2014年6月20日金曜日

ビールの次にワインはNG?

皆さま、こんにちは。ねこです。
今朝、サッカーの日本×ギリシャ戦を見ました。
最近、気づいたんですが、アメリカと日本では
残り時間の表示の仕方が違うようです。
日本では、後半戦でも、こんなふうに
00:00からカウントして表示されますよね。


でも、アメリカのテレビ放送では、
前後半のタイムが加算されていくので、
こんなふうに表示されます。


かなり小さくて微妙ですが、分かりますか?
77:19と表示されています。
このまま90:00までカウントされ、
そして、ロスタイムが4分あれば、94:00あたりまで
カウントされていきます。
見慣れないと、ちょっと戸惑います。(^^;

ちなみに、アメリカでは、
ケーブルTVなどに加入して、
ESPNなどのスポーツ番組を契約しないと
ワールドカップなどの試合を自宅で見ることができないそうです。

そのため、一般の人は、野球中継やサッカー中継を見るために
バーに行くことが多いようです。
どこのバーにもかなり大型のスクリーンが入っているのは、
そのためだったんですね。



ところで、今回のアメリカ滞在中、お酒の飲み方について、
驚愕の事実を発見しました!
日本では、まずはビールで乾杯し、
その後、各自好きな飲み物に移るというのが
一般的ですよね。
ねこは、それがおかしいことだなんて、
これまで一度も疑ったことなどありませんでした。

が、しか~し、国籍がさまざまなメンバー8人で集まって
レストランで、ワイワイ飲んでいたところ、
ビールの次にワインを注文したら、
マレーシア人の友人が驚いた顔をして質問をしてきます。

「えっ? なんで? なんでビールのあとにワイン?
それって、マジでありえないでしょ!」と。
もう、ねこは目が点。
彼女が何を驚いているのか理解できませんでした。

すると、すかさず日本在住経験のあるアメリカ人の友人が
こんな説明を始めました。
「日本では、ビールで乾杯というのが基本なの。
お酒を飲まない人ですら、形式上、1杯目だけは
ビールで乾杯するものなのよ。
そのあとは、各自好きな飲み物に移っていくわ」と。

いやぁ、お見事な説明ありがとうございます。
そのとおりです。
でも、他の国では、そういう常識は通用しないようです。
というのも、アメリカ(英語圏?)には、
お酒についてのこんなことわざがあるそうで…。

"Beer then liquor, never been sicker. 
Liquor then beer, have no fear."

ビールのあとに強いお酒、これ以上気分が悪くなるものはない
強いお酒のあとにビール、怖いものなし

別バージョンがこちら。

"Beer before liquor, never been sicker.
Liquor before beer, you're in the clear."

強いお酒の前にビール、これ以上気分が悪くなるものはない
ビールの前に強いお酒、それなら大丈夫
(※ちょっと分かりやすく意訳しています)

どうやら、こちら、よく知られている表現のようで、
そのルールに基づくと、日本人のやっていることは、
何ともびっくりな行為ということになるわけです。

でも、これについては、科学的な根拠があるわけではなく、
あくまでも、人間の行動パターンと結びつけた経験則という
見方もあるようです。
さらに詳しく知りたい人は、
こちらの英文記事も読んでみてくださいね。
http://www.thedrunkpirate.com/the-beer-then-liquor-rule-explained/

2014年6月18日水曜日

「タオルケット」

皆さま、こんにちは。ねこです。
1週間ほどブログをさぼって、
ニューヨークで遊んでおりました。(^^ゞ

今回は人生で9回目の渡米。
さすがに英米文化については、
もう驚くこともあまりないだろうと思っていたのですが、
今回は、いろいろと驚愕の事実に遭遇しました。
言葉以外の内容も含まれますが、
何回かに分けていくつかご紹介したいと思います。

