皆さま、こんにちは。ねこです。
黒田龍之助さんという
ロシア語の先生が書かれた
「外国語の水曜日」という本を
楽しく読んでいます。
まだ、読み途中ですが、第一章では
理系の学生さんたちや先生自身が、
5日間や3週間という短期間で
まったく知らない言語を学ぶという
取り組みの様子が
面白おかしく綴られています。
英語に全精力(?)を
捧げてきてしまったねこにとって、
これは、とても新鮮でした。
「必要に迫られて」ではなく、
むしろ、「実験的な感覚」というか
「純粋な好奇心」で、
未知の言語を少しだけ学ぶ、。
何とも楽しそうなお話です。
ねこも何か未知の言語を
学んでみたくなりました。
何がいいでしょう?
最近、気になっている国は、
フィンランドとエストニアと、
アルゼンチン。
でも、今度の春から友人が
駐在する予定のキルギスも
気になります。
少しでも彼女の力になりたいと思い
日本のAmazonでキルギス語の本を
探してみたら、
「キルギス語入門」の古書が
10,401円!(ひゃあ!!)
「キルギス語会話」の古書が
12,979円!(ぎゃあ!!)
あとはAudibleの会員のみ利用できる
「Eurotalk リズム キルギス語」
しかありません。
ううむ…。
では、ネット上の情報や講座は
どうでしょう。
ウィキトラベルのキルギス語会話集には
文字の発音と挨拶表現と
数字と曜日が載っていましたが、
あまり充実はしていません。
キルギス語トラベル会話100は、
それなりにたくさんの表現が
載っていましたが、
「音声を聞く⇒」いうのがあっても、
どこをクリックしたら音が出るのか
まったくわかりません。
Жайыраак айтасызбы.
(ゆっくり話してください)
それに、仮にこれを発音できたとしても、
ゆっくり話してもらっても
わからないものはわからないし(笑)
日本語-キルギス語 会話帳は、
こんな感じです。
読めない…。
何だか絶望的な気分に
なってきました(汗)。
ひょっとしたら、英語を使って
キルギス語を学ぶ方が
教材が豊富なのでは?
そう思って調べてみると、
確かにAmazon.comには
手ごろな値段で
キルギス語の教材がありました。
ちなみに、キルギスという綴りは
KyrgyzとKirgizの
2種類があるようですが、
Kyrgyzで探したら
書籍が少しだけ出てきました。
「Kyrgyz Language: The Kyrgyz Phrasebook」
(12.99ドル)
https://www.amazon.com/dp/150521713X
この本と、あとはキルギス語の
動詞の本が2冊。
Radio Azattyk Kyrgyzという
ラジオ曲のサイトを見つけましたが
http://www.azattyk.org/
視聴方法すらわかりません(笑)
Google Chromeの翻訳機能を使って
英語に訳すという方法はありますが、
そもそも、これを流し聞きしたところで、
頭の片隅にすら引っかからず
そのまま海まで流れてしまうでしょう。
少し使えそうなのが、こちらの
Kyrgyz Peace Corps Courseというページ。
http://www.101languages.net/kyrgyz/kyrgyz-peace-corps-course/
テキストと音声があって、
説明と発音練習もあるので、
これは使えそうです。
とはいえ、3~4分程度の音源が6本のみ。
実用的とは言えません。
逆に言えば、趣味でちょっと囓るには、
ちょうどいい分量かもしれません。
ところで、図書館には、
どんな言語の本があるのかしら?
と思い、足を運んでみたら、
その充実ぶりに驚きました!
これだけいろいろあるのに、
キルギス語がないというのは、
やはり、かなりマイナーな
言語なのでしょうか。
実際のところ、キルギス共和国では、
ロシア語とキルギス語が
事実上の公用語となっていて、
首都のビシュケクでは、
日常的な言語の使用率は、
キルギス語よりもロシア語が圧倒的に多く、
大学などの教育機関ではロシア語で
授業を行っているとのこと。
ふうむ。ロシア語かぁ…。
ロシア語となると、教材の選択肢は
格段に広がります。
とりあえず、
「ロシア語が面白いほど身につく本」を
ひたすらオーバーラッピングと
シャドーイングしてみるっていうのは
どうかしらねぇ。
今回、キルギス語の教材を探してみて、
音声付きの教材があるということが
どれだけすばらしいことなのかを
痛切に感じました。
それにしても、世の中には
いろんな言語があるものですね。