2014年10月30日木曜日

ラリー・フィンク氏って誰?

皆さま、こんにちは。ねこです。
早朝から起きて翻訳に取り組んだら、
解釈を迷っていた英文の構造が
突然はっきり見えました!
早起き作戦、いいかもです。^^


さて、ねこはいつもテレビ東京の
WBSを録画して、翌朝に見ているのですが、
昨夜は、安倍首相が世界最大の運用会社
「ブラックロック」のラリー・フィンク会長と
面会したというニュースが放送されました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/market/post_77791

さて、このラリー・フィンク氏、
皆さんはご存知でしたか?
2010年のブルームバーグの記事を見ると、
こんな文章で紹介されています。

「驚くべきことに、ウォール街の外ではフィンク氏もブラックロックもほとんど知られていない。債券取引会社として1988年に設立された同社は金融界ではあたかも全能の神のような存在となったのに、一般社会からは注目を浴びないままだ」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=a8U4XhoX.7UI

知る人ぞ知るという存在というのは、
なんだか気になりますね。
なので、今日はこのラリー・フィンク氏の
バイオグラフィーを使って、英語を学びつつ、
情報収集もしちゃいましょう。

こちらがブラックロック公式サイトの
フィンク氏の紹介文です。
http://www.blackrock.com/corporate/en-au/about-us/leadership/larry-fink

この英文に登場する
単語とフレーズを解説します。

Chairman 会長
Chief Executive Officer (CEO) 最高経営責任者
Global Executive Committee グローバル執行委員会
firm 会社
founding 設立、創立
client centric 顧客中心の
CEO of the Decade 過去10年で最高のCEO
World's Best CEO's 世界最高のCEO
seven consecutive years 7年連続
mortgage-backed securities (MBS) 不動産担保証券
tenure 在職(期間)
corporate securities 社債、法人証券
Board of Trustees 評議員会
charitable organization 慈善団体
earned an MBA degree MBAを取得
real estate 不動産
political science 政治学

こういう文章を読む場合、
大事なことは大抵、最初のほうに書いてあります。

まず、最初の段落を見ると、
「ブラックロックの会長兼CEOであり、
グローバル執行委員会を率いる」とあります。

次の段落を見ると、
「1988年の創立以来、会社を率いており、
顧客中心のソリューション(やり方)と
イノベーション(革新)を
リーダーシップの最前線に据え続けている」とあります。
また、いくつかの雑誌媒体などで、
「最高のCEO」に選ばれていることもわかります。

記事の中に出てくるBarron'sというのは、
The Wall Street Journalの姉妹紙の
投資週刊誌です。

この雑誌社が選んだ歴代のWorld's Best CEO'sが
以下のサイトで紹介されていました。
http://online.barrons.com/articles/SB50001424053111903601104579454643238073948

アマゾンのCEOや、バフェット氏なら
知っている人もいるかもしれませんね。
映画俳優ではないヒュー・グラント氏がいて
ちょっとびっくりしました(笑)。
ちなみに、ラリー・フィンク氏の正式なお名前は
「ローレンス・フィンク」です。

いずれにしても、なかなか偉大な人物のようですね。
フィンク氏がこれから、何をしてくれるのか
とても楽しみです。


ところで、皆さんは、自分の資産運用について
真剣に考えていますか?
投資とか資産運用とか、なんか難しそうだから、
とりあえず銀行に預けてればいいや…
と思っている人というのも、
わりと多いのではないでしょうか。

でも、勉強だと思って、
少額をドル貯金や株式投資に回すと
経済ニュースを真剣に見るようになります。
世の中への関心も高まります。

ちょこちょこ売買を繰り返して儲ける
というのではなく、
すごく好きな会社や
お世話になっている会社の株を買って、
ず~っと大事に大事に持っている。
そんなカタチで経済に参加してみるのも
なかなか面白いものですよ♪

2014年10月29日水曜日

「ルーター」

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日はサクッと短い記事をアップします。

コンピューターのネットワーク関係で、
「ルーター」という言葉をよく聞きますよね。

IT用語辞典 e-words には、
こんな説明が書いてあります。

ルータ 【 router 】 ルーター
ネットワーク上を流れるデータを他のネットワークに中継する機器。
(※一部のみ抜粋)
http://e-words.jp/w/E383ABE383BCE382BF.html

しか~し、なんとアメリカではこれ、
【ルーター】とは発音しません。
【ラウター】と言うんです。

じゃあ、【ルーター】という発音は、
どこからやってきたのでしょう?
実はイギリス英語の発音が、
【ルーター】なのでした。

こちらのサイトで、
両方の発音が確認できます。
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/british/router

でも、語源は"route"【ルート】なんだから、
【ルーター】のほうがいいのになぁ…と
思うんですけどね。(^^ゞ

2014年10月28日火曜日

「しびれる」

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日は久しぶりに、スポーツクラブで、
アクアビクスに参加してきました。
体幹に刺激が入るのが実感できて
なかなかいいものです。
あ~、もっと日々きちんと運動しよう。(^^ゞ


さて、今日は「しびれる」という
英語表現について、
見ていきたいと思います。

正座をしていて足がしびれたり、
机に伏せて寝ていて、
手がしびれたり。
そんな時の「しびれる」は、
英語で何と言うのでしょう。

わりと面白いのが
"go to sleep"という表現。

My legs went to sleep.
(足しびれちゃった)

また、"can't feel"を使って
感覚がなくなったという言い方もします。

I can't feel my legs.
(足を感じられない=足の感覚がない=しびれた)

"go numb"という表現も使えます。
"numb"というのは、「無感覚な」という形容詞です。

My legs went numb.
(足が無感覚になった=しびれた)