まず、一番びっくりしたこと。
それは「タオルケット」に関する驚愕の事実です。
この一見すると英語っぽい言葉。
でも、"towelket"などという単語は存在しません。
無理やり内容を訳すなら、"cotton blanket"といったところ。
しか~し、そもそもアメリカには、
タオルケットというもの自体が存在しないのです!!
「タオルケット」という言葉は、
"towel"と"blanket"を組み合わせた和製英語なのです。

ん~、そう言われても、にわかには信じられず、
ネットでいろいろ調査したところ、
やはり、アメリカではタオルケットは購入できない様子。
どうしても納得がいかず、
マンハッタンにある無印良品にも行ってみましたが…


やっぱりありませんでした。
う~む…。
ニューヨークの夏も、けっこう蒸し暑いんで、
タオルケット、あったほうが便利でしょう。
これは新規ビジネスのチャンスかもしれませんよ!

2014年6月10日火曜日

スペルチェック

皆さま、こんにちは。ねこです。
バークリーの綴りを確認しに
はるばるボストンまでやってきました。^^









綴りは"Berklee"、発音は「バークリー」で合っていました。^^

ボストンは、大きな夢を抱えて、世界中から、
学生さんたちが集まってくる街です。
バークリー音楽大学だけではなく、
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)、
ボストン大学などがあり、
街中にやる気が満ちあふれているという
印象を受けました。

こちらのバーも、なかなかのやる気です(笑)。
意味は分かりますか?


“一日中飲むことなどできない(早く飲み始めない限りは…)”
ですって。

2014年6月6日金曜日

「バークリー」の謎(※一部修正)

皆さま、こんにちは。ねこです。
ここのところ、雨が続いています。
そんな時は「あら、お肌にいいわね」と
思うことにしましょう。


さて、今日は「バークリー」という固有名詞について。
これまで、スッキリしないまま
うやむやにしてきたのですが、
今日こそハッキリさせようと、調べてみました。

というのは、「バークレー」という表現と
「バークリー」という表現の2種類を
よく耳にするからなんです。

綴りはどうなんだろう?
正しい発音は?
そう思って、まずは綴りを調べてみると、
なんと5種類も出てきました。

Barclay
姓:
レジナルド・バークレー(『スタートレック』の登場人物)
企業:
フランスのレコード・レーベル名

Barkley
姓:
ロス・バークリー (イングランドのサッカー選手)

Berkeley
地名:
バークレー (カリフォルニア州)
バークリー (イリノイ州)
バークリー (ミズーリ州)
バークリー (バージニア州)
姓:
ジョージ・バークリー (アイルランドの哲学者)
アントニー・バークリー(イギリスの推理小説作家)
レノックス・バークリー(イギリスの作曲家)

Berklee
学校:
バークリー音楽大学(アメリカ合衆国ボストンにある音大)

Berkley
地名:
バークリー (コロラド州)
バークリー (アイオワ州)
バークリー (マサチューセッツ州)
バークリー (ミシガン州)
姓:
チャールズ・バークレー(アメリカのプロバスケットボール選手)

ちなみに、Google bloggerの入力画面上では、
下の2つにスペルチェックの赤の波線が出て、
MS Wordでは、音大のBerkleeに赤の波線が出ます。
しかし、決してスペルミスではなく、
実際に、すべてこの綴りで実在します。

発音のほうはどうでしょう。
すべてについて正式な発音記号を
確認することはできなかったのですが、
綴りなどから想定される発音は以下のとおり。

Barclay【バークレイ / bɑ́ːrkléi】
Barkley【バークリー / bɑ́ːrkkliː】
Berkeley、Berklee、Berkley【バークリー /ˈbɜrkliː】
※上の2つの【バー】は明るい音で、次の3つの【バー】は暗い音。
語尾は1つ目が【クレイ】で、他は【クリー】

これは、「齋藤/斎藤/斉藤」や
「渡邊/渡邉/渡辺」のように、
いくつかの書き方が自然発生していった
というやつですかねぇ。(^^ゞ

ちなみに、共同通信社の「記者ハンドブック」と
「朝日新聞の用語の手引き」には、
「Berkeley バークリー」だけが載っていますが、
日本でのカタカナ表記としては、
カリフォルニアの大学が「バークレー大学」
ボストンの音大が「バークリー大学」と
書かれるのが一般的なようです。

