※字幕翻訳者さん向け投稿です。
皆さま、こんにちは。ねこです。大規模な翻訳プロジェクトでご一緒している翻訳者さんたちが、このブログを読んでくださっているということを知り、ものすごくゴキゲンになってねこおどり状態です。そこで「健康的な字幕翻訳者の一日」というブログを書こうと思ったのですが、その前に、NetSSTG1で、最近ちょっと頭を悩ませていた問題が解決したので、先にその情報を共有しますね。字幕分割でエラーが出たあとに、波形ウィンドウにフォーカスを移す方法についてです。
普通にスポッティングをされている方は、あまり経験することがないかもしれませんが、私がこれまでやっている羊羹戦法で、冒頭からスパッ、スパッと、字幕分割をしている人は、このエラーメッセージを時々見かけるかと思います。
ところが、NetSSTG1では、「OK」を押すと、カーソル位置が薄い緑のラインになってしまいます。そのため、一旦、マウスを持って、波形のどこかをクリックしなくてはいけません。その作業自体がかなりの手間になりますし、マウスで当てずっぽうにどこかのフレームをクリックすることになるため、1フレームずつ探ることができません。
字幕1枚が4~6秒ぐらいのドキュメンタリー番組を訳す時には、こういった細かい分割作業は不要ですが、15~20フレームのギリギリのところで、スポッティングできる場所を探っていると、「に゛ゃーーっ!!!」と叫びそうになります。
これはイカン! 何とかせねば! 何とかできるのは、CANVASさんしかいない!!
ということで、少し前にトラブル対応で大変お世話になった担当者さんに連絡。すると、翌日に非常に有益な回答をいただけました。字幕分割がエラーになった場合に、波形にフォーカスが戻るようにするというのは、社内の要望リストに挙げてくださるということで、そこは、今後のアップデートに期待というところなのですが、教えていただいた暫定的な解決方法が神!!!
[設定]-[ショートカットキー設定]の[画面]タブにて「波形ウィンドウにフォーカスを移す」という項目がありますので、そちらに例えば「F4」などのキーを設定していただくと、
字幕の分割でエラーが出た際に、F4キーを押せば波形カーソルにフォーカスが戻ります。
できたー!!! 確かに、キーを1つ押す手間は要りますが、カーソルの位置を変えずに緑から赤にできるので、1フレずつ探る作業が可能になります。これは大幅なストレス軽減になりました。
今、プロジェクトでご一緒している翻訳者さんで、字幕分割エラー後の処理にストレスを感じている方、ぜひ、お試しくださいね。