2014年1月28日火曜日

過去のオススメ記事

皆さま、こんにちは。ねこです。
ふと気づいたら、このブログ、
6万アクセスを突破していました!!
いやぁ~、びっくり。
本当にありがとうございます。m(__)m

初投稿は2011年1月16日だったので、
丸3年続けているってことですね。
そんなわけで、これまでに投稿した記事も
かなりの件数になってきたので、
重要記事をピックアップしてみることにしました。


<ねこのオススメ記事>

「辞書のお話」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/03/blog-post_08.html

「シャドウイングで会話力アップ!!」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/04/blog-post.html

「朝英語」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/08/blog-post.html

「海外ドラマでシャドウイング」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2011/11/blog-post_16.html

「『キクタン』について、とことん語ります!」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html

「ニュースで効率的に英語を学ぶ!」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/07/blog-post_23.html

「スピードラーニングってどうなの?」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post_13.html

「英検とTOEICの真実と対策」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/11/toeic.html

「単語の覚え方」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/01/blog-post_20.html

「英語がツラくなってきた人たちへ」
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/01/blog-post_26.html


このたび、ブログの右側の欄を少しアレンジして、
オススメの本などを掲載してみました。
キクタンをはじめとする学習関連の書籍については、
万人にオススメというわけではなく、
レベル等も考慮する必要があるので、
そのあたりはよくご検討くださいね。^^

また、今回のブログ(オススメ記事)へのリンクも
右の欄に常時掲載しておきますので、
必要に応じてご活用ください♪

コメント欄、メッセージ欄の開設も
検討をしてはいるのですが、
以前、メッセージ機能がいつの間にか停止して、
送っていただいたメールが届いていなかった
ということがあったので、
そのあたりは、まだ検討中です。(^^ゞ

楽しくて役に立つ記事を書いていけるよう
今後も頑張っていきますので、
よろしくお願いいたします!

2014年1月26日日曜日

英語がツラくなってきた人たちへ

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、「英語がツラくなっちゃった」という嘆きを
あちこちで耳にします。
うぉ~、それは大変です!
何とかしましょう。^^

まず、「英語がツラい」と感じる人というのは、
大きく2つに分類することができるかと思います。

<グループA>
とにかくガムシャラに勉強をし続けていて、
常に受験生のような気持ちになっている人。

<グループB>
「やらなくちゃ」という気持ちはあるけれど、
日々の生活に追われ、全く時間が取れず、
そんな自分に嫌気が差してきている人。

まず、グループAの皆さんへ。
ほんと、よく頑張っていますね!
誰かきちんと褒めてくれる人はいますか?
まずは、その頑張りを
しっかりと誰かに認めてもらってください。

一緒に頑張っている仲間がいるなら、
「私たち頑張ってるよねパーティー」
などをしてみるのもいいでしょう。

次に、日々の英語トレーニング方法を
ちょっと見直してみましょう。
「ツラい」と感じるのだとしたら、
何かが精神的負担になっているのだと思います。

往々にして、時間のかかる作業は負担になります。
文法や単語などを、きちんとノートに整理している人、
その作業は、本当に効果的かしら?

書くと勉強した気にはなれるけれど、
実はその作業を省くことで、
もっと有益なトレーニングをする時間が
取れるようになるかもしれません。
もっと好きなテレビを見たり、
好きな雑誌や本を読む時間ができて、
ストレスが減るかもしれません。

とにかく精神的負担を減らす方法を考えましょう。
何が苦痛なのか、どの部分が苦痛なのか?
その作業は本当に効果があるのか?

英語を勉強し始めてから、
常にきちんとノートを作ってきたので、
今さらそれをやめる気になれないという
とても几帳面な人も多いかと思います。

でも、本当に本当によ~~~く考えて!
そのノート、役に立ってる?
かけた時間に見合う効果が出てる?
もし、ノート整理や問題集にかける時間が
すごく負担になっているのだとしたら、
どこか一区切りついてところで書くのは卒業して、
音読練習の比重を増やすということも
考えていきましょう。

暇な大人って、あんまりいないものです。
基本的には、みんな忙しい。
その中で、英語を習得しようと思ったら、
形だけの満足感を味わうのではなくて、
本気で効率を追求するのが得策です。

そのやり方については、
グループBの皆さんへのアドバイスの中で
ご紹介しますね。

もう1つ、考えてみてほしいのは、
具体的な目標です。
いつもいつも全力疾走していたら、
息切れするのは当然です。
なので、「○月○日の英検までは
とりあえず全力疾走で頑張る」
「終わった後の2週間は、軽く流す」といった感じで、
メリハリをつけていくのも大事だと思います。

試験などの具体的な期限がない場合は、
自分で期限を設定するのもいいかと思います。
ねこは、月ごとに目標を設定したりします。
「ボキャブラリー強化月間」
「リスニング強化月間」
「発音強化月間」などです。

もっと細かく設定して、
「今週は/r/の発音を意識して話す週」
「今週は/f/と/v/でちゃんと下唇を噛む週」
などと決めてみても面白そうです。
(忘れないように、紙に書いて、
どっかに貼っておきましょう♪)

漫然と頑張り続けるのではなく、
小さな目標をちょこちょこと設定して、
満足感を味わっていきましょう。
それがモチベーション維持につながります。

もう1つ、つまづく原因となりがちなのが、
理想と現実とのギャップ。
「これだけ努力したんだから、結果がついてきて当然!」
と思っていたのに、
TOEICのスコアが思うように伸びなかったり、
会話があまりスムーズにできない日があったりすると、
「全然努力が報われなかった…」と
やり切れない気分になってしまう人も多いようです。

でも、ちょっと待って!
ひょっとして、目標設定が
ちょっぴり高すぎませんか? (^^;

