20:47 So do you think there's a chance that I will make this film...
20:50 and you will say that I can't use it?
「映画にできる可能性もあるけど
(撮影した映像を)使っては
いけないと言うかもしれないと?」
それに対し、ライター氏はこう答えます。
20:54 Well, I like to think I'm not gonna do that.
20:57 I might not care for the way I look these days,
21:01 because I think that I looked better when I was younger,
21:06 but maybe I'm being unfair to the way I look now.
「そうならないことを願うけど、
でも、今の自分の姿を
気に入らないかもしれない。
若いころは、もっとカッコよかったと思うんだ。
まあ、でも、そう言っちゃ、
今の自分に失礼かな」
10年前だったらスルーしていた
セリフかもしれませんが、
今はかなりグッときましたね(笑)
最後の一文はちょっと意訳しましたが、
直訳するなら、「今の自分の見え方(the way I look now)に対して
たぶん公正を欠いている(maybe I'm being unfair)」
という感じです。
言い方を変えるなら、「今の自分の外見を
そのまま認めてあげてもいいのかも」
という老いた自分への優しい視点が
垣間見えるセリフではないかと思います。
そして、写真を撮る人の心に響くのは
次のセリフかもしれません。
26:11 Everything is a photograph.
26:12 We live in a world today where almost everything is a photograph.
26:18 And the one nice thing about photography,
26:21 it teaches you to look.
26:23 It teaches you to appreciate all kinds of things.
最初の2行は、訳し方が難しいですね。
字幕はどうなっていたでしょうか。
直訳すると「すべては(ある1枚の)写真だ」となりますが
じゃあ、それってどういう意味だろう
と考えると、いろいろ悩んでしまいます。
3行目以降を見ていくと、
「認識」「ものの見方」などについて
語っていることがわかります。
「写真のいいところは、
見方を教えてくれることさ。
あらゆるものをappreciateすることを
教えてくれる」
このappreciateの意味としては、
「~を高く評価する」
「~をありがたく思う」
「~を面白く味わう」「鑑賞する」
などが挙げられます。
つまり、カメラを持って
何かを撮ろうとすることで、
いろいろ面白いことに
気づくことができるという
ニュアンスになるかと思います。
また、監督のこちらの質問も
なかなか興味深いものでした。
48:20 Did you separate the work you did for yourself and the work that you did--
for the first time in nearly a decade 約10年ぶり(=この10年近い期間で初めて) overcome 乗り越える、打ち勝つ financial crisis 経済危機 benchmark 基準点、標準価格 borrowing cost 借入費用 come a long way (病気などから)回復する、大きな発展を遂げる considerable improvement 著しく改善 The process is likely to proceed gradually 緩やかなプロセスとなりそうである slow rise in rates 金利の緩やかな上昇 economic projection 経済見通し unemployment (rate) 失業率 U.S. stocks rallied 米国株が反発(下降していた相場が急上昇)
この手の話は全然ダメ~という人も
いるかもしれませんね。
語学習得は、まず好きなネタから
というのが最も大事なので、
無理はしなくても大丈夫!