2011年7月31日日曜日

"near here" か "near from here" か?

こんにちは、ねこです。
皆さん、お元気ですか。
ねこは風邪をひきました。
窓を開けっ放しにして寝たのが敗因です。
気をつけましょう。(^^ゞ


さて、今日もちょっと迷ってしまう表現についてです。

"near here" と "near from here"。
なんだか、どちらも聞いたことがある気がするのですが、
どちらが正しい表現なのでしょうか。


通常使われるのは "near here" のほうです。

Is there a bank near here? (この近くに銀行はありますか?)

Do you live near here? (この近くにお住まいですか?)


しかし、ここから○○までが近いかどうかという話をしているときには
"near from here to ○○" という表現も使うそうです。

It is near from here to the hotel? (ここからそのホテルまでは近いですか?)


いやはや、混乱しますね。(^^;

まあ、結局のところ、言葉が最初にできて
それを説明するために後から文法が作られたわけなので、
文法だけにしがみついて勉強をしようとすると非常に苦しくなってきます。

なので、文法を学びつつも、生きた英語をたくさん聞いて読んで、
オーバーラッピングして、シャドウイングして、
ぜひ、英語的な“感覚”を身につけていきましょう!

そんなの無理!と思うかもしれませんが、
例えば "I isn't a student." や "He am not a teacher."
などという表現を耳にしたら、
ん? それはさすがにヘンだぞ!と思いますよね。
思ったとしたら、それは、しっかりと英語の基本的な感覚が
身についているということですぞ。(^^)

2011年7月29日金曜日

"kind of" を使った表現

こんにちは。今日は2つ連続アップします。^^
というか、1つ前の記事は日記のようなものだったので、
こちらが本命ネタです!


さて、ずっと頭の中でもやもやとしていた2つの表現があります。
それは、"a kind of ~" と "kind of a ~" の違いについて。

“どっちが正しいんだろう?”
“どっちも正しいとしたら、意味に違いはあるのかしら?”
“使い分け方は?”

今日はそんな疑問をすべて解消したいと思います。


まずは、"a kind of ~" の文例から見てみましょう。


Awamori is a kind of shochu. (泡盛は焼酎の一種だ)
It became a kind of trademark. (それは一種のトレードマークになった)
Pachinko is a kind of gambling. (パチンコはギャンブルの一種です)
It's a kind of bread. (それはパンのようなものだ)
This song is a kind of ballad. (この曲はバラード調だ)



次に、"kind of a ~" の例を見てみましょう。


He is kind of a fool. (彼はどちらかというとちょっと頭が悪いんだ)
I'm in kind of a rush. (ちょっと急いでます)
Well, it's kind of a long story. (ええと、それがちょっと長い話なんだよね)
It's kind of a bad day. (今日はどうもついてない)
It was kind of a surprise for me to receive a gift.
(プレゼントをもらうなんて、ちょっとびっくりしたよ)


さあ、違いが分かりましたか?

1つめの表現は、"a kind of ~" で物事の種類を表しています。

一方、2つめの表現は、"a ~" の前に "kind of" を置くことで、
"a" に続く名詞の意味を和らげる効果があります。

こちらは、"kind of" の後に形容詞や動詞を置くこともできます。

You look kind of tired. (ちょっと疲れてるみたいね)

I kind of asked her whether she has kids.
(彼女に子どもがいるのかそれとなく聞いてみた)


どうでしょう。
すっきりしましたか?

こちらは、先日のレッスンの中で、
某校のErik先生に解説してもらった内容を参考に
辞書を引いたり、ネットで例文を検索したりしながらまとめてみました。

Thanks, Erik!!

英会話のレッスンとは何か

皆さま、こんにちは。ねこです。
さっきまで、すごいカミナリが鳴っていました。
うちのニャンコは、いつもカミナリが鳴るとものすごく怖がり、
まるでほふく前進のような歩き方になります。
我が家では「ツチノコ」と呼ばれています(笑)。

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さて、先日、英会話のレッスンというものについて
考える機会がありました。
ねこ自身も実はレッスンを受けているのですが、
(要は教えるだけじゃなくて習ってもいるということ)
体調が悪かったり元気がなかったりするときでも
レッスンに行って楽しくお喋りしてくると、
帰りにはものすごく元気になっているのです。

それってどうしてなんだろう?
とあらためて考えてみました。

そして気づいたこと。
“笑顔でコミュニケーションをする”ということで、
人ってすごく元気になるんだろうなと。

なので、自分が教えるほうのレッスンでも、
「ああ、今日も楽しかった♪」と言ってもらえるように
元気のおすそわけを頑張っていきたいなと思いました。

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先日、とても楽しいトピックのレッスンがありました。
“人を褒める表現”の練習です。

一通りの学習を終え、さあ、実践練習。
もう、その楽しかったこと、楽しかったこと!!

