2014年12月31日水曜日

靴のサイズとボトルのリサイクルなど

皆さま、こんにちは。ねこです。
ふと気づけば、もう大晦日。
ねこは、29日にニューヨーク州北部のユーティカから、
大都会ニューヨークに戻ってきました。
(いや、正確にはニュージャージーですが:笑)

今回、ユーティカ滞在中にブーツを買いました。


アメリカでの靴のサイズ表示は、
日本のサイズ表示とは違います。

ねこは普段は23.5前後でぴったり。
アメリカでは、サイズ6に相当します。
Amazon.co.jpにサイズ換算表が出ているので、
そのリンクをこちらに貼っておきますね。
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200197640

まあ、でも、あくまでもこれは目安です。
日本国内でもそうだと思いますが、
実際に履いてみないことには、
フィット感はわからないですよね。
そういう意味では、数字よりも、
自分の感覚を信じることは
とても大切だなと感じました。

さて、次はボトルのお話。
これは州によってさまざまなのですが、
ニューヨーク州ではボトルを返却すると
5セントや10セントが戻ってくるというシステムがあります。
日本でもコーラやラムネの瓶を返すと
お金がもらえるっていうのがありましたよね。
(今もあるのかしら?)

こちらでのボトルの返却については、
ラベルに該当州(略号)が書いてあります。


CT: Connecticut コネチカット
HI: Hawaii ハワイ
IA: Iowa アイオワ
ME: Maine メーン
MA: Massachusetts マサチューセッツ
NY: New York ニューヨーク
OR: Oregon  オレゴン
VT: Vermont バーモント
上記8州では5セントが戻ってきます。

MI: Michigan ミシガン
なんとミシガン州では10セント!


ME, VT, CT, MA, NY, HI, ORで5セント戻ってきます。
なんとペットボトルも対象なんですね!


CT, NY, MEで5セント戻ってきます。
こちらは対象となっている州が3州だけですが、
このミネラルウォーターが流通している地域自体が
あまり多くはないようです。

次にちょっぴりATMのお話をしましょう。
なんとアメリカの地方都市には、
ドライブスルーのATMがあります。


ねこがドライブスルーATMを見たいと言ったら、
友人のお母さんが、
ATMを使ってるフリをしてくれました(笑)


次に図書館で見た面白いものを
2つほどご紹介しましょう。
こちらは、図書館員さんがつけているバッジです。


PLEASE INTERRUPT ME!
どうぞ遠慮なく声をかけてください!
(※ interruptは「邪魔する」という意味)

I'm Here to Help You
私はあなたのためにここにいます。

なんとも心温まるメッセージですね。
この図書館には、館内に、
いろいろと読書案内のポップなどもあり、
とてもフレンドリーな雰囲気でした。


Our Books are talking to you!
(この図書館の本たちは、
あなたに話しかけますよ!)

さて、こちらも図書館にあったポスターです。
ちょっとしたジョークになっているんですが、
わかりますか?


BATMAN RETURNS
HIS BOOKS TO THE LIBRARY
(バットマンは図書館に本を返却(リターン)します)

「バットマン・リターンズ」という
映画のタイトルにかけた言葉遊びです(笑)。
ちゃんと三単現のSまでぴったりなところがニクイですね。
こういうのは、本当に笑えますが、
字幕翻訳で出てくるとかなり泣けます(苦笑)。

面白いものと言えば、友人の実家にも
面白いものがありました。


Whatever...
(どうでもいいよ…)

I'm retired.
(定年退職したんだ)

"whatever"には、いくつかの意味がありますが、
この場合は、「何でもいい」「どうでもいい」
「知るか」といった、
ちょっと投げやり(?)なニュアンスです。

つまり、もう定年退職したんだから、
時間に縛られることもない。
だから、文字盤の数字も、
バラバラに散っているのです(笑)

友人のお父さんからお母さんへの
定年退職のプレゼントとのこと。
本当に微笑ましい仲良し夫婦です。

そんな素敵なご夫婦の暮らすところは、
こんなアメリカの田舎。


NEXT 1/2 MILEという鹿の標識は
ここから0.5マイル(約0.8キロ)の間、
鹿などの野生動物が
飛び出す可能性があるから
気をつけましょうというものです。