厳しいことを言うようですが、
英語って、そんなにチョロいもんではありません。
「世の中でTOEIC730点がどうのこうの言ってるから、
とりあえず、それを目標に…」と思っても、
400点の人が、ガムシャラに2ヵ月勉強して、
1回の受験で「はい、730点ゲット!」
というわけには、いかないのが普通です。
(※たま~に例外もありますが、それはかなり特殊な例だと思います)(^^;

会話力も、話題や相手、体調や気分にも
左右されるものだから、
「あ~、なんかうまく喋れない」という日だって、
当然あると思います。
だけど、「あっ、なんかうまく話せた」という瞬間だって
絶対にあると思います。

なので、ありきたりな言葉にはなりますが、
できないことを数えるのではなく、
できたことを数えて、
できるだけハッピーな気分でいるのが大事です。^^

やや精神論的になってきましたが、
延々と苦痛なことを続ける人生なんて、
嫌じゃないですか。(^^;
資格試験や海外出張のために、
ある一定期間、えいやー!と頑張るのはいいけれど、
長期戦で英語を向き合っている人は、
どうか、どうか、どうか楽しんでくださいませ。

さて、お待たせいたしました。
グループBの皆さま。^^
まず、グループBの皆さんにとって、
一番大事なことは、
「そもそも、何で英語をやろうとしてるんだっけ」
という原点を振り返ってみることです。
そして、今の気持ちと照らし合わせてみましょう。
例えば、こんな例が考えられます。

当初:仕事で必要だった
現在:必要なくなったけど、将来に備えてなんとなく…

当初:海外旅行で話したい
現在:旅行の予定もないしなぁ…

当初:英語ができたらカッコいいから習い事として
現在:なんか飽きちゃった…

実際に英語を使う予定のないまま
モチベーションを維持していくというのは、
なかなか大変なことです。

もし、本当に本当に本当に絶対に
一生、まったく英語を使う予定がないと
言い切ることができて、
まったく未練も何もないのなら、
思い切って英語をバッサリ切り捨てて、
他のことを楽しむのもアリかもしれません。

でも…。
ふふふっ、今、このブログを
ここまで辛抱強く読んでるあなたは、
絶対に英語好きです(笑)
これからも、ねこについてきてください。^^

さて、じゃあ、どうしましょうか。
まずは何をしたら、自分の英語アンテナが反応するのか
よ~く検証してみましょう。
旅行番組を見まくるというのも
ひとつの手かもしれません。
たとえ5年後でも10年後でもいいから、
「20XXまでに、必ずオーストラリアに行く!!」
なんて目標を立ててみるのもいいでしょう。

すごく不思議なことだけれど、
言い続けていることは現実になります。
「そんな夢みたいなことは無理」と言い続けていたら、
それは夢のまま終わります。
無謀でもいいから、とりあえず願っちゃってください。^^

海外ドラマや洋画なども、
語学モチベーションを上げてくれますよね。
「英語音声+日本語字幕」で見た時間を
「英語に触れた時間」としてカウントしていったら、
よ~し、もっともっと見るぞという気持ちになり、
結果的に英語の音に触れる時間が
うんとアップするかもしれません。

Facebookなどで外国人の友達とつながるのも
いい方法ですね。
まずは、投稿の内容を理解して、
「いいね!」を押すことから始め、
少しずつコメントを書いてみるのもいいと思います。

さて、モチベーションは、あることはあるんだけど、
とにかく死ぬほど忙しくて、
英語に割く時間なんてまったくない
という話もよく聞きます。

うん、そうですよね。
ほんと、社会人はみんな忙しい!
というわけで、どうにもこうにも
1分も時間を割くことができなかったら、
残念ですが、英語は諦めてください。m(_ _)m
時間が取れるようになったら、やりましょう。

でも、このブログをここまで読んじゃった人。
1分以上、読んでるよね(笑)
たぶん、あと1分ぐらいは、
何とか捻出できると思うので、
毎日、1分だけ英語の練習をしましょう。

何よりも効果があるのは、
オーバーラッピングとシャドウイングです。
英語の音声とスクリプト(文章)を使います。

英会話学校に通っている人は、
今使っているテキストの会話文などを
利用してください。

あるいは、具体的な目標がある人は、
旅行会話のCDブックや、
ビジネス会話のCDブックなどを
利用するのもいいでしょう。

え~、本やテキストを毎日持ち歩いてはいけません。
重いからです。
精神的負担になります(笑)。
今週練習する会話というのを決めて、
コピーを取るか、写メを撮ります。

音を用意します。
スマホなどに入れてしまうのが理想です。
CDデッキの電源を入れ、CDを入れ、
何曲目かを探し、再生ボタンを押すというのは
忙しい社会人にとっては精神的負担になります(笑)。
そういう面倒なプロセスは、極力排除しましょう。^^

さて、材料の準備はできました。
あとは、実施時間を決めましょう。
これは、ライフスタイルによって、
いろいろだと思います。

比較的実行しやすいのは、
・起きてすぐのベッドの上(1分早く起きる)
・朝食の前
・歯磨きの後
・トイレ
・通勤中(電車の中や歩きながら)
・ランチの後
・帰宅して着替える前
・ビールを飲む前の儀式として
・お風呂
・洗濯物を干しながら/畳みながら
・布団に入る前
などでしょうか。

英語の習慣がなかった人は、
この中から、まず1つだけ選んでください。
1つだけです。
2つ以上選ぶと、
後回しにする可能性が出るからです。

さて、音を聴きながら、
一緒に読んでみましょう。
まずは1回でいいです。
それで、今日のノルマは達成。
手帳かカレンダーにでも○をつけてください。

多分、物足りなさを感じるでしょう。
それでいいです。

次の日も同じように1回読みます。
カレンダーに○をつけます。
以上、おしまい。

とにかく、そのちっちゃな儀式のようなものを
続けてみてください。
どうしても2回読みたくなってきたら、
2回読んでみます。
ちょっといい気分になります。
そして、カレンダーに○をつけます。

