2021年3月13日土曜日

英語を話せるようになりたい皆さんへ

皆さま、こんにちは。ねこです。随分、長いことブログを更新していませんでしたが、昨日、英検1級の二次対策を頑張っている方とお話をする機会があり、一気に英語熱が再燃。英語を身につける方法を語り出すと止まらなくなる癖は、今でも健在でした(笑)。イーオン時代が懐かしいです。当時の生徒さんたち、みんな元気かなぁ。今でも英語、頑張ってるかしら。

さて今回は、級に関係なく、英検の二次対策を頑張っている人向けに、応援メッセージを書きたいと思います。というのは、私自身がかつて「話す英語」がすごく苦手で、十数年も「話す英語」を封印した時期があったからです。でも、話せなかった原因は、単なる練習不足でした。

昨年の秋に出版したこちらの本から一部、引用しますね。


“1つ、面白いたとえ話をしましょう。ピアノに憧れる1人の女の子がいます。彼女はステキな演奏ができるようになりたいと思い、憧れのアーティストのYouTubeを見まくり、楽譜も買い、毎日何時間もひたすらSpotifyを聞き、せっせと楽譜を書き写していました。しかし、まったくピアノには触っていません。半年後、彼女はピアノが弾けるようになるでしょうか? もちろん、答えはノー。実際に鍵盤の上に手を置いて練習を繰り返さない限り、ピアノが弾けるようにはなりません。英会話も同じです。英語で会話をするスキルを身につけるためには、実際に声を出し、口の筋肉を動かしていくことが必要です。「一生懸命、英語の教材を聞いています」、「ノートに文法を整理しています」、「たくさん問題集を解いています」、どれもすばらしい努力ですが、「話す」という練習を取り入れない限り、話せるようにはなりません。「聞くのはある程度分かるのに話せない」、「時間をかければ、それなりにちゃんとした英文が書けるのに、とっさに言葉が出てこない」、これは、すべて練習不足が原因です。英語を話したい人は、とにかく話す練習をしましょう。これは、私自身が学生時代にやり損ねたことです。しかし、練習の大切さに気づいたことで、ある程度の年齢になってからでも、話す英語を身につけることができました。60代でも、70代でも、決して遅くはありません。まずは、声を出して練習していきましょう” ---(引用ここまで)

もちろん、単語を覚えたり、文法を勉強したりという努力も必要です。でも、単語を覚えるついでに、文法を学ぶついでに、そこで声を出しながらやるという一手間を加えてみてください。単語帳や文法書に載っている英文を声を出して読むんです。そうすると口の筋肉が覚えてくれます。

あとは時間は短くてもいいので、毎日、生活のどこかのタイミングに、口から英語が出ている時間を作ること。30秒で読み終わる英文をトイレの壁に貼っておくだけでもOKです。口の筋肉と脳への刺激を確実に行っていきましょう。

英検とガイド試験の二次対策では、もちろん、ある程度の時間をかけて内容をまとめたりもしましたが、最も比重を置いたのはシャドーイングです。ウォーキングしながら、試験の内容にあったMP3をひたすらブツブツ声に出し続けました。

もし、今、黙々と読んだり書いたり聴いたりして「全然、話せるようにならない」と悩んでいる人がいたら、「声を出す練習」を今すぐ取り入れてください。数週間も経たないうちに、自分の脳内で何かが変わっていくのを実感できるようになりますよ!

<本日のおまけ>
長い英語人生で、NHKの講座には大変お世話になりました。現在は「英会話楽習」と「ニュースで英語術」を活用しています。