そんな素敵な田舎から、
ハイウェイをひたすら南下し…


 遠くにニューヨークの摩天楼が見えてきました。


ニュージャージー州から橋を渡り
ニューヨーク州に入ります。


EZPassというのは、
日本のETCのようなシステムのようです。


…というわけで、大都市ニューヨークの
タイムズスクエアでございます。


大晦日の夜は、ここで大きなイベントがあり、
カウントダウンの瞬間には、
ボールドロップという儀式もあります。
まあ、日本はあと7時間半ほどで新年ですが
こちらは、あとほぼ丸一日あります。
なんだか得した気分です♪

2014年12月29日月曜日

クリスマス(お料理編)

皆さま、こんにちは。ねこです。
書くことが多すぎて、
ブログが追いつきません。
とりあえず、お料理について
書きたいと思います。

今回の主役は七面鳥(turkey)。
でも、どこのおうちでもクリスマスに
七面鳥を食べるというわけではありません。
クリスマスには、ローストビーフや
ハムを食べるおうちも多いようです。

七面鳥は、実は感謝祭(Thanks Giving)の
食べ物として有名です。
かつてイギリスからアメリカに移住してきた入植者が
先住民族から農耕技術などを教わり、
そのお礼として、彼らと一緒にご馳走を食べたのが
「感謝祭」の始まりで、その祝賀の席に、
トウモロコシやカボチャ、そして七面鳥が
並んでいたのだそうです。

その後、感謝祭だけではなく、
お祝いの席には、七面鳥が
よく登場することになったのだとか。

というわけで、こちらが、
「ある程度」処理された七面鳥です。
パックに入って売っています。
(注:このあと、ちょっとグロテスク?な
写真があるので、苦手な人は、
写真5枚分ほど一気にスクロールしてください)


流し(sink)に置いて、内臓などを取り出します。
そうなんです。
すべて処理が済んでいるわけではありません。
そして、誰もが平気で、
この下準備をこなすわけではありません。
日本でお魚を捌く人と捌かない人がいるのと
同じようなものかもしれませんね。


表面に若干残っている羽などを
丁寧に抜き、水切りかごへ…。
ちょっと気持ち悪いけど、
思わず笑っちゃいました(笑)


ちなみに、赤いボタンのようなものが
胸のところについていますが、
いい感じに焼けてくると、
このボタンが飛び出すそうです。

さて、溶かしたバターを塗ります。


そして、オーブンへ。

焼いている間に、他の付け合わせを作ります。
こちらは、スタッフィング(stuffing)と呼ばれるもの。
七面鳥の中に詰め込む家庭もありますが、
七面鳥とは別に調理してもいいのだそうです。

中に入っているのは、
クルトンによく似たパンで、
何種類もの香辛料で味付け(seasoned)がしてあります。
自分でパンを乾燥させて作る人もいますが、
最近では、こういう便利キットがスーパーにあるそうです。


IN CASSEROLEというのは、
キャセロールに入れて作る場合。

IN BIRDというのは、
七面鳥の中に詰め込んで作る場合。

ON TOP OF STOVEというのは、
日本でいうガスコンロや電気コンロの上に
お鍋などを置いて作る場合です。


日本語で「ストーブ」というと、
電気ストーブなどを思い浮かべてしまいますが、
「電気ストーブ」は"electric heater"
英語の"stove"は、日本語の「コンロ」に相当します。
ああ、紛らわしい!

さて、そのコンロの上で、バターを溶かします。
なかなかの量ですね(汗)。


タマネギとセロリを炒めます。


さっきのクルトンのようなパンに
温めた鶏ガラスープ(chicken broth)を加えます。


炒めたセロリとタマネギも加えます。


こんな感じに仕上がります。
香辛料が効いていてなかなかいい感じです。


さて、七面鳥を見てみましょう。
ほんのり表面が茶色くなってきました。
器の底にあるバターを、
このスポイト状のもので吸い上げて、
七面鳥の表面にかけます。

このように炙るときなどに
一定時間ごとにたれをかけることを
"baste"【ベイスト】と言います。

そして、この道具の名前は
"baster"【ベイスター】。

ちなみに、化学実験などで使う「スポイト」は
英語ではありません。
オランダ語で「針」を意味する単語が、
誤って使われてそのまま定着したそうです。
英語で「スポイト」に相当する単語は、
"dropper"【ドロッパー】です。


さあ、七面鳥を焼きながら、
今度はスクワッシュ(squash)にとりかかりましょう。
こちらの謎の野菜がスクワッシュです。
カボチャの仲間だそうです。

ちなみに"squash"という単語には、
「握りつぶす」とう意味もあります。


今回はマッシュポテトによく似た
お料理を作るので、上の細い部分は、
普通にザクザクと切ります。


下の太い部分は
カボチャのようになっているので、
種をくりぬいて、同様にザクザク切ります。


あとはぐつぐつ煮て、
つぶして、おしまいっ!
(何らかの調味料を足してたかも?)