ペアになって、
"Your watch is good! (その時計いいね)"
"Your shoes are really cool! (その靴、カッコいい)"
"Your hair is cute! (その髪型かわいいよ)"
などという感じで、とにかく片っ端から褒めまくりです(笑)。

最初は皆、ちょっと照れていましたが、
最後の方は、全員がなんだかとってもゴキゲンになっていました♪ (^^)

いい気分になれるコミュニケーションって
すごく素敵ですね。

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英会話のレッスンというものは、
基本的には“言葉”を学ぶところです。
でも、もう少し大きな意味でとらえて、
“より良いコミュニケーションを学ぶ機会”にできたら
と、ねこは願っております。

・・・・・・・・・・

ところで、自分の教室に小さな観葉植物を置きました。
名づけて、"Smile Reminder"。

この葉っぱを見たら、
“あっ、そうだ! もっと笑顔になろう”と思うためのものです。

生徒の皆さん、教室でこの葉っぱを見かけたら、
ぜひ真似してニッコリしてみてくださいね。^^

2011年7月26日火曜日

貸し借りの表現

「貸す」「借りる」という英語。
いろいろ種類があって紛らわしいなぁ…と思うので、
ここで、ちょっと整理してみることにしました。


まず、"lend" という単語。
こちらの意味は「貸す」です。
物を貸す、お金を貸すという表現によく使われます。

次に、"borrow"。
こちらは「借りる」です。
同じく物やお金を借りるという表現で使われます。


さて、この2つが基本的な「貸す」「借りる」の表現の他に、
皆さんがよく耳にする表現があるかと思います。
そう、「レンタル」や「レンタカー」という言葉がありますよね。

これは何なのかというと、
元になっている単語は "rent" です。
お金を払って借りたり、お金をもらって貸したりするときの表現です。
自動詞にも他動詞にもなります。

「レンタル」 というのは、"rent" の形容詞形、名詞形で、
"rental boat(貸しボート)" などといった表現に使えます。

「レンタカー」というのは、3つの単語から成っている表現で
英語で綴ると "rent a car" となります。
会社名として、"Avis Rent A Car System, LLC" というふうにも
使われています。

紛らわしいのは、"lend" の過去形や過去分詞形が "lent" で
日本人の英語学習者にとっては "rent" の現在形と
同じ音に聞こえてしまうところ。(^^;


ところで、「ペン貸してくれる?」を英語で言うとどうなるでしょう。

"Can you lend me your pen?"
これは「あなた」を主語にして「貸す」という動詞を使った表現。

"Can I borrow your pen?"
こちらは「わたし」を主語にして「借りる」という動詞を使った表現。

でも、「貸す」も「借りる」も使わずに、
"Can I use your pen?" と言うこともできます。
「使う」という動詞を使った表現ですね。

日本語の表現に引っぱられずに、
このように柔軟な発想で英文を作っていくことも大切です。

英語をたくさん聴いてたくさん読んでいると、
“あっ、こういう風にも言えるんだ”という表現に
いっぱい出会えますよ。^^

2011年7月24日日曜日

前髪を切りました

皆さま、こんばんは。ねこです。
パーティーに参加された生徒の皆さん、お疲れ様でした。^^
ねこは今日も生徒さんのテーブルにお邪魔しては
英語の勉強方法について語りまくってしまいました。
いつも“熱血にゃんこ先生”ですみません。(^^ゞ


さて、今日は「髪を切る」という表現について書いてみようと思います。
日本語では当り前のように「髪を切る」と言いますが、
実際に自分で「髪を切る」人は少ないですよね。
正確に言うと、たいていの人は美容師さんや床屋さんに
「髪を切ってもらう」ということになるでしょう。

つまり、"I cut my hair.(自分で髪を切る)" という人は少数派で、
大抵の人にとっては、"I have my hair cut.(髪を切ってもらう)" というのが
正しい表現になります。
ここで出てくる "have" というのは使役動詞と呼ばれるものなんですが、
まあ、そういう難しい話はさておき、この形のまま覚えちゃってください。^^

あるいは、"get a haircut(ヘアカットをする)" という表現もOKです。
レッスンで使っているテキストでは、こちらの表現が主流ですね。
この場合の "haircut" は1語で名詞として使われています。
"get a massage" と同じ形の表現です。

どちらの表現でもOKなので、「(美容院などで)髪切った?」というのは
ぜひ、いつでも聞けるようにしておきましょう。

"Did you have your hair cut?" (※Googleで300万件ヒット)

あるいは

"Did you get a haircut?" (※Googleで500万件ヒット)

です。


さて、でも、前髪は自分で切るという人は
女性では結構いるのではないでしょうか。
この場合は、"I cut..." や "I trim..." という表現が使えます。

ちなみに、「前髪」って何て言うか知ってますか?
前髪を表す英語はいくつかありますが、
"fringe" や "bangs" という表現が一般的なようです。

なので、自分でチョキチョキと少しだけ前髪を切った場合は

"I trimmed my fringe." (※Googleで7,700件ヒット)

または

"I trimmed my bangs." (※Googleで29,000件ヒット)

と言うことができます。


切り過ぎちゃったときは、
"I trimmed my bangs too short." です。

まあ、でも、これを英語で言えても前髪は元には戻らないので
ワックスをつけてごまかしてくださいね(笑)。

2011年7月18日月曜日

ニュアンスまで含んだ表現

ご無沙汰しております。ねこです。
忙しかったり、体調を崩していたりで、
べろ~~んとなっていましたが、
頑張ります!


