2017年4月27日木曜日

通訳ガイドの持ち物

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日はガイディングをする時の
持ち物についてお話ししましょう。

こちらは、降水確率0%の
都内観光の例です。


1) DARSのホワイトチョコ
お客様との待ち合わせの前に買います。
自分の空腹を満たすためもありますが、
レストランが混んでいて、
待ち時間が長くなる時などに
「1ついかが?」と差し出すと、
イライラ軽減効果があります(笑)。
「これ、美味しい!」という反応があったら、
「ご宿泊のホテルの1Fのコンビニで
108円で売っていますよ」と案内すると、
お土産としてごっそり購入されるようです(笑)

2) ミネラルウォーター
本当はコーヒーや紅茶を飲みたいけれど、
欧米人のお客様は、あまりトイレに行かないので
ガイドだけがトイレに行くという状況を避けるため
極力、水を飲むようにしています。

3) 切り離せるノート
お客様が解散後に行きたい場所などについて
サッとメモを書いて渡せるように
キレイに切り離せるノートを持参。

4) ボールペン

5) バンドエイド
お客様が靴擦れなどで困っている時に
サッと差し出せるように。
頭痛薬や胃薬は、体質の違いで
トラブルになるといけないので、
必要があれば、マツキヨなどにお連れして
ご本人に買っていただきます。

6) ハンドタオル
寺社仏閣の手水舎で手を清めたあと
大抵、みんな自分の服で拭こうとします(笑)
綿のハンカチは、ビショビショになって
何人かで使うには気持ち悪いので、
ハンドタオルがオススメ。

7) お財布
数万円の立て替えが必要になることもあるので
それなりの額の現金とクレジットカードを。
ツアー用のレシートを入れる場所を決めておくこと。

8) ガイド証

9) 名刺入れと名刺

10) 伸ばせる指示棒(ニャンコ付き)
混雑した場所で、歩く方向を示す他、
地下鉄で切符を買う時なども
料金表を指せるので便利。

11) ネームバッジ
最初に自己紹介をしても、日本人の名前は、
すぐには覚えられないと思うので
一日中、胸につけておきます。

12) SIMフリーのWiFi

13) iPod touch
WiFiとセットで使うことで、
iPhoneとほぼ同じ使い方が可能。
Talkatoneというアプリで
アメリカの電話番号も常時使えます。
Evernoteにスケジュールや
ガイディングのメモを入れてあります。

14) イヤホン
電話アプリを使う時のため。
また、行きの電車で英語を聴いて
耳慣らしをします。

15) ガラケー
携帯電話をスマホとは別に持つことで、
iPod touchで調べた画面を見ながら
通話することができるので便利。

16) iPod nano(万歩計)
歩数を見ながら、休憩のタイミングを検討。
夢中でガイディングをしていると
疲れを感じる余裕がないこともあるけれど
お客様は疲れているかも。

17) 時計
iPod touchの時計でもいいけれど、
なんとなく。

18) その日訪れる場所の英語地図
下見に行った時に人数分もらっておきます。

19) 東京のマップ一式
東京観光財団発行の地図とハンディガイド
東京メトロ発行の地下鉄マップ。
地図は「ツアーの途中や最後で、
今日はこことここに行きました」
などと話す時に使い、そのまま差し上げます。
地下鉄マップは、帰り方の説明で使います。
こちらは一応、人数分用意。

20) ガイディング用の紙資料
訪れるエリアの昔と今を比較する写真や
建物の構造などを説明する時の資料。
口頭で説明するよりも、
イメージが伝わりやすいし
興味を持ってもらえます。

21)写真にはありませんが、旅行のお守り。

あとは天気に応じて、
折りたたみ傘やマフラー、
使い捨てカイロなど。
早朝の築地などで待ち時間が長い時は
折りたたみ椅子を持っていく
というガイドさんもいます。

帽子とサングラスは迷うところです。
おそらく欧米の皆さまは、
ガイドがサングラスをかけようと
まったく気にしないと思いますが、
日本人の同業者から
「礼儀がなってない」と
後ろ指をさされそうな気がして…。
そんなわけで、とりあえず
サングラスは、かけていません。

マスクはNG。
外国人は、日本人がマスクをして
歩いているのを見ると
「えっ、悪い疫病でも流行ってるの!?」
というかなり驚くようで、
10人中ほぼ10人が、
「どうして、みんなマスクをしてるの?」
という質問をしてきます。

・花粉症
・乾燥防止
・風邪予防
・メイクが済んでない(?)
などの理由を説明すると、
「へぇ~、そうなんだ」と
納得はしてくれますが、
それでも、一緒にいるガイドが
マスクをしていると
あまりいい印象は持たれない気がします。

特に英語の発音に心配のある人は
せめて、口元をしっかり見せて
/f/や/th/をアピールした方がいいかも。

花粉症対策としては、
耳鼻科で薬を出してもらっているのと
あと、白色ワセリンを鼻に塗っています。
それと、花粉症用メガネ。

実際、ガイディングをしている時は、
どういうわけか目もかゆくならず
クシャミも出ませんでした。
かゆいと意識する余裕すらなかったのかも(笑)

ガイディングのある日は
朝早く地元の神社に行って、
いつもより、ちょっと多めにお賽銭を入れ
お天気のことをお願いします。


実はお天気がいいだけで、往々にして
ガイドの評価が上がるんです。
ぜひ、地元の神社にGO!