2014年6月30日月曜日

"meet"と"see"の使い分け

皆さま、こんにちは。ねこです。
庭のブドウとオリーブが実をつけています。
こういうのを眺めている時間って幸せですね。


さて、今日は"meet"と"see"の使い分けについて
お話ししたいと思います。
どちらも日本語では、「会う」と訳すことができるので
とても紛らわしいのですが、
ネイティブは、わりと明確な使い分けをしているようです。

簡単に整理してみましょう。
"meet"には、主に2種類の意味があります。
1)初めて誰かと会うという、いわゆる「出会う」の意味。
2)待ち合わせをして会うという意味
それ以外は"see"と考えると分かりやすいでしょう。

例えば、初対面の挨拶では、

Nice to meet you.

と言います、

初めて会った日にお喋りを終えて
さよならを言う時は、

It was nice meeting you.

と言います。
「あなたと知り合いになれてよかった」
というニュアンスになります。

2回目以降に会ったときは、

Good to see you.
Nice to see you again.

などの表現を使います。

そして、別れ際には、

It was nice seeing you.

と言います。
「会えてうれしかったよ」という感じですね。


"meet"の意味の1つには、
初対面のニュアンスが含まれるので、
例えば、こんな表現は、すごく違和感があります。

(誤)I want to meet my father.

こう言ってしまうと、生まれてすぐ父親と生き別れになり
一度でいいから、自分の父親に会ってみたい
というニュアンスになってしまうわけです。

例えば、実家がとても遠いところにあって、
「ああ、たまには父さんに会いたいなぁ」
というニュアンスで言うなら

I want to see my father.

となります。


もう1つ、面白い例を挙げましょう。
日本人の好青年Kenが友達のMartyに
ガールフレンドを紹介すると、Martyが質問をします。

M: When did you meet?

K:(誤)We met five minutes ago.

"When did you meet?"は、
「いつ知り合ったの?」という意味の質問なので、
それを「(最近)いつ会った?」と勘違いして
「5分前だよ」と答えてしまっては、
Kenは、かなり手の早い男ということになってしまいます(笑)


さて、次は偶然会った場合の表現です。
「エレベーターで友達に会ったよ」と言いたいのに
こういう表現を使うと、どういうニュアンスになるでしょうか?

(誤)I met my friend on the elevator.

この場合、2つの意味が考えられますね。
「エレベーターの中で知り合いになった」
あるいは、「エレベーターの中で待ち合わせをして会った」
というニュアンスです。
前者は、まあ、たまにはあるかもしれませんが、
エレベーターの中で待ち合わせというのは、
普通はしないですよね。

この場合は、"meet"でも"see"でもなく、
偶然会うという意味の"bump into"や
"run into"を使うのが自然です。

I bumped into my friend on the elevator.
I ran into my friend on the elevator.

という表現になります。

ここまで、簡単に"meet"と"see"の
使い分けについて説明してきましたが、
こういった基本動詞には、いろいろな意味があり、
この説明には当てはまらないものも
たくさん存在します。

例えば、「医者に行く」という英語表現は
"see a doctor"となります。
初めて会うお医者さんで、予約をして行く場合でも、
"meet a doctor"とは言いません。
ちなみに、"meet a doctor"と検索したら、
お医者さんとデートをするための情報が
いっぱい出てきました(笑)
専門家のアドバイスなどを聞くために
訪問する場合は、"see"を使うんです。
ああ、紛らわしい…。

結局のところ、言葉を学ぶときは、
ある程度、文法や用法の知識も必要ですが
最終的には、たくさんの文章を声に出して真似して
感覚として身につけていくのが
一番手っ取り早いのかもしれませんね。

ちなみに、今日の内容の大半は、
こちらのYouTubeを参考に書き出しました。
すべて英語での説明ですが、
いろいろ演技を交えて説明してくれるので、
とても分かりやすかったです♪