おっと、こんなことを調べていたら、もう夕方。
今夜もレッスンです♪

2014年6月4日水曜日

「ラインストーン」

皆さま、こんにちは。ねこです。
オシャレしてますか?
ねこは、オシャレするお金と時間を
英語につぎ込んできちゃった人なのですが、
これからは、もっと真剣にオシャレもしなくてはと、
心を入れ替えたところです。

さて、今日の話題は「ラインストーン」。
何となく耳にしたことのある言葉だけれど、
これまで特に気にも留めずスルーしてきました。

ある日、お風呂で洋書を読んでいると、
"rhinestone"という単語が目に入ります。
はてさて、何だこれ? どう発音するんだろ?
頭の4文字からなぜか"rhino(サイ)"を連想するも
動物が登場する文脈でもありません。

ん~。
「リネス…トーン」?
「ライネ…ストーン」?
あっ、もしや、「ラインストーン」!?

これまで、漠然と「ラインストーン」は
"line stone"だと思い込んでいたので、
これはちょっとした衝撃でした!(^^;

"Rhine"というのは、ヨーロッパを流れるライン川のことで、
昔、ライン川の水晶をダイヤモンドの代用品として使ったことから
"rhinestone"という名前がつけられたのだとか。

現代の「ラインストーン」の定義としては
次のようなものが見つかりました:

光度の高い鉛ガラスで作った人工宝石・金属片。服や靴などのアクセサリーのアクセントに使われる。(デジタル大辞泉)

ファセット・カットされた水晶、ガラスまたはアクリル樹脂製のダイヤモンド類似石を指す。模造宝石の一種で、今日では裏面に金属を真空蒸着したものが一般的である。(ウィキペディア)

鉛ガラス製の模造ダイヤモンド。ドレスの装飾やアクセサリーに用いられる。(三省堂大辞林)

これって、オシャレな人々の間では常識なのかしら。(^^;
ラインストーンは、ネイルなどによく使われていますよね。

リサーチをしていたら、
ラインストーンのカラーチャートを見つけました。
http://www.sunsetcrystals.com.au/swarovski-crystal-rhinestone-colour-chart.html


わ~、キレイだな~と思いつつ、
色の英語名が気になってしまうあたりが
なんとも自分らしかったりなんかして(笑)

2014年5月30日金曜日

"between"と"among"

皆さま、こんにちは。ねこです。
急に暑くなったので、夏毛の準備が間に合いません。
水分補給が必須です。


さて、今日は、"between"と"among"のお話。
なんとなく漠然と、2つの物の間の場合は"between"
3つ以上の場合は"among"という覚え方をしている人が
多いのではないでしょうか。

例えば、"between"の主な使い方には
次のようなものが挙げられます。

The Hudson River flows between New York and New Jersey.
(ハドソン川は、ニューヨークとニュージャージーの間を流れる)

What's the time difference between Tokyo and Chicago?
(東京とシカゴの時差はどのぐらい?)

boundary between two countries
(二国間の国境)

bridge between different cultures
(異文化の懸け橋)

Between you and me.
(ここだけの話なんだけど)

Read between the lines!
(行間を読め=空気読めよ!)

次に"among"の文例を見てみましょう。

The word is used among young people.
(その言葉は若者の間で使われている)

cooperation among small and medium-size enterprises
(中小企業間の協力)

live among enemies
(敵に囲まれて暮らす)

live among friends
(友達に囲まれて暮らす)

stand among the audience
(観客の中に立つ)

spread among friends
(友達の間に広まる)

spread among people
(普及する)

なんとなくイメージは湧きますか。
3つ以上というよりも、むしろ、
「集合体の中で」という印象です。

そして、英語学習者がおや?と思うのは、ここから。
実は3つ以上の物があっても、
1つ1つを個別に取り出して具体的に比較する場合は、
"between"を使います。
例えば、こんな文例があります。

Switzerland lies between France, Italy, Germany, Austria, and Liechtenstein.
(スイスは、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれている)

There are a lot of  differences between Japanese, Chinese, and English.
(日本語と中国語と英語には多くの相違点がある)

The relationships between the three files are explained in the diagram below.
(3つのファイルの関係は、下図に示されています)

 もう1セット、面白い文例を紹介しましょう。
こちらの2つの文章から、どんな情景が思い浮かびますか。

Tom walked between the trees.

