2016年10月14日金曜日

"wander"と"wonder"

皆さま、こんにちは。ねこです。
すっかりご無沙汰してしまいましたが、
元気に暮らしております。

さて、今日はちょっと、
発音の似た単語のお話をしましょう。
(※解説の内容はアメリカ英語です)

まずは、"mop"と"map"。
日本人の感覚からすると、
【モップ】と【マップ】ですよね。

しかし、アメリカ人の発音は、
少し違います。
"mop"は/ɑ/という母音で、
【マップ】と【モップ】の中間ぐらいの音になります。
こちらの辞書の「US」の方をクリックして
音を確認してくださいね。
http://dictionary.cambridge.org/us/pronunciation/english/mop

一方、"map"の方は、/æ/という母音で
もっと口を横に広げて
【メァップ】に近い音で発音します。
http://dictionary.cambridge.org/us/pronunciation/english/map

今度は、"iPod"と"iPad"を比べてみましょう。
こちらも、先ほどと同様、
"iPod"が【アイパッド】と【アイポッド】の
中間ぐらいの音に、
"iPad"の方は、【アイペァット】に近い音です。

さて、ちょっと紛らわしい単語の登場です。
"wonder"と"wander"。
「あれっ? どっちがどういう意味?」
と思った人も、結構いるかと思うので、
まずは意味の解説から。

"wonder"は、いくつかの意味がありますが、
動詞だと「~を疑問に思う」や「驚嘆する」など。
"wonderful"というのは、
「驚嘆することが」「いっぱい溢れている」
という状態なので、
「すばらしい」ということになるわけです。

そして、発音についてですが、
さっきと同じパターンかしらと思いきや、
こちらは、/ʌ/という発音。
固くて短い【ア】という音です。
http://dictionary.cambridge.org/us/pronunciation/english/wonder

"wander"の方は、
「歩き回る」「さまよう」といった
意味があります。
こちらは、"a"の綴りであるにも関わらず、
"map"や"iPad"の母音ではなく、
"mop"や"iPod"で出てきた母音に
近い音になります。
http://dictionary.cambridge.org/us/pronunciation/english/wander

ううむ、どっちも【ワンダー】に聞こえる(笑)。

さて、そんな紛らわしい単語を
タイトルに使った音楽CDが
明日発売されます。

(えっ、ねこさん、ここまでの話は、
ひょっとして、その前置きですか?)

NF4という4人編成のバンドの、
「Wandering」というアルバムです。
実は、こちらのPV、ねこが写真を撮って、
(※ジャケット写真以外)
iMovieというソフトを使い、
スライドショーを作りました。
https://www.youtube.com/watch?v=Ql02OW2LgmI



特にお気に入りの曲は、
YouTubeの2分31秒からの
「A Day For Pray」です。

あっ、"play"と"pray"も
なかなか紛らわしいですよね。
"pray"は「祈る」という意味なので、
「A Day For Pray」は、
「お祈りのための日」という
意味になります。

さて、浜辺にある4つのトランク。
これを持ってさまよい歩いた4人は、
いったい、どこにたどり着くのでしょうか。



2016年10月15日発売

NF4「Wandering」

日野林晋(Ts,Ss) 小畑智史(Pf,Or,Ep) 石井圭(Bass) 西村悟志(Dr,Per)
Guest Kasi Jones(Vo,Cho)

収録曲
1. Wandering (6:12) 
2. Hectic Morning (6:36)
3. 24 (6:58)
4. Fond Memories (6:41)
5. Inside Stories (6:57)
6. All Of Me (5:30)
7. A Day For Pray (6:56)
8. Innocence (7:09)
9. Dreams (6:06)
10. If (6:29)
11. Suspension (6:16)
12. After Hours Shuffle (0:56)
All Compositions by Susumu Hinobayashi exept Track 6

Recorded & Mastered at Studio Orpheus
Engineered,Mixed & Mastered by Naoto Sugahara
Photos by Kumiko Hirama