2014年6月28日土曜日

「骨太の方針」

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、NHKの「SWITCHインタビュー」という番組で
ピアニストの上原ひろみさんが、
大御所ピアニストのアーマッド・ジャマルについて
とても印象的な話をしていました。

ジャマル氏は現在84歳。
そのジャマル氏に
「自分のアルバムで一番好きなアルバムは?」
と尋ねると、
"Next one(次に出すアルバムだ)"
という答えが返ってきたのだそうです。

80代であっても、未来の自分に期待を持ち、
さらに向上し続けようとする。
この話を聞いて、なんだか身が引き締まる思いがしました。

「最近、いい字幕が書けるようになってきたな」
「わりと英語が上手に話せるようになったな」
なんて思っている場合ではありません。
(ごめんなさい、ちょっと思ってたんです)(^^;
こんなところで満足せず、もっと上を目指します!


というわけで、今日はちょっと苦手分野に
切り込んでいきましょう。
いわゆる時事英語です。

数日前、テレビや新聞で「骨太の方針」
という言葉をよく見かけました。
そう、日本政府の方針です。
もともとは、小泉首相が2001年に
経済諮問会議で決議させた政策の基本方針で、
民主党政権は諮問会議と骨太の方針をやめましたが、
第2次安倍政権が復活させました。

ん~、これだけでクラクラしちゃう人、
頑張って、このニュース見て、ついてきてください。(^^ゞ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140624/k10015468441000.html

さて、この「骨太の方針」、
英語の記事では、どう書かれるのだろう
というのが気になって、
いくつかのサイトを確認してみました。

まずは、内閣府のサイトの英語版。
http://japan.kantei.go.jp/96_abe/actions/201406/24goudoukaigi.html

内容的に該当しそうな表現は
Basic Policies for the Economic and Fiscal Management and Reform
あたりですね。
単語ごとに区切って訳すとしたら、
「基本的な/政策/~のための/経済/と/財政の/運営/と/改革」
これがいわゆる「経済財政運営と改革の基本方針」の英訳です。
「骨太」に該当しそうな表現は使っていません。

こちらは読売新聞社が出している
The Japan Newsの記事。
http://the-japan-news.com/news/article/0001378219

該当しそうな言葉としては
new basic fiscal and economic policy guidelines
あたりです。
単語ごとに区切って訳すとしたら
「新しい/基本的な/財政/と/経済の/政策/指針」となります。
こちらにも、「骨太」に相当する表現は見当たりません。

Japan Timesを見てみましょう。
http://www.japantimes.co.jp/news/2014/06/24/national/cabinet-adopts-economic-plans/#.U66-f5R_uSo

こちらは、少し表現が違っていて
a set of economic reform strategies
あたりが内容的には該当しそうです。
「~の一式/経済/改革/戦略」という感じです。
やはり「骨太」は出てきません。

なぜ出てこないのでしょう?
それは、耳慣れないキャッチフレーズのようなものを入れると
読む側が妙に引っかかってしまうからではないかと思います。

「骨太の」という日本語をそのまま直訳するなら、
"big-boned"あるいは"large-boned"となります。
これは、本当にそのまま「骨が太い」という意味です。
こんな言葉をニュース記事に挟み込んだら、
海外の人々の頭の中には「???」が飛び交います。

では、直訳ではなく、意味を訳すとしたら、
この場合の「骨太の」はどういう英語にできるでしょうか?
訳す前に、この日本語をかみ砕いて
理解する必要がありそうです。

「骨太」の定義としては、
基本や根幹がしっかりしていること。
構成などが荒削りだが、がっしりとしていること。
「しっかり」の英訳を見てみると、
"steadfast" "steady"などが該当しそうです。
それ以外でニュアンスが近そうなものとしては
"robust" "strong"なども挙げられます。

