2024年9月27日金曜日

【DJF特集14】ジャズで国際交流

皆さま、こんにちは。ねこです。デトロイト・ジャズ・フェスティバルの企画で、鳥取とデトロイトの若者たちが、実際にどんな交流をしたのか、ご報告しましょう。

鳥取からは15歳から25歳までの12人が参加。デトロイトからも12人(年齢はおおよそ同じくらい)が参加しました。フェスティバル2日目の9:30から、ホテルの会議室でのスチューデント・ミーティング兼リハーサル。午後13:15からが、Waterfront Stageでのセッションという日程です。

緊張してこの日を迎えた鳥取の皆さん。Chuck Newsome先生に言われて、なんとなくやってきたデトロイトの学生さんたち(笑)。まずは1人ずつ自己紹介をしていきますが、名前と楽器を言っておしまいという感じで、イマイチ盛り上がりに欠けています。


ところが、あら不思議! 曲の打ち合わせを始めたら、急にみんなの目つきが変わりました。




「言葉も文化も違う国に住んでても、ジャズの演り方は一緒なんだ!」と実感した瞬間ではないでしょうか。

音楽のおかげでグッと距離の縮まった若者たちは、鳥取県を紹介するパンフレットを見ながら話が弾んでいます。


スチューデント・ミーティング兼リハーサルは、最後にみんなで交代しながら「A列車で行こう」を演奏して終わりました。


さて、午後はいよいよ本番です。



はるばる海を越えてやってきた鳥取の若者たちの音と、この土地で練習を重ねてきた若者たちの音が、青空の下でブレンドされていきます。




双方にとって、とても貴重な経験になりましたね。


この交流事業のまとめ役を引き受けてくださったChuck Newsome先生(プロのギタリストで、ジャズ教育者でもある)が、後日、メールの中で、こんな言葉を書いていました。

These kids had quite an experience that will probably last a lifetime!
(これは、みんなにとって、一生忘れられない経験になったと思う)

もともと、この国際交流はホテルの会議室で、非公開セッションという形で実施する予定になっていました。しかし、DJF代表のChris Collins氏が8月1日に「セッションをステージでやってみてはどうか?」と提案をしてくれたことで、全員がDJFのステージに乗れることになったのです。

デトロイトの皆さん、素敵な思い出を本当に本当にありがとう! この日のことは、一生忘れませんよ。


<注目の若手アーティストたち>
今回、セッションに参加してくれた中に、将来、世界的なプレーヤーになりそうな若者が2人います。アルトサックスのカリルくんと、ピアノのジェイコブくん。なんと、どちらも15歳です。

Kahlil Childs
https://www.youtube.com/@Kahlil314

Jacob Hart
https://www.youtube.com/@jhartpiano1

ピアノのジェイコブくんは、近々、レコーディングをしてCDを作るとのことで、今、クラウドファンディングをやっています。
https://www.gofundme.com/f/help-jacob-create-his-jazz-masterpiece

彼が超有名なプレーヤーになったら、「私、ジェイコブ・ハートの1枚目のCD制作に協力してるのよ」と自慢できるかなと思って、ちゃっかり30ドル寄付してみました。Donate Nowというところを押すと、高めの金額の選択肢が出てきますが、金額を自分で入力できるので、少額からでも参加できます。よかったら♪