先ほど、友達とLINEの
やり取りをしていたら、
「フライング」という言葉が
出てきました。
陸上競技などでスタートの合図よりも
早く飛び出してしまうことを
指す言葉ですが、人より先に
何かをした時などにも
「あ~、ごめん、
フライングしちゃった」などと
言いますよね。
しかし、この「フライング」という言葉、
英語の場合、同じニュアンスでは
使われません。
陸上競技や競泳などで
合図より早く飛び出すことは
make a false startと言います。
jump the gunなどの表現も
あるようです。
ちなみに、flying startは
「助走スタート」という意味と
「好調なスタート」という意味で
使われるそうです。
これは競技だけでなく
ビジネスの世界でも使われる表現です。
Apple Music Subscriptions Seemingly Off To A Flying Start
(アップル・ミュージックの契約が好調な滑り出し)
面白いのは、日本の放送用語の
「フライングスタート」。
テレビ番組などを00分や30分から
放送開始するのではなく、
その数分前から開始することを
「フライングスタート」と
言うのだそうです。
日本語の場合は、どちらかと言うと
「ちょっとズルい」印象のある言葉。
一方、英語では、
「絶好調」という印象の
ポジティブな言葉。
この違い、なかなか面白いものですね。
写真は昨年末の羽田空港。
「フライング」と言われて
こういうシーンを想像するのは
ちょっとズレているのかしら(笑)