ただし、この"numb"という表現は、
寒さで手がかじかんだりする時にも使います。

My hands are numb with cold.
(手が寒さでかじかんでる)


さて、「しびれる」という日本語は、
物理的な感覚だけでなく、
心理的な感覚を表現する際にも
使われますよね。

その場合、使われる単語は
かなり違ってきます。

例えば、"carried away"を使って、
「連れていかれた」というニュアンスで
表現することができます。

I was completely carried away by their music.
(彼らの音楽に、完全にしびれちゃったよ)

もう少しわかりやすい表現としては
"fascinated"があります。
「魅了された」という意味です。

I was completely fascinated by their music.
(彼らの音楽に完全に魅了されちゃった)


さて、音楽にしびれたい人、
今夜23:45からNHK BSプレミアムで
「第13回 東京JAZZ」の録画放送があります。

9月8日の記事に書いたのですが、
ねこは、この東京JAZZのライブに行って、
本当に感激しました!

特に上原ひろみさんの
渾身の演奏は必見です♪

放送終了後にこのブログを読んだ人は、
ライブ映像ではありませんが、
こちらのYouTubeを楽しんでくださいね。^^
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=kR8HinFaQhk


2014年10月26日日曜日

英語学習まとめ記事

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日2回目の投稿です。(^^ゞ

「これから英語を始めたいんだけど…」
という人に会ったので、
何から始めたらいいかというお話をしたいと思います。
また、英語習得にあたり、参考になりそうな記事を
まとめてみたいと思います。

さて、「これから英語を始める」と言っても、
大人の日本人の場合、
学生時代になんらかの勉強をしているとは思うので、
基本的には「再出発」ということになるかと思います。
ただし、その再出発地点は、人それぞれ。

まずは、お手軽にレベル診断できるのが、
NHKのこちらのサイトです。
http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/cefr.html

完全に英語を忘れちゃってるよ~っていう人は、
「基礎編」のほうをクリックしてテストを受けてください。

とりあえずちょっと始めてみたいという人に
ねこがオススメするのは、
NHKのラジオ講座の利用です。
ねこ自身が11歳の時から聴き始め、
今も利用し続けているので、
胸を張ってオススメできます♪

NHKの英語の講座のラインナップは
こんな感じになっています。
http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/kouza/lesson.html

イチオシは「ラジオ英会話」。
ラジオ英会話の内容がちょっと難しすぎるという人は、
レベルに応じて、
「基礎英語1」「基礎英語2」「基礎英語3」で
文法を再確認してもいいでしょう。

「え~、ラジオなんて無理無理。
ラジオ持ってないし~」と思った人、
ご安心ください。^^
今の時代、NHKのラジオ講座のほとんどが
ホームページ上で聴けるのです♪

例えば、こちらは「ラジオ英会話」のホームページ。
https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/english/kaiwa/


「マイ語学」というものに登録(無料)をすると、
前の週のストリーミング放送を聴くことができます。


例えば、「10月13日放送分」というところをクリックすると、
きっちり15分間、前週の放送が聴けるというわけです。

紙のテキストは、432円(税込)ですが、
電子書籍版は、もう少し安く買えます。

とりあえず、ちょっと始めてみたいけど、
英会話スクールに通うべきか迷っている
という人は、まず、このNHKの講座から
初めてみるのもいいかもしれません。

また、英会話スクールを辞めてしまったという人も、
英語力維持のために、
ラジオ講座を活用するのをオススメします。

ただし、1つだけとても大事な真実を
お話ししましょう。
このラジオ講座を続けるには、
かなり強い意志が必要です。

大人は、日々、忙しいので、
「今日は忙しいから、今度時間があるときにやろう」と、
つい後回しにするようになり、
いつの間にか、テキストも買い忘れ、
英語をやろうと思っていたことすら
忘れてしまう人がとても多いのです。

なので、「一日の中でいつ聴くか」というのを
最初にしっかりと決めて、
生活のリズムに組み込んでしまうことを
強くオススメします!

起きてすぐ、帰宅後すぐ、
夕食後すぐ、寝る前など、
きちんと時間を決めてしまえば、
案外そのまま続けられます。

始めることはとても簡単だけれど、
続けることは案外難しい。
だからこそ、始める時点で、
「どうすれば続けられるか」ということを
じっくり考えておくといいでしょう。

どうしても独学では、
モチベーションが維持できないという人は、
ぜひ、英会話スクールへ♪

英会話スクールに行けば、
当然ながら、英語を話す相手がいるわけで、
「伝えたい」という気持ちがググッと高まります!
「伝えたい」という気持ちは、
語学習得の最大のエネルギーですから、
常にその「伝えたい炎」を強火にしておく方法を
考えてみるといいですね。
当然ながら、日本語で口数の多い人は、
英語の上達ペースが速いことが多いんですよ。^^

さて、最後に英語学習についての
これまでの投稿を一覧にしておきます。
役立てていただけたら幸いです♪


<ねこのオススメ記事>

「スピードラーニングってどうなの?」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post_13.html

「英語をどう生かすか」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/10/blog-post_24.html

「英語がツラくなってきた人たちへ」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/01/blog-post_26.html

「朝英語」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/08/blog-post.html

「シャドウイングで会話力アップ!!」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/04/blog-post.html

「海外ドラマでシャドウイング」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/11/blog-post_16.html

「ニュースで効率的に英語を学ぶ!」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/07/blog-post_23.html

「辞書のお話」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/03/blog-post_08.html

「『キクタン』について、とことん語ります!」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html

「単語の覚え方」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/01/blog-post_20.html

「英検とTOEICの真実と対策」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/11/toeic.html

