッスンを受けてる気分が味わえますよ♪

2013年10月23日水曜日

英語嫌いをどうするか

皆さま、こんにちは。ねこです。
今朝の読売新聞1面に、
「英語授業は小3から、5年生から正式教科に」
というニュースが出ていました。

う~ん、どうなんだろ?
う~~ん、どうなんだろ?
う~~~ん…と、新聞をしばらく眺め、しばし思案。

とりあえず、言語学的観点から言えば、
少しでも早い段階で外国語を習得するというのは
非常に効果的ではあります。
こういった一連の動きで、
「日本人の英語力アップ」につながるかは、
本当に、やり方次第なんでしょうね。

実は「うちの子、英語がほんとダメで、
どうしたらいいのかしら?」という相談を
受けることがあります。

う~ん…。
実は、この相談に対する答えが、
いまだに見つかっていません。
ただ、いつも思うのは、
大事なことは教え方というよりも、
興味を持たせることだということ。

例えば、大好きなアイドル歌手が海外公演をし、
そのことが外国の新聞に掲載されたとしたら、
一生懸命、辞書を引きながらでも、
その内容を理解したい!という気持ちに
なるんじゃないかなと思ったり…。
(そういうのは、中学生とか高校生ぐらいかな。
でも、英語だった時点で投げ出しちゃう?)

あるいは、運良くご近所に
カッコいい外国人ファミリーが引っ越してきて、
どうしても仲良くなりたいから、
ちょっとずつ単語を覚えてコミュニケーションしていくとか。

う~ん、理想論ですかねぇ…。
でも、勉強でも仕事でも、
すべてに共通することだけれど、
人を動かすには、できるだけ
内側に働きかけたいものだなと、よく感じます。

先日、英会話学校に新しい生徒さんがやってきました。
「これまで、とにかく英語に挫折し続けてきて、
今度こそ、なんとかしたいんです」と彼女。
そう言われて、絶対になんとかしてあげたい私。
でも、彼女の苦手意識は、なかなかの筋金入りです。

そんな時こそ、内側に働きかけなくては!
なので、まずは、「先生に褒められたい」という気持ちを
持ってもらえるようにしようかなと思っています。

最初から大きな目標を持つのではなく、
小刻みに小さな目標を作り、
「よし、できた!」という達成感を味わってもらう。

それと同時に、ネット上で、
英語に触れてもらうことを
オススメしようかなと思っています。

例えば、ガーデニングが趣味だったら、
ガーデニングのサイト。
グーグルで"gardening"と検索したら、
こんなページが出てきました。
http://www.organicgardening.com/

"tea"を検索したら、リプトンのサイトが。
http://www.liptontea.com/

まずは、眺めてるだけでもいいんです。
とにかく、アルファベットに対して、
抵抗感をなくすこと。
そして、カラフルな写真を眺めながら、
これを読む人の暮らしを想像してみる。
それだけでも、英語への抵抗感は、
ちょっぴり解消できるのではないかと思います。

そして、もし、気になった単語があったら、
まずは、オンライン辞書で、
ちゃちゃっと調べちゃうのがいいでしょう。^^

weblio英和和英
http://ejje.weblio.jp/

アルク英辞郎
http://www.alc.co.jp/


ねこは、小学校5年生の時に、
初めて成田空港に行き、
そこで感じる異国の気配と謎の言葉に
すっかり魅了されました。

まあ、それで、次の日に、
おこづかいで辞書を買いに行っちゃったという
ちょっとヘンな子だったわけではありますが、
とにかく、少しでも多くの人に、
英語の魅力をお伝えできたら幸せです。

さて、今日は、その始まりの場所、
成田空港へ行ってきます♪




 注)写真は2012年のものです。(^^ゞ

2013年10月17日木曜日

「ボディーソープ」

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日のレッスンで、生徒さんが面白い話をしてくれました。
ドラッグストアで買い物をしていたら、
外国人のお客さまが"shower gel(シャワージェル)"はどこですかと、
店員さんに尋ねていたというのです。
「先生、英語では"body soap"って言わないんですかねぇ…」と。

おお~っ!
これまで考えたことがなかったけれど、
いいポイントに気づきましたね。

さっそく、"body soap"をGoogleで検索してみると、
BODY SHOPの石けんなどがヒットしました。(^^;
基本的に、"soap"という単語を検索した場合は、
固形のモノばかりが出てくるようです。

いわゆる日本語でいうところの「ボディーソープ」っぽいものは、
"shower gel"や"shower cream"と表現することになりそうです。

ただ、ちょっと引っかかるのは、実際の使い心地。
日本の「ボディーソープ」は、液体自体がサラッとしてて、
洗い終わって流した時に、肌がキュキュッとしますよね。
でも、いわゆる欧米の"shower gel"というのは、
もう少しドロッとしていて、洗い終わった後も、
なんとなくヌルッとした感じが残る気がするんです。

というわけで、ねこの個人的な感覚としては、
やっぱり日本のものはカタカナで「ボディーソープ」、
外国のものはアルファベットで"shower gel"なのかなぁ…と(笑)。

ちなみに、日本では「化粧水」を意味する
「ローション」という言葉も、ちょっとクセモノ。
旅先のイギリスで化粧水が必要になり、
"lotion"と書いてあるボトルを買ったら、
これ、絶対、「乳液」だよね…という感じの
とろみのある液体が出てきました。

化粧水っぽいものが必要な時に買うべきは、"toner(トゥナー)"。
音調、色調を整えるという意味の動詞"tone"から派生した言葉で、
コピー機などで使う「トナー」もこの単語です。

ただ、ボディーソープ同様、こちらも日本のものとは
ちょっと成分が違い、主な用途はお肌の汚れ落としのようです。
“化粧水を5度づけして、しっかりお肌に潤いを…”
みたいな感覚は日本特有なんでしょうか。

“郷に入っては郷に従え”というのを
大切にしているねこではありますが、
スキンケア関連のアイテムだけは、
旅先でも日本製のものを使いたいなぁ…と思うねこなのでした。


<写真展情報>
先日もお伝えしましたが、10月22日から、
新宿三丁目で猫写真展を開きます。
そして、10月26日(土)は英会話関係者の
パーティーにしようかなと考えております。

ねこの生徒さんたち、また、このブログの読者さま、
よかったらバーに遊びに来ませんか?
特に時間は決めていませんので、お好きな時間にどうぞ。
ねこは19:00から23:00すぎまで会場にいる予定です。
https://sites.google.com/site/weonphotos/news/kumikosexhibition2013

※翻訳者さんの集まる日も、別途設定しようかな~と
只今、検討中です。^^

2013年10月11日金曜日

"Where do you work?"

皆さま、こんにちは。ねこです。
10月22日から写真展を開催する予定で、
今、その準備に明け暮れています。

写真展とは言っても、決して芸術的なものではなく、
猫の写真にセリフをつけた猫マンガ。
『猫語翻訳』というタイトルでお届けします。
詳細は、このブログの最後に記載しますね。


さて、今日は"Where do you work?"という質問への
答え方について。
日本語で言うなら、「どちらにお勤めですか?」
のニュアンスに近い質問です。
実はこれ、何通りかの答え方があります。

回答1)
I work for Office Neko. (企業名を答えるパターン)

回答2)
I work for a travel agency. (会社の業種を答えるパターン)

回答3)
I work in Shibuya. (勤務地を答えるパターン)

どの答え方をしてもOKですが、
基本的には回答1のように企業名が返ってくるのを
期待されていることが多いようです。

ただ、具体的に答えたくない場合には、
「食品メーカーに勤めています」
「旅行代理店に勤めています」などの回答もアリ。
そして、単に勤務地を答えるというのでもOKです。

実際のところ、どう答えるべきかは、
文脈にもよるかと思います。
例えば、「うちの旅行代理店、お給料いいんだよね」
なんて話題の途中で、
"Where do you work?"と聞かれたら、
当然、その時は企業名を聞かれていると考えるべきでしょう。

「いやぁ、通勤が遠いから大変でさ」という話題の中での
"Where do you work?"だったら、
きっと勤務地を尋ねられていますよね。

そういう文脈を読み解く(空気を読む)力というのは、
英語、日本語に関係なく、大事なことかもしれません。


ところで、余談になりますが、
初心者さんがよく勘違いするこちらの2つの質問。
違いは分かりますか?

