2017年8月16日水曜日

ハコ切り天国

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日の記事は、字幕翻訳者さん向けの
内容になりますが、
ひょっとしたら他の業界の皆さんにも
何か参考になることが
あるかもしれないので、
よかったら読んでみてくださいね。


今日、字幕翻訳のかわいい後輩
Kちゃんとランチをしながら
ハコ切り作業の方法について
話していたところ、お互いに
「???」と思うことがありました。

G1で原文を原文ウインドウに
コピペする方法についてです。
皆さんは、どうやっていますか?

Kちゃんは、「コピー」っていう
ボタンを押してますとのこと。
へっ??? ボタン???


わっ、ほんとだ!
そんなところにボタンがあるなんて
初めて知りました!!
(ねこが始めたころのG1には
ついてなかったのかしら?
それとも、ちゃんと学んでなかった?)

ねこは、Wordなどと同じように、
「Crtl + C」と「Ctrl + V」で
コピペしてると言ったら
「そんなことできるんですか???」と
今度はKちゃんがびっくり!

どちらが速いかはわかりませんが
とりあえず、現在ねこがやっている
ハコ切り技について、
あらためて整理したいと思います。
(※後日、文末に追記しましたが、
Kちゃんの使っている
「コピー」のボタンを使った方が
圧倒的に速かったです!)

まず、8ボタンマウスをご用意ください。
こういうやつです。



って言うと、駆け出しの翻訳者さんは
「まだ、それほど本格的に
やってるわけでもないし…」と
二の足を踏んでしまうようですが、
実は駆け出しの人ほど
時短のために、積極的に
活用すべきだったりします。

トライアル中、OJT中の人は
もうちょっと待ってもいいけれど、
実際にお仕事を始めている人は
今すぐ買ってOKです。
後悔はさせません!(笑)

さて、作業を効率化するためには
まず、G1でいくつか
ショートカットを仕込み
それをマウスのボタンに割り当てます。

もともと設定されていたものと
ねこが自分で設定したものの区別が
わからなくなってしまいましたが
現在はこんなショートカットを
活用しています。
(※特によく使うものを赤にしました)

字幕ウインドウにフォーカスを移す Ctrl+Q
波形ウインドウにフォーカスを移す Ctrl+W
表示位置・行位置ダイアログ Ctrl+L
ルビダイアログの表示 Ctrl+@
映像ファイルを開く Ctrl+M
字幕の結合 Ctrl+K
字幕の分割 Ctrl+D
再生 F11   現字幕の再生 F12
ブックマークの設定 Ctrl+F2
次のブックマーク F2

こんなふうに、ハガキに印刷して
壁に貼っておくと便利です♪


さて、今度はマウスの設定。
一見、難しそうに見えますが、
つないで、チョイチョイと
2~3分で設定できちゃいます。


ハコ切りで大活躍するのは
「コピー」と「貼り付け」です。
右手の親指だけで操作します。

「Page Down」と「Page Up」「F12」は、
翻訳中と見直しの時に役に立ちます。
(マウス操作だけで、
次の字幕に進んだり、
現字幕を再生したりできるので)
こちらはすべて
右手の人差し指で操作。

「Left Windows + M」は
すべての画面を一気に最小化する
ショートカットです。
(知ってた?)
これは左手の親指をちょっと伸ばして操作。

さて、では作業を始めましょう。
こんな手順でやっています。

まず、G1を起動。
新規作成を押して、映像も開きます。

「映像とタイムコードの同期」と
「フォーマット設定」と「画面 調整」を
各案件に合わせて行います。

「ユーザー設定」も必ず確認しましょう。
雛形のSDBが送られてきたから大丈夫と
思っていたら大間違い!
この数値は、個々のG1で
直前に設定したものが残るので
気をつけましょう。

例えば、字幕間が2フレと
字幕間が3フレの案件を
同時進行でやっている場合は、
別案件のファイルを開くたびに
数字を変更しなくてはいけません。
これを忘れていると、
あとで青ざめます(汗)。