さて、今日は日本人が
“へ~、そうなんだぁ”と思う表現を1つご紹介します。

小学生のトムのお母さんが
今日のトムの様子について、こう言いました。

"He behaved today."

これだけ見ると、英語学習者としては、
ええと、トムはいったいどんなふうに振る舞ったんだろう?
と思うでしょう。

でも、"behave" には、「お行儀良くする」という
ポジティブな意味まで込めることができます。

なので、「今日は彼はとてもいい子だったのよ」
という意味になるのです。

ちなみに、お行儀が悪かったときは、
"He behaved badly" と言うことができます。

そういえば、映画『オースティン・パワーズ』でも、
"Oh, behave!" という表現が出てくるんですが、
あれも、「お行儀よくしなさい!」という意味ですね。


さて、英検対策、あまり進んでいませんが、
ぼちぼち作戦は練っています。

まず、1級の一次試験は単語が勝負なので、
アルクの『キクタン』で1級用の単語を頭に叩き込みます。
CDの音声をiPodに取りこんで、
5日分をまとめて流し聞きしつつ、
覚えられないものを書き出していく予定です。

そして、二次対策としては、いろいろ迷ってはいるのですが、
NHKの『ニュースで英会話』を活用して、
時事英語の表現を取り入れていこうと思っています。

『ニュースで英会話』はテレビ、ラジオ、ネットが連動しているので、
それをうまく利用していければなぁ…と。

ネットにニュース原文と日本語訳が載っているので、
日本語訳を見て、英語の原稿を書く練習をしたら
かなり力がつくと思うんですよね。
http://cgi2.nhk.or.jp/e-news/index.cgi

言うは易し行うは難し。
ま、体調を整えつつ、ぼちぼちやります。(^^;

2011年7月6日水曜日

旅写真&決意表明!

皆さま、こんにちは。
ねこです。
先週、モントリオールに行ってきました。
とても素敵な街でした。



もっと写真を見たい方はこちらをクリックしてくださいね♪
Montreal (June 2011)


さて、帰国し、日常に戻り、ねこはある決意をしました。
それは英検のことです。

ねこは英検1級を持っていません。(^^;
一次試験は受かるのですが、
とにかく二次面接が通らない。

そんなこんなで“話す英語”をギブアップしたのが十数年前。
それ以来、「私は読み書きだけで勝負する」と
ずっと翻訳だけに専念してきました。

そんな中、去年、知人に英語を教えることになり、
いろいろ勉強の仕方を伝えているうちに、
“自分には英語学習者たちに伝えたいことがたくさんある”
と強く感じたのです!

そして、うっかり英会話学校の採用試験を受けました。
ええ、そうです。
話す英語が苦手なのに、うっかり…。(^^;

まさか50分間のレッスンがすべて英語で行われるなんて
そのときは知らなかったのですよ。
採用されてから青ざめましたね、ほんと。

そこから、ねこのシャドウイングの日々が始まりました。
とにかく何でもいいから、
常に自分の口が英語を話している状態にする。
ひたすらひたすらぶつぶつ言ってました。

そして、どうにか10月にはレッスンを開始することができ、
今も楽しくレッスンをしています。
まだまだ実力不足な部分もたくさんありますが、
以前と比べたら、格段に話せるようになりました。

と、そこで、過去のトラウマ(=英検の二次が受からない)
が意識の中に再び現れ始めたのです。
今ならやれるかもしれない!
そして、どうせやるなら、このブログで宣言してしまおう!
と思いました。

いやぁ、これは英会話講師にとっては
大きなリスクを伴う賭けですよ。
“不合格”なんてことになれば、
かなり信頼度はダウンしますからね。/(--)\

でも、そのリスクを負ってでも、
“さらなる英語力の向上に励む姿勢を
英会話学校の生徒さんやこのブログの読者の皆さんにお見せしたい”
と思い、決意表明をすることにしました。

きゃあ、ほんとに書いちゃった。(^^;

これから試験までは、通常の“言葉ネタ”のほかに
今、どんな勉強をしているかについても
ちょこちょこ書いていきますね。

とりあえず今年の第2回検定での合格を狙う予定です!!
一次試験:10月20日(日)
二次試験:11月13日(日)

※翻訳その他の仕事のスケジュールの関係で、
第3回検定に変更する可能性はありますが、
とにかく今度こそやります!!