でも、結局のところ、そういった形容詞は、
政策を作った側の主観というか希望を含んだものなので、
英語で記事を書くときには、
あえて使わないのかもしれませんね。

というわけで、「骨太の方針」の訳語はありません!
というのが今日の結論でした。
チャンチャン♪


<今回のニュースに出てきたその他の時事用語>
mid-to long-term economic growth
中長期的な経済成長

foreign investors
外国人投資家

The Japan Revitalization Strategy
日本再興戦略

Government Pension Investment Fund (GPIF)
年金積立金管理運用独立行政法人

rapidly shrinking population
急速に減少する人口

special economic zones
経済特区

labor shortage
労働力不足

2014年6月24日火曜日

「夏時間」(続編)

皆さま、こんにちは。ねこです。
「夏時間」の英語表現について、
さらにリサーチしてみました。

まずは、アメリカ人の皆さんの場合、
"summer time"とは言いません。
"summer time"と言うと、
単に「暑い夏の時期」という意味になるそうです。

時間変更の意味での「夏時間は」、
"daylight savings time"あるいは、
"daylight savings"と言うのが一般的だそうです。

もともとは、"daylight saving time"と
"s"をつけないのが正しい(古い)表現で、
Cambridge Dictionaries Onlineなどには、
"daylight saving time"という綴りで掲載されています。
出版関係者の間では、こちらが好まれるそうですが、
一般の人々の間では、"s"をつける言い方が
主流になっているようです。

オーストラリアでは、どうかと言うと、
こちらの政府系サイトを見る限りでは、
http://www.nsw.gov.au/about-nsw/daylight-saving
"daylight saving time"のようですね。

では、イギリスではどうでしょう?
こちらのサイトを見ると、
http://wwp.greenwichmeantime.co.uk/info/daylightsaving.htm
"daylight saving time"と"summer time"の
2種類の表現を使うようですが、
"summer time"と言うのが一般的なようです。

さらに、こちらの記事を見ると、
http://www.daylightsavingtime.co.uk/
1時間変更する制度自体を
"daylight saving"と呼ぶものの、
夏のタイムゾーンの名称は"British Summer Time (BST)"なので
一般の人々は、"summer time"と呼ぶんだろうな
ということが推測できます。

英語圏以外での「夏時間」の表現は、
スペイン語:Ora legale
イタリア語:Horario de verano
フランス語:Heure d'été
どれも単語と意味としては
"summer time"というニュアンスです。


<豆知識>
イギリスの冬時間はGreenwich Mean Time (GMT)。
アメリカ東部では、冬時間がEastern Standard Time (EST)、
夏時間がEastern Daylight Time (EDT)となります。
日本は一年中、Japan Standard Time (JST)です。

他にUTCという表現もあります。
こちらは、Coordinated Universal Time(協定世界時)の略語で、
例えば日本時間は、"UTC+9"と表されます。
これは、協定世界時より9時間進んでいるという意味です。
アメリカ東部標準時は"UTC-5"で
協定世界時より5時間遅れという意味。
夏時間の間は"UTC-4"となります。

時間の話を突き詰めていくと、
実際には地球の時間にはズレがあって、
その調整がなんちゃら…と
とても深~い話になってしまうので、
このへんでおしま~い!

2014年6月23日月曜日

「夏至」と「夏時間」

皆さま、こんにちは。ねこです。
一昨日、6月21日は夏至でした。
太陽が真南を通る時の高さが1年で最も高く、
昼の時間が最も長い日です。
英語では、"the summer solstice"と言います。
発音は【サルスティス】という感じ。

口語的には"midsummer"という表現もあるようですが、
6月下旬に「夏の真ん中」と言われても、
いまいちピンと来ませんね。(^^;

ちなみに、冬至は"winter solstice"
北半球での春分は
"March equinox(またはnorthward equinox)"
北半球での秋分は
"September equinox(またはsouthward equinox)"です。
発音は【イークィノックス】という感じ。
※南半球では、春と秋が逆なので、9月が春分、3月が秋分になります。
春分を"vernal equinox"、秋分を"autumnal equinox"とも言います。

