今日、目からちょっと大きめのウロコが落ちたので
そのお話をしたいと思います。
ねこは昨日、洋楽の歌詞の翻訳をしていました。
“ちょっと内容を確認したいだけ”ということだったので、
とりあえず、あまり下調べをせずに、
短時間でササッと字面だけ見て訳してみました。
(※結婚式で歌う曲などについて、時々こういう相談を受けます)^^
今日は火曜日で図書館が開いているので、
ちょっと調査に出かけてみました。
すると、その曲の歌詞対訳を見つかりました。
見てびっくり!!!
ねこは大きな大きな間違いをしていたのです。
何だと思いますか?
それは歌い手さんの性別でした。
送られてきた歌詞を見て、ねこは何の疑いもなく、
歌い手さんを女性と想定して
「わたし」「あなた」「~なの」「~ね」などの単語を使って訳しました。
でも、歌詞対訳は「僕」「きみ」「~なんだ」という
男言葉になっていたのです!
これには、ちょっと驚きました。
たしかに、本格的に歌詞や物語を訳すときは
主語を「わたし」にするのか、「俺」なのか、「僕」なのか
「あたし」なのか、「わし」なのか、じっくり検討します。
口調も慎重に検討します。
でも、パッと文章を見て、手早く訳したときには、
性別の情報がまったくわからなかった。
これは、すごいことだなと思いました。
日本語の話し言葉には、性別について
もう少し多くの情報が入ってくる気がします。
もちろん男っぽい話し方をする女性や
女っぽい話し方をする男性もいますが、
一般的に言って、英語よりも男女差がわかりやすいでしょう。
イタリア語については、
日本語よりもさらにはっきりと男女差が言葉に現れます。
例えば「疲れたよ」という言葉。
男性は "Sono stanco(ソーノ スタンコ)"
女性は "Sono stanca(ソーノ スタンカ)"
と言います。
英語は、日本語やその他の言語に比べて
とてもシンプルだと言われてますが、
確かにそうかもしれないなと思いました。
「英語なんて、ほんと簡単な言語よ!!」
う~ん、一度でいいから、そんなふうに言ってみたいけど(笑)