「TOEICの解き方」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/09/toeic.html

「TOEIC対策」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/10/toeic.html

翻訳まとめ記事

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、2人の友人が、
翻訳業を目指す決意を固めました。
また、いつかは翻訳を仕事にしたい
と考えている方たちもたくさんいらっしゃいます。

そんな皆さんへの応援の気持ちを込めて、
今日は、過去の記事を整理してみました。
何かに役立てていただければ幸いです♪

「翻訳と日本語」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/10/blog-post_10.html

「翻訳者と調査力」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/08/blog-post_30.html

「翻訳者の反省文」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/07/blog-post_29.html

「もっと字幕のお話」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/07/blog-post_10.html

「ねこ的翻訳事情」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/05/blog-post_16.html

「裏ワザ補足説明」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

「字幕翻訳修業と裏ワザ」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/09/blog-post_30.html

「翻訳のあれこれ」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post_6.html

「翻訳は面白すぎる」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html

「日英字幕翻訳」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html

「翻訳者の悩み」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2012/07/blog-post_13.html

「字幕のお話」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html

「常用漢字表 ~改定に泣き、改定に笑う~」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/01/blog-post_25.html


<今日のおまけ>
普段、こんなものを訳しています。

☆テレビ番組の字幕(スポーツやドキュメンタリー、映画の宣伝など)
☆公式動画の字幕(企業のHPや公式YouTubeサイトで使われます)
☆音楽CDの歌詞やライナーノーツ
☆ミュージシャンの紹介記事(レーベルの公式サイトやCDブックレット)

皆さんの目に触れるようなものを
いくつかご紹介しておきますね。^^

こちらは、20世紀FOXの公式YouTubeにアップされている
「X-MEN:フューチャー&パスト」のプレミア映像です。


最近訳した歌詞は、
トニー・ベネット&レディー・ガガの
「チーク・トゥ・チーク」や、


ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズの
「スウィート・フリークス」など。


また、アーティストの公式サイト関連では、
イギー・アゼリアのバイオグラフィーなどを訳しています。
http://www.universal-music.co.jp/iggy-azalea/biography

締め切りに追われる日々ではありますが、
本当に幸せいっぱい。^^
さらにクォリティーを上げるべく精進いたします!

2014年10月24日金曜日

英語をどう生かすか

皆さま、こんにちは。ねこです。
生徒さんたちと、日々、いろんなお喋りをしていると、
悩みと喜びの声が交互に登場します。

「英検に受かった」「TOEICのスコアが上がった」
という喜びの声は、本当に嬉しいものですね!
自分のことのように嬉しいという程度ではなく、
自分のこととして喜んでいます(笑)。

そして、皆さんの悩みに対しても、
常に自分のこととして
寄り添っていきたいと思っています。^^

最近、よく耳にするのが、
「何のために英語を勉強しているのか
わからなくなっちゃった」という悩みです。

仕事で必要、旅行で必要という
明確な目的があれば、
そこに向かってまっしぐらになれるでしょう。
でも、習い事の1つとして、「とりあえず英語でも…」と
英会話を学び始めた人は、
半年、1年、数年経った時に
ふと疑問に感じてしまうことがあるようです。

"Why am I learning English?"

そんな悩める皆さんにオススメしたいのは、
無理やりにでも目標・目的を作ることです!
具体例をご紹介しましょう。

1)英語はとバスツアー
外国語でご案内するツアーというものがあり、
半日のバスツアー、1日のバスツアー、
ウォーキングツアーがあります。
http://www.hatobus.co.jp/gaikyaku/

外国人向けのツアーではありますが、
日本人も参加できます。
そして、このツアーでリスニング力を試しつつ、
参加している外国人の皆さんと、
ちょこちょことお喋りを楽しんでしまえ!
というのが作戦。^^

街なかでむやみに外国人に
話しかけるわけにはいきませんが、
こういうツアーに参加している人は、
基本的には、時間に余裕があるはず。
日本人とお喋りしてみたいな~と
思っている人だって、きっと参加しています。

なので、そのあたりは空気を読みつつ、
さりげな~く話しかけてみる。
帰り際にFacebookのFriendになり、
その後もやり取りを続け、
その人の国を訪れた時に、
タダで泊めてもらうのが最終目標です!
(な~んて:笑)

「毎年、○月と○月に、英語ツアーに参加する」
などという目標を立てると、
そこに向けて頑張れそうな気がしませんか。^^

2)東京オリンピックのボランティア
具体的な情報は、まだ調査中なのですが、
2016年からボランティアの募集が
開始されるという情報を見かけました。

長野オリンピックの時には、
ボランティア事務局が作られ、
希望者はTOEICのレベルチェックを受け
英語のできるスタッフとして配置されたとのこと。

ボランティア募集についての情報は、
今後も探っておきますね。
上級者さんは、ボランティアだけでなく、
正式なお仕事として貢献することもできるかも。

3)観光ガイド
観光ガイドとしての活躍も考えてみましょう。
レベルはいろいろあります。

Tokyo Free Walking Tour
https://tfwt.sharepoint.com/Pages/cu_ja.aspx
(※次回の募集は未定)

Tokyo Free Guide
http://tokyofreeguide.com/modules/ja/index.php?content_id=4
(※次回の募集は未定。このサイトで発表)

東京都観光ボランティア
https://www.gotokyo.org/jp/volunteer/volunteer2.html
(※TOEIC730点以上、英検準1級以上。ややレベルは高め)

また、本気で通訳ガイドを目指す人は、
通訳案内士という道もあります。
http://www.jnto.go.jp/jpn/interpreter_guide_exams/
(※英検1級レベルです)

4)役に立つ英語サイトを作る
ホームページ、ブログ、Facebookなどで、
外国人にとって役に立つ情報を
英語で発信していくというのもいいかもしれません。
トピックとしては、例えば、こんなものはどうでしょう?

