2012年5月28日月曜日

no practice, no progress

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日、ジャズの発表会でフルートを吹いてきました。
「えっ、にゃんこ先生、いつ練習してたの?」と思った人、
いいところに気づきましたね。
完全な練習不足で、なんとも情けない演奏に終わりました(泣)。

でも、これ、英会話にもすごく共通することだなと感じました。
英会話も楽器も、やっぱり練習しなくちゃ上手くはならない。
逆に言えば、練習さえすれば、必ず上手くなるんです。
練習は絶対に裏切らない。

ここのところ、英会話学校で、毎日のように
生徒さんのカウンセリングをしています。
そこで、ねこが必ず聞く質問があります。
「家でどんな“練習”をしていますか?」

返ってくる答えのほとんどは、
「読んでます」「書いてます」「聴いてます」。
「声を出して練習しています」という生徒さんは
ほとんどいません。
実は、これでは、“英会話”は上達しないのです。

ねこ自身、ずっと長いこと、翻訳の仕事をやってきて、
ほとんど話す“練習”というのは、してきませんでした。
その結果、読むのも書くのも聴くのもできるのに、
“話せない人”になっていました。

そこから、“話せる人”になるためには、
とにかく、声を出して練習することが必要でした。
ひたすら、オーバーラッピングをシャドウイングを繰り返して、
どうにかこうにか、英会話講師の仕事ができるようになったのです。

つい、私たち日本人は、“勉強”をしがちです。
文法事項をきちんとノートにまとめる。
辞書を引いて、意味を調べる。
英文を見ながら、CDを聴く。

どれも立派な勉強方法ですが、
これをいくら続けても、“話せる人”にはなれません。
それよりも、毎日3~5分でもいいので、
自分の口から実際に英語が出ている時間を作ること。
これだけで、英会話は飛躍的に上達します。
ウソみたいだけど、ホントです!
保証します。

練習方法については、2011年4月のコラムをご参照くださいね。
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/04/blog-post.html

でも、これ、レッスンの最後にず~っと言い続けているので、
生徒さんたちはみんな、聞きなれちゃったみたいなんですよね。
ねこが「必ず家でオーバーラッピングとシャドウイングをしてね」
という話をし始めると、
みんな、終業のチャイムを聞いているような顔をして
ニコニコしてるんです。(^^;

今度、レッスン後に1人ずつ、つかまえて、
「さあ、ここでシャドウイングをやってみせて」と
抜き打ちテストでもしちゃおうかしら(笑)。
でも、それじゃ英語が嫌いになっちゃうかな。

“楽しんでほしい”という気持ちと
“上達してほしい”という気持ちの間で
日々、揺れ動いているねこなのでした。


P.S. 昨日の発表会の写真です。
写真って、音が出ないからいいですね。^^