重要なのは、「英語を話す」という
口の筋肉の動きをすることで
脳に刺激を送ることです。

これにより、脳の中で
英語で話すための回路みたいなものが
ちょっとずつ育っていきます。
「勉強しなくていいから練習してね」と、
ねこが繰り返し言うのは、そのためです。

書いているだけでは、
脳の中で「英語を話すための筋肉を動かす」
という活動が行われないので、
言いたいことが思うように出てこないという症状が
いつまでも続くことになります。

とにかく、毎日、ほんのちょっぴりでいいので
脳に刺激を送ってあげてください。
ずっと休みなく続けるというのが負担だったら、
「日曜はお休み」などと決めてもOKです。^^

この1分間英語タイムを習慣にして、
とにかく続けていきましょう。
すぐには実感できないかもしれないけれど、
絶大な効果が待っています。

もうワンランク上を目指したくなったら、
オーバーラッピングの後で、文章を見ずに、
耳だけで英語を拾って真似して言う
シャドウイングにも挑戦してください。
これをやると、リスニング力もググッと上がってきます。

ねこ自身、英会話が本当に苦手だった時期があり、
その克服に役だったのが、
オーバーラッピングとシャドウイングでした。

せっせとノートに書く、
眉間に皺を寄せながら何かを暗記する、
そういうのは、もう卒業しましょう。
もっと軽やかに練習をしていくと、
英語がもっと楽しくなりますよ♪

2014年1月24日金曜日

安倍首相の基調講演

皆さま、こんにちは。ねこです。
英語に対するモチベーションを
保つのが難しくて悩んでいるという話を
ここのところ、よく耳にします。

そんな悩める皆さんのために、
いろんな作戦と励ましの言葉を書きたいのですが、
今日はもうすぐ外出しなくちゃいけないので、
それは明日の夜にでも、ゆっくり書こうと思います。

とりあえず、今日は、ダボス会議での
安倍首相の基調講演について。

まず、実際に話された英文が
こちらの首相官邸HPで確認できます。

A New Vision from a New Japan, 
World Economic Forum 2014 Annual Meeting, 
Speech by Prime Minister Abe
Wednesday, January 22, 2014
http://www.kantei.go.jp/foreign/96_abe/statement/201401/22speech_e.html

そして、日本語訳と動画がこちらです。

世界経済フォーラム年次会議冒頭演説
~新しい日本から、新しいビジョン~
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0122speech.html

使われている英語表現を
ちょっとだけ解説しましょう。

three arrows 三本の矢
bold monetary policy 大胆な金融政策
flexible fiscal policy 機動的な財政政策
continue sparking private investment 民間投資を喚起し続ける
growth rate 成長率
electricity market 電力市場
regenerative medicine 再生医療
"rice production adjustment" system コメの減反
limits on floor area ratios 容積率規制
fund management 資産運用
corporate tax rate 法人税率
corporate law 会社法
proactive contribution to peace 積極的平和主義

こうやって、対訳になっている文章から、
表現を拾い出してみるのは、
なかなか面白い作業ですよ。^^


<追記>
シュワブ会長の質問についての記事を見つけました。

靖国参拝「大変な誤解がある」懸念の質問に反論、各国首脳に訴える
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140123/plc14012308220002-n1.htm

Japan’s Abe Defends Yasukuni Shrine Visit
http://blogs.wsj.com/davos/2014/01/22/japans-abe-defends-yasukuni-shrine-visit/

2014年1月23日木曜日

台所用品の英語

皆さま、こんにちは。ねこです。
確定申告の準備を少しずつ進めています。
会計ソフトへの入力作業がひととおり終わったので、
全体の集計を見てみたら、
「専従者給与 1,110円」という謎の数字が出てきました。
えっ?? 誰も雇ってないのになぜ??
猫の食費ならもっと高いし…。(笑)

あれこれネットで検索したり、
ヘルプメニューを見たりしながら、
しばらく悩んで、ようやく答えがわかりました。
"S""E"と入力してプルダウンメニューを出したので、
「接待交際費」を選ぶべきところを、
「専従者給与」にしてしまったのです。
やれやれ、慣れないことをするのは、
なかなか大変です。(^^ゞ


さて、今日の本題です。
今日は台所用品のお話。
とても身近なものではあるけれど、
実は英語での呼び名を知らないものも
案外いっぱいありそうです。

おたま ladle【レイドル】
包丁 (kitchen) knife【キッチンナイフ】
まな板 chopping board【チョッピングボード】
       またはcutting board【カティングボード】
おろし金 grater【グレイター】
栓抜き bottle opener【ボトルオウプナー】
コルク抜き corkscrew【コゥクスクリュウ】
フライ返し turner【ターナー】
軽量カップ measuring cup【メジャリングカップ】
軽量スプーン measuring spoon【メジャリングスプーン】
泡立て器 whisk【ウィスク】
炊飯ジャー rice cooker【ゥライスクッカー】
パン焼き器 toaster

計量カップや計量スプーンについては、
国によって、1カップ、小さじ1、大さじ1の
分量が違うようなので、
外国の料理本を見るときはお気をつけください。^^


さて、ねこが、これまで、
曖昧なままにしてきたのが"pot"と"pan"の違い。
この機会に…と思い、きちんと調べてみたところ、
"pot"というのは深めのお鍋、
"pan"というのは浅めのお鍋という区分けになっているようです。

こちらが"pot"の代表例。


パスタを茹でたり、カレーを作ったりする時に
活躍してくれるお鍋たちですね。

※"pot"には、他に「植木鉢」という意味や、
「マリファナ」という意味もあります。
基本的には文脈できちんと解釈できるかと思います。

そして、こちらが"pan"の代表例。



"pod"と"pan"について、厳密な境目はないようで、
深さの違いでなんとなく使い分けているようですね。

日本語でいうところの「フライパン」という言葉を
確実に伝えたい場合は、"flying pan"
または"skillet"と言えばよさそうです。

あれっ? じゃあ、電気ポットは?
"pot"っていう言葉は使えるのかしら?

