2019年8月18日日曜日

通訳案内士になりたい人を応援します!

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日は通訳案内士の一次試験ですね。
今回、初めて挑戦する人、
何度目かの挑戦の人、
とにかく力みすぎず、
落ち着いて全力を出し切ってくださいね。

ねこは、通訳案内士試験を
合計5回受験しました!
長い長いストーリーは
以前、ブログで書いているので
こちらをご参照ください。

苦節20年!
https://interesting-languages.blogspot.com/2017/01/20.html

今、振り返って思うこと。
渦中にいるときは、
今回の試験に受からなければ
人生が終わっちゃう!というくらい
悲壮感漂いまくっていたのですが、
結局、受かる時には受かる!

先輩ガイドさんが言ってくれた
「抽選だと思って
毎年受け続けました」という言葉が
勇気をくれました。

もちろん、試験対策の
努力は必要だけれど、
試験問題との相性もあります。

そして、1つ確実に言えることは
受験対策で学んだことは
本当に本当に実際のガイディングで
役に立つ!ということです。

なので、すでにガイド修業が
始まっていると思って、
頑張りましょう。

実際のところ、
ガイド試験に受かってからの方が
ものすごく勉強しています。
歴史、文化、美術から、
添乗の具体的なテクニックまで
日々、学びの連続です。
お客様の質問から
学ばせていただくことも
多々あります。

素敵なのは、世界中に
友達ができることです。
1日限りのお付き合いで
終わる方もいらっしゃいますが、
その後、お友達やご家族を
紹介してくださる方も
たくさんいらっしゃいます。

また、私自身が旅に行く際に
現地で再会できることも。
こちらは、昨年秋にガイドした
キヤノン・オーストラリア
写真ツアーのご一行様。


シドニーで再会できました。


こちらのお客様は
バミューダの方で
東京マラソン出場のサポートを
させていただいたのですが…


お互いの旅先である
ヘルシンキで再会できました。


こういう小さな交流の1つ1つが
世界平和につながるといいなぁ。

資格取得に向けて
頑張っている皆さん、
ぜひ、ガイド試験合格の
その先にある自分の姿を
思い描いてみてくださいね。

<関連記事>
「語学そのものに夢中な人」
https://interesting-languages.blogspot.com/2018/09/blog-post.html

「言語習得というのは結局…」
https://interesting-languages.blogspot.com/2018/07/blog-post.html

「超体当たりコミュニケーション」
https://interesting-languages.blogspot.com/2018/07/blog-post_27.html

「英語教材をどう選ぶ?」
https://interesting-languages.blogspot.com/2017/09/blog-post_19.html

2019年8月9日金曜日

「翔んで埼玉」の県知事選ポスター

皆さま、こんにちは。ねこです。
少し前に「翔んで埼玉」という映画が
(特に埼玉県民の間で)
大きな話題になりましたが、
なんと、選挙管理委員会が
この映画とコラボしましたね!(驚)

こちらは、友人が熊谷駅で撮影した
投票啓発のポスター。

翔んで埼玉の選挙啓発ポスター
説明を追加

埼玉県の公式ページには
動画やTwitterでのコラボの
情報も載っています。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2019/0807-03.html

こちらがYouTube動画。



こちらはTwitter。
https://twitter.com/saitama_senkan

ところで、映画を見た時は
あまり意識していなかったんですが
この映画のタイトルの「翔んで」には
「飛」ではなくて「翔」という文字が
使われているんですね。

「とぶ」で使われる漢字には
他に「跳」もありますが、
この違いって、何なんでしょう?

飛:空中を移動する(英語ではflyのニュアンス)
跳:跳躍する(英語ではjumpのニュアンス)
翔:羽を広げて飛ぶ。空高く飛ぶ。

「翔」には、物理的な意味だけでなく
「自由に大空を翔(かけ)る」といった
壮大な概念が含まれているようです。

ちなみに、現代の漢和辞典では
「翔(と)ぶ」という訓読みは
あまり見かけませんが、
平安時代の末期に作られた
『類聚名義抄(るいじゅみょうぎしょう)』
という漢和辞典には、訓読みとして
「とふ(ぶ)」が載っているそうです。

それはさておき、皆さん、
ちゃんと投票に行きましょうね♪

<関連記事>
「全面」か「前面」か
「ハイカラ」の語源
"in" と "on" のイメージ
interesting と interested の使い分け

2019年8月4日日曜日

長時間露光って何? コンデジでも可能?