夏至の日にちは、地域や年によってズレがあり、
大抵は6月21日か22日になりますが、
過去に一度、1903年には6月23日になったことがあり、
2056年以降は6月20日になることもあるのだとか。
(By Wikipedia)

地軸のなんちゃらと、グレゴリオ暦と、閏年と…、
う~ん、このあたりを調べ始めちゃうと、
宇宙の神秘にハマってしまいそうなので、
このへんで、やめておきますね。

ところで、今は一年の中でも、特に日が長い時期ですが、
夏時間を導入している欧米諸国では、
夜の9~10時ぐらいまで外が明るくて、
お仕事終わりにでも、いろいろな活動が楽しめます。

こちらは、ハドソン川越しにマンハッタンを眺めながら
無料のヨガクラスを楽しんでいる写真。
今にも雨が降りだしそうな日だったので、
空の色は、やや暗めですが、
夜8時過ぎにレッスンが終わったあとでも、
この明るさでした。^^


ちなみに、「夏時間」は、
"daylight saving time (DST)"または
"summer time"と言います。
アメリカでは"daylight saving time"、
イギリスでは"summer time"と言う
と聞いたことがありますが、
この2つの表現、実際にネイティブが会話の中で
どう使っているのか、ちょっと調査してみますね。^^

2014年6月20日金曜日

ビールの次にワインはNG?

皆さま、こんにちは。ねこです。
今朝、サッカーの日本×ギリシャ戦を見ました。
最近、気づいたんですが、アメリカと日本では
残り時間の表示の仕方が違うようです。
日本では、後半戦でも、こんなふうに
00:00からカウントして表示されますよね。


でも、アメリカのテレビ放送では、
前後半のタイムが加算されていくので、
こんなふうに表示されます。


かなり小さくて微妙ですが、分かりますか?
77:19と表示されています。
このまま90:00までカウントされ、
そして、ロスタイムが4分あれば、94:00あたりまで
カウントされていきます。
見慣れないと、ちょっと戸惑います。(^^;

ちなみに、アメリカでは、
ケーブルTVなどに加入して、
ESPNなどのスポーツ番組を契約しないと
ワールドカップなどの試合を自宅で見ることができないそうです。

そのため、一般の人は、野球中継やサッカー中継を見るために
バーに行くことが多いようです。
どこのバーにもかなり大型のスクリーンが入っているのは、
そのためだったんですね。



ところで、今回のアメリカ滞在中、お酒の飲み方について、
驚愕の事実を発見しました!
日本では、まずはビールで乾杯し、
その後、各自好きな飲み物に移るというのが
一般的ですよね。
ねこは、それがおかしいことだなんて、
これまで一度も疑ったことなどありませんでした。

が、しか~し、国籍がさまざまなメンバー8人で集まって
レストランで、ワイワイ飲んでいたところ、
ビールの次にワインを注文したら、
マレーシア人の友人が驚いた顔をして質問をしてきます。

「えっ? なんで? なんでビールのあとにワイン?
それって、マジでありえないでしょ!」と。
もう、ねこは目が点。
彼女が何を驚いているのか理解できませんでした。

すると、すかさず日本在住経験のあるアメリカ人の友人が
こんな説明を始めました。
「日本では、ビールで乾杯というのが基本なの。
お酒を飲まない人ですら、形式上、1杯目だけは
ビールで乾杯するものなのよ。
そのあとは、各自好きな飲み物に移っていくわ」と。

いやぁ、お見事な説明ありがとうございます。
そのとおりです。
でも、他の国では、そういう常識は通用しないようです。
というのも、アメリカ(英語圏?)には、
お酒についてのこんなことわざがあるそうで…。

"Beer then liquor, never been sicker. 
Liquor then beer, have no fear."

ビールのあとに強いお酒、これ以上気分が悪くなるものはない
強いお酒のあとにビール、怖いものなし

別バージョンがこちら。

"Beer before liquor, never been sicker.
Liquor before beer, you're in the clear."

