皆さま、こんにちは。ねこです。
ノーベル物理学賞のニュースで
テレビや新聞の内容が昨日とは一変する状況に
若干の戸惑いを覚えつつも、
「LED」という言葉について、取り上げたいと思います。
まず、LEDとは何の略なのか。
これは、新聞などにも解説が載っていましたが、
light emitting diodeの頭文字です。
light=光
emit=放出する(その現在分詞がemitting)
diode=ダイオード
じゃあ、「ダイオード」ってそもそも何なのよ?
と思った人、よくぞ聞いてくれました。
村田製作所のホームページに
とても分かりやすい解説が載っています。
http://www.murata.co.jp/elekids/compo/diode/index.html
ダイオードは、電気の流れを一方通行にする部品です。
LEDについての解説も載っていました。
パソコンの電源ランプやテレビ画面のバックライト、照明などに使われているLEDもダイオードの仲間です。ダイオードの中で+と-の電気がくっつく時に、電気エネルギーが光となって放出される現象を利用しています。白熱電球と違って電気エネルギーを直接光に変えているので、効率がよく、エコを実現する照明部品として活躍しています。
ちなみに"diode"という言葉は
ギリシア語の "di"= 2 と
"ode"= path (通り道、進路)を合わせて
作られたという説が有力なようです。
ノーベル賞の公式サイトに
英文のプレスリリースが掲載されているので、
このニュースを英語で読んでみるのも
面白そうです。
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2014/press.html
タイトルの"New light to illuminate the world"というのは
「世界を照らす新しい光」という意味です。
重要なことは第1段落に書いてあるので、
興味がある人は、そこだけでも読んでみましょう。
手がかりとなる単語はこちらです。
laureate 受賞者
energy-efficient エネルギー効率の良い
environment-friendly 環境に優しい
invention 発明
advent 到来
long-lasting 長持ちする (←マスカラの広告などにも使われる表現)
alternatives 代替品、代わりになるもの
それにしても、最初に青色LEDを出すことに成功したのは1980年代、
極めて明るい青色LEDの開発に成功したのが1990年代、
ということなので、発明から、ノーベル賞の受賞までは、
かなり時間がかかったんですね。
受賞者の皆さん、お元気でよかった~。^^