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、こちらの写真を
SNSにアップしたら、
なかなかの反響がありまして。


ちょっと嬉しかったので、
撮り方など解説しちゃおうかなと
思います。

利用したカメラは、
CanonのPowerShot G5 X



フルサイズ一眼でもなく、
ミラーレスでもなく、
いわゆるハイエンドの
コンパクトカメラさんです。

シャッター速度を
自分で設定できるカメラなら
もう少し、お手頃価格の
カメラさんでもいけると思います。

写真をマニュアルで撮る時に
設定する数字が
主に3つありまして、
F値(被写界深度)と
シャッター速度と
ISO感度と言います。

ここで嫌になっちゃう人も
多いかと思いますが、
実は面白いので、
もうちょっと聞いてくださいね。

F値っていうのを小さくすると
一部分だけピントがあって
あとはボケる写真が撮れます。
このカメラさんで言うと、
1.8というのが開放(最小値)です。
数字が小さいと、
光がいっぱい入ります。


逆に11というのが最大値です。
11にすると、風景と人を一緒に撮る時に
遠くの山から手前の人まで
しっかりピントが合います。
(ピントを絞っている状態)

次にシャッター速度です。
例えば、波しぶきを撮った時に、
水滴までしっかり写すには
シャッター速度を速く。
(こちらは、1/1250秒)


逆にスローシャッターにすると
まったく波のないような
写真が撮れます。
(こちらは、6秒。同じ時の海です)


シャッター速度が速いと
あまり光が入ってきません。
遅いと、シャッターが開いている間
ずっと光が入ってきます。

そして、ISO感度というのは
簡単に言ってしまうと
明るさの調整。
(厳密に言うと説明が長くなるので
端折りますね)

他にも設定できることは
山ほどありますが、
とりあえずマニュアル撮影の基本は
この3つの数字の組み合わせです。

何からどう始めたらいいか
わからないという人は、
まず、Pモード(プログラムモード)で
撮影してみてください。

そして、カメラが自動で設定してくれた
F値やシャッター速度を参考に
もっと、ボカしてみようとか、
もっとシャッター速度を
落としてみようという感じで
調整していくと、なんとなく
わかってきます。

で、いよいよ長時間露光のお話を。
浅草寺に撮影に行ったのは金曜日。
雷門の前には、外国人観光客や
飲み会帰りの皆さんが
思った以上にたくさん。

というわけで、ここで長時間露光。
まず、カメラを三脚にセットし、
F値は最大の11。
シャッター速度は15秒。
ISOは一番低い125。
(内蔵のNDフィルター使用)


これ、車がけっこう通ったんですが
車は見事に消えています。
でも、15秒間座っていた人は
写っています。

では、仲見世へ。
F値は同じく11。
シャッター速度は25秒。
ISOは200。
(f/11, 25sec, ISO-200, w/ ND filter)


けっこう人通りはあったのに
みんな消えちゃった!(驚)

さて、いよいよ本堂の撮影。
おーい、そこの僕。
そこで座ってスマホ見てると
長時間露光しても
写っちゃうんだってば…。


というわけで、いなくなるまで
しばらく待って撮影。
(f/11, 25sec, ISO-125, w/ ND filter)


こちらは、長いこと
お祈りしてる人だけが
しっかり写りましたよ(笑)


こちらは、誰もいないように
よーく見ると、右のドアの前に
何人かもやもやっと写っています。
う~ん、惜しいっ!