1)Where are you from?
2)Where do you live?

1)は出身地を尋ねているのに対し、
2)は現在の居住地を尋ねています。

つまり、高崎で生まれて、
今は春日部に住んでいるとしたら…

A: Where are you from?

B: I'm from Takasaki.

A: Where do you live?

B: I live in Kasukabe.

というふうになります。

ちなみに、高崎で生まれて、
今、春日部に住んでいるというのは、うちの猫です(笑)。

皆さまの写真展へのご来場、
お待ちしております♪

平間久美子 写真展
『猫語翻訳』
2013.10.22 Tue - 11.09 Sat




      Bar Count Zero  http://countzero.jp
      東京都新宿区新宿3-7-9 新宿土地建物第六ビル3F
      03-3351-0910
      OPEN 19:00~05:00
      定休日 10/27(日)、11/4(月・祝)
      料金 テーブルチャージ 300円 アルコール 700円~ ソフトドリンク 500円~
       ※ご来場の際には1オーダーをお願いします

   ★作者本人が会場にいる日 10/22, 23, 26, 29, 11/2, 3, 6, 9
   注1)11月の本人スケジュールについては変更の可能性がありますのでご注意ください。
   注2)猫の来場予定はありません。

2013年10月9日水曜日

「ハレルヤ」っていったい何だろう?

こんにちは、ねこです。
先日、大宮ソニックシティの広場で、ゴスペルを歌ってきました♪
かなりハードなスケジュールでの納品を終えた直後で、
会場に向かう時はフラフラ状態だったのですが、
歌っていたら、まあ、元気になったこと!^^
音楽の力って、本当にすごいです。

実はゴスペルを始めた当初の目的は、
英語の発音矯正だったのですが、
今はそれよりも何よりも、楽しくて気持ちがいいっ!

しかも、素晴らしいのは、練習もイベントも、
参加できる時だけ行けばいいという気楽さ&ゆるさ。
“これ以上、趣味を増やすのはどうなのよ?”と、
かなり自問自答をしたものの、
まあ、「発音矯正」という大義名分のもと、
末永くマイペースで続けていけたらと思っています。


さて、ゴスペルサークルでは、
当然、いろんなゴスペルの曲を練習するわけですが、
歌詞の中に、いくつか英語ではない言葉が出てきます。
ずっと気になっていたので、ちょっと調べてみました。

「ハレルヤ」"Hallelujah"
10月から始まった朝ドラの歌の中で、
「雨のち晴レルヤ~♪」と出てきますが、
"Hallelujah"は日本語の「晴れる」とは関係ありません。
(当たり前か:笑)

これは、ヘブライ語由来の言葉であり、
「ハレル(ほめたたえよ)」という動詞に
聖書の神ヤハウェの短縮形「ヤハ (Jah)」がくっついたのだとか。
意味としては、「主をほめたたえよ」という感じになります。

<補足説明>
"j"は、英語では「ジャ・ジュ・ジョ」の音(日本は【ジャパン】)、
スペイン語では「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の音(日本は【ハポン】)、
ドイツ語では「ヤ・ユ・ヨ」の音(日本は【ヤーパン】になります。

「ホサナ」"hosanna"
この言葉は、ねこ自身は、ゴスペルを始めるまでは
まったく聞いたことがありませんでした。
やはりこれもヘブライ語で、「救い給え」という意味になります。
【ホザンナ】【ホザナ】と発音することもあります。
キリストがエルサレムに入ったとき、
民衆が祝って挙げた叫びなんだとか。

「アーメン」"Amen"
これも、誰もが聞いたことのある言葉ですよね。
ヘブライ語で、「本当に」「まことにそうです」
「そうありますように」などの意味があり、
単語自体のもともとの意味は、「安定」。

かつて、ユダヤ教会でラビが聖書の一句を読み上げ、
会衆がそれを復唱していたのが、
次第に復唱を省略して、「アーメン!(そのとおり!)」と
言うようになったとのこと。
意外に怠惰というか何というか…、ちょっと笑えますね。

ふと、英会話のレッスンで、
"Repeat after me!"と言ってテキストを読み上げたあと、
生徒さんがみんなそろって"Amen!"って言ったら、
音読練習がそれだけで終わっちゃうなぁ…なんて、
ついアホな想像をしてしまいました。
神様、ごめんなさい。(^^ゞ



♪ゴスペルサークルのご案内♪
サニーサイドゴスペルクラブ
http://www.sunnyside-gc.com/

2013年10月4日金曜日

「エール」を送る!?

皆さま、こんにちは。ねこです。
さっき、運気が好転する音が聞こえた気がしました。^^
空耳かもしれないけど、そういうのって、
思い込んだもの勝ちですよね(笑)。


さて、今日はふと思い浮かんだ疑問について。
「エールを送る」って言葉、聞いたことありますよね。
この「エール」って、いったいナニモノなんだろう?と
思ったわけなのです。

最初に思い浮かんだ単語が"ale"。

「ビールの一種。上面発酵で醸造される。大麦麦芽を使用し、
酵母を常温で短期間で発酵させ、
複雑な香りと深いコク、フルーティーな味を生み出した
ビールのスタイルである」 (By ウィキペディア)

え~~っ?? じゃあ、「エールを送る」ってのは、
これを送るってこと!??


なんてバカなことを思ったのは、
きっと、ねこだけでしょうね。(^^;

実は、「エールを送る」の場合の綴りは、"yell"。
そう、おそらくどの辞書でも1つめの意味としては、
「叫び」が載っているでしょう。
ただ、それだけではなくて、
「スポーツ選手に送る応援の叫び声」という意味もあるんです。

動詞では「怒鳴る、叫ぶ、エールを送る」などの意味があり、
「(チャットなどで)大文字を使う」という意味もあるようです。
"I AM VERY HAPPY!!"のように書くと、
"I am very happy"と書くのに比べて、
叫んでいるように見えるから…かな。

ちなみに、発音としては、
「エール」よりも「イェル」に近い感じ。
黄色の"yellow"を言おうとして途中で止めると
それっぽい音になりそうです。

で、"ale"と"yell"、どっちを送ってほしいかっていうと、
それは、なかなか悩める問題ですね(笑)

2013年10月3日木曜日

消費税率のニュースを英語で読む

皆さま、こんにちは。ねこです。
消費税率、8%に決まりましたね。
まあ、あえてジタバタせずに受け入れようと思いつつ、
春が来る前に部屋のカーテンを変えようかなと検討中です。
(そんなに高額じゃないけど…)(^^ゞ

さて、こういう大きなニュースが飛び込んできた時は、
ぜひ英字新聞をチェックしてみましょう。
きちんと読めなくてもいいんです。
今、話題になっていることが、
どんな単語を使って表現されているのか、
ちょっとチェックしておくだけでも、
案外、今後のリスニングやリーディングに
役に立つことがあります。

というわけで、今日はJapan Timesの記事を見てみましょう。
消費税関係の記事、いっぱいありましたが、
とりあえず、こちらをご覧ください。
(リンクがなくならないといいなぁ…)
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/10/02/business/households-to-take-hit-from-tax-hike/

では、このニュースのキーワードになる単語を
ちょこちょこ拾ってみます。

the consumption tax increase 消費増税

the sales tax hikes 消費増税

offset the impact 衝撃(影響)を相殺(緩和)する

mitigate the impact 衝撃(影響)を緩和する

the ¥5 trillion economic package 5兆円の経済対策

raise wages 賃金を上げる

levy 課税

large-scale income tax cuts 大規模な所得税減税

disposable income 可処分所得

annual income 年収

tax deduction 税控除

英単語を拾い出して、意味を確認してもいいし、
先に日本語のキーワードをリストアップして、
それを宝探しのように英文の中から探してみても
面白いかもしれませんね。

今回のニュースで特に注目したいのは、
同じ意味でも別の言葉で言いかえているところ。
例えば、「消費税」には、"consumption tax"と"sales tax"の
2種類が使われています。
「引き上げ」というニュアンスでは、"increase"と"hike"
また、「(影響を)緩和する」というニュアンスでは、
"offset"と"mitigate"が使われています。