Tom walked among the trees.

"between"を使った場合は、
両脇に木々が並んだ小道を歩いていくという印象です。
並木道とでもいいましょうか。
別に1本1本の木に注目しているわけではありませんが、
道を挟んで、こっち側の木とあっち側の木があるわけです。

"among"を使った場合は、
木が乱立する公園や森の中を歩いていく感じです。
別に木が隙間なく植わっているわけではなく、
ちゃんと1つ1つの木の区別もつきますが、
別にその1つ1つを個々に注目しているわけではないのです。

なんとなくイメージは湧きましたか。
それとも、余計に混乱しちゃいました?
ん~、なんかよく分からないやと思った人は、
とりあえずは気にしなくて大丈夫です。
だって、日常会話で"between"と"among"を間違えたところで、
大した問題にはなりません(笑)
そういうのは、専門家に任せておいて、
まずは、どんどん声を出して音読練習していきましょうね。
実際に口の筋肉を動かして練習を重ねていくと、
こういう違いも自然に身についてくるものですよ。^^

2014年5月29日木曜日

食の国際化

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日のWBSで食の国際化について、
面白い情報が紹介されていました。

1つは食材ピクトグラムというもの。
http://foodpicto.sakura.ne.jp/foodpicto/concept.html

アレルギーや宗教上の理由で
食べられない食材がある人でも、
安心して注文ができるように、
使われている食材を絵にしてメニューに載せる
という試みが始まっているそうです。

そう考えると、絵というのは、
言語よりもシンプルに
物事を伝えることができるんですよね。
当たり前のことなのですが、
これは、なかなか新鮮な驚きでした。

また、東京都は
外国語メニュー作成支援WEBサイト
というものを提供しているとのこと。
http://www.menu-tokyo.jp/umc/index.php/user/top

これも名案ですね。
あちこちの店に同じようなメニューがあるわけですから、
個々のレストランが、必死で辞書やGoogle翻訳を使いながら
英語版メニューを作成するよりは、はるかに効率的です。

ただ、気になる点が2つ。
万が一、このサイトの翻訳に間違いがあった場合、
このサイトで作成したメニューは
皆そろって間違い英語を掲載してしまうということ。
(わりとありがちなお話です…)

もう1つは、その店らしいネーミングのメニューがあっても
「訳せない」という理由で、画一化された名前になり、
どこの店に入っても、似たようなメニューに
なってしまうのではないかという懸念です。

とはいえ、やはり英語やその他の言語のメニューがあれば、
日本を訪れる外国人にとっては、すごく安心ですよね。
そういう意味では、メニューや標識などの国際化を進めつつ、
サービスを提供する人間の国際化も
併せて進めていけるのが理想ですかね。^^


<今日のおまけ>
先日、「サラダ油」って英語で何て言うんですかと
聞かれました。
はて、サラダ油…。どうなんでしょ?
調べてみたところ、"salad oil"という表現や
"cooking oil"という表現が見つかりました。

ただし、実際のところ、ネイティブ自身も、
料理の本に"salad oil"と書いてあるのを見ると、
じゃあ、いったい何を使えばいいの?と迷う人もいる様子。

もう少し詳しく調べてみたところ、
"salad oil"というのは、簡単に言ってしまえば、
ドレッシングを作る際に使う食用油全般を指すもので、
corn oil, soybean oil, sunflower oil,
safflower oil, canola oil, peanut oil, a light olive oilなどの
野菜系のオイル全般を指すようです。
http://www.tarladalal.com/glossary-salad-oil-673i