2017年5月11日木曜日

They need your help!

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、駅などで外国人旅行者を
サポートすることが増えました。

北千住駅では、フランス人女性が
「寝坊してスペーシアに乗り遅れて
どうしたらいいのかわからない」
と言うので、駅員さんのところに
お連れして、通訳をし、
特急乗り場までご案内しました。

両国駅では、江戸東京博物館に行くという
フランス人老夫婦が逆の出口にいたので
(ねこも間違えて逆の出口にいました)
「私も博物館に行くのでご一緒しましょう」
と一緒に歩き、ついでに
翌日のお台場観光の質問にもお答えしました。

ある時は、またまた北千住駅。
スカイツリーに行くはずが、
なぜか間違って北千住駅に
着いてしまったという老夫婦を
上りホームまでご案内しました。

箱根に向かう電車の中でも
フィリピン人女性5人が、間違って
秦野駅で下車しそうになっており
(駅員さんとのやり取りで
誤解が生じているのを察知)
「私も箱根湯本に行くので
このまま乗ってて大丈夫ですよ」
とお伝えしました。
(なんと、彼女たちとはそのまま仲良くなり
結局、丸一日、一緒に箱根観光。
今でもFacebookでお友達です)

まるで、神様が
「はい、この人たちもお願いね」と
外国人観光客を私の前に
差し出しているのではないかと
思ってしまうほどの遭遇率(笑)

でも、よくよく考えてみたら
これには理由がありました。
最近、どこへ行くにも
30~45分ぐらい時間に余裕を持って
出かけるようにしているので
気持ちにゆとりがあり、
その結果、困っている人が目に入り
サポートする時間も取れる
ということなのかなと。

「ヤバイ!! 遅れそう!!」と
ホームや階段を全力疾走している状態では
人助けをする余裕なんてないものね。

実際、外国人旅行者の皆さんは
案外、あちこちで困っていらっしゃいます。
「英語が苦手だから」と
尻込みしていないで、
カタコトでもいいので
"Do you need any help?"と尋ね
あとは、単語だけ並べる形でも
何かお手伝いできることが
あるかもしれません。

ねこが常に持ち歩いている
外国人お助けグッズはこちら。


オレンジ色のHandy Guideと
Handy Mapは都営線の駅や
観光案内所で無料でもらえます。

緑色のTokyo Metro Guideは
東京メトロの駅で無料でもらえます。

あとは、切り離せるメモ帳とペン。

カタコトの英語しか話せなくても
地図を指さしてもらえば、
相手がどこへ行きたいのかわかるし
メモ帳に文字を書くことで
発音の壁を乗り越えることができたりします。
(致命的に字が汚い場合を除く)(笑)

Handy Guideはちょっぴり重いので
Handy MapとMetro Guideだけでも
いいかもしれません。

最近の路線図や駅の案内は
実はとっても便利になっています。


例えば、浅草駅で
「日本橋に行きたい」という人が
いるとしましょう。
メモに書くことは、こんな感じです。

Asakusa (G19)
Take Ginza Line
(bound for Shibuya)
Get off at Nihombashi (G11)

どっち方面というのを
書いてあげた方が親切ではあるけれど
とりあえず太字の部分だけ書けば
十分に通じます。

ホームにも車内にも
こんな感じで案内が出ています。
(よくよく見ると、G19とか
G11って書いてあるでしょ)


ちなみに、同じ日本橋駅でも
東西線の場合はT10、
都営浅草線の場合はA13になるので
気をつけましょう。

券売機も、例えば東京メトロなら
右上にLanguageというボタンがあり


言語の切り替えが可能になっています。


こういうちょっとしたことを
知っているだけで、
サポートしやすくなりますよね。

ひとりで歩いている時も
「もし、日本語を読めなかったら
物事がどんなふうに見えるのか」
というのを考えながら行動してみると
いろいろと発見があるかと思います。

草の根レベルの文化交流、
頑張っていきましょう♪


<本日のおまけ>
明日5月12日(金)の9:00から12:00に、
通訳案内士法から業務独占を
廃止することなどを含む法案審議が、
衆議院国土交通委員会で行われるそうです。

清水忠史議員「旅行業法」9:25から20分間
本村伸子議員「通訳案内士法」11:15から20分間

審議の模様はネット中継で見られるそうです。
http://www.shugiintv.go.jp/index.php

今後どういう展開になろうとも
とにかく、1人1人のお客様を
自分自身の大親友だと思って
心を込めてご案内していきたいと思います。