ほんの少しニュース記事を眺めてみるだけでも、
いろいろ発見があるものですね♪

時事英語を学ぶのに一番のオススメは
NHK「ニュースで英会話」のサイトですが、
たまには、英字新聞を使った単語の宝探しも
楽しんでみてはいかがでしょうか。^^

2013年10月1日火曜日

裏ワザ補足説明

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日書いた裏ワザについて、
ちょっと補足説明を書いておこうと思います。

まず、デュアルディスプレーについて。
使っているのは、HPの20インチのディスプレー。
http://www8.hp.com/jp/ja/products/monitors/product-detail.html?oid=5173338#!tab=features

ノートPCの後ろに本を積み上げて(←コラコラ)
その上に増設分のディスプレーを載せています。

 

必要なケーブルも同梱されていたので、サクッとつなぐだけ。
あとは、コントロールパネルで、配置の設定をすれば完了です。


「表示画面を複製する」を選んでしまうと、
2面とも同じものが映っちゃうので、
「表示画面を拡張する」を選んでくださいね。

マウスは、ロジクールの
パフォーマンス オプティカルマウス G400。
こちらのマウスの本来の用途は、ゲームのようですね。(^^ゞ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/review/20110812_467472.html

各ボタンへのショートカットの割り当ては、
人それぞれ、お好みもあると思うので、
取説を見ながら頑張って設定してくださいね。

ちなみに、SST G1のショートカットのカスタマイズもオススメです。
こんなところから、簡単に設定できます。


例えば、ねこの場合、
「映像ファイルを開く」を「Ctrl + M」
「後ろに存在する字幕と結合」を「Ctrl + K」
「現字幕を分割」を「Ctrl + D」
などという形で設定しています。
(※この「Ctrl + D」をマウスに割り当てているので、
超高速ハコ切りが可能になります)

それから、ATOK上で使う用字用語辞典はこちらです。
http://www.justsystems.com/jp/products/dic_kyodo/(共同)
http://www.justsystems.com/jp/products/dic_nhk/(NHK)

そして、昨日書き忘れたのですが、
日本語の類語辞典を活用すると、
絶対に訳文が変わってきます!
http://thesaurus.weblio.jp/

あと、何かあったかしら?
ああ、そうそう、辞書はPASORAMAを使って
串刺し検索しています。
http://www.sii.co.jp/cp/pasorama/guide/
(※いきなり音が出るので注意!)

それと、ネットでリサーチをする時は、
Googleの検索コマンドを覚えておくと便利ですね。
http://search.web-sun.com/g_help.html

site: というのを使ってサイト指定で検索をしたり、
"○○○"とダブルクォーテーションを使って、
フレーズを検索するぐらいは最低限覚えておくといいかなと思います。

ふぅ…。
何だかいっぱい書いたなぁ。
翻訳者さんたち、これからも頑張ろうね。^^

P.S.
明日は通常のブログに戻る予定です。


2013年9月30日月曜日

字幕翻訳修業と裏ワザ

皆さま、こんにちは。ねこです。
英会話講師を始めて、丸3年が経ちました。
いやぁ、びっくりです!
正直言って、こんなに楽しい仕事だとは
思っていませんでした。
先日の土曜日も6レッスン、満喫してきました♪

ちなみに、翻訳の方は、もっと長い間やっています。
ビジネス翻訳を始めたのは、たしか1997年。
その後、2001年から映像翻訳の勉強を始め、
2002年の秋にF1関連の番組でデビューしました。

ひゃあ! もう11年!?
多少は上達したかしらね。(^^;

一応、年数だけは、中堅の域に入ってしまい、
駆け出しの翻訳者さんから、
相談などを受けることも増えてきたので、
今日は、僭越ながら、翻訳修業のことと、
ねこ流の裏ワザについて、
いくつか書いてみようと思います。

まずは、翻訳学校時代に、
仲間たちとやっていたことについて。
今、振り返っても、すごく勉強になったと思うのは、
課題を提出する際に、クラスメート2人にも字幕原稿を送り、
お互いにチェックし合ったことです。

いつも字幕を評価される側にいると、
なかなか字幕をチェックする人の視点で見ることはできません。
しかし、友人たちの原稿をチェックすることで、
「あっ、この表現は何だか紛らわしいな」と思ったり、
「わぁ! この訳し方、なんかステキ!」と思ったりと
いろいろな発見があります。
これは、本当に大きなことです!

実際に仕事を始めるようになってからも、
グループ翻訳やペア翻訳という形で受注すると、
例えば、1本の番組を前後半に分けて、
お互いにチェックし合い、誤訳や表記ミスを指摘したり、
わかりにくい表現について、代案を出したりします。
この作業をすると、
「どうして他人の原稿については、こんなにいろいろ気づくのに、
自分の原稿は客観的に見られないんだろう」と
本当に本当に驚きます!

おそらく、どんな仕事をするときも、仕事以外でも、
“客観的な視点を持つ”というのは、
すごく大切なことかもしれませんね。

もう1つ、字幕翻訳修業でよくやるのは、
実際に放送されている番組を録画して、
一時停止をしながら、字幕を書き写すことです。
特に情報が詰め込まれているドキュメンタリー番組の字幕を
せっせと書き写してみると、
「ああ、こうやって内容をまとめたのか」とか、
「へえ、流れを優先して、この情報を切り捨てたのか」など、
いろいろな発見があります。

駆け出しの頃に、よく言われたのは、
「1枚1枚の字幕をただ訳すのではなくて、
全体の流れを意識してください」ということ。
当時はなかなかそれを理解できなかったのですが、
最近ようやく、「こういう流れを作ると、
話の内容が気持ちよく頭に入ってくる」ということが
少しわかってきたように思います。

原文(原音)には、しっかり寄り添いつつ、
おかしな直訳はしない。
字面を訳すのではなく、意味を訳す。
できる限り客観的になりながらも、
発言した人の心に入り込んで、
その人が日本語で話した時の言葉づかいを想像する。
う~~ん、翻訳は本当に奥が深い!
まだまだ日々、修業です。


さて、長くなってきましたが、
今日はこのまま裏ワザの話も書いちゃいます。
いろいろと言葉を考えたり、情報の確認をしたりと、
翻訳には、莫大な時間がかかるので、
テクノロジーの力を借りて、
楽にできることは楽にしちゃうのはすごく大事!

細かい話をしていくとキリがないのですが、
とりあえず、モニターとマウスの話だけはしておきましょう。

字幕翻訳をするときは、いろいろなウインドウを開きます。
まずSST G1(字幕制作ソフト)、そして、辞書ソフト、
リサーチのためのウェブブラウザなどなど。
それをモニター1面だけでやろうとすると、
どうしても、こっちのウインドウを出し、
こっちをずらし…などと、細かい操作が増えてしまいます。
なので、最低でもモニターは2面にした方がいいでしょう。
こんな感じです。
(※実際は上のモニターにSST G1の画面、
下のモニターに辞書ソフトやウェブブラウザなどを表示します)


「デュアルモニターにしたところで、
何か変わるんだろうか」と、
最初はちょっと懐疑的だったのですが、
実際に使ってみると、効果は絶大でした!
1万円程度の投資で、作業効率がアップできるのだから、
これはさっそくやるべし!!という感じです。

もう1つ、劇的な変化をもたらしてくれたのが、
8ボタンマウスです。
各ボタンに自分の使いたいショートカットを仕込むことで、
右手だけで、サクサクといろんなことができるようになります。
ねこは、今のところ、こういう設定で使っています。


一番よく使うのが、親指操作をする左の2つ。
前が「Ctrl+C」、そして、後ろのボタンには、
PureTextというソフトを使ったショートカットを仕込み、
フォントなどの情報を一切排除して、
「Ctrl+V」ができるように設定しています。
これは、原文ウインドウに
スクリプトの英文を切り貼りしていく際に大活躍します。

それと、この写真には出ていませんが、
中央クリックの手前のボタンに、
「字幕分割」のショートカットを仕込みました。

これには、特殊な事情があります。
実はねこのPCはちょっとおかしくて、
SST G1で「Shift」+「→」を長押しすると、
ソフトが暴走してしまい、
最後のフレームまでが1枚のハコになってしまうのです。

そのため、今では最初から、自分の訳す部分を
すべて1枚のハコにしてしまい、
音の切れ目(※IN点から指定フレーム数戻ったところ)で、
この字幕分割ボタンを押し、
サクッ、サクッ、サクッと、
ハコ切りをすることにしたのです。
これが、案外、効率がいい!(笑)