さて、ここまで終わったら、
一旦、名前をつけて保存します。

では、いよいよスポッティングです。
(翻訳学校で習う方法とは
まったく違うと思うので
驚かないでくださいね)

最初の音から最後の音まで、
えーーーーーーーいっ!!と
1枚のハコにします。


びっくりしましたか?
こんなふうに教える学校は
おそらく、ないかと思います。
かなり特殊なやり方です。

以前、PCとG1の相性が悪く、
「Shift」を押しながら「→」を長押ししたら
そのままカーソルが暴走してしまう
という現象が常に起きてしまったので
仕方なく編み出した方法なのですが、
実は、この方が速いということに
気づきました。

最後まで1枚のハコになったら、
その長~いハコのIN点に
カーソルを持ってきてください。

そして、両手を
以下のポジションに置きます。

左手の小指を「Ctrl」
左手の中指を「D」
右手の人差し指を「←」
右手の薬指を「→」
(※キーボードの配列によっては
別の指がいい場合もあるかも)

いいですか? いきますよ!
「→」を長押しして、
2枚目の字幕のIN点を探します。

音が聞こえました?
そしたら、音の出たところから
「←」をトントントンと
指定回数押します。
(大抵は音が聞こえたところから
3フレ戻しの案件が多いですね)

さて、今、カーソルがあるところが
2枚目の字幕のIN点です。
周辺にカット変わりなどがなければ
ここで切ってOKなので、
左手の小指と中指で「Ctrl+D」。

そうです!
「Ctrl+D」には「字幕の分割」の
ショートカットを割り当てているので
これで、字幕をストンと切り出せます。

この時点では、OUT点のことは考えず
とにかくIN点のみ重視して、
ストンストンストンと切っていきます。
Kちゃんと私はこれを
「羊羹(ようかん)戦法」と呼んでいます(笑)


こんな感じで↑、とにかくひたすら
ストンストンと切っていきます。

このペースでIN点のみの
スポッティングをすると、
25分で130~150枚程度、
映像の尺でいうと5~8分の
スポッティングができます。
(ドラマかドキュメンタリーかでも
大幅に違ってきますが、
おおよその目安として)

ちなみに、25分作業をしては
5分休憩して…というペースで
タイマーをかけて仕事をしているので、
カウントが25分単位になっています。

でも、ねこ自身も、
最初から、このペースで
スポッティングができたわけではないので、
字幕の初心者さんは、まずは
丁寧にスポッティングすることを
心がけてくださいね。
いずれは必ず
ペースアップできますから!


さて、IN点のみの
スポッティングが終わったら
原文をコピペしつつ、
OUT点を調整していきます。
8ボタンマウスの出番ですよ!

右手の人差し指で
マウスホイールを上から押し込むと
現字幕が再生されます。
(F12を仕込んであるため)

その部分の原文をスーッとドラッグして
親指で「コピー」のボタンをポン、
そのままマウスを
原文ウインドウまで動かして
親指で「貼り付け」のボタンをポン。

その後、OUT点にカーソルを持っていき
左手の小指を「Shift」キー、
右手の人差し指を「←」
右手の薬指を「→」に置き、
トントントンとOUT点の調整をします。

調整が終わったら、
右手の人差し指を伸ばして
「Page Down」を仕込んだ
マウスのボタンをクリック。
そして、ホイールボタンを押し込み、
現字幕を再生。
この作業を繰り返します

会話の流れなどにもよりますが、
だいたい10~20枚コピペしたら、
その部分の字幕を訳して…
という感じで作業を進めています。

気持ちが翻訳モードにならない時は、
100~200枚ぐらい、
ひたすらコピペとOUT点の調整を続け
それから訳すこともあります。

…とまあ、こんな感じで
作業を進めているわけですが、
どうでしょう?
伝わったかしら?