・日本の観光名所の説明
・国内の世界遺産の説明
・都内ラーメン店ガイド
・都内公園ガイド
・お金のかからない遊び方ガイド
・日本文化の説明
・旅で役立つ日本語

「Lang-8」という、ネイティブと
文章を添削し合うサイトがあるので、
http://lang-8.com/
文章を作ったら、誰かに添削をしてもらい、
それを1つ1つ、記事としてアップしていきます。

週に1回アップするなどの目標を立てたら、
真剣にネタを集めるようになり、
物事の見え方が変わってくるかもしれません。^^

さあ、何かやってみたいことは
見つかりましたか? ^^

2014年10月20日月曜日

「日本」という国名について

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、海外の都市の名前についての記事を書きましたが、
今回は逆に、「日本」という国名について、
考察してみたいと思います。

「え~、外国に行ったら、
"Japan"って言えばいいんでしょ」
と思ったら、大間違い!
実は日本の国名も、
さまざまな呼び方をされています。

英語 Japan 【ジャパン】

北京語 rì bĕn 【リーペン / ジーペン】

広東語 yat pun 【ヤップーン】

ベトナム語 Nhật Bản 【ニャッバーン】

イタリア語 Giappone 【ジャッポーネ】

フランス語 Japon 【ジャポン】

トルコ語 Japonya【ジャポンヤ】

スペイン語 Japón 【ハポン】

アラビア語 يابان 【ヤーバーン】

ドイツ語 Japan 【ヤーパン】

ロシア語 Япония 【イィポーニヤ】

最初にスペイン語を聞いた時は、
なかなかのショックでしたね。
「ハポンって、なんかカッコわる~い」
と思って…(笑)

ちなみに、日本の中でも、
国名の言い方は変遷してきました。
「倭」、「大倭」、「大和」、
そして、「日本」と書いて【ヤマト】と読む
時代もあったようです。

安土桃山時代にポルトガル人が編纂した
『日葡辞書』や『日本小文典』などには
【ニッポン】【ニホン】【ジッポン】という読みがあって、
改まった場面や強調したい場合には【ニッポン】、
日常の場面では【ニホン】が使われていたようです。
【ジッポン】という音は、なんとなく
【ジャパン】にもつながりそうですね。

その後、1934年(昭和9年)に、文部省臨時国語調査会が
【ニッポン】に統一して、外国語表記も、
Japanを廃してNipponを使用する
という案を出したそうですが、それは実現せず。

そして、2009年(平成21年)に、
「【ニッポン】と【ニホン】という呼び方は
いずれも広く通用しているので、
どちらか一方に統一する必要はない」
という答弁書を政府が閣議決定したそうです。
どっちでもOKということになったのは
案外最近のことだったんですね。

ちなみに、【ニッポン】という読みを使う例はこちら:
日本放送協会、日本テレビ、ニッポン放送、
日本武道館、全日本空輸、
西日本鉄道、日本体育大学、日本郵便。

【ニホン】という読みを使う例はこちら:
日本大学、日本航空、日本経済新聞、
JR東日本、JR西日本、日本ユニシス、
日本相撲協会、日本交通。

ANAが【ゼンニッポンクウユ】で、
JALが【ニホンコウクウ】というのも、
なかなか面白いですね。^^


<本日のおまけ>
昨日、飛行機の写真を撮りに行ってきました。
ゼンニッポンクウユも、ニホンコウクウも、
いっぱい飛んでいましたよ☆





2014年10月19日日曜日

"There is no place like home"

皆さま、こんにちは。ねこです。
NHKの朝ドラ、見ていますか?
「朝ドラ見るのは、『おしん』以来です」
とおっしゃっている生徒さんがいました。
「どちらにも、泉ピン子さんが出てるんです」
というオチ(?)に思わず笑ってしまいましたよ(笑)

今回の朝ドラは、日本語や日本の文化が
外国人の目にどのように映るのかというのを
細かく感じていくことができるので、
なかなか勉強になります。

例えば、"wife"を表す日本語は、
「妻」「奥さん」「家内」「女房」など
たくさんありますよね。
でも、これは外国人にとっては、
本当に混乱することでしょう。
このドラマを通して、
あらためて日本語を見直す機会を
もらっているという感じがします。

さて、今日はその朝ドラのワンシーンから、
歌の歌詞について見ていきましょう。
エリーさんが、"Home, Sweet Home"という曲を歌い、
そこにこんな歌詞が出てきました。

"There is no place like home"

さて、どんな意味でしょう?
まずは、ありがちな誤訳の例からご紹介します。

There is → ~がある
no place → 場所がない
like home → 家のような

「家のような場所がない」→「ホームレス?」
と思ってしまった人は、残念ながらハズレです(笑)。

確かに、「家のような場所がない」でも、
直訳としては間違いではないのですが、
もう少し、深い意味が込められています。
「我が家のような場所は、他にはない」
「我が家に勝る場所はなし」
「我が家が最高」というニュアンスになります。

ところで、このブログを書いていて、
すごいことに気づきました。
アニメ『チーズスイートホーム』の主題歌は
「おうちがいちばん」というタイトルだったのですが、
ひょっとして、これって、
"Home, Sweet Home"と、その歌詞の
"There is no place like home"に
由来しているものだったのかなぁ…と。

というわけで、個人的趣味により
『チーズスイートホーム』をアップして、
今日はおしまいっ♪


2014年10月17日金曜日

「ベネチア」と「ベニス」

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日、友達と3人で旅番組を見ました。
と言っても、見ている場所はそれぞれの自宅。
LINEのグループ会話で、
「おお~、このおばちゃんアヤシイよ~」
「すごいっ! 絶景!!」などと
メッセージをやり取りしながらの視聴です。

