皆さま、こんにちは。ねこです。
先月、Kindle書籍
「TOKYO PHOTO LOCATIONS」を
発売しまして、
その裏話を連載中なのですが、
昨日、通訳案内士試験の
合否発表があったので、
今日はちょっとそちらの話題を。
以前、英会話学校の生徒さんから
ガイド試験の二次対策は
どうしたらいいですか?
という質問をいただいていたので
実際にねこ自身がやった
二次対策について
書いてみたいと思います。
ただ、その前に
すごく重要なことを
お伝えしますね。
合格することを目標にせず、
その先の仕事のことを見据えて
スキルアップに励むこと!
試験勉強をしていた時は
そんなこと全く
考えもしませんでした。
しかし、実際に試験に受かって、
仕事を始めていく中で、
実は二次試験前よりも
さらに必死で
二次試験に出題される内容を
勉強し直すことになったのです。
つまり、二次試験の内容というのは、
実践に直結しているので、
二次試験自体が職業訓練に
なっているということ。
どうかしら?
ちょっとやる気出ました?
では、ねこが実際にやった
試験対策をご紹介しましょう。
まずは失敗談から。
完璧に作られているスピーチ集の
暗記をしようと試みましたが
このやり方は、自分には
向いていませんでした。
最終的に教材として選んだのは、
「英語で日本紹介ハンドブック」と
「日本事情」です。
(※当時使ったのは、前のバージョン)
「英語で日本紹介ハンドブック」は
音声がないので、ひたすら音読をし、
知らない単語や言い回しを
書き出しました。
「日本事情」の方は
とにかくシャドーイングです。
散歩をしながら、
ぶつぶつシャドーイング。
かなりアヤシイ人(笑)
あら、エクセルで作った
試験対策の予定表がありましたよ。
左側が「英語で日本紹介ハンドブック」
右側が「日本事情」ですね。
その日にその章を重点的に
見直すという意味です。
シャドーイング自体は、
わりと大雑把にやっていました。
散歩に行くときに、
今日はChapter 1から再生、
明日はChapter 6から再生、
明後日はChapter 11から再生
という感じです。
単語を整理して覚えるのも
すごく重要です。
まず、こんなふうに
覚えたい単語をエクセルで用意し、
それをFlashcards Deluxeの
アプリに入れて使いました。
元ハロー通訳アカデミーの植山先生が
やり方を詳しく説明してくれています。
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/5453925522e7fc930961b9911dac446a
これは、一次試験の暗記でも
かなり使いましたねぇ。
知識をインプットしつつ、
声を出して練習!
ここがすごく重要です。
スポーツやダンスと同じで
英語を話すことも
実際に口を使って練習するのが
上達の秘訣なのです。
教本や動画をじっと見ていても
体を使わなきゃうまくならないのです。
発音については、
ものすごいジャパニーズ・
イングリッシュのガイドさんも
けっこう見かけるので、試験では
発音よりも内容重視なのかな
という気はします。
ただ、実際の仕事では、
発音がいいのは、わりと重要です!
というのは、発音がちゃんとしていると
お客様が安心するからです。
試験対策をしていた頃、
発音矯正スペシャリストの
ジョシュア・ポペノ先生の
動画制作をお手伝いしていたので
ねこは、それなりに発音を
改善することができました。
https://www.popenoemethod.com/japanese/sample_videos.html
実は今も、この教材で、
日々、練習を続けています。
さて、単語やフレーズをインプットし
シャドーイングなどで
アウトプットを続けたら、
あとは、実際に発言をする練習です。
これは、英語のわかる相手がいると
やりやすいのですが、
いなくても大丈夫。
自分で質問して
自分で答えましょう。
で、嫌だけど録音しましょう!
この練習って、けっこう苦しいです。
オーバーラッピングや
シャドーイングのような
爽快感はありません。
(えっ? シャドーイングは
爽快じゃない?
爽快になるまでやってね♪)
でも、試験対策の仕上げとしては、
次々と自分で設問を用意して
答えていくことが本当に重要です。
どうしてもうまく言えない内容は、
一旦、書いて整理して、
また練習しましょう。
とにかく、目標は合格ではありません。
将来出会う外国人のお客様に
日本を楽しんでいただくことが
最終目標です。
ガイド仲間として
お目にかかれる日を
楽しみにしています!