Kちゃんは、さっそく
8ボタンマウスをネット購入したとのことで
「マウスが届いたら、
ハコ切り天国だぁ!!」と
今から大興奮しています(笑)
感想を聞くのが楽しみです。


<今日のおまけ>
G1の操作の画像を出すのに
実際のお仕事の映像は使えないので
どうしようかなぁ…と思っていたら
旅行中に自分で撮影した
飛行機の動画があったので
それを使うことにしました。


ニューヨークから飛んできた
アメリカン航空66便が
ダラス国際空港に着陸する際の
アナウンスです。

例えば、"Hong Kong, David 23"というのは、
「香港行きの乗り換えは、ゲートD23です」
という意味。
「香港人のデイヴィッドさんは23歳」
という意味ではありません(笑)

<追記>
その後、Kちゃんの言っていた
「コピー」のボタンを使って
原文のコピペをしたら、
まあ、速いこと速いこと。
今まで十数年、
いったい何をしてきたんでしょうね(爆)


2017年8月12日土曜日

日本橋留学の感想

皆さま、こんにちは。ねこです。
以前、このブログでご紹介した
全4回のプロモーショナル・
ライティング講座が終了しました。

以前の記事を読んでいない方は、
こちらをどうぞ。

日本橋で留学生気分を
http://interesting-languages.blogspot.jp/2017/07/blog-post_14.html

実は最近あまり
英語を話す機会がなかったので
初回の授業は
ちょっぴり面くらいました。

ひゃー、普通の速さの英語だ!
(当たり前でしょ:笑)

配られたプリントに
知らない単語がある!!(汗)

どんどん意見を求められるのに
言葉が出てこない!!(汗)

それでも、口をつぐんでいるわけには
いかないので、
しどろもどろになりながらも
どうにかこうにか
必死で意見を述べました。

全4回の講座を通して、
授業の中では、発言の機会が
本当にたくさんありました。

実在する広告や記事、
また課題として受講生が
書いてきた文章などについて、
「どう感じるか」
「何が足りないのか」
「どう改善すべきか」
といったことを聞かれます。

そういう視点で文章を読むと
普段、ボーッと
読み流している時には
まったく気づかないようなことに
気づくことができるものですね。

また、自分の文章についても
先生やクラスメートの意見を聞くと
「そういう印象を与えてしまうのか」
「そんな誤解も招きうるのか」と
常に驚かされました。

語彙の選び方についても
ハッとさせられました。
普段、翻訳をしている時や
日本語を書いている時は、
かなり意識して
丁寧に語彙選びをしていますが
英文を書くときは、
つい安直に"good"などの
平易な形容詞を使ってしまい
"come up with a better word"
(もう少し語彙を工夫して)
というご指摘を
いただいたりもしました。

語彙探しのためのツールや
文法ミスを防ぐための
ツールなども
教えていただきました。
7月19日の記事で取り上げた
Grammarlyも紹介されたので
なんだか太鼓判を押された気分です。

限られた時間内で
問い合わせメールに返信する
という作業もあり、
これはかなりドキドキでしたね(汗)

すぐに返信しないと
ビジネスチャンスを逃してしまう。
でも、書く時間は10分しかない。
じゃあ、何を書けば
ビジネスにつながるのか?

受講前は、勝手に
「英文ライティングの講座」という
イメージを持っていたのですが、
むしろ、教えていただいたのは
ライティングの先にある
ビジネスの実践的なスキル
という感じです。

おかげで、通訳案内士としての
Picturesque Japan
ホームページも、
かなりわかりやすく
作り替えることができました。
https://www.picturesque-japan.com/


実は、このトップページの挨拶文、
最初はこんな感じで、
のっぺりした
趣旨のわかりにくい文章を
載せていたのです。


でも、今のトップページなら、
こちらの最初の1行を見ただけでも
A guided Tokyo tour + professional photography = Picturesque Japan
東京の観光案内と写真の事業者
ということが即座に伝わります。

この講座を受講していなかったら、
ずっと、トップページが
文章だけだったかと思うと
もう、それだけでも
かなりの収獲ですよね。

松屋のねぎ塩豚カルビ丼86杯分(笑)を
はるかに上回るリターンが得られて
本当に大満足です!