ちなみに、このグループの目標は、
3人で缶ビールを片手に、↓この景色を見ること♪
http://dailynewsagency.com/2013/05/20/plane-spotting-at-maho-beach-hxi/


さて、今日は海外の地名のお話をしましょう。
日本の新聞などでは、
現地での発音に“比較的”近いものが
カタカナ表記されています。

新聞記者や翻訳者が利用する用字用語集には、
主な外国地名の表記一覧が載っています。
私たちがテレビや新聞で目にする地名は、
この表記に基づくものになっています。

例えば、Los Angelesは
「ロサンゼルス」が正しい表記とされています。
しかし、実際の音としては、
アメリカ英語なら【ロサーンジェルス】
イギリス英語なら【ロサンジェリース】と聞こえます。

Oxford Learner's Dictionariesより
http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/los-angeles

しかし、これはまだ単純。
英語圏を離れると、さらに面白いことになります。
例えば、英語圏の人がイタリアの地名を言う時は、
綴り自体も変わってきます。

「ベネチア」 正式表記
Venezia 【ヴェネツィア】 イタリア語
Venice 【ヴェニス】 英語

「ローマ」 正式表記
Roma 【ローマ】 イタリア語
Rome 【ローム】 英語

「フィレンツェ」 正式表記
Firenze 【フィレンツェ】 イタリア語
Florence 【フローレンス】 英語

「ナポリ」 正式表記
Napoli 【ナポリ】 イタリア語
Naples 【ネイプルズ】 英語

スイスやドイツの地名も、
実は日本では現地読みを書いています

「チューリッヒ」 正式表記
Zürich 【チューリッヒ】 ドイツ語
Zurich 【ズーリック】 英語

「ミュンヘン」 正式表記
München 【ミュンヘン】 ドイツ語
Munich 【ミューニック】 英語

ちなみに、旧ソビエトに
グルジアという国があるのをご存知ですか?
この「グルジア」という現在の表記は、
ロシア語を起源としてものなのですが、
英語に由来する「ジョージア」という表記に
変更する方針が固まったそうです。

政府 グルジアを「ジョージア」に表記変更へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141013/k10015348271000.html


海外旅行のことを考えながら、
今日、久しぶりに旅ブログを更新しました。
http://matatabisp.exblog.jp/

もちろん、旅を始めた頃は、インターネットなどなかったので、
過去にさかのぼって書いた投稿もあります。
しかも、最初の旅は1988年だったため、
投稿日の設定で年号を選ぶことができず、
なぜか2001年の記事に埋もれています(笑)。

日本が大好きなのに、つい旅に出てしまうのは、
帰る場所があるという安心感からなのか…。(^^ゞ

さまざまな土地で、見たこと、聞いたこと、食べたものが
自分の栄養になっていればいいなぁ…と思います♪

2014年10月16日木曜日

ショートカット

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日と今日で大きな案件を2つ終え、
とてもホッとしています。

さて、今日は英語には直接関係ないのですが、
翻訳業務をはじめ、さまざまなPC作業で役に立つ
ショートカットのまとめたいと思います。

なぜって、図書館で借りたショートカットの本の内容を
返却前にメモしておきたいから(笑)


☆ウィンドウズのショートカットキー

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開いているウィンドウを閉じる

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使用中のアプリケーションで書類を新規作成する

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「Alt」+「→」
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ちなみに、これはすべてウィンドウズでの操作ですが、
Macで応用できることもあるかと思います。

また、書き出したショートカットは、
ねこ自身がよく使いそうなものなので、
他にも調べてみたい人は、
マイクロソフトの公式ページを
チェックしてみてくださいね。
http://www.microsoft.com/ja-jp/enable/products/keyboard/default.aspx

ちなみに、こちらは
マッキントッシュのショートカットです。
http://support.apple.com/kb/ht1343?viewlocale=ja_JP

よく使いそうなものだけ付箋に書き出して、
PC横に1か月ぐらい貼っておけば、
覚えるかもしれませんね。^^

さっ、ショートカットでサクサク仕事を進めて
英語タイムを確保しましょう♪

2014年10月10日金曜日

翻訳と日本語

皆さま、こんにちは。ねこです。
村上春樹氏のノーベル文学賞受賞が
未来のお楽しみということになり、
ちょっぴり残念な気分です。

実は、村上氏は、ねこの人生に
大きな影響を与えた作家さんです。
猫を飼い始めたのも、翻訳業を志したのも、
図書館が好きなのも、料理が好きなのも、
すべて村上氏の影響です。

ねこが、旅先で仕事をするのも、
世界のあちこちで原稿を書いている村上氏の
ライフスタイルへの憧れだったりするんですよね。

以前、翻訳学校で日本語の文章力を
磨くための講座を受講した際、
「村上春樹氏の文章から学べ」という話を
聞いたことがあります。

今、探してみたら、2001年11月13日の
授業のノートが見つかりました!
「村上春樹氏、ノーベル文学賞最有力候補」
という講師のコメントのメモ書きがあります。
それが現実になる日は、きっと近づいているはずです。

文学賞の話はさておき、
春樹氏の文章から、いったいどんなことが
学べるのでしょうか。

それは、一文の簡潔さです。
一文に入れる情報は1つだけ。
ただし、文章が単調にならないように、
接続詞や語尾などで調整をしていきます。

これは、まさに字幕翻訳にも通じるワザです。
字幕の基本的なルールとして、
「3枚以上にわたって続く字幕はNG」というものがあります。
文章がどこまで続くかわからない状態で
字幕がパッ…パッ…パッ…と出続けていくと
読んでいる人が疲れてしまうからです。