そして、実際に訳す段階で、
1枚1枚、OUT点を短く縮めていきます。
おそらく、こんなやり方をしているのは、
ねこだけじゃないかと思うのですが、
これはこれで、ちょっとオススメです。^^

ただ、このやり方をする時は、
OUT点の変更をし忘れないよう、
十分ご注意くださいね。

ついでに、もう1つ。
NHKの「新用字用語辞典」と
共同通信社の「記者ハンドブック」は、
ATOKに組み込むと非常に効率的です。
実は用字用語辞典をチェックする時間って
けっこうバカにできないんですよね。
これが漢字変換する瞬間にポップアップしてくれるんだから、
こんな便利なことはありません。
「朝日新聞の用語の手引き」も、
早くATOKも組み込めるようにしてほしいものです。

さらには、「分かる/わかる」「時/とき」「他/ほか」など、
案件によって指定が異なるものは、
SST G1の右下のウインドウに、
「ほど」「ダメ」「マネ」「他」「ムダ」「ウソ」「時」「わかる」
という感じで並べて書いておくと、
毎回、調べ直す手間が省けます。
「2フレ戻し」「字幕間3フレ」「横16文字、縦12文字」
「ルビあり」「ダーシあり」といった情報もここに記入しておきます。

1つ1つは、とても小さなことのようですが、
何度も繰り返す作業を効率化することで、
トータルでは、かなりの時間を生み出すことに
なるのではないでしょうか。^^

今日は翻訳者さん向けの
かなりマニアックの情報満載でお届けしました。(^^ゞ

さっ、仕事にとりかかろっと♪

2013年9月27日金曜日

"leap year"

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日のレッスンで、
"What is your dream?"という質問が出てきました。
大人になると、あんまり夢とか語らなくなっちゃうけれど、
こういうのはいいですね。^^


さて、今日はちょっと気になっていた言葉について。

"leap year"

意味はわかりますか?
これ、「閏年【うるうどし】」のことです。
ちなみに、"leap"には、「跳ねる」という意味があります。

どうして「閏年」が「跳ねる年」なんだろう?と、
常々、気になっていたので、ようやくさっき調べました。

通常、閏年でない場合は、翌年の同じ日は、次の曜日になります。
例えば2013年9月27日は金曜日なので、
翌年の2014年9月27日は土曜日となります。
そして、2015年9月27日は日曜日という形で、
毎年曜日が1つずつズレていきます。

ところが、閏年の2016年9月27日は、
月曜日を飛ばして、火曜日になります。
なので、曜日が1つ「跳ねる、飛ぶ」ということなのだそうです。

ちなみに、日本語の「閏年」の方は、
もともとの語源が中国のようです。
「閏」という文字は、王様が門の中にいることを表す字で、
中国では、暦からはみ出した閏日には、
王様が門の中に閉じこもって、政務を執らなかったのだとか。

それにしても、これだけたくさんの国があって、
たくさんの言葉もあるのに、
基本的には、世界中で同じグレゴリオ暦を使ってるというのは
なんともすごいことですよね!

2013年9月26日木曜日

「ゆとり」

皆さま、こんにちは。ねこです。
映像翻訳者を目指して一緒に学んだ2人の友人と、
お喋りを楽しんできました。
当時、3人掛けの席に、いつも並んで座っていた私たち。
授業中、ふと疑問がわいてお喋りをしてしまい、
先生に怒られたこともあったっけ(笑)

3人とも、今も現役の翻訳者。
私がこの仕事を続けていられるのは、
彼女たちのおかげです。^^


さて、今日は「ゆとり」という言葉に相当する英語について、
ちょっと考えてみたくなりました。
この言葉、文脈によって、使える単語が
かなり変わってきそうです。

「ゆとり」で英和辞書をひくと、
とりあえず訳語として出てくるのが、
room
elbowroom
leeway
latitude
margin
allowance
ease
clearance
play
など。

しかし、文章の中で使うと、
他にもいろいろな表現が可能になります。

have time to spare
(時間的なゆとりがある)

have the energy to read for pleasure
(読書をする気持ちのゆとりがある)

word that smells of leisure
(時間のゆとりを感じさせる言葉)

make life easier
(暮らしにゆとりを持たせる)

have peace of mind
(気持ちにゆとりがある)

SPACE ALCの英辞郎で検索すると、
他にもいろいろ用例が出てきます。
http://eow.alc.co.jp/search?q=%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A&ref=sa

ついつい、「忙しい」という言葉を口にしてしまう今日このごろ、
あえて、一瞬、手を止めて、
"Have peace of mind, have peace of mind..."と
自分に言い聞かせてみたら、
案外すべてがすんなりうまくいくかも?^^

ドラマなどで、相手に、「まあ、落ち着けよ」と言う時には、
"Easy, easy!"なんていう表現もよく聞く気がします。


ちなみに、余談ですが、
綴りが違っていて、まったく同じ音に聞こえる
"piece of mind"という表現があります。
こちらは、"give a piece of mind"というフレーズでよく使われ、
「ひと言説教をする、ずけずけと文句を言う」
という意味になるので、ご注意くださいね。
http://eow.alc.co.jp/search?q=give+a+piece+of+mind

2013年9月22日日曜日

「先輩」「後輩」「同期」

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、ドラマを見ていたら、
「やりたいことを仕事にできる人なんて、ほんの一握りなんだよ」
というセリフが出てきました。
いやぁ、確かにそうですよね。

そんな中、翻訳と英会話講師という、
好きなわらじを二足も履いてしまうなんて、
なんてラッキーなんでしょう!
生まれ変わっても、今とおんなじ人生がいいな。^^


さて、今日の話題は、
生徒さんたちからよく質問を受けるこちらの日本語表現です。
「先輩」「後輩」「同期」を英語で何て言ったらいいのでしょう?

実は、これらの日本語に相当する英語表現はありません。
なぜなら、そもそも英語圏には、
日本のような「先輩・後輩」という概念が存在していないからです。
この2つを無理やり、"senior" "junior"と訳す人がいますが、
ネイティブにとっては、おそらくピンと来ないでしょう。

どうしても説明したいなら、

He joined the company earlier than I did.
(彼は私よりも先に入社しました)

She was at Cat University two years before me. 
(彼女は猫大学に私より2年前にいました)=2年先輩

といった形で文章で説明をすることになります。

また、例えばアメリカでは、日本のように
春にまとめて新卒の定期採用などがないので、
そもそも「同期」というものが存在しません。

なので、もし、たまたま同時に採用されて、
同じ時期に働き始めたとしたら、

Tom and I joined the company at the same time.
(トムと僕は同じ時に入社したんだ)

と説明することになるでしょう。

では、「昨日、会社の先輩と食事をしたんだ」と言いたいとしたら、
いったいどうすればいいのでしょう?

I had dinner with my co-worker yesterday.
(昨日、同僚と夕食を食べました)

う~ん…。日本人にとっては納得がいかないかもしれないけど、
これが自然な表現です。

無理やり説明しようとしたら、

I had dinner with my co-worker 
    who joined the company earlier than I did yesterday.
(昨日、私より早く入社した同僚と夕食を食べました)

これじゃ、何だか長すぎるし、
“先に入社したから何なの??”と
文章の後半がやたらと気になってしまいそうです。(^^;

学校の「先輩」「後輩」についても同じこと。

I had dinner with my friend (from high school).
([高校の]友達と夕食を食べました)

これで十分なのです。


年上、年下をあまり意識しないというのは、
"brother"=兄または弟
"sister"=姉または妹
という英語表現からも分かりますよね。
あえて、「兄」と言いたい場合は、
"older brother"というふうに形容詞をつけることになります。

ちなみに、"uncle"や"aunt"も、日本語の漢字表記では、
両親の兄なら「伯父」、弟なら「叔父」、
両親の姉なら「伯母」、妹なら「叔母」。
(このあたりは、本当に翻訳者泣かせです。(^^;
たったこの1語のために、生年月日まで調べなくちゃいけないなんて!)

結局、言葉というのは、
必要なことを伝えるためにできたものなので、
生活習慣や文化によって、
必要な単語も違ってくるんですよね。


P.S. ふと気づいたら、4万アクセス突破していました♪
あ~、びっくりしたぁ!!

