2024年8月26日月曜日

【DJF特集8】チップ文化

皆さま、こんにちは。ねこです。デトロイト・ジャズ・フェスティバルで渡航する方たちのために、ちょっとずつ情報発信をしています。今回は短めにサクッと、チップのお話をしましょう。

チップという文化に慣れていない日本人にとって、これは、なかなか難しいものなのですが、デトロイトの友人に尋ねたところ、かなり具体的なアドバイスが返ってきました。

「ファストフードやベーカリーはチップ無し(要するにカウンターでの受け取り、支払いはチップ無し)。レストランでウエイターが1人でサービスが普通の場合は15%。特別フレドリーで良い場合は20%。高級レストランでウエイターが2人以上の場合は20%。サービスが特別に良い場合は25%が良いと思います」

ニューヨークの友人の回答は、それより多めで、「普通のサービスで20%、場合によっては25%。スタバなどでも1ドル程度は渡す」とのことでした。

いずれにしても、2人が共通して言っていたのは、レストランの仕事の場合、時給3ドル(450円)程度といった低賃金の店も多く、いいサービスをして自力でチップを稼がなくてはいけないという前提があるので、客の方もそれをよく心得ているとのこと。特にパンデミック以降は、かなりしっかりした額のチップを置く習慣が根づいているようです。

なので、サービスを受ける側としては、伝票に書いてあるのは、あくまでも食事の料金で、食事を運んでもらう料金は、別途支払わなくてはいけないという認識を持つことが大切かなと思います。

「もう二度と会わない人だからいいや」みたいな感覚で、チップを置かなかったり、小銭だけバラバラと置いていったりすると、「これだから日本人は…」と、日本の評判を落とすことになってしまうので、プライドを持って、しっかり払いましょう!

払い方としては、クレジットカードの伝票にチップの額と合計額を書き込んでサインするという方法と、クレジットカードでは、ぴったりの金額を払って、チップを現金で置くという方法があります。店によっては、チップ分を従業員に満額渡さないところもあるようなので、手持ちの現金に余裕がある場合、私はチップ分を現金で置くようにしています。

経済的にキツいな~という時は、フードコートやスーパーで買って済ませるのも手です。

ベッドチップについては、意見はそれぞれで、1泊1人あたり1ドル置くという人もいれば、ホテルの清掃の人は、ちゃんと労働に見合う単価をもらってるので、特に置いていないという人もいるようです。

参考にしていただければ幸いです。

さて、次回はいよいよフェスティバル会場のお話です。お楽しみに!