その授業では、良い文章の例として、
NHKの「プロジェクトX」のナレーションも
挙げられていました。
余計なものを限界まで切り捨てていき、
本当に残った大切な1つのことだけを伝える。
「考え抜かれた上でのわかりやすさ」という説明が
ノートに書いてありました。

ブログも、あんまりだらだら長く書いちゃ
いけませんね(笑)

また、その授業の中では、リライトの大切さが
強調されていました。

「文章が完成した!というところでやっと半分。
文章を作るのは粘土細工に似ている。
全体の形を作ってから細部を整える」

これは、普段の翻訳作業で実感しています。
ひととおり訳し終えたという段階の原稿から、
細部を整えていく段階が、最も面白いプロセスです。
(納期が近いと、非常に焦りますが…)

ところで、字幕納品直前のチェックワザを
1つ編み出しました。
これは、SST G1利用者にしか
わからないお話ですが、
もしかしたら、他の業務に携わる方でも
何かの役に立つかもしれません。

まずは、エクセルの見直しリストを用意します。



それを範囲選択して、コピーし、
そのままワードの新規文書に貼り付けます。


字幕番号3に赤の波線が出ているのが見えますか?
「発見がありました」というのを
「発見があります」と修正した際、
「し」を削除し忘れたという例です。

超過密スケジュールで翻訳をした時などは
見直しリストを印刷してチェックしても
どうしてもミスを見落としてしまうことがあります。
でも、コンピューターは正直ですから、
「この文字の並びは変だよね~」というところに、
ご丁寧に赤のにょろにょろを出してくれます。

改行にかかってしまい、
うまく発見されないこともあるかもしれませんが、
それでも、こういう機械的なチェック方法を
活用するというのは、ひとつの手だと思います。

実は昨日、30分尺の字幕を納品する際も
このやり方で、1か所、ミスが見つかりました(汗)。
翻訳者の皆様、ぜひ、活用してみてください。


<今日のおまけ>

過去の字幕翻訳ネタも、よかったら参考にしてくださいね。

「字幕翻訳修業と裏ワザ」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/09/blog-post_30.html

「裏ワザ補足説明」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

2014年10月9日木曜日

「皆既月食」

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨夜は皆既月食がありましたね。
ねこは、うんと昔、【カイキゲッショク】と聞いて、
「怪奇月食」だと思っていました。
だって、怪奇現象みたいじゃないですか。(^^ゞ

という話はさておき、
「皆既月食」を英語でなんと言うのか
さっそく見ていきましょう。

まず、「月食」は"lunar eclipse【ルーナー イクリープス】"。
"lunar"というのは、「月の」という意味です。
えっ? 「月」って"moon"じゃないの?
と思っちゃいますよね。

もちろん、「月」は"moon"で正解です。
ただし、天文学などで、「月の~」などと言う時には
ラテン語の"luna"から派生した
"lunar"という単語が使われます。

"eclipse"というのは、日食や月食の
いわゆる「食」の意味で使われます。
他にも、名詞で「(栄誉・名声などの)薄らぎ、失墜」
動詞で「おおい隠す、暗い影を落とす」
といった意味があります。
語源はギリシャ語で「姿を消すこと」という意味だそうです。

「日食」は"solar eclipse"。
「太陽」は"sun"ですが、月と同様、
「太陽の~」という時は"solar"という単語が使われます。
こちらは、「ソーラーパワー」などという言葉で
日本でもよく知られていますよね。

さて、「皆既」という表現は英語でどうなるでしょうか。
これは、「皆既月食」の訳語を見ると、
あまりに簡単でびっくりします!

"total lunar eclipse"

「完全な月食」。
う~ん、なんとわかりやすい(笑)。
日本語も「完全月食」とか「全月食」にすれば
もっとわかりやすいのにねぇ…。(^^;

ちなみに、日本語で「皆既」という言葉を使うのは
日食と月食にまつわる表現だけのようです。
「皆」は「みんな、全部」
「既」は「尽きる」という意味。

ところで、昨日はコンサートで宇宙を味わっていて、
月食の写真は撮っていないので、
写真仲間のRさんの撮った写真をご紹介させていただきます。



いやぁ、実に美しい!!

世界のあちこちでみんなが空を見上げてるって
なんだか素敵なことですね。

ウォール・ストリート・ジャーナルの
動画ニュース(約2分)もなかなか面白かったので、
月食の説明を英語を聞いてみてはいかが? ^^
http://www.wsj.com/video/lunar-eclipse-turns-moon-blood-red/AA261368-C52C-43B1-B219-31196683A5B9.html

2014年10月8日水曜日

"LED"ってつまり何?

皆さま、こんにちは。ねこです。
ノーベル物理学賞のニュースで
テレビや新聞の内容が昨日とは一変する状況に
若干の戸惑いを覚えつつも、
「LED」という言葉について、取り上げたいと思います。

まず、LEDとは何の略なのか。
これは、新聞などにも解説が載っていましたが、
light emitting diodeの頭文字です。

light=光
emit=放出する(その現在分詞がemitting)
diode=ダイオード

じゃあ、「ダイオード」ってそもそも何なのよ?
と思った人、よくぞ聞いてくれました。

村田製作所のホームページに
とても分かりやすい解説が載っています。
http://www.murata.co.jp/elekids/compo/diode/index.html

ダイオードは、電気の流れを一方通行にする部品です。

LEDについての解説も載っていました。

パソコンの電源ランプやテレビ画面のバックライト、照明などに使われているLEDもダイオードの仲間です。ダイオードの中で+と-の電気がくっつく時に、電気エネルギーが光となって放出される現象を利用しています。白熱電球と違って電気エネルギーを直接光に変えているので、効率がよく、エコを実現する照明部品として活躍しています。

