銀座線の渋谷駅が大きく変わったとのことで
昨日、東京メトロの24時間券を使い、
改札を出たり入ったりしながら
動線を確認してきました。
この解説は、新しい駅の動線を
確認に行く時間が取れない
通訳案内士さん向けです。
これまでの渋谷駅の構造を
ある程度把握していることを
前提にしていますので、
説明が足りない点がありましたら
ご容赦くださいませ。
さて、電車がホームに着くと
前と違っているのは、
反対側にも電車がいること。
どちらの電車も浅草行きで
先発・次発の表示があります。
ホームには、このタイプのイスが
2か所設置されていました。
/// マークシティ方面 ///
まずは、渋谷交差点を
見下ろす渡り廊下へ行く方法を
解説しましょう。
乗ってきた電車の進行方向に
そのまま歩いて
「スクランブルスクエア方面改札」から
出てください。
改札から出ると、
銀座線の昔のプラットフォームの
写真を撮っている人が
いっぱいいるかもしれませんが
その横をすり抜けて直進しましょう。
左側の白い壁が気になっても
とにかく直進です!
ちなみに、昔のプラットフォームは
こんな感じに見えます。
さて、この鳥籠みたいなところを
歩いていきます。
ここ、見覚えありません?
この前までは、このあたりが
銀座線のプラットフォームに
なっていました。
ここの階段を降りると
小さな売店のところに出て
東急東横店に続くこの階段が現れます。
あとは、階段を降りて…
右に進むと…
ほら、マークシティーへの
渡り廊下に出ましたよ。
交差点を見下ろすなら
これでバッチリ!
では、ここから銀座線の乗り場に
戻ってみましょう。
これまでは、この階段を上って
銀座線に乗っていましたが、
係員のお兄さんが
「銀座線はあちらです」と
一生懸命誘導しています。
JRの改札の前を通りすぎると、
この案内板が出てくるので
階段を上りましょう。
すると、銀座線は左という
案内板が出てきます。
こちら、さっき降りた階段です。
上りましょう。
すると、さっきの鳥籠のところに出ます。
そのまま進むと、券売機と
改札のところに出ます。
注)ここまでOKでしょうか。
このあと、いろいろなルートの
解説をしますが、
たくさん写真を見ると
混乱しそうな人は、
ここで読むのをやめることを
オススメします。
/// バリアフリーでハチ公へ ///
では、次にバリアフリーで
交差点(地上)に出る方法を
解説します。
スクランブルスクエア方面改札に出て、
鳥籠のようなところを歩くところまでは
さっきと同じです。
ただ、ここで左の階段を降りずに
直進してください。
すると、東急東横店に出ます。
ITO-YA、健在です!
ITO-YAに寄らずにそのまま進むと
エレベーターがあります。
これで1階を押しまして…
東急の1階に出て、
鉄道各社の案内の方に進むと…
はい、ここに出てきます。
これで、無事、ハチ公に会えます。
/// スクランブルスクエアへ ///
では、次にスクランブルスクエアへ
行く方法を解説します。
スクランブルスクエア方面改札に
出るところまでは、
先ほどと同じです。
改札を出ると、
こんな謎の壁が現れますが
ビビらずに左に進んでください。
左に曲がろうとする時点で
スクランブルスクエアの
華やかな様子が目に入るので
特に躊躇することも
ないかと思います。
/// JRの中央改札に出るルート ///
さっきの白い壁、左に進む以外にも
ルートがありまして…
どうなってるんだろうと
進んでいくと、こんな隙間に出て…
そのあと右に曲がると
中央改札への通路に出ます。
(左に行くと、さっきの
スクランブルスクエアへの
ルートにつながっています)
ここまで来ると
見覚えのある人もいるでしょうか。
階段を降りるとここです。
さっき出てきた場所ですよー。
/// 明治通り方面改札 ///
観光案内の時、こちらに出ることは
あまりないかもしれませんが
ヒカリエに行く際はオススメです。
乗ってきた電車の最後尾側に
階段があります。
もう少し、ホーム中ほどに進むと
エスカレーターもあります。
バリアフリーのルートはありません。
これはエスカレーターで降りて
上を見上げたところ。
さて、改札へ。
こちらは「明治通り方面改札」といいます。
改札を出て右には、
宮益坂の下のビックカメラが
チラッと見えています。
改札を出て左には、
ヒカリエの入口があります。
ちょっと離れて見るとこんな感じ。
地図上では、こんな位置です。
/// 魔のルート ///
1つ、引っかけ問題のような
紛らわしいルートがあったので
一応、お知らせしておきますね。
ハチ公を見て、このあたりから
JRの改札の方に向かうと…
こんな案内表示が出ています。
(銀座線が追加されている)
この案内を辿っていくと…
え? ここ、ヒカリエと
スクランブルスクエアよね?
この案内に沿って進むと
スクランブルスクエアに出ます。
次の写真が引っかけ問題!
これを見ると、銀座線は
下に降りるんだと
思ってしまいませんか?
でも、これは「後方に進んでね」という意味で
銀座線のホームは3階なのです。
エスカレーターを2つ上がって…
スクランブルスクエアの横を通り…
ここで右なんですが、左に進んでも
玉川改札に出るので
銀座線には乗れます。
このルート、かなり
遠回りな気がしますが
混雑回避のための表示なのでしょうか…。
とりあえず解説は以上です。
多少、イメージはできましたか?
やむを得ず、下見をしていない状態で
お客様をお連れする時は
本当に目が泳いでしまうので
少しでもこの情報を
お役に立てていただければ幸いです。
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