調べてみたところ、電気ポットについては、
いくつかの呼び方があるようです。

electric water boiler【エレクトリックウォーターボイラー】
electric jug【エレクトリックジャグ】
thermo pot【サーモポット】
electric kettle【エレクトリックケトル】
hot water dispenser【ホットウォーターディスペンサー】

う~~~~ん…。
いっぱい並べられちゃうと困りますね。

もうちょっと具体的に見ていきましょう。
まず、短時間でお湯を沸かしてくれる
T-FALを代表とするような電気ポット。


これは、Amazon.comなどのサイトで見ると、
"Electric Kettle"と書いてあります。
(直訳すると「電気やかん」:笑)

お湯を沸かしたあと、そのまま保温もしてくれる
象印を代表とするようなポットもありますよね。


これは、"Electric Thermo Hot Pot"
あるいは、もっと説明的に、
"Electric Water Boiler and Warmer"
と呼ばれるようです。

電気を使わず保温する、
日本で「魔法瓶」と呼ばれるものは
"Thermos【サーモス】"。


"thermos"というのは、こういう魔法瓶を作った
会社の名前なのですが、
その後、市場に類似品が出回るようになっても、
こういう形をしたものはすべて"thermos"と
呼ばれるようになったようです。

いやはや、台所にあるものたち、
なかなか面白いものですね。
料理番組を字幕付きで見ていたりすると、
「ああ、そう呼ぶんだぁ…」というのが
分かってきそうです。
あ~、料理番組訳したいなぁ。^^

2014年1月21日火曜日

センター試験の英語

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨夜、NYの大学院で言語学を専攻している友人と
何通かメールのやり取りをしました。
いつも彼女とは、言語についての
とてもマニアックな話で盛り上がります。

昨日は、ドラマを使った英語練習法について、
ねこ流のやり方を話してみたところ、
"Sounds like that's really the right direction to go in!"
(そのやり方って、とっても効果がありそう!)
というお墨付きをいただきました♪

引き続き、この方法、広めていきたいと思います。
詳しくはこちら:

「海外ドラマを使った練習方法」 2013年7月12日金曜日
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/07/blog-post.html


さて、センター試験が終わりましたね。
ねこはセンター試験とは無縁なのですが、
新聞に載っていたので、英語の問題を解いてみました。^^


なかなかの良問ぞろいですね。
かなり楽しめました。^^
(そりゃあ、もちろん満点ですよ。プロだもん♪)

TOEICの勉強方法が、かなり応用できそうだな
という感じがしました。
まあ、発音、アクセント、並べ替え問題などは、
TOEICでは、出てきませんね。

あっ、問題を解いてみたい人は、
東進のホームページに問題と解答が載っていたので、
ぜひ、チャレンジしてみてください。

「英語」
http://www.toshin.com/center/eigo_mondai_0.html

「リスニング」
http://www.toshin.com/center/listning_mondai_0.html

ここから先は、問題の内容について書くので、
実際に解いてみたい人は、
答え合わせが終わってから読んでくださいね。

↓↓↓ 問題について ↓↓↓







ほら、ダメよ、スクロールしちゃ。
問題を解く人は、終わってから読んでね。^^



さて、まず、おおっ!と思ったのが、第2問の問8。
"cost"と"fare"のニュアンスの違いって、
なかなか難しいですよね。
"cost"は、物やサービスを得るために投じた費用、
"fare"は、乗車料金です。

ちなみに、センター試験には出てきませんでしたが、
"fee"は、サービスなどの料金、会費、入場料、授業料
などの意味で使われます。

こういうニュアンスの違いは、辞書の説明で覚えるよりも、
映画やドラマ、新聞、小説の中でたくさん触れて、
感覚として身につけていきたいところですね。


第2問については、全般的に、
問われている内容がTOEICのPart5と6に
似ているなぁ…という印象でした。
現在分詞を使うのか、過去分詞なのか、
to不定詞なのか、原型なのか、
また、熟語の知識もけっこう必要ですね。


第3問のAは、語彙問題のように見えるけれど、
決してそうではありません。
これは、語彙が分からない時でも、
前後の文脈からニュアンスを想像できるかを
試されています。
問1の"exuberant"を知っていなくてはいけない
というわけではありません。
っていうか、上級者でも普通知らないし。(^^;


第3問のBは、ライティングスキルを測るものですね。
エッセイの趣旨を理解して、
「この文章をここに入れると話が脱線しちゃう」
というのを見つけ出す問題です。
一文一文を必死に読んでいるだけでは、
答えは見えてきません。
文章の流れをつかまくてはいけないので、
なにげにハイレベルかもしれません。


第3問のCは、文章を要約するスキルを見る問題。
「つまり、あなたの言っていることは、こういうことですね」
と話をまとめたものが4択で出てきて、
どの文章が正しい要約かを選びます。


第4問から第6問は、TOEICのPart 7に似ています。
長文だけのもの、図表を含むもの、
そして、往復書簡という形での
ダブルパッセージ(関連する長文が2つ)も出てきました。

ここまで膨大な長文が出てくると、
もちろん速読のスキルも大事ですが、
手際よく必要な情報を見つけ出すテクニックも
ほしいところです。


リスニングは、同じものを2回聴けるので、
その点では、TOEICより難易度は下がりますが、
いくつか計算が必要なものなどもあり、
決して簡単とは言えないように思いました。


例えば、第1問の問2。

W: When does the school year start in Japan?
M: In April.  Do you start in September?
W: No, in my country we start one month earlier than Japan.
M: That's next month!