ちなみに"diode"という言葉は
ギリシア語の "di"= 2 
"ode"= path (通り道、進路)を合わせて
作られたという説が有力なようです。


ノーベル賞の公式サイトに
英文のプレスリリースが掲載されているので、
このニュースを英語で読んでみるのも
面白そうです。

http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2014/press.html

タイトルの"New light to illuminate the world"というのは
「世界を照らす新しい光」という意味です。

重要なことは第1段落に書いてあるので、
興味がある人は、そこだけでも読んでみましょう。
手がかりとなる単語はこちらです。

laureate 受賞者
energy-efficient エネルギー効率の良い
environment-friendly 環境に優しい
invention 発明
advent 到来
long-lasting 長持ちする (←マスカラの広告などにも使われる表現)
alternatives 代替品、代わりになるもの


それにしても、最初に青色LEDを出すことに成功したのは1980年代、
極めて明るい青色LEDの開発に成功したのが1990年代、
ということなので、発明から、ノーベル賞の受賞までは、
かなり時間がかかったんですね。
受賞者の皆さん、お元気でよかった~。^^

2014年10月5日日曜日

TOEIC対策

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、世界的な企業のトップのインタビューなどを
訳す機会があるのですが、彼らに共通するのは、
「世の中の役に立ちたい」という気持ちが
とても強いということです。
そこに向かって純粋に努力をしているから、
世間に認められて、事業が発展していくんでしょうねぇ。^^

ねこも、ささやかながら、
皆さんの英語人生のお役に立てるように
一生懸命ブログを書き続けていきたいと思います。
(※実は翻訳のための文章修業も兼ねているので、
一石二鳥だったりします)


さて、TOEICに尽力している皆さま、
大変お待たせいたしました!
ねこ流TOEIC対策を一挙大公開しようと思います。

ただし、これは、あくまでもねこ流です。
人によって、聴き取りが得意だったり、
記憶力がよかったり、読むのが速かったりと
能力はさまざまなので、
いろんな方法を試しながら、
自分に合った方法を見つけてくださいね。

以下がトレーニング方法をまとめたものです。

<単語>
・TOEIC用の単語集(CD付き)を用意し、CDを繰り返し聞く。
・覚えられない単語を小さいノートに書き出す。(左側:英単語 右側:日本語)
・右側を隠して日本語を言う練習を繰り返す。
(TOEICは記述や発話の必要がないので、英→日がわかればOK)
・オススメはキクタンTOEICシリーズ
(※アプリを使うなら、単語を書き出す作業は不要!)

<文法> ※パート5とパート6
「新TOEIC TEST文法・語彙問題秒速解答法」 (語研)でコツをつかむ。
(品詞や時制を頼りに瞬時に答えを見抜く方法が解説されている)
(秒速解答できる問題は全体の約7割と言われている)
・この問題集に書かれている意味が理解できない場合は、
英検の問題集に取り組むと基本的な文法が理解できるようになる。
(英検取得者の平均:1級816点、準1級732点、2級517点、準2級392点)
・練習の時から、必ずストップウォッチを使い、1問30秒を意識する。

<速読>
・パート3、4、7では、速読力が求められる。
英文に素早く目を走らせる練習をする。
(すべて内容を理解できなくても、単語を認識できる速さで目を動かす)

☆スキミング:文章の要点をすくい取り、全体の大意を理解する。
英文の各段落の1文目(topic sentence)はその段落の要点である可能性が高い。

☆スキャニング:大量の文章から特定の情報を探し出す。
テレビ番組表の中で見たい番組を探す時などと同じやり方。

<読解>
・TOEICの出題形式に慣れることが重要。
「TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉」 や、その他の模擬問題を利用する。
・本番では問題用紙に書き込むことはできないが、練習の段階では、解答の根拠となる部分に下線を引くなどの練習をするのも効果的。
・必ず時間を計って練習する。
・目安は設問1つにつき45秒(設問が3つなら2分15秒という計算)

<リスニング>
日々のトレーニングが重要。(ほんの数分でも毎日続ければ絶大が効果あり!)
・「TOEICテスト新公式問題集」のリスニングCDをオーバーラッピングとシャドーイングする。

☆オーバーラッピング:リスニングの解答ページの英文を見ながら、CDと同時に話す。速すぎてついていけないと感じた時は、原稿を1文ずつ区切って、何度も繰り返し超高速音読をし、自分の脳を騙す。

☆シャドーイング:何も見ずにCDの音声を追いかけるように真似る。
(事前に暗記するわけではなく、あくまでも耳から聞こえたものをそのまま口から出すイメージで)

・オーバーラッピングやシャドーイングをする時は、ただ単語を真似るだけではなくイントネーションやリズムも意識する。
・リスニングが苦手な原因は、単語力不足、正しい発音を把握していない、速さについていけない、英語のリズムに慣れていないなどさまざま。


以上が、ねこがTOEIC対策として取り組んでいることです。
あまりいろいろなものに手を出さずに、
1つの単語帳と1つの問題集にじっくり取り組み、
その内容がしっかり身についたら、
新たなものに取り組んでいくというのが
結果的には近道になるように思います。

絶対に外してはいけないのは、
「TOEICテスト新公式問題集」です。
大型本だし、重いし…と思う人もいるかもしれませんが、
試験の主催団体の発行している問題集なので、
これがすべての基本となります。

1冊丸ごとの出題パターンを覚えてしまえば、
かなりスコアが跳ね上がると思います。

ちなみに、以下が、
パート3、4、7でよく登場する設問です。


パート3の頻出問題

Where most likely are the speakers?
(2人はどこにいると考えられますか)

Who most likely is the man?
(男性はだれだと考えられますか)

Why did the woman xxx?
(女性はなぜxxxしたのですか)