2013年9月20日金曜日

「同床異夢」

皆さま、こんにちは。ねこです。
毎日、ワールドビジネスサテライトを録画して、
翌朝に見ています。
その中で、ついつい笑ってしまうのが、
アメリカ人経済学博士フェルドマン氏のコメント。
難しい日本語をちょこちょこと口にするので、
何だかそれが妙にツボに入っています。

先日も、彼は東京オリンピックについてのコメントで、
なかなか難しい日本語を使いました。

「ドウショウイムじゃダメなんですよ」

一瞬、にゃ???と、
頭の中でクエスチョンマークが飛び交ったわけなのですが、
ああ、そう、あのやや難しい四字熟語です。

同床異夢【ドウショウイム】
同じ寝床に寝ても、それぞれ違った夢を見ること。
転じて、同じ立場にありながら、
考え方や目的とするものが違うことのたとえ。

今の時代、「ドウショウイム」という言葉を聞いて、
この漢字を思い浮かべられる人は、
何割ぐらいなのでしょうか?

たしかに、時代とともに言葉は変わっていき、
字幕で使える言葉も、簡単なものへ簡単なものへと
変わっていく状態ではありますが、
古き良き日本語も大切に守っていきたいなぁ…と
思ったねこなのでした。

さあ、みんな、もっともっともっと本を読もうね♪

2013年9月15日日曜日

"You can't put the genie back in the bottle"

皆さま、こんにちは。ねこです。
数か月に一度、「よ~し、いい女を目指すぞ!」と
固く決意するのですが、すぐに忘れてしまいます。
昨日、決意を新たに、マスカラを買ってみたのですが、
いまだにビューラーが怖くて上手に使えません。
どうやらそのあたりが、今後の課題のようです(笑)


さて、今日はちょっと面白いフレーズをご紹介します。

"You can't put the genie back in the bottle."
(一度外に出た魔物は瓶の中に戻せない)

イメージとしては、アラジンと魔法のランプの
魔神さんという感じでしょうか。



これは、最近、テクノロジー関係の話題で、
よく耳にします。

例えば、「インターネットを使うのが当たり前の時代になり、
もはや、ネットのない生活になんて戻れない」
といった話題の時に登場する表現です。

ただし、どちらかというと、ネガティブなイメージを含んでいて、
「ネットのせいで、いろいろ問題も起きてるけど、
でも、ネットのない時代には戻れないんだから、
うまく利用していくしかないよね」というニュアンスですね。

今年の6月に、NYに行った際、
レコードレーベルの取材のお手伝いをし、
そのインタビューの中でも、音楽の違法コピーについての話題で、
この表現が出てきました。

「デジタルのミュージック・ファイルだからと、
多くの人がイージーに考えて交換したりするけれど、
パン屋でパンを黙って持っていくことと同じだからね。
"But, you can't put the genie back in the bottle"
(でも、デジタル技術のなかった時代に戻ることはできないのだから)
現実を折り合いをつけなきゃいけないことは分かってる」
                               ※「JAZZ LIFE」10月号P.88より引用。

この記事の中で、なかなか面白かったのは、
実は最近、若者の間で、CDではなく、レコードを
買う人が少しずつ増えているということ。
今年の春先にワールド・ビジネス・サテライトでも、
「アメリカでレコード・ブームが復活」という話題を取りあげていたので、
音楽業界は、面白い方向に向かっていくのかもしれませんね。

ちなみに、「レコード」は英語で、
"vinyl record(ヴァイナル・レコード)"
あるいは、"vinyl"や"record"などと呼びます。
他にも"gramophone record"や"phonograph record"
などの表現もありますが、
インタビューの際に、プロデューサーのKevin Calabroさんは
単に"vinyl(ヴァイナル)"とだけ言っていました。


ちなみに、この取材記事は、
9/14発売の『JAZZ LIFE』10月号P.86~88に掲載されています。
よかったら、探してみてくださいね。

 



Royal Potato Family(ロイヤル・ポテト・ファミリー)公式サイト
http://royalpotatofamily.com

音楽の試聴もできます♪
英語のサイトですが、怖がらずに、
ぜひ、クリックしていろいろのぞいてみましょう。^^
Facebookで“いいね!”を押しておくと、
時々、最新情報が英語で通知されてきますよ。

2013年9月13日金曜日

"current"で誤訳未遂!

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日は同業者である友人とランチを食べてきました。
彼女は、同じ系列校の英会話講師であり、
同じ翻訳学校に通った翻訳者でもあります。

「英会話学校の先生って楽しいよ!」という言葉を、
彼女から聞いていなかったら、
今の“にゃんこ先生”は、存在してなかったんだろうなぁ。
そう思うと、ねこにとっては、本当に重要な存在ですね。
感謝、感謝!


さて、今日はちょっとだけ誤訳未遂のお話をしましょう。
マリンスポーツ関連の翻訳をしていて、
画面に"current speed"というテロップが出ました。
さあ、どう訳しますか?

ねこは、最初、何も考えずに、
「現在の速度」と訳していました。
しかし、ふと、気づいたのです!

"current"には、「現在の」「最新の」「流行している」
なども意味もありますが、
「潮流」「海流」「電流」などの意味もあるのです。

つまり、ここの日本語テロップは、
「流れの速度」あるいは「海流の速度」などと
訳すべきなのでは?

というわけで、ここの部分、
映像をじっくりと検証しながら、
現在、他の翻訳者さんたちと検討中です。

でも、何で1つの単語で、
こんなに全然違う意味になっちゃうのでしょう?

あらためて、辞書で"current"の他の意味をチェックしたところ、
「時の流れ」「傾向」「風潮」
「現在通用している」「現行の」「流通している」なども出てきました。
そう考えると、何となくイメージ的に、
“流れ”路線で、ちょっと繋がりそうな気もしますね。

ちなみに、「時事英語」は"current English"。
これって、和製英語じゃないかしら?と
ちょっぴり疑っていたのですが、
ちゃんと、オックスフォードから立派な辞書が出ていましたとさ。(^^ゞ

めでたし、めでたし♪

2013年9月12日木曜日

英語人名の七変化

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日から探していた消しゴムが見つかりました。
こういうのって、何だかスッキリしますよね。^^


さて、今日の話題は英語圏の人名の変化について。
海外ドラマを見ていると、
1人の人物が、何種類かの名前で呼ばれていることがあります。
例えば、James(ジェームズ)さんが、
Jimmy(ジミー)、Jim(ジム)と呼ばれたりします。

字幕をつける時は、毎回呼び方を変えると、わかりにくくなるので、
事前に、「この人の名前は“ジム”で統一しましょう」
などという取り決めをします。
そうじゃないと、外国の名前に慣れていない人は、
「あれっ? さっきのジェームズさんは、
今ここにいるジムさんのお兄さんかな?」と混乱しちゃいますよね。

でも、このJames、Jimmy、Jimぐらいなら、
ある程度、予想はつきますが、
例えば、Robert(ロバート)がBob(ボブ)と呼ばれたりと、
日本人にとっては、何でそうなるの!??と
びっくりするような変化もします。

というわけで、今日はいくつか代表的な人名の変化を
ご紹介することにしました。


Alfred ♂
(アルフレッド)  Al(アル), Fred(フレッド), Freddy, Freddie(フレディ)

Andrew ♂
(アンドリュー)  Andy(アンディー), Drew(ドリュー)

Anthony ♂
(アンソニー)  Tony(トニー)

Ann/Anne ♀
(アン)  Nancy(ナンシー)

Catherine ♀
(キャサリン)  Cate(ケイト), Cathy, Cassie(キャシー), Cath(キャス)

Edward ♂
(エドワード)  Ed(エド), Eddy, Eddie(エディ), Ted(テッド), Ned(ネッド)

Elizabeth ♀
(エリザベス)  Beth(ベス), Betty(ベティー), Betsy(ベッツィー), Lillian(リリアン), Liz(リズ), Liza(ライザ), Lisa(リサ)

Ellen ♀
(エレン)  Nell(ネル)

Eric ♂
(エリック)  Rick(リック), Ricky(リッキー)

James ♂
(ジェームズ)  Jim(ジム), Jimmy(ジミー), Jammy, Jamie, Jamey(ジェイミー)

