「ドレミファソラシド」って、どこの国の言葉でしょうか?
とても親しみがあるので日本語かなと思ってしまいそうですが、
実はこれ、イタリア語なんです。
Do (ド) Re (レ) Mi (ミ) Fa (ファ) Sol (ソ) La (ラ) Si (シ) と綴ります。
ちなみに、日本語では、
「ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ」となります。
ピアノなどをやっている人は
「ハ長調」「変ロ長調」などという言葉に馴染みがあるかもしれませんね。
なぜ「イロハニホヘト」じゃなくて、おかしなところから始まっているかと言うと、
音の基準というのが「イ」だからという理由があるのですが、
そのへんについて語っていると長くなってしまうので、ここでは割愛します。(^^ゞ
ドイツ語では
C (ツェー) D (デー) E (エー) F (エフ) G (ゲー) A (アー) H (ハー) と言います。
オーケストラや吹奏楽などでクラシックを演奏する人たちは、
この音名を使って話をします。
英語では
C (スィー) D (ディー) E (イー) F (エフ) G (ジー) A (エイ) B (ビー) と言います。
ジャズ奏者は、こちらの表現を使います。
なので、クラシック奏者とジャズ奏者が話をすると
時々、混乱が起きます。
ジャズ奏者: 「3小節目のA(エー)の音なんだけど…」
クラシック奏者: 「3小節目にはE(エー)の音なんてないよ」
ジャズ奏者: 「ああ、ごめん。クラシックではA(アー)って言うんだね」
いっそ、「ハニホヘト…」で話したほうが混乱が少ないかもしれませんね(笑)
さて、日本の楽器奏者の間では、
イタリア語、英語、ドイツ語、日本語のどの音名も使われますが、
楽譜に書いてある音楽用語はなぜかイタリア語が主流になっています。
音名をドイツ語で言うクラシック奏者もイタリア語を使います。
Andante 【アンダンテ】 ゆっくり歩くように
Allegro 【アレグロ】 速く、楽しげに
Forte 【フォルテ】 強く、大きく
Piano 【ピアノ】 静かに、柔らかく、穏やかに
ちなみに、鍵盤楽器のピアノがなぜ「ピアノ」という名前になったかというと
小さな音から大きな音まで出るから最初は「ピアノフォルテ」と呼ばれていたのが
いつのまにか省略されて「ピアノ」と呼ばれるようになったのだとか。
それにしても、音楽っていうものは言語学的に見ても
ものすごくインターナショナルな世界なんですね。
さて、1つ宣伝をさせてください。(^^)/
実は来週の日曜日、ねこはコンサートでフルートを吹きます。
高校のOBバンドの演奏会です。
この日に向けて、「ここはもっとフォルテで」とか
「3小節目のアーの音が…」なんて会話をしながら
一生懸命練習してきました。
お時間が許す方、ぜひ遊びにきてください。
ねこは第1部と第3部で演奏します。
クラシックに馴染みのない方や、お子さま連れの方などは、
第3部のポップスステージだけ楽しんでいただいてもいいかもしれません。
第3部のスタートは15:00頃になります。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
♪♪♪ ル・トラヴェール吹奏楽団 第11回演奏会 ♪♪♪
■日時: 2011年09月4日(日)
OPEN 13:00 / START 13:30
当日券販売 12:00~
■場所:越谷サンシティホール 大ホール
(JR武蔵野線 南越谷駅、東武伊勢崎線 新越谷駅 より 徒歩3分)
■演目
<第1部>
~クラシック・オリジナルステージ~
・D.ギリングハム/エアロダイナミクス
・A.P.ボロディン/歌劇「イーゴリ公」より だったん人の踊り 他
<第2部>
~ビッグバンドステージ~
選抜メンバーによる、ビッグバンドスタイルのジャズステージ
<第3部>
~ポップスステージ~
『あなたも私もいい気分!!』
入場料:300円(未就学児は無料)
http://www.geocities.jp/letrouvere2004/