2021年1月8日金曜日

走れるおばあちゃんを目指して…

皆さま、こんにちは。ねこです。語学とは関係ない話なのですが、人生の大きな目標ができたので、大きな声で発表してみたくなりました。

「走れるおばちゃんになる」

あまりの唐突さに「はっ?」と思った人も多いでしょうか(笑)。実は10月末からジョギングを始め、すっかりハマり、毎日3~4kmずつ走り続けています。11月は合計で110kmほど走りました。もともと、2000年代前半に、会社の駅伝大会や各地のマラソン大会に参加したりしていたので、長距離を走ることは好きだったのですが、その後、忙しく過ごしているうちに、いつの間にか「走らない人」に…。

しかし、2018年に、東京マラソンに参加する外国人のお客様をサポートし、同じ大会に参加した大学の同級生と再会したことで、「また走りたいなぁ」という気持ちが心のどこかに芽生え、それを温めること2年(笑)。ふとしたきっかけで、シューズを買うことになり、買ったら走らないわけにはいかなくなって、今に至ります。


今回、ここまでジョギングにハマった理由は2つ。1つはStravaというアプリ。もう1つはカメラを持ちながら走る「フォトラン」というスタイルが自分自身にすごく合っていたこと。Stravaは、いわゆるランナー用SNSという感じで、自分の走ったルートや時間などが表示され、ランナー仲間同士でそれにKudo(賛辞)を送り合います。Kudoもモチベーションになるのですが、それよりも何よりも、走ったコースが地図に描かれるというのが地図マニアの心をくすぐりました。つい、こんな遊びもしてみたり(笑)。


ガイドをしていた時、事前にGoogleストリートビューで曲がり角の目印をメモし、下見に行った時点で地図を見ずに歩けるか練習をしていたのですが、事前にGoogleマップでルートを決めて、そのルートを走るというのは、ガイド業に復帰した時のための方向感覚のトレーニングにもなりそうな気がしています。

それと、Suncalc日の出や日の入りの角度を調べ、天気アプリで湿度などの情報も見て、構図や雲の状態を予測して現地に行き、撮影をするというのを繰り返していくと、「どんな写真が撮れそうか」という感覚がどんどん研ぎ澄まされていく感じがします。もっとも、いい意味で予想が裏切られることもいっぱいあって、満月の夜に幻想的な靄がかかったり、「まさかそんな方角に富士山が見えるなんて!」という驚きがあったり…。



そんなわけで、「走る」よりも「撮る」の方がメインになっているという気がしなくもないわけですが、フルマラソンを3時間台で走れてしまう大学の同級生と小学校の同級生がギア選びや練習方法、足のケアなどについて、親身になってアドバイスをしてくれるので、「もっと走れるようになりたい」という気持ちもどんどん大きくなってきています。

走り始めてすぐの頃、同級生が言った言葉にハッとしたことがありました。正確な言い回しまでは覚えていませんが、「ランニングってポテンシャルじゃなくて積み重ねかなって思う。おじいちゃんとかでも、走ってる人っているからね」といった内容です。つまり、どんなにゆっくりでも、ちょっとずつでも、走り続けていたら、走れるおばあちゃんになれるってことじゃあないですか!

「走れるおばあちゃん」

それだ! 別にマラソン大会とか出なくてもいいし(いつか出たくなったら出るかも)、タイムとかも気にしないけど、とにかく今の「走ってて気持ちいい」という感覚をおばあちゃんになっても味わい続けたい。毎晩、地図を見てワクワクしながらコースを決め、翌日、カメラを持って「くぅーーっ、美しいっ!」と言いながら写真を撮っていれば、走れるおばあちゃんになれるなんて、なんかすごくお得ですよね(笑)。

というわけで、ワクワク感重視で選んだシューズを履いて、膝や腰からの苦情にしっかり耳を傾けながら、決して無理をせず、明日ものんびり走ります。

プロのシューフィッターの友達が「最後はワクワク感で選んでいいよ」
と言ってくれたのが、ものすごく嬉しかったのでした。

<ちょっとおまけの話>
子どもの頃から、脊柱側湾症という背骨のトラブルを抱えています。昔は「側湾症だから○○ができない」と言い訳に使ってしまうこともよくありました。しかし、ウサイン・ボルト選手も、同じ脊柱側湾症と知ってからは、その言い訳を封印しました。本当に走りたいと思ったら、走れない言い訳をするよりも、何としても走れる方法を探したくなるんですよね。ここ数日、膝痛に悩まされているのですが、目標は「走れるおばあちゃん」なので、ちゃんとしかるべきケアをして、痛みが出たら代わりにウォーキングしたり、自転車に乗ったりして、スーパー長期計画で頑張ります! 同級生のSくん、Yちゃん、末永くよろしく♪