クックパッドでスクワッシュを調べると
スープのレシピがいっぱい出てきました。
今度トライしてみようかしら。

さて、七面鳥がいよいよいい感じです。
赤いボタンがポップアップしたのが
見えますか?(右奥のほうです)


あとは、ザクザクと切り分けて、
お皿に盛ります。


皮を食べる人は少ないそうですが、
焼き鳥の皮好きとしては、
やっぱり皮も外せませんよね(笑)


というわけで、素敵なディナーが
こんな風に並びました。


匂いや味をお届けできないのが
本当に残念です。

<今日のおまけ>
今日も友人のお母さんと、
単語ゲーム(JUMBLE)を楽しみました♪


2014年12月28日日曜日

完璧すぎる休日

皆さま、こんにちは。ねこです。
友人の実家で
完璧すぎる休日を過ごしています。

朝は犬の散歩から♪


ここでも、発見がありました。
友人のお父さんが、ご近所さんと挨拶。

"Happy New Year!!"

ええ~? まだ27日ですよっ!
と一瞬、思ったわけですが、
こちらでは、
「いいお正月を迎えてね」というニュアンスで、
年末のうちから、このセリフを言います。

クリスマスまでの約1週間は、
"Merry Christmas!"
26日からは、"Happy New Year!!"

また、相手がキリスト教以外の
宗教である可能性がある場合は、
"Happy Holidays!"
と言うこともあるそうです。

さて、家に戻ってクッキングタイム!
お料理では、本当にいろいろな発見があったので、
別途、お料理編でご紹介したいと思います。
とりあえず、こんな感じで七面鳥を焼いています。


七面鳥を焼きながら、
友人のお母さんと新聞の単語のゲーム。
一見、クロスワードパズルのようですが、
これはジャンブル(JUMBLE)というゲームです。
("jumble"は「ごちゃ混ぜ」という意味)

例えば、"BACNI"という5文字があったら、
その5文字を入れ替えて、
英単語を作ります。
正解は"CABIN"。
これは、かなり頭の体操になります。


そして、思いがけなく
キーボードの練習をする機会も♪
"Unexpectedly(思いがけなく)"と言いつつ、
実は楽譜を持ってきていたわけですが(笑)


そうそう、アメリカやヨーロッパでは、
新年までクリスマスツリーを
飾っているのが普通です。


それにしても、
なんて素敵なリビングと景色!!


ニューヨークの
ペンシルバニア駅で買ったお花が
ダイニングテーブルの上で
元気に咲いています♪


さあ、ディナーです。
内容については、お料理編で紹介します。


そして、ディナーのあとは、
イギリスBBCのドラマ、
「ドクター・フー(Doctor Who)」を
みんなで楽しみました。
(お腹がいっぱいな上に、部屋の電気が暗くなったので、
ここだけの話、かなりしっかり眠っちゃいましたよ:笑)

そのあとは、デザートタイム。
こちらも、お料理編で書きます。

そして、ゲームのお時間です!
こちらは、バナナグラムズ(BANANAGRAMS)という
単語のゲーム。


(あ、しまった! 1つ綴りを間違えてしまいました。一応、辞書には載っていますが、古語ですね)

このゲーム、プレイヤーの人数によって、
決められた枚数のタイルを取り、
縦横の並びで各自、単語を作ります。
YouTubeに遊び方を解説する動画がありました。


BANANAGRAMSという名前は、
"banana""anagram"という言葉から
作られているようです。

"anagram"は単語の中の文字をいくつか並べ替えて、
異なる意味の単語を作ることを意味します。
例えば、"listen"というアルファベットを並べ替えると
"silent"になりますよね。