Jennifer ♀
(ジェニファー)  Jen, Jenn(ジェン), Jenny, Jennie(ジェニー)

John ♂
(ジョン)  Jack(ジャック), Jacky, Jackie(ジャッキー), Johnny, Jonnie, Jonny(ジョニー)

Katharine/Kathleen ♀
(キャサリン)  Kate(ケイト), Katie(ケイティ), Kathy, Kathie(キャシー)

Laurence/Lawrence ♂
(ローレンス)  Larry(ラリー)

Margaret ♀
(マーガレット)  Maggi, Maggy(マギー), Meg(メグ), Peg(ペグ), Peggy(ペギー)

Mary ♀
(メアリー)  Polly(ポリー)

Matthew ♂
(マシュー)  Matt(マット), Matty(マティー)

Michael ♂
(マイケル)  Mike(マイク), Mikey(マイキー), Mick(ミック), Micky, Mickey(ミッキー)

Nathan ♂
(ネイサン)  Nate(ネイト), Nat(ナット)

Rebecca ♀
(レベッカ)  Becca(ベッカ)、Becky(ベッキー)

Richard ♂
(リチャード)  Dick(ディック), Rick(リック), Ricky, Rickie(リッキー)

Robert ♂
(ロバート)  Bert(バート), Bob(ボブ), Bobby(ボビー), Rob(ロブ), Robby, Robbie(ロビー)

Stephen/Steven ♂
(スティーブン)  Steve(スティーブ)

Susanna ♀
(スザンナ)  Susan(スーザン), Susie, Susy, Suzie, Suzy(スージー), Sue(スー)

Thomas ♂
(トーマス)  Tom(トム), Tommy(トミー)

Victor ♂
(ヴィクター)  Vic(ヴィック)

William ♂
(ウィリアム)  Will(ウィル), Willy, Willie(ウィリー), Bill(ビル), Billy(ビリー)

Zachary ♂
(ザッカリー)  Zach, Zack(ザック)

いかがですか?
ああ、なるほどね!と思うものもあれば、
何でそうなるかなぁ…と、
思わず首を傾げたくなるようなものもありますよね。

「ウィリアム」が「ビル」なんて呼ばれてしまうのも、
そりゃ、完全に別人でしょ!とツッコミを入れたくなりますが、
実は音声学的に分析すると、
"w"と"b"を発音する時の唇のポジションを分析すると、
案外、音としては似ているのかなぁ…とも思ったり。

ちなみに、ビル・クリントンさんの本名は、
William Jefferson Clinton(ウィリアム・ジェファソン・クリントン)
なのだそうです。
いきなりそんな名前を出されたら、
"Who's that!??"と言ってしまいそうですね(笑)

2013年9月10日火曜日

ヒツジがいっぱい!

皆さま、こんにちは。ねこです。
いつも、ねこは朝の7:30から、「あまちゃん」を見て、
そのあと、前日の録画の
「ワールドビジネスサテライト」を見るのですが、
最近、あまちゃんのすぐあとに「猫歩きmini」の15分放送があって、
ニュースの録画そっちのけで楽しんでいます。
困ったものです(笑)。


さて、それはさておき、こちらの写真をご覧ください。
そして、英語でこの写真について説明してみましょう。


"There are a lot of sheeps."と書いてしまった人、
残念ながら、不正解です。
なんと、「ヒツジ」は、単数形も複数形も"sheep"。
つまり、眠れない時には、
"One sheep, two sheep, three sheep"と数えるわけです。
ちなみに、可算名詞です。

「魚」も基本的には同じ。
"One fish, two fish, three fish"となります。
種類がいっぱいいることを言う時には、
"fishes"という用法もあるとは言われていますが、
実際の会話では、"three fishes"と言うよりも、
"three kinds of fish"と言う方が自然なようです。
こちらも、可算名詞です。

ちょっと厄介なのは、「果物」の"fruit"。
こちらは、基本的には不可算名詞で、
種類を表す時だけ可算名詞扱いになります。
My grand mother grows fruit. (祖母は果物を栽培する)<不可算
Do you like fruit? (果物はお好きですか?)<不可算
Bananas and apples are fruits.(リンゴとオレンジは果物である)<可算

そして、果物と同じ扱いでもよさそうなのに、
可算名詞で、基本的にいつも複数形になるのが
「野菜」の"vegetables"。
You should eat more fruit and vegetables
(もっと果物と野菜を食べたほうがいいよ)

単数形/複数形のお話と
可算名詞/不可算名詞のお話が一緒になっているから、
本当に頭がごちゃごちゃしちゃいますね。

こう整理してみましょう♪

可算名詞は、"sheep" "fish" "vegetable"。
その中で、複数形になった時に"s"がつくのは、"vegetables"だけ。

不可算名詞は、"fruit"。
でも、種類を言う時だけは可算名詞になって、"fruits"になる。

まあ、でも、こうして一応整理はしてみたものの、
"a lot of sheeps"って言っても、絶対通じると思うんですよね。
"sheep"って単語自体を忘れたら、
「メェェェェェェ~~」って鳴き真似すればいいんだし(笑)。

あっ、だけど、ヒツジやヤギの鳴き声は、
英語では、"baa"って言うんでした。
そこも知っておかないとね。(^^ゞ

【注意】
この4つの単語とも、辞書の2つめ、3つめの意味では、
可算名詞、不可算名詞の両方が存在します。
ここでご紹介したのは、あくまでも、一般的によく使われる用法なので、
もっと詳しく知りたい人は、きちんと辞書をチェックしてくださいね。

2013年9月9日月曜日

"wet blanket"

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、友人から、「ねこさん、人生哲学とかってあるの?」
と尋ねられました。
要は、ねこがあまりに行動的なので、
その友人は、ふと尋ねてみたくなったのだそうです。

はて? 人生哲学…。(^^ゞ
すぐにはピンと来なかったけれど、
とりあえず2つのことが思い浮かびました。

1つは、「笑顔」。
基本的に、“人生でできるだけ長い時間を
笑顔で過ごせるように”
そして、“人生でできるだけ長い時間、
他人の笑顔を見て過ごせるように”
ってことを考えながら、物事を選択しています。
(なんか、おばあちゃんクサいかな)(^^)

もう1つは、こちらの言葉。

  たった一度しかない自分を
  たった一度しかない一生を
  本当に生かさなかったら
  人間 生まれてきたかいがないじゃないか

たしか、中学校の担任の先生から教わった言葉で、
あらためて調べてみたら、
山本有三の「路傍の石」に出てくる一節でした。

ねこ自身のもともとの性格は、
実は結構ネガティブで、心配性で、悲観的です。
でも、それだと、あんまり面白い人生にならないので、
時折、この2つのことを思い出して、
軌道修正してるって感じかしら。

さて、すっかり前置きが長くなりましたが、
今日のトピックは、"wet blanket"。
直訳すると、「濡れた毛布」となりますが、
この表現、"He's a wet blanket."
"Don't be a wet blanket."
"I don't wanna be a wet blanket."というように、
人間に対して使われます。
どういう意味だと思いますか?