そして、講座の最後に、
とても大事なお話を
聞くことができました。

英文ライティング上達のコツは
書籍でも雑誌でも
優良な英文を大量に読むこと。

日頃、翻訳で大量の英文に
触れているつもりでしたが、
映像翻訳がほとんどなので、
どれもこれも話し言葉を
書き起こしたものばかり。

ライティング技術向上のために
もっと積極的に、英語で
読書をしようと心に決めました。

ちなみに、講師のダグ先生のオススメは
Words At Work:
Business Writing In Half The Time With Twice The Power
だそうです。
(※内容も、書いてある文章自体も
オススメとのこと)



全4回の内容の濃い講座が終わり、
ホッとしたような寂しいような。
GCAIは、常に切り口の面白い
講座をやっているので、
また、機会があれば
他の講座も受講してみたいと思います。


<本日のおまけ>
気分転換に娯楽の読書もしようと思い
お気に入りのポール・ギャリコの
猫語の教科書」を
原書で読み始めたのですが…



いやはや、ポール・ギャリコさん
ボキャブラリーのレベルが高すぎ!!
お風呂で気軽に読むはずが
気になる単語や表現が多すぎるので
この本は、部屋でメモを取りながら
読むことになりそうです。

2017年8月5日土曜日

機械翻訳をどう使うか

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、「8か国語対応の
ホームページを作りましょう」
などという宣伝を見かけますが
実体を調べると
日本語の文字を機械翻訳して
形ばかりの「8か国語対応」
というサービスもあるようです。

機械翻訳を全面否定するわけでは
ありませんが、
それを読んだネイティブが
どんな印象を受けるかも
必ず考慮しましょう。

例えば、こちら。
某SNSのサイトに
障害が発生した時の
英語表示です。

Sorry, something went wrong.
We're working on it and we'll get it fixed as soon as we can.

日本語サイトでは、
こんな表示が出ていました。

申し訳ありませんが、何かが間違っていました。
私たちはそれに取り組んでおり、できるだけ早く修正する予定です。

瞬時に対応するため
仕方なく機械翻訳を
使ったのでしょう。

「ああ、何かのトラブルね」
というのはわかるので
とりあえず目的は果たしています。

しかし、こういった事態に備えて
ちゃんとした日本語の
翻訳を用意しておいても
いいのかなという気もします。

まあ、この表示が出ていたのは
数分から数十分程度だと思うので
とりあえず許容範囲でしょうか。

しかし、常にこういった
おかしな日本語が出るサイトを
閲覧したいかというと
それはちょっと違いますよね。

ホームページ制作の際は
この点に留意しましょう。
無理に8か国語対応にして
おかしな表現をばらまくよりは
とりあえず英語だけでも
充実させた方が好印象です。

そして、サイトを見る人が
その英語を自国の言語に
機械翻訳する方が
おそらくちゃんと理解できます。

例えば、日本語から直接、
フランス語やドイツ語に
機械翻訳するよりも、
英語から翻訳した方が
言語体系が近いので
まともな訳文になります。
(※逆もしかりで、例えば、
フランス語のサイトを
読まなくてはいけない時は、
ねこは、仏→日ではなく、
仏→英のGoogle翻訳をして
英文を読みます)

機械翻訳が活躍するのは
とりあえず何が書いてあるのか
手がかりがほしい時だと思います。

先日、ツアーのお客様が
電車の中で面白いものを
見せてくれました。

こちらは、東京メトロの車内。
この文字列にカメラをかざして
Google翻訳するというものです。


おおっ!!


英語の文章としては、
かなりイタイ感じではありますが
日本語の読めない外国人にとっては
内容を理解するための
とっかかりにはなります。

笑っちゃうことに
ふと、後ろを振り返ったら
反対側のドアに
ちゃんとした英文が
貼ってありましたが(笑)


東京メトロさん、
頑張ってますね。
拍手!!!