問2 When does this conversation take place?

う~~~、なんとももどかしい会話!
なぜ、「3月だよ」と言わずに、
「私の国では、日本より1ヵ月早く始まります」って言うかなぁ(笑)
ちなみに、その「3月」を"next month"と言っているので、
今は「2月」というのが正解です。


問3のパスワードの問題は、選択肢だけを見たら、
/v/と/b/の聞き分けのように見えるけれど、
実際は、"V for victory" "B for boy"と
スペルの説明が入るので、
音としての難易度は高くありません。
むしろ、"all capital letters(すべて大文字で)"という
表現の方が難しいかもしれませんね。


問4も計算が入る上に、言葉の省略もあるので、
なかなか大変そうです。

W: How much does it cost to send three postcards to the US?
M: It's 70 yen per card.
W: Oh, I also have two to China.
M: It's the same price to any country.

問4 How much will it cost for the woman to send all the postcards?

"two to China"だけ聞いて、
それが"two (postcards) to China"
「中国宛てに2枚」と理解するのは、
なかなか難しいですよね。
アメリカに3枚、中国に2枚なので、合計5枚。
世界均一料金で70円なので、正解は350円です。


リスニングの第2問は、TOEICのPart 2によく似ています。
ただ、Aさん-Bさん-Aさんの会話のあとの
Bさんのセリフを選ぶ問題なので、
TOEICよりも、ちゃんとしたストーリーというか
文脈があるので、回答しやすいのではないでしょうか。


そして、今回、大ウケをしてしまったのが、第3問の問16。
こんな会話です。

M: Excuse me.  I'm looking for Central Bust Station.  Could you tell me where it is?
W: Sure.  It's not very far from here.  Go straight three blocks, and turn left.  It'll be in front of you.
M: Straight and left?
W: Right.
M: Didn't you say "turn left"?
W: Left?  That's correct.
M: Oh, OK.  Thanks.

問16 Which way should the man go?

この会話の中で、ある勘違いが起きたのがわかりますか?
赤で書いた"Right"は、「右」という意味ではなく、
「そのとおり」「正しいです」という意味で使われています。
それをM(男性)は、「右」だと勘違いしたため、
話が混乱したというストーリーになっています。

この手の話は、たまにジョークとして聞きますが、
まさか、これを天下のセンター試験に使ってしまうとは!(^^;

まあ、実際のところ、問題を解く時は、
W(女性)の最初のセリフで答えがわかるので、
難易度としては高くありません。
ただ、この勘違い会話の面白さを理解できた人って、
受験者の何パーセントぐらいいるんでしょうね?


あっ、問22で、"It's all Greek to me."が出てきましたね。
この表現について、ブログを書いたことがあったので、
「おっ、出たな!」と思いました。
興味のある方は、こちらをどうぞ。
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/07/its-greek-to-me.html


いやぁ、それにしても、こんなふうに
せっせと問題を解くのは久しぶりでした。
そろそろTOEICでも申し込みますかねぇ…。^^

2014年1月20日月曜日

単語の覚え方

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、「単語ってどうやって覚えればいいの?」
という質問を何人かから受けました。
そんなわけで、今日は単語の覚え方について、
書いてみようと思います。

人によって、覚え方にも向き不向きがあると思うので、
「こうすれば覚えられます」と、
言い切れるものでもないのですが、
とりあえず、ねこがこれまでに取り組んだ方法で、
効果的だと思ったことをご紹介したいと思います。

まず、単語集を1冊用意してください。
その選び方が難しいところなのですが、
実際に本屋さんで手に取って、
本当に自分に合うものを選んでもらいたいと思います。

選ぶポイントは、まず、用途。
英検のためなら英検用、
TOEICのためならTOEIC用を選ぶのが鉄則です。
資格試験用の単語集は、
過去問から頻出単語を選んであるので、
そこを攻めるのは、非常に重要なこと。

資格試験を受ける予定のない人は、
一般的なものを使用するのも、
TOEICや英検用を使用するのもアリだと思います。

そして、レベルについてですが、
パッと単語集を開いて、
そのページにある単語の約半分程度を
知っているというのが適正レベルかと思います。

すべて知っているとしたら、
その単語帳から学べるものは少なすぎるし、
まったく知らないとしたら、
2日でやる気をなくします(笑)

いろんなページをパッと開いてみて、
「まあ、五分五分ですな…」と思えるものを
探してみてください。

それと、実はデザインも重要です。
人によって好みは違うので、
とにかく、毎日開きたくなる単語集を
探してみてください。
どんなに有名な単語集でも、
書体や色が気に入らないとしたら、
やはり2日でやる気をなくす可能性大です。(^^;

ちなみに、ねこのオススメは、「キクタン」です。
もし、どれを見ても、同じようなもんだなと思ったら、
「キクタン」を選んでみてください。
「キクタン」がいかに素敵かという話は、
以前、このブログでも書いています。

「キクタン」について、とことん語ります!(2013年8月4日日曜日)
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html

さて、単語集が決まりました。
ここから、どうしましょう?