強いお酒の前にビール、これ以上気分が悪くなるものはない
ビールの前に強いお酒、それなら大丈夫
(※ちょっと分かりやすく意訳しています)

どうやら、こちら、よく知られている表現のようで、
そのルールに基づくと、日本人のやっていることは、
何ともびっくりな行為ということになるわけです。

でも、これについては、科学的な根拠があるわけではなく、
あくまでも、人間の行動パターンと結びつけた経験則という
見方もあるようです。
さらに詳しく知りたい人は、
こちらの英文記事も読んでみてくださいね。
http://www.thedrunkpirate.com/the-beer-then-liquor-rule-explained/

2014年6月18日水曜日

「タオルケット」

皆さま、こんにちは。ねこです。
1週間ほどブログをさぼって、
ニューヨークで遊んでおりました。(^^ゞ

今回は人生で9回目の渡米。
さすがに英米文化については、
もう驚くこともあまりないだろうと思っていたのですが、
今回は、いろいろと驚愕の事実に遭遇しました。
言葉以外の内容も含まれますが、
何回かに分けていくつかご紹介したいと思います。

まず、一番びっくりしたこと。
それは「タオルケット」に関する驚愕の事実です。
この一見すると英語っぽい言葉。
でも、"towelket"などという単語は存在しません。
無理やり内容を訳すなら、"cotton blanket"といったところ。
しか~し、そもそもアメリカには、
タオルケットというもの自体が存在しないのです!!
「タオルケット」という言葉は、
"towel"と"blanket"を組み合わせた和製英語なのです。

ん~、そう言われても、にわかには信じられず、
ネットでいろいろ調査したところ、
やはり、アメリカではタオルケットは購入できない様子。
どうしても納得がいかず、
マンハッタンにある無印良品にも行ってみましたが…


やっぱりありませんでした。
う~む…。
ニューヨークの夏も、けっこう蒸し暑いんで、
タオルケット、あったほうが便利でしょう。
これは新規ビジネスのチャンスかもしれませんよ!

2014年6月10日火曜日

スペルチェック

皆さま、こんにちは。ねこです。
バークリーの綴りを確認しに
はるばるボストンまでやってきました。^^









綴りは"Berklee"、発音は「バークリー」で合っていました。^^

ボストンは、大きな夢を抱えて、世界中から、
学生さんたちが集まってくる街です。
バークリー音楽大学だけではなく、
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)、
ボストン大学などがあり、
街中にやる気が満ちあふれているという
印象を受けました。

こちらのバーも、なかなかのやる気です(笑)。
意味は分かりますか?


“一日中飲むことなどできない(早く飲み始めない限りは…)”
ですって。

2014年6月6日金曜日

「バークリー」の謎(※一部修正)

皆さま、こんにちは。ねこです。
ここのところ、雨が続いています。
そんな時は「あら、お肌にいいわね」と
思うことにしましょう。


さて、今日は「バークリー」という固有名詞について。
これまで、スッキリしないまま
うやむやにしてきたのですが、
今日こそハッキリさせようと、調べてみました。

というのは、「バークレー」という表現と
「バークリー」という表現の2種類を
よく耳にするからなんです。

綴りはどうなんだろう?
正しい発音は?
そう思って、まずは綴りを調べてみると、
なんと5種類も出てきました。

Barclay
姓:
レジナルド・バークレー(『スタートレック』の登場人物)
企業:
フランスのレコード・レーベル名

Barkley
姓:
ロス・バークリー (イングランドのサッカー選手)

Berkeley
地名:
バークレー (カリフォルニア州)
バークリー (イリノイ州)
バークリー (ミズーリ州)
バークリー (バージニア州)
姓:
ジョージ・バークリー (アイルランドの哲学者)
アントニー・バークリー(イギリスの推理小説作家)
レノックス・バークリー(イギリスの作曲家)