訳語の例としては、「しらけさせる人」
というのが挙げられます。
例えば、家の中で火事が起きそうになった時、
毛布に水をたっぷり含ませて、
炎に覆いかぶせて火を消しますよね。
(やったことないけど)(^^;

そういうニュアンスから、盛り上がっているパーティーなどを
しらけさせる人を"wet blanket"と言うのだそうです。

例えば、友達の婚約をお祝いするパーティーで、
「私、主人と離婚することになったの…」と
暗い顔で告白する人。(今、言うことないでしょ)

友達が、レストランをオープンし、その開店祝いの席で、
「ここは、立地があまりよくないから、集客が心配ね」
っていう発言をしちゃう人。(心配なら、集客に協力しましょう)

会社の営業チームで、売り上げ目標を達成して、
みんなで大喜びしてる時に、
「これで、さらにノルマが厳しくなるね」
なんてことを言っちゃう人。
(まずは一旦みんなで喜んでから次のこと考えましょう)

もちろん、何をやるにしても、
物事のプラス面、マイナス面をじっくり考えるのは大事です。
例えば、登山中、「絶対、登頂するぞ~っ♪」と
みんなが盛り上がっていても、
本当に危険な天候だとしたら、
たとえ"wet blanket"と思われようとも、
それを阻止する必要もあるでしょう。

でも、基本的には、
ワクワクする気持ち、楽しい気分、
○○したいという夢などには、
すばらしいプラスのエネルギーが
秘められているように思います。

今日も、皆さんができるだけいっぱいの時間、
ニコニコして暮らせますように♪

2013年9月8日日曜日

東京五輪に向けて準備しよう♪

皆さま、おはようございます! ねこです。
東京オリンピック、決まりましたねぇ。
これは、英語学習者にとっては、
本当に本当にすばらしいニュースだと思います。
だって、英語を使う機会が、確実に増えるんだもの♪

まず、交通機関や飲食店、小売店などに、
これまで以上に外国人の方たちが訪れることになるので、
そういう場所で働く人は、英語力が求められるはず。
そのため、当然、就職や転職でも、
「英語が話せます」という人は、有利になってくるでしょう。

そして、オリンピック開催とその前後数か月(?)、
オリンピックのスタッフも大量に必要になります。
私の友人は、ロンドンオリンピックのスタッフになり、
おそらくトータルで1年以上の期間、
現地で仕事をしていました。
そういうスタッフになる場合、東京の開催であっても、
やはり「英語を話せる」というのは有利になる気がします。

また、ボランティアレベルでの英語のお仕事というのも
たくさん発生しそうです。
特に面白そうだなと思うのが、
滞在中の外国人選手が買い物に行ったりするのを
お手伝いするという仕事。
長野オリンピックの時に、
こういうお仕事を募集しているという話を
聞いたことがありました。
(※どこでどういう形で募集するかや、
報酬があるのかなどは、わからないので、
いずれ、具体的な情報が出てきたら、
このブログでお知らせしますね)

そんな形で、英語を話す仕事は確実に増えそうですが、
翻訳の方は、どうなんでしょう?
海外にニュースを発信するために、
日英翻訳が増えるのかしら?
でも、外国人選手のドキュメンタリーなどで、
英日も増えるかな?
店頭や店内などに掲示するちょっとした短い日本語の文章を
英語に訳すなどという仕事は、すごく増えそうですよね。

いずれにしても、言葉の上での国際化が
あまり進んでいない日本にとって、
これは、大きな試練でもあり、
大きなチャンスにもなりそうです。
7年後に向けて、今から先手を打っておきましょう♪

まずは、単語を覚えることと、
オーバーラッピングから。(^^)/

2013年9月6日金曜日

「蝶々結び」は"ribbon"ではない!?

皆さま、こんにちは。ねこです。
フリーランスの翻訳者というのは、
決して安定している職業ではなく、
たまに、パタッと仕事が途絶える瞬間が
やってくることがあります。

1日や2日なら、“ちょうどいい骨休めだわ~”と思えるのですが、
その状態がもう少し続くと、
“ひょっとして何かマズイ納品をして
もう発注が来ないのでは?”と不安になってきます。

先日、ちょっとそういう状態になったので、
え~い神頼みだっ!と思って、
神社に行って賽銭箱に100円を入れて、
「仕事くださ~い」と、お願いしてきました。
そしたら、いきなりドドドドドッと各方面から発注が来て、
うんと先の予定まで埋まり、
いくつかの仕事は断らなくてはいけない事態に…。(^^;
う~ん、神社ってパワフルなのね(笑)。


さて、今日の話題は「リボン」について。
昨夜、学校でネイティブと話していて、ものすごくびっくりしたんです!

これ、英語で何て言うと思いますか?


私は昨日の夜まで、絶対にこれは
"ribbon(リボン)"だと思い込んでいました。
でも、これは"ribbon"ではなかったんです!!

英語の"ribbon"が指すのは、
長い形状の布などのこと。


で、これを結んで作った蝶々の形をしたものは、
"bow(ボウ)"と言います。

例えば、こちらのTシャツなら、
"the T-shirt with a lot of bows on it"
と表現することになるのです。



いやぁ…、そう言われても、
自分の中では、絶対これは"ribbon"なんだけど~~!!(^^;

でも、昔々、タイプライターに使われていた
「インクリボン」などのことを考えると、
なるほどねぇ…という気持ちにもなります。

それと、「蝶ネクタイ」のことを
"bow tie(ボウタイ)"って呼んだりするので、
まあ、確かにねぇ…という気持ちにもなります。



でも、なんだかねぇ…。
きっと、これから先も、結わいたリボンを見かけたら、
"ribbon"って言っちゃいそうな気がするのよね。

ちなみに、リボン関係の表現例としてはこんな感じ:

tie the ribbon into a bow (リボンをちょう結びにする)

ribbon-wrapped box (リボンを掛けた箱)

untie a ribbon (リボンを解く)

bow tie pasta (リボン形のパスタ)

要は「蝶々結び」を指すときは"bow"で、
素材そのものは、"ribbon"なんですね。
びっくりです!

2013年9月3日火曜日

卵料理の名前

皆さま、こんにちは。ねこです。
先週はとっても平和でしたが、
木曜日と金曜日に大規模案件が動き出し、
ちょっとバタバタしています。

というわけで、いっぱいいっぱいの状況ではあるのですが、
ちょこっとだけネタをアップしておきましょう。
今日は、いろいろな卵料理の英語名についてです。

■スクランブルエッグ scrambled egg

■オムレツ omelet / omelette ※右はフランス語綴り

■目玉焼き fried egg
※片面焼きはsunny-side up、両面焼きで黄身が半熟なのがover easy、
両面焼きで黄身もしっかり焼けているものがover hardです。

■ゆで卵 boiled egg
※固ゆではhard-boiled、半熟はsoft-boiledです。
「ハードボイルド」って言葉は、ここから来てるんですね。

■落とし卵 poached egg

あれ? 卵焼きは?と思った人、
なんと、卵焼きというのは、日本独特の料理なのだそうで、
あえて英語で言うなら、Japanese omelette となります。
あ~、びっくりした!

お寿司屋さんで出てくるあれを、「オムレツ」なんて言われても、
なんだかピンと来ないですよね。(^^;

英語版ウィキの項目名は、なんとTamagoyakiです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tamagoyaki

2013年8月30日金曜日

祝☆キクタン終了

皆さま、こんにちは。ねこです。
嬉しいニュースがあります。
今年の6月下旬から「キクタンAdvanced」を始めた友人が、
昨夜、無事、70日間のアプリをすべて終了しました!

勝因は、アプリを利用したことと、
キクタンをやる時間を決めていたこと
ではないかなと思います。

いやはや、それにしても、
70日間、スケジュール通りにこなしたというのは
本当に驚きですね!
仕事の都合でできなかった時は、
翌日に2日分をまとめてやるなど、
とにかく絶対にスケジュールを守るという
固い決意をしていたとのことです。
すごいっ!

かなりしっかり復習もしていたので、
始める前に比べて、仕事関係の英文を読むのが
すごく楽になったそうです。

ねこは、「キクタンSuper」のアプリを試していますが、
忙しいと、つい、「明日にしよう」と後回しに。
何日かサボってアプリを起動すると
「復習する単語が76個あります」
なんて表示が出て、気絶しそうになります。(^^;
このままでは、「キクタンSuper」を開始する友人に
追いつかれてしまう!!
今日こそちゃんとやろう、私。

でも、私の友人のように、
本当に黙々と頑張れる人って、
案外少ないんじゃないかしら?

じゃあ、頑張り続けるためには、
どうしたらいいんでしょう?

そこで、提案するのは、
自分なりに、小刻みに目標とご褒美を決めること。
“スケジュール通りに「Day 20」まで辿り着いたら、
欲しかった靴を買う”
なんていうのもいいかもしれません。

英語でも何でも、よっぽどの根性がある人は別として、
継続するには、何かモチベーションがあったほうが
うまくいく気がします。

ところで、キクタンを終えた友人に、
昨夜、修了証をプレゼントしました。
こちらの写真はサンプルです。


キクタンに限らず、
“○○のオーバーラッピングを
毎日欠かさず3ヵ月続けます”など
ねこに宣言をしてみませんか?
きちんと終了した時に、修了証を差し上げますよ♪

2013年8月29日木曜日

英会話学校の辞め時って!?