次に遊んだゲームがこちら。
カルカソンヌ(Carcassonne)という
ドイツのボードゲームです。


カードを引くとroadやcityの絵が描かれているので、
うまくつながる場所に起き、
自分の陣地を決め、
ポイントを得ていくというゲームです。

カルカソンヌはかなり運任せですが、
バナナグラムズは、ノンネイティブには大変でした。
みんな、単語を作るのが速い速い!!(汗)

もう少し気合を入れて、
キクタンに取り組む必要がありそうです。

そうそう、キクタン・アンバサダー事務局から
2通、メールが届いていました。

1つは「新バージョンのキクタンには、
iCloudを使って同期するという機能が搭載されます」
という嬉しい予告です。

もう1つはアプリセールのご案内。

キクタン【Basic】4000 ★特価セール中!700円→400円
大学:センター~中堅私大 英検:3~2級 TOEIC:350~600点

キクタン【Advanced】6000 ★特価セール中!700円→300円
大学:センター~難関大学 英検:準2~準1級 TOEIC:470~800点

キクタン【Super】12000 ★特価セール中!700円→400円
大学:中堅私大~超難関大学 英検:準1級~1級 TOEIC:600点以上

いつか、外国のおうちで、
単語ゲームをやる日のために、
お正月休みにキクタンを頑張ってみるのは
いかがでしょうか♪

2014年12月27日土曜日

アムトラックの旅

皆さま、こんにちは。ねこです。
もう夜中なので、書くのを明日に
まわそうと思ったのですが、
たぶん、明日も新発見がてんこ盛りなので、
やっぱり今日のうちに書いちゃいましょう。

今日はマンハッタンのペンシルバニア駅
(通称、ペンステーション)から、
アメリカの国鉄、アムトラック(Amtrak)に乗りました。


こちらが出発する列車の時刻表。


この写真だとわかりにくいのですが、
左側の上から2行目に、
ナイヤガラフォールズ行きというのがあり、
Status(状況)はBoarding(乗車中)となっています。
ホームに行かなくては!

そこで見るのがTrack(番線)。
あれ? GEって書いてある。
GEって何だろう? いったいどこ??
と、ちょっと慌てながら駅員さんに尋ねると、
駅員さんも「えっ、GE?」と当惑顔。

チケットを見せて、行き先を言うと、
「ああ、GEじゃなくて、6E」と大笑い。
うは~、恥ずかし~っ!!(笑)

はい、こちらが6E。
つまり、6番線のEastだったんですね。


ホームに降りると車掌さんがいて、
行き先ごとに乗るべき車両を教えてくれます。


そして、検札が回ってきました。
アムトラックのホームページでチケットを購入し、
メールにPDFで届いたEチケットを
プリントアウトしているので、
それをそのまま車掌さんに見せます。
すると、バーコードリーダーで、
ピッ!と二次元バーコードを読み取り、
それで終了。

"That's it?"(それだけ?)と聞いたら、
"Yep.  Pretty easy!"(うん、簡単だろ)
というお返事。


そして、車掌さんは、
何かの紙に行き先を書き、
荷物の棚に貼っていきました。

左側のねこの行き先Utica(ユーティカ)の
略号のようです。


途中駅です。


マンハッタンとニュージャージの間を流れる
ハドソン川の上流はこんな感じ。


Albany(オールバニー)でちょっと休憩があり、
fresh air(新鮮な空気)を吸いたい人は、
外へどうぞ」とのアナウンス。
大喜びでカメラを持って車外に出てみました。


それにしても、素晴らしい絶景続きでしたねぇ。
これは、電車の窓ガラス越しに撮った写真なのですが、
びっくりするほど美しく撮れました!


そうそう、車内には無料WiFiと
電源を取れるコンセントもありました。
アムトラック、なかなか快適です♪

最後に、アムトラックの雰囲気を
味わっていただくために、
車内アナウンスをアップしましょう。


上級者さん、頑張って
聞き取りにトライしてみてください。
初級者さんは、気にしなくて大丈夫!
アナウンスがわからなくても、
車掌さんたちはとても親切で、
「君が降りる駅はあと15分だよ」などと
教えにきてくれます。

まあ、そんなこんなでユーティカに到着しました。


29日まで、この町の友人の実家に
滞在させてもらいます。
100%英語漬けの生活なので、
日々、いろいろな発見がありそう♪