2018年9月21日金曜日

日本語しかできない国際派

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日、とても面白いことがありました。

おひとりさまのお客様の
都内観光案内をしていたのですが、
浜離宮、浅草、お台場コース
だったにもかかわらず、
「あっ、お台場、昨日行っちゃった」
と言うのです。

「あら、じゃあ、明治神宮?
渋谷? それとも谷中がいいかしら?」
などと提案するも、
「う~ん、お寺とか神社とか、
大都会とかよりも、
もっと、普通の人が暮らしている
普通の街を見てみたいんだ」と。

ふむ、北千住とかどうかな。

「前に、香港に行った時に、
こういうことを言ったら、
ガイドさんが香港北部の
自分が生まれ育った街に
連れていってくれてね…」。

ん? 北部? 普通の暮らし?
じゃあ、春日部とか、アリ!?

というわけで、急遽、予定を変更し、
東京スカイツリーラインに乗り、
一路、春日部へ。


「みんな、ララガーデンや
イオンで買い物するようになっちゃって、
商店街は、かなり寂れちゃったのよ」
などと説明しながら、
行きつけのお花屋さんに行ったり、
郵便局に寄ったり、スーバーに行ったり。


そして、普通のおうちに
お連れしました!


以前、7月の記事でも書きましたが
ねこの両親は日本語しか話せません。
でも、外国人には、
めちゃめちゃ慣れています。
http://interesting-languages.blogspot.com/2018/07/blog-post_27.html

初対面だろうと、
英語だろうとお構いなしで
このふざけぶり(笑)。


もちろん、ねこが通訳をしているので、
それで、会話が成り立っている
というのはありますが、それにしても、
コミュニケーションが上手だなと
つくづく感心します。

これまでさんざん、外国人の友達を
うちに泊めてきた経験があるので、
これは動作だけで通じるとか
これは訳してもらった方が通じる
というのを感覚で知っているのでしょう。

通訳の使い方も上手だなと思います。
通訳に向かって話してしまうというのは
よくあるパターンですが、
ねこの両親は相手の目を見たまま
日本語でバンバン話しかけます。

ところどころで私が英訳を挟みますが
日本語を途中でストップして
訳し終わるのを待って、
続きを話すという間合いまで
よく心得ています。
そして、次から次へと冗談を言いまくり。
(父さん、ダジャレはやめとくれ:笑)

ちなみに、両親の大好きな
テレビ番組は、
『YOUは何しに日本へ?』。
テレビをとおして
ヴァーチャルでも、
経験を積んでいるのかな(笑)。

海外に行かなくても、
すっかり国際派(?)になっている
両親を見ていると、
う~ん、ほんと、
コミュニケーションって、
言語以外の要素が大きいんだなと
あらためて実感します。


<本日のおまけ>

こちらは、本物の国際派のお話です。

【グローバルスキル 能力開発ラボ 2018】
2日目:9月22日(土)13時~
http://www.jvta.net/tyo/lab2018-1/

特に興味をひくのは、
パネリストの方たちが、おふたりとも
「英語が得意なわけでもないのに、
会社にシリコンバレーへと送り込まれた」
という部分。

英語が得意ではない人たちが
どうやって、現地で人脈作りを
していったか、
日本でビジネスをするのとは
どんな部分が違うのか
などの話が聞けるそうです。

ねこ自身は、TOEIC985点と
英検1級を取っていても、
「英語が完璧じゃないから
海外でビジネスなんて絶対無理!!」
と、ほんの3年前ぐらいまで、
思っていたので、
こういうお話は、
本当に興味深いですね。