What does the woman tell the man do?
(女性は男性に何をするように言っていますか)

パート4の頻出問題

Who is xxx?
(xxxは誰ですか)

What is the main purpose of the xxx?
(このxxxの主な目的は何ですか)

What will take place xxx?
(xxxに何が行われますか)

パート7の頻出問題

What is the main purpose of the xxx?
(このxxxの主な目的は何ですか)

What is suggested about xxx?
(xxxについて、どんなことがわかりますか)

What is indicated about xxx?
(xxxについて、どんなことが述べられていますか)

What is mentioned about xxx?
(xxxについて、どんなことが述べられていますか)

What is NOT stated about xxx?
(xxxについて、述べられていないことは何ですか)

Why did xxx xxx?
(なぜxxxはxxxをしましたか)

Where will xxx take place?
(xxxはどこで行われますか)

Who is xxx?
(xxxは誰ですか)

Who most likely is xxx?
(xxxは誰だと考えられますか)

The word "xxx" in paragraph x, line x, is closest in meaning to
(第x段落、x行目のxxxに最も近い意味の語は)


試験中に、「ああ、このパターンね」と
思えるようになってきたら、こっちのものです。(^^)v


<今日のおまけ>

イチゴの栽培を始めました。


2014年10月4日土曜日

"bare hand"

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日はちょっと楽しい話をしましょう。

"bare hand"という表現を聞いたことはありますか?
"bare"は「むき出しの、裸の」などの意味があります。
つまり、"bare hand"で「素手」となります。

この表現について、「ずっと勘違いしてました~!」
と生徒のTくんが教えてくれました。
「ベアって言うから、てっきりクマの手だと思ってました」。

おおっ!!  面白いっ!!
こういう楽しい勘違いって大好きです♪

ちなみに、「クマ」の英語の綴りは"bear".
でも、どちらも発音は、【ベア】という音になります。
Cambridge Dictionaries Onlineで確認してみましょう。

bare (むき出しの、裸の)

bear (クマさん)

じゃあ、裸のクマさんは、"a bare bear"かしら?
…って、サーカスにでも出ないかぎり、
クマさんは服なんて着ないから、
わざわざ"a bare bear"とは言わないですね(笑)

さて、「素手」の話に戻りますが、
片手の場合は、"a bare hand"
両手なら、"bare hands"になります。

例えば、こんな例文が考えられます。

I caught a fish with my bare hands.
(私は素手で魚をつかまえた) ←凄すぎる!!

I caught a fish with my bare hand. ← しかも片手!!

ちなみに、落ち葉を集めたりするときに使う熊手は
"rake"というそうです。

Tくんの勘違いのおかげで、
「素手」の英語表現を知らなかった人たちが
"bare hand"という言葉を学ぶことができました。
ブログのネタにすることを許してくれて
ありがとうございます。^^

皆さんも、こういう勘違いをしてました~
というネタがあったら、
どんどんお知らせくださいね。
「間違い」や「疑問」は、学びのチャンスです!


※キクタン情報※
iOS8への対応の遅れについて、お詫び記事が出ていました。

アップデートした皆さん、状況はどうですか?
キクタン・ヘビーユーザーの友人によると、
起動時に少し待ち時間があったようですが、
その後は、問題なく使えているようです。^^

2014年10月1日水曜日

reCAPTCHA

皆さま、こんにちは。ねこです。
「本は死なない」という書籍を読んでいたところ、
とてもびっくりしたことがあったので、
今日はそのお話を書きたいと思います。

ネットで何かを入力したり、送信したりする際、
こういった文字列の入力を求められることがありますよね。


入力者が人間かコンピューターかを見分けるために
この作業をさせられていると思っていましたが、
実は、もう1つの目的があるのだそうです。
ご存知でしたか?
それが書籍の電子化です。

紙の書籍を電子化する際、
OCRという文字認識の技術が利用されています。
かなり、精度は上がってきているようですが、
それでも万全ではありません。
例えば、こちらの文字列をOCRで読み取ると
どうなるでしょう?

"niis aged pntkm at society were distinguished frow"

赤で示したところが間違いです。
正解はこちらです。

"This aged portion of society were distinguished from"

機械で読み取れないものも、人間の力を使うと、
かなり読み取ることができます。
しかも、複数の人が解読すれば、
読み取り精度が上がります。

文字認証の画面では、2つの単語が表示されますが、
片方の単語で人間かどうかの判別をし、
もう一方の単語で、書籍の電子化のための
文字解読を行っていたのです!

この話を聞いて、どう感じましたか?
「利用されている」と思って、嫌な気分になりますか?
それとも、「書籍の電子化に協力しているんだ」と
楽しい気分になりますか?
本好きのねことしては、
古い書籍と向き合っているという気分になれるので、
次に文字認証画面を見た時はワクワクしそうです。
日々のストレスを減らすには、
プラス思考がオススメです(笑)

この技術、reCAPTCHAについて、
もっと詳しく知りたい人は、
こちらのTEDの動画(YouTube)をご覧ください。
(※2012年にアップされた動画です。
最近始まったことではないんですね…)

「ルイス・フォン・アーン 「ネットを使った大規模共同作業」


ところで、この動画の後半で、
Web翻訳に関する驚くべきプロジェクトが
紹介されていました。
多数の言語学習者が訳したものを組み合わせると、
プロの翻訳者と同等のクオリティーの翻訳ができるというものです。
こういう話は、翻訳者としては、非常にドキドキします。

人間にしかできないことは何なのかを考え、
生き残りをかけて、精進していかないといけませんね。
字幕翻訳と歌詞対訳なら、自分が生きてる間ぐらいは
大丈夫かなぁ。
大丈夫だといいなぁ…。