まずは、スケジュールを立ててください。
自分なりのペースでOKです。
その際、きちんとすべて覚えながら次に進む
というのではなく、もっと、ゆるくやります。

例えば、「キクタン」の場合、Day 1、Day 2…という形で、
1日につき16単語が用意されているので、
ねこは、まず1週間目がDay 1からDay 5、
2週間目がDay 6からDay 10、
3週間目がDay 11からDay 15と大枠を決め、
とにかく暇さえあれば、単語集を眺めたり、
CDの音声(チャンツ)を聴いたりします。

その際、1週目が終わって、
覚え切れていない単語があっても、
そのまま2週目に進んでください。
次々とたくさんの単語に触れていくことが重要です。

きちんと覚えてから進もうとすると、
いつまでたっても、最初の数ページに
留まってしまうことになるので、
とにかく、どんどん進みます。

そうすると、いろんな単語に出会えるので、
仲良くなれる単語とは、サクッと仲良しになり、
そこで仲良くなれなかった単語は、
最後まで終わったあとに、
もう一度、会いにいけばいいのです。

できれば、知らない単語の書き出しもしていきましょう。
名刺サイズぐらいの小さなノートの真ん中に
縦に線を引いて、
左に英単語、右に日本語を書いていきます。
(Excelを使いたい人は、それもOK)

そして、カードなどで右側を隠し、
1段1段スライドさせながら、
ひとり単語テスト(英単語を見ながら訳を言う)をしていきます。^^

急ぎでTOEICのスコアを上げたいという人は、
これだけでもOKです。
話す、書くも含めて、英語の総合力を上げていきたい人は、
自分から発信することもできるように、
左側を隠して、日本語を見ながら、
英単語を言っていくといいでしょう。

これを繰り返していくと、
かなり記憶に定着するはずなのですが、
それでも相性が合わないのか、
なぜか覚えられない単語というのがあります。
そういう単語については、
例文を使って覚えることをオススメします。

例文も載っている単語集が便利ですね。
載っていない場合は、英英辞書の例文なども
参考にしてみてください。

ケンブリッジの英英辞書
http://dictionary.cambridge.org/


※アメリカ英語、イギリス英語、学習者用などを選べるので、
学習者用のLerner's Dictionaryというのを選んでくださいね。

例文は、ぜひ、声に出して言ってみてください。
そして、例文の内容をしっかりとイメージします。
そのイメージと単語の響きが頭の中で結びつくと、
単語が定着しやすくなります。

それと、できれば定期的に、
ドラマや映画、ニュースなどを
英語で見てみてください。
英字新聞や洋書などでもいいです。

「あっ、これ、単語集に載ってたやつだ!」
と思うことが、繰り返し起きるはずです。
すると、さらに単語が定着しやすくなります。

単語は財産だと思ってください。
本当に知っている単語が増えれば、
読むのも書くのも聞くのも話すのも、
格段に楽になります。

さて、英単語もイタリア語単語も
頑張らなくっちゃ!

2014年1月15日水曜日

"12th"の発音

皆さま、こんにちは。ねこです。
ふと気づいたら、1月も半分まで来てしまいました。
あ~、びっくり!
全体方針としての"Better & Happier"の他に、
きちんと具体的な目標も立てたいところです。
どうしよう?

とりあえず、イタリア語でも翻訳ができるように、
読み書きのイタリア語をしっかり学ぶこと。
(方法はこれから検討)

それと、「料理番組を訳した~~い!!」
というのを大声で公言しておきましょう。^^
そういうのって、言い続けていると、
叶っちゃうものですからね♪


さて、今日の話題は"12th"の発音について。
まずは、発音の前に、この言葉が
どんな意味でどんな時に使われるか
ということについてお話ししましょう。

英語で何かを数える時、
1 (one), 2 (two), 3 (three), 4 (four)…の他に、
1st (first), 2nd (second), 3rd (third), 4th (fourth)
という序数(順序を表すもの)を使うことがあります。

日常的に使う表現としては、日付や回数など。

This is my second time to come here.
(ここに来るのは2回目です)

The meeting will be on the 7th.
(打ち合わせは7日の予定です)

あっ、ルパン三世も、LUPIN the Thirdですね(笑)。

ニューヨークの5番街などと言う時も、
Fifth Streetのように使われます。

※基本的に定冠詞the、もしくは、所有冠詞myなどをつけますが、
通りの名前を言う時は冠詞はつけません。

※アラビア数字の入った省略形を使うか(例:7th)、
すべて綴るか(例:seventh)は、さまざまですが、
日付は、省略形が使われていることが多いようです。

さて、ここからが本題。
実は本当に昨日まで知らなかったのですが(汗)、
"12th"は"twelfth"と綴って、
発音も【トゥウェルス】となるんですね。

これまで、ほとんど綴る機会も、
発音する機会もなかった(と思う)のですが、
頭の中では、ずっと【トゥウェルス】だとばかり
思い込んでいました!!
いやぁ~、びっくり。

なぜ、突然そんなことに気づいたかと言うと、
昨晩、ラジカセの時計を合わせ直そうと、
電源を入れた時に、
NHKの高校英語か何かが聞こえてきて、
たまたま、そこで、
「“12番目の”は、【フィフス】と同じように変化して、
【トゥエルフス】となりますね」と言っていたからなんです。

えっ!?!?と思い、辞書を引き、
ジャーーーーッと冷や汗をかきました。(^^;

でも、ほんと、意外なところで、
意外な発見があるものですね。
普段はあまり縁のないテレビやラジオの番組、
雑誌や本、ちょっとした寄り道なんかが
思わぬ情報を運んできてくれたり
するものなのかもしれません。
アンテナ、しっかり張り巡らしておきましょうね♪

2014年1月11日土曜日

New Year's resolution

皆さま、こんにちは。ねこです。
実はとても古いiPod nano(第1世代)を使っていたのですが、
先日、充電しようとパソコンにつないだら、
加熱の恐れがあるので新品と交換します
とのメッセージが…。