皆さま、こんにちは。ねこです。
ちょっと、ドキッとするようなタイトルをつけてみました(笑)。
大丈夫です。ねこが辞めるわけではありません。^^

これは、ある程度の期間、
英会話学校に通った生徒さんたちが、
時々ふと心に抱く疑問かと思います。

”なんとなく、それなりに話せるようになって、
まあ、これで満足ってわけではないけれど、
でも、なんだか最近上達してないような気がするし…。
それに、仕事も忙しくて、
けっこう通うのも負担になってるのよねぇ”

あ~、それそれ、今の私だわっ!
って思った人も多いのではないでしょうか。

例えば、車の運転免許を取るとしたら、
学校を去るポイントも実にはっきりしています。
でも、ある意味、英会話のレッスンには
終わりがありません。
つまり、決めるのは、自分次第ということになります。

なので、よぉ~~~く見極めてください。
英会話学校に通わなくなった時の自分が
どうなっていくか。

ねこ自身、英会話のレッスンに通っていた時期がありました。
うんと昔にも通ったし、数年前にも通いました。
そう、実は英会話講師になってから、
英会話のレッスンに通ったのです。
社割でね。(^^)v

自社の○○校、△△校…と、
いろんな先生のレッスンを受けることで、
教え方を学ぼうという意図もあったのですが、
単純にもっと英語力を伸ばしたいという気持ちもありました。

そして、1年ぴったりで卒業したのは、
教えるレッスン数や翻訳の仕事が増え、
レッスンに通わなくても、
十分にスキルアップを続けられるという
環境が整ったからです。

今は、NHKの「ラジオ英会話」「ニュースで英会話」
そして、アルクの「キクタン」などを利用しながら、
コツコツと独習を続けています。

でも、英語以外について言うと、レッスンを辞めた途端、
なんだかそのまま遠ざかったしまったものもあります。

5年ほど前、ねこは本当に熱心に
ジャズピアノのレッスンに通っていました。
一時期は、ジャムセッションなどにも参加して、
下手なりにも楽しく弾いていました。
でも、いくつかの事情でレッスンを続けられなくなり、
“レッスンに行かなくても、独習を続けるんだ”
という固い決心もいつの間にか崩れ、
すっかりピアノから離れてしまいました。

そして、ピアノからフルートに転向。
その理由は、高校の吹奏楽部OBバンドで演奏するためだったのですが、
(吹奏楽には基本的にピアノのパートがないのです)
結局、仕事に追われ、フルートのレッスンにも通わなくなり、
フルートを手にする機会も大幅に減ってしまいました。

ということで、結論。
辞めても、なんらかの形でモチベーションを維持できる人は、
自分なりのやり方で英語を続けていけばいいのかなと思います。
今の時代、書店にもネット上にも優良な教材は溢れています。

でも、もし、英会話学校を辞めて、
そのまま、なし崩しに英語から離れてしまうようなら、
一番安~いレッスンでもいいから細々と続けましょう!

毎回のレッスンで、先生や他の生徒さんと英語で会話をし、
そして、ねこのような熱血教師(笑)に会うことで、
英語に吸い付いていくための磁力のようなものが
増幅されるんじゃないかなぁ…と思うのです。

言語も楽器も、フィジカルな技能です。
練習を辞めたら、その日から、スキルは低下していきます。
だから、とにかく練習を辞めないこと。
極端な話、学校は辞めても、
ちゃんと練習を続けられる人は、それでいいのです!

ちなみに、ちゃんと練習してるのに、なんか最近上達を感じない。
なんだか停滞してるよぉ~~と思っている人は、
実はチャンスです。
それは大きな飛躍ができる直前の兆候です!

最近、練習する気が起きなくて悩んでいる人。
ねことお喋りしましょう。^^
もれなく、やる気を差し上げます♪
とにかく1日1分でもいいので、
何か英語のフレーズを口にして、
小さな達成感を積み上げていきましょうね。


実は、数日前から本を書き始めました。
英会話上達のための練習方法を紹介するものです。
うまく出版にこぎ着けられるかはわからないけれど、
とにかく、まっすぐに心を込めて書いています。
ねこ自身が自分の英語人生でトライして
とても効果のあった練習方法の解説です。

英会話学校を卒業した人にも、
今、現役で頑張っている人にも
役に立つ1冊!になるといいなぁ。
ちゃんと書き終えられるように応援していてくださいね。


<お知らせ>
高校の吹奏楽部OBバンドが、
9月1日(日)の13:30から、
春日部市民文化会館大ホールで
コンサートをやります。
http://www.geocities.jp/letrouvere2004/

ねこは2007年、2009年、2011年の
演奏会に出演しました。
今回は演奏はしませんが、
当日、会場でお手伝いをする予定です。
よかったら、遊びに来てくださいね♪

さて、今日もちょこっとピアノとフルートを
練習しようかしら。
きっと、なんとなくやろうとしても、
また、そのうちうやむやになっちゃうから、
「○月○日、どこのライブハウスのセッションに出る!」
っていう具体的な目標を決めたほうがいいんだろうなぁ。
ちょっと考えよっと。

2013年8月27日火曜日

欧米諸国の人名

皆さま、こんにちは。ねこです。
10月22日から11月9日まで、写真展をやります。
タイトルはなんと、『猫語翻訳』(笑)。
アーティスティックな路線ではなく、
「え~っ、猫っておかし~っ!!」と
楽しんでもらえるような展示を目指しています。
お楽しみに♪
https://sites.google.com/site/weonphotos/news/kumikosexhibition2013


さて、今日は外国人の名前について。
いわゆる欧米諸国の人の名前って、
実は聖書と関係があるものが多いって知っていましたか?
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に描かれた
12使徒をはじめとする聖書の登場人物や、
聖人、聖女の名前が今でも普通に使われています。

そして、面白いのは同じ名前が
国によって全然違う綴りと音に変わってしまうこと。
そのいくつかの例をご紹介したいと思います。

聖書の原語の読み
英:英語
独:ドイツ語
仏:フランス語
伊:イタリア語

ペテロ
英:Peter(ピーター)
独:Peter(ペーター)←ハイジに出てきますね
仏:Pierre(ピエール)
伊:Pietro(ピエトロ)←こんな名前のドレッシングがありますね

ヤコブ
英:James(ジェームズ)←ボンドさんもこれですね
独:Jacobus(ヤコブス)
仏:Jacques(ジャック)
伊:Giacomo(ジャコモ)

ヨハネ
英:John(ジョン)←レノンさん♪
独:Johann(ヨハン)
仏:Jean(ジャン)←レノさんだ!
伊:Giovanni(ジョヴァンニ)

マリア
英:Mary(メアリー)
独:Maria(マリア)
仏:Marie(マリー)
伊:Maria(マリア)

パウロ
英:Paul(ポール)←マッカートニーさんですね
独:Paul(パウル)
仏:Paul(ポール)
伊:Paolo(パオロ)

マルコ
英:Mark(マーク)
独:Markus(マルクス)←「資本論」で有名ですね(※綴りはKarl Marx)
仏:Marc(マルク)
伊:Marco(マルコ)←「母をたずねて三千里」
   
↓↓ここから先は聖人と聖女の名前↓↓

英:Catherine(キャサリン)
独:Katharina(カタリーナ)
仏:Catherine(カトリーヌ)
伊:Caterina(カテリーナ)

英:Margaret(マーガレット)
独:Margherita(マルゲリータ)
仏:Marguerite(マルグリット)
伊:Margharita(マルガリータ)

英:Michael(マイケル)←ジャクソンさん♪
独:Michael(ミヒャエル)←F1のシューマッハですね
仏:Michel(ミシェル)
伊:Michele(ミケーレ)

英:Richard (リチャード)←「プリティ・ウーマン」のギアさんだ! 
独:Richard (リヒャルト)←音楽家のシュトラウスさん
仏:Richard (リシャール)
伊:Ricardo (リカルド)

いやぁ、名前って面白いですね。
「ジョン」「ヨハン」「ジャン」「ジョバンニ」なんて、
全然違う名前じゃん!!というふうに見えますが、
それでも実は言語学的に見ていくと、かなり納得がいくんです。
言葉の成り立ちって面白い!

さて、皆さま、知っている名前はどのぐらいありましたか?
洋画や海外ドラマをたくさん見る人は、
いろ~んな名前をよく知っているかもしれないですね。^^