ところで、冒頭の写真、
別バージョンがあります。
もう少し近寄って
さらにズームして撮ったんですが、
25秒間撮ってる間に、
風が吹いて提灯がゆ~らゆら。


拡大して見ると、
提灯が微妙にブレてます。
しかも、ガードレールには
人の姿が…。

というわけで、
長時間露光の撮影は
技術力というよりは
忍耐力勝負の撮影になりますが
やり始めると結構ハマります。
マニュアル撮影のできる
カメラをお持ちの方は
ぜひ、お試しくださいね。

iPhoneやiPadでも、
iOS 11からは、
長時間露光の撮影が
(具体的に言うとエフェクト)
可能になったそうですよ。
http://yuu-photojournal.hatenablog.com/entry/2017/09/20/172316


<関連記事>
デトロイト写真合宿
http://interesting-languages.blogspot.com/2018/09/blog-post_27.html

写真講座に挑戦
http://interesting-languages.blogspot.com/2016/05/blog-post_7.html

小心者の絶景ハンター
http://interesting-languages.blogspot.com/2018/06/blog-post_9.html

通訳案内士のための写真講座
http://interesting-languages.blogspot.com/2018/02/blog-post.html


2019年8月3日土曜日

通訳案内士がオススメする都内の日本酒バー

皆さま、こんにちは。ねこです。
日本酒って、外国人の皆さんにも
すごく人気がありますよね。

ただ、通訳案内士として
外国人のお客様に
日本酒を楽しめるお店を
紹介するのって、
結構、難しかったりします。

1つは、まだまだ喫煙OKな
居酒屋さんが多いこと。
そして、ガイド自身の日本酒の知識が
なかなか追いつかないこと。

でも、大丈夫!
そんな時には、渋谷駅から徒歩3分の
「壺の中」へGO!

日本酒ギャラリー 壺の中
東京都渋谷区道玄坂1-6-5 東静ビル3階
03-6455-3185
定休日:日曜・祝日(休前日は営業)
18:00~23:00
http://tsubo-no-naka.com/
https://www.facebook.com/tsubononaka/
3,000円(税別)で70種類以上の日本酒が
時間無制限で飲み放題!


何がすごいって、ここには
日本酒スペシャリストの「パパ」がいます!


好みのワインや好みの食べ物を伝えると
「じゃあ、まず、これ飲んでみて」と
銘柄を1つ選んでくれます。


その味をもとに、
「もう少しフルーティなやつ」
「もう少しスッキリ系」と言うと
次に試すべき銘柄を教えてくれます。
これぞ、Private Sake Journey!

その日、置いてある銘柄の
リストをもらえるので、
飲んだ銘柄の横に
感想などを書きながら楽しみます。


で、さらにすごいことには、
日本酒スペシャリストのパパは
海外在住歴が長いので、なんと、
日本酒のすべてを英語で
語ってくれちゃうのです!!


富裕層のお客様は、食通の方が多く、
かなり突っ込んだ質問が出てくるので
酒造プロセスなどについても
完璧に答えてくれるパパは、まさに神様!

これまでにお連れしたお客様たちが
「パパとの会話が本当に有意義だった」と
大満足してくださっています。

ちなみに、食べ物の持ち込みは自由なので
いつも、渋谷駅の地下などで
お刺身やチーズなどを買っていきます。
ピザ、お寿司などの出前も取れます。


あっ、そうそう、こちらのお店は、
立ち飲みバーです。
みんな、行く時点では、
「立ち飲みかぁ。じゃあ、
せいぜい1時間程度だね」と
言っていますが、
Sake Journeyがあまりに面白くて、
数時間滞在しがちです。


ただ、どんなに酔っ払っても
帰る時には3階から1階への
この階段が待っているので、
お気をつけて(笑)


その階段を下から見ると
こんな感じ。
階段の横に看板が出ていますが
知らないと通りすぎちゃいます。


外観をもうちょっと引きで見ると
こんな感じです。


この階段を上っていくわけだから
「隠れ家知ってまっせ」
って感じですよね♪

時々、貸し切りになる日や
音楽ライヴなどが開催される日があるので
事前にお店に確認することを
オススメします。

週末の夜は、他のお客様も多く、
パパがひっぱりだこ状態で
ゆっくりお話できないこともあるので、
そのあたりはご了承くださいね。

パパの代わりに、多少なりとも
説明できるように、日本酒の勉強も
頑張らなくっちゃなぁ…。

P.S. パパは猫が大好きです。
猫の話題になるとメロメロになるので
猫好きの方は、ぜひ、
ニャンコ写真ご持参で♪

<関連記事>
「通訳案内士のための写真講座」

「究極の鮨体験」