う~ん、気に入ってたのになぁと思いつつ、
交換手続きをしたところ、
さすがに第1世代の在庫はないようで、
なんと交換品として第6世代の新品が送られてきました。
新年早々、ツイています♪


さて、年が明けて、もう11日目となりましたが、
皆さま、新年の目標は決まりましたか?
英語では、"New Year's resolution(新年の決意)"
という表現があり、
やはり、欧米の皆さんも、「今年は○○するぞ!」と、
お正月に、いろいろ目標を立てるようです。^^

今年のねこの決意はこちら:

"Better and Happier"

直訳するなら、「より良く、より幸せに」。
日々の暮らしの中で、どうしたって、
不満なことや、うまくいかないことってありますよね。
そんな時に、文句を言うのではなく、
「じゃあ、どうしたら、この状況を
いい方向に変えられるかな?」と考える。
今年は、そういう心がけをしていこうと思います♪

数年前、翻訳仲間の友人にもらった本から学び、
ポジティブな言葉を使うことを心がけてきたら、
この数年で、ねこの人生は、どんどん変わってきました。
“そういうのって、胡散臭い”
と思う人もいるかとは思いますが、
でも、使う言葉をポジティブに変えるのは、
無料です!^^

以前、半年以上、翻訳の仕事がなく、
細々とバイトをしていた時代がありました。
その頃のねこは、「お金がない、お金がない」というのを
口癖のように言っていました。

でも、その言葉がそういう状況を引き寄せるのだと気づき、
ある時から、「お金がない」という言葉を禁句にしました。
すると、本当にその頃から、徐々に、
経済状態が改善してきました。
ウソみたいな話だけど、本当です!

もう1つ、今回の旅で、ウソみたいなことがありました。
それは、お天気のこと。
憧れのサントリーニ島(ギリシャ)に着いた夜、
宿のオーナーさんが言いました。
「残念ながら、明日は嵐が来るらしいよ」。

う~ん、写真を撮りに来たのに、それは困ります。
なので、ねこは、こう答えてみました。
「私が来たんだから、明日は絶対に晴れよ!
昔っから、すごい晴れ女なの!」

翌日の天気がこちら。
ニャンコの頭からご来光です(笑)


というわけで、さらなるハッピーを追い求めて、
今年一年、頑張ります!!
あっ、語学力もさらなる向上を目指していきますよ♪


<本日のオマケ>
アメリカの雇用統計が発表になりましたね。
「雇用統計」は英語で、
・employment data
・employment statistics
・jobs data
などと表現します。

TIMEが、今回の数字は何かおかしいのではないか
という記事を出していました。
http://business.time.com/2014/01/10/why-todays-miserable-job-numbers-are-probably-wrong/

ハイレベルな英語になりますが、
この連休を使ってちょっと読んでみませんか?^^

2014年1月5日日曜日

"when"と"if"の使い分け

皆さま、こんにちは。ねこです。
おととい帰国し、その日のうちにスーツケースを片付け、
洗濯もすべて終えたまではよかったのですが、
疲れがドッと出たのか、今日は眠りこけてしまいました(笑)。

さて、通常モードに戻ります。
今日の話題は"if"と"when"の使い分け。
この2つ、ほぼ同じに使える場合と、
ニュアンスが変わってしまう場合があります。

例えば、「トムに会ったら、よろしく言っておいて」という場合。
これは、"if"と"when"も、どちらも使えます。

"If you see Tom, please say hi to him."と言うと、
会わないかもしれないけど、もし会ったらよろしくね
というニュアンスになります。

"When you see Tom, please say hi to him."の場合は、
職場や学校などで絶対にトムに会うのは決まっていて、
会った時によろしく言っておいてねというニュアンスです。

つまり、大きな違いは可能性。
「どうなるかわかんないけど、もしそうなら」
という場合には"if"を使い、
単に「~した時は」というニュアンスなら、
"when"を使います。

「日本に来る時は連絡してね」などの場合も、
"when"と"if"の両方が使えます。

"When you come to Japan, please let me know."
"If you come to Japan, please let me know."
前者の方が、若干、可能性が高い印象になります。

絶対に気をつけなくちゃいけないのは、
次のような話題です。

"When you graduate, are you going to be a teacher?"
(卒業したら、先生になるつもり?)
※卒業することが前提になっています

"If you graduate, are you going to be a teacher?"
(もし卒業したら、先生になるつもり?)
※卒業できないかもしれないというニュアンスを含むので、
他人に言うには、ちょっと失礼な感じです(笑)

将来やりたいことについて話す時、
できるだけ"if"ではなくて"when"を使うようにしたら、
夢に一歩近づけそうですね。

さあ、"if"とは言わず、"when"をいっぱい使って、
すばらしい一年にしましょう!


P.S. イタリアの交通機関のHPで国籍を選ぶ欄がありました。
"Japan, Japan, Japan..."と
探していたのですが、「J」から始まる国名が1つもありません。
おっかしいなぁ…と思っていたら、
「日本」は、イタリア語では、"Japan"ではなく、
"Giappone(ジャッポーネ)"なんですね(笑)。


2014年1月2日木曜日

Going home

皆さま、こんにちは。ねこです。
まもなく旅が終わります。
ミラノ中央駅に向かう列車の中で、
このブログを書いています。

今回の旅の後半では、
本当に頑張ってイタリア語を
いっぱい話しました。
特にヴェローナの友人宅に着いてからは、
7歳と11歳の女の子たちとの会話が
すべてイタリア語なので、
もう、それはそれは、めちゃくちゃで
へんてこりんなイタリア語を
喋りまくりました(笑)。