Berklee
学校:
バークリー音楽大学(アメリカ合衆国ボストンにある音大)

Berkley
地名:
バークリー (コロラド州)
バークリー (アイオワ州)
バークリー (マサチューセッツ州)
バークリー (ミシガン州)
姓:
チャールズ・バークレー(アメリカのプロバスケットボール選手)

ちなみに、Google bloggerの入力画面上では、
下の2つにスペルチェックの赤の波線が出て、
MS Wordでは、音大のBerkleeに赤の波線が出ます。
しかし、決してスペルミスではなく、
実際に、すべてこの綴りで実在します。

発音のほうはどうでしょう。
すべてについて正式な発音記号を
確認することはできなかったのですが、
綴りなどから想定される発音は以下のとおり。

Barclay【バークレイ / bɑ́ːrkléi】
Barkley【バークリー / bɑ́ːrkkliː】
Berkeley、Berklee、Berkley【バークリー /ˈbɜrkliː】
※上の2つの【バー】は明るい音で、次の3つの【バー】は暗い音。
語尾は1つ目が【クレイ】で、他は【クリー】

これは、「齋藤/斎藤/斉藤」や
「渡邊/渡邉/渡辺」のように、
いくつかの書き方が自然発生していった
というやつですかねぇ。(^^ゞ

ちなみに、共同通信社の「記者ハンドブック」と
「朝日新聞の用語の手引き」には、
「Berkeley バークリー」だけが載っていますが、
日本でのカタカナ表記としては、
カリフォルニアの大学が「バークレー大学」
ボストンの音大が「バークリー大学」と
書かれるのが一般的なようです。

おっと、こんなことを調べていたら、もう夕方。
今夜もレッスンです♪

2014年6月4日水曜日

「ラインストーン」

皆さま、こんにちは。ねこです。
オシャレしてますか?
ねこは、オシャレするお金と時間を
英語につぎ込んできちゃった人なのですが、
これからは、もっと真剣にオシャレもしなくてはと、
心を入れ替えたところです。

さて、今日の話題は「ラインストーン」。
何となく耳にしたことのある言葉だけれど、
これまで特に気にも留めずスルーしてきました。

ある日、お風呂で洋書を読んでいると、
"rhinestone"という単語が目に入ります。
はてさて、何だこれ? どう発音するんだろ?
頭の4文字からなぜか"rhino(サイ)"を連想するも
動物が登場する文脈でもありません。

ん~。
「リネス…トーン」?
「ライネ…ストーン」?
あっ、もしや、「ラインストーン」!?

これまで、漠然と「ラインストーン」は
"line stone"だと思い込んでいたので、
これはちょっとした衝撃でした!(^^;

"Rhine"というのは、ヨーロッパを流れるライン川のことで、
昔、ライン川の水晶をダイヤモンドの代用品として使ったことから
"rhinestone"という名前がつけられたのだとか。

現代の「ラインストーン」の定義としては
次のようなものが見つかりました:

光度の高い鉛ガラスで作った人工宝石・金属片。服や靴などのアクセサリーのアクセントに使われる。(デジタル大辞泉)

ファセット・カットされた水晶、ガラスまたはアクリル樹脂製のダイヤモンド類似石を指す。模造宝石の一種で、今日では裏面に金属を真空蒸着したものが一般的である。(ウィキペディア)

鉛ガラス製の模造ダイヤモンド。ドレスの装飾やアクセサリーに用いられる。(三省堂大辞林)

これって、オシャレな人々の間では常識なのかしら。(^^;
ラインストーンは、ネイルなどによく使われていますよね。

リサーチをしていたら、
ラインストーンのカラーチャートを見つけました。
http://www.sunsetcrystals.com.au/swarovski-crystal-rhinestone-colour-chart.html


わ~、キレイだな~と思いつつ、
色の英語名が気になってしまうあたりが
なんとも自分らしかったりなんかして(笑)