2012年8月5日日曜日

チョコレートは数えられるのか?

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、あらためて思うのですが、
英語って奇妙な言語ですよねぇ…。
まあ、英語圏の人に言わせれば、
日本語の方がよっぽど奇妙なのかもしれませんが。(^^;

ここのところ、よく遭遇して、ちょっとわかってきたのが、
加算名詞と不加算名詞の扱い方。
先日も下駄と草履の話を書きましたが、
今回登場するのはチョコレート。
さて、加算名詞、不加算名詞のどちらでしょう?

正解は両方!
辞書を見ると、両方出ています。
でも、そういうのって一番困っちゃいますよね。

そこで、ネイティヴに確認したみたところ、
次のような事実が判明しました。

漠然と「チョコレートが好き」とか、
「チョコレートをたくさん食べた」という話をするときは、
不加算名詞扱い。

I like chocolate.
I ate a lot of chocolate.

という感じで、冠詞の"a"も複数形の"s"も付きません。

ところが、今、目の前に、
1個、2個…と数えられる形でチョコレートがあるとしたら、

I ate a chocolate.
I ate two chocolates.
I ate a few chocolates.

という形で、冠詞の"a"や複数形の"s"を付けることが
できちゃうそうです。

同様に、ビールなども、通常、液体は不加算名詞なので、

I like beer.

なのですが、お店で「ビール2つ」などと注文するときは、

Two beers, please.

と言うんだそうです。

う~ん、こういうのって、
日本人には、何ていうか、困っちゃいますよね。
冠詞とか、複数形なんて、なくなっちゃえばいいのに~!!
と、昔から常々思っていたりするわけなのですが、
まあ、でも、そういうものなので、仕方がありません。

ドイツ語みたいに、男性名詞、女性名詞、
中性名詞(オイオイ、中性って何だよ:笑)
といった区分けがないだけ、マシかもしれませんね。

とにかく、こういう言葉のルールみたいなものは、
頭で覚えようとすると、本当に苦しくなります。
だから、一通り、基本を確認したら、あとは考えないのが一番!

考えずに、感覚として、自分の中に取り込んでいきましょう。
たくさん読んで、たくさん聴いて、たくさん話しているうちに、
いつの間にか、少しずつ、自分の中に
そのフィーリングが入ってきます。

例えば、"You is a student." や "He am a doctor."
という英語を聞いたら、
「ん、なんかおかしい」という違和感を感じませんか?
感じたとしたら、それは、英語の基本的なフィーリングが
体の中に入っている証拠です。
それを少しずつ増やしていけば、
前置詞や、単数・複数などについても、
感覚として使い分けられるようになるというわけです。
ぜひ、頭ではなく、耳と口をいっぱい使って、
練習を続けていきましょうね♪

P.S. 明日から、にょろっとニューヨークに行ってきます。
いつものことなんですが、ねこは、極端に荷物が少ないんです。
こうして、パッキングしてみると、
人間が生きていく上で必要なものは、
ほんのわずかなのかもしれないな…とよく思います。