でも、その経験を通して、
言葉というのは、
単なる道具の一部に過ぎないことを、
強く実感しました。
これまでも、しつこいくらいに書いていますが、
コミュニケーションで最も大事なのは、
「伝えたい」「理解したい」という気持ちです。
ウソみたいだけれど、
本当にそれだけで、かなりのことを
伝えることができます。

そして、もう1つ大事なのは、
文字に頼りすぎないということ。
今回は、一切、イタリア語関係の本は持たず、
旅に出てからは、耳だけに頼って練習を繰り返しました。
その方が、絶対に早く話せるようになります。
(ビジネス等で読み書きの必要があったり、
資格試験などのために勉強する場合は、
そういうわけにはいきませんが…)

さて、そろそろイタリア語の時間はおしまいです。
とっさに出る言葉が、
「Grazie(ありがとう)」や
「Scusi(スクーズィ)」になってしまったので、
それを英語に戻さなくてはなりません。(^^ゞ
英語のシャドウイングを再開しようと思います。

日常に戻るのは、とても楽しみです。
本質的に旅をするのは性に合っているようで、
このまま、あと数か月、旅を続けていても
まったく苦にはならないけれど、
随分、散在しちゃったし、そろそろ帰らないとね(笑)。

旅を初めて2日目に、
面白い言葉に出会いました。

"A man travels the world over in search of 
what he needs and returns home to find it."
                - George Moore

日本語に訳すとこんな感じです。

「何かを探し求めて世界中を旅し、
帰郷して、それを見つける」

ん~、そのとおり! わかってます。
やっぱり故郷が一番です。
日本が一番好きです。
でも、繰り返し旅に出てしまうのは、
「我が家が一番」というのを
確認したいからなのでしょうかねぇ。
それとも、見知らぬ土地を歩く時の、
不安と好奇心が入り交じった感覚が
病みつきになってしまったのかしら。(^^ゞ

また旅がしたいです。
次はどこに行こうかなぁ…。

P.S. イタリアのカウントダウンの動画を撮りました。
みんなが声を揃えて、何かを叫びだして、
ん? なんだなんだ?と思ったら、
イタリア語でカウントダウンをしてたんですね。
(当たり前か:笑)

ギリギリ3秒前ぐらいから始まっています。^^
「トレッ! ドゥエ! ウノ! アゥグーリ!」
(=3、2、1、おめでとう!)と聞こえるので、
お楽しみくださいね♪
では、また日本でお会いしましょう!
Ciao!(チャオ)

ミラノにて



2014年1月1日水曜日

他言語への応用

皆さま、こんにちは。ねこです。
いよいよ旅は終盤です。
前回はサントリーニ島からブログを更新しましたが、
そこから、飛行機でアテネに飛び、
バスでパトラという港に行き、
フェリーでイタリアのバーリ
(長靴のアキレス腱のあたり)に渡り、
そこから、北上してサンマリノを訪れ、
昨夜はパルマに泊まり、
今日は最終目的地ヴェローナに到着します。
今、パルマからヴェローナに向かう列車の中で
このブログを書いています。
(車内にはFiWiがないので到着したらアップ予定)

さて、憧れのイタリアです!
どういうわけか、昔からイタリアには憧れがあって、
ちょこちょことイタリア語を
勉強しようとしてきました。
とはいえ、日々の忙しさに流され、
「ああ、イタリア語、学びたいなぁ」
という気持ちばかりがひとり歩き。

でも、今回の旅行に向けて、
ちょっと面白い試みをしました。
一切テキストを開かずに、
音だけで練習を重ねることにしたのです。
いわゆるシャドウイングというやつです。

以前、購入したイタリア語の基本会話の
CD付ブックがあったので、
その約60分のCDをiPodに入れ、
とにかく隙間の時間でシャドウイング。
日本語のあとにイタリア語が続く形で、
いろいろな基本会話や、
旅に役立ちそうな表現が収録されているため、
最初はイタリア語の部分をただ黙々とシャドウイング。
聴き続けていたら、日本語を聞いただけで、
イタリア語が思い浮かぶようになってきたので、
お手本と同時に言えるようになってきました。

さて、その効果は?
え~、結論から言うと、
その本に収録されている内容については、
本当に見事にバッチリ話せました。
電車の乗り場を聞いたり、
お店で物を買ったり、道を尋ねたり
料理を注文したり、出身地について話したり。

シャドウイングのおかげで、
話す速度も比較的ナチュラルなスピード。
発音もいい感じにできたので、
ウソみたいに気持ちよく話すことができました!

イタリア語には女性名詞と男性名詞があり、
冠詞もいっぱいあって、動詞の活用も複雑なのですが、
シャドウイング効果で
フレーズが丸ごと口から出てきます。
これは、ほんと不思議!

ただ、笑ってしまうことに、
その本に載っていない内容に話が移ると、
まったく手も足も出ず(笑)。
まあ、それはそれで、今後の課題としましょう。

でも、とにかくシャドウイング効果は、
これで実証されました!

とはいえ、「そんなこと言ったって、
ねこさんは、ずっと英語やってきて、
言語に対する素養があるから特別じゃない?」
と言う人もいるでしょう。

そこについては、ひょっとしたら、
多少の有利さはあるかもしれません。
でも、今回の旅に向けて、
シャドウイングをやっていなかったら、
ここまで楽しく話せることは
絶対になかったと思います。

というわけで、英語に限らず、どんな言語でも、
やっぱり練習あるのみです!
読んでばかりいる人、書いてばかりいる人、
それじゃダメです!
とにかく口を動かしていきましょう♪

さて、日本ではもう年が明けたようですね。
イタリアは8時間遅れになります。
では、皆さんにとって、
2014年が素晴らしい年になりますように!

ヴェローナのねこより愛を込めて…

2013年12月31日