というわけで、
機械翻訳でもOKな状況について
まとめてみようと思います。

・即時性が求められる場合

・ユーザー自らが使用する場合

あくまでも、ねこの見解ですが、
この2つの状況においては
機械翻訳もアリだと思います。

サービスを提供する側が
恒常的に提示するもの
(看板やホームページ)に
機械翻訳を使うことは
絶対に避けるべきです。

以前、投稿した内容ですが、
ニューヨークでこんな案内表示を
見たことがあります。


"OPEN"という英語を
各国の言語に訳したようですが
開かれた」って…(汗)

店の入口の表示なので
おそらく「営業中」と
書くのが正解だったのでは
ないかと思います。

機械翻訳でOKな状況と
人間が訳すべき状況は
きちんと判断しましょうね。

2017年8月4日金曜日

下訳と校閲

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日はちょっと変わった業務の
お話をしましょう。

インタビューのテープ起こし&下訳と
校閲という業務です。
(※実際はテープじゃないけど:笑)

これは翻訳エージェント経由ではなく
ライターさんから個人的に
発注されている仕事なので、
お互いにとって最も効率のいい
作業方法を取っています。

まず、インタビューの音源を
受け取ります。
WMAかMP3ファイルです。

それをなんとSST G1で開きます!
映像じゃないのにG1?と驚いた方、
こちらをご覧ください。


ファイルの種類を
Audio Filesに変更すると
WAVやWMA、MP3が開けます。

字幕を作るわけではないので、
ハコ切りは大雑把に。
通常の字幕では4~6秒で
ハコを切りますが
特にそういうことも気にしなくていいので
12~13秒ぐらいで切ることもあります。

ざっと聞いて、すぐに日本語が
思い浮かぶ部分については
字幕ウインドウに訳だけを書きます。
(ライターさんも英語がわかるので
極力、無駄な作業は省きます)

精読したい部分については
原文ウインドウに英文を書き出し
じっくり解釈を検討した上で
日本語に訳していきます。


なぜわざわざG1を使うのかと言うと
それは、同じ部分を
繰り返し聞くのに便利だから。
聞き取れない部分は、
「F12キー」を押して
何度も何度も確認します。
(※重要な部分については、
ネイティブに聞き取りを
発注することもあります)

すべて終わったら、
エクセル形式でエクスポート。
これをライターさんに納品します。


ライターさんはG1を持っていないので
このタイムコードを頼りに
必要箇所を聞き直したりするとのこと。

この下訳をもとに、
ライターさんが記事を構成し、
第1稿が、ねこのところに送られてきます。

ここからは校閲作業。
字幕翻訳の場合と同様、
表記や事実確認を
ねちっこくやります(笑)

例えば、ジャズの名盤
"Waltz for Debby"。
『ワルツ・フォー・デビー』か
『ワルツ・フォー・デビイ』か
はたまた『ワルツ・フォー・デビィ』か、
世の中ではどれが主流なのか調査し、
根拠となるURLも添えて送ります。
http://www.universal-music.co.jp/jazz100/products/ucco-99001/
https://www.amazon.co.jp/dp/B000SLI7MY

作曲家の名前についても、
「シェーンベル」か
「シェーンベル」かを確認します。
http://www.yamaha.co.jp/plus/person/?ln=ja&id=31
(老眼になると、どっちでも良さそうだけど:笑)

基本的に固有名詞はすべてチェック。
「ストラタスファンク」 か
「ストラタスファンク」 か
中黒(・)の有無なども確認します。
http://artist.cdjournal.com/d/stratusphunk--the-stratus-seekers/4112101492

また、固有名詞以外でも、
「モーフ」と「モティーフ」の
表記揺れなどもチェックします。

こんなふうにして完成した原稿がこちら。
現在発売中の「JAZZ LIFE」8月号
P.51からP.53に掲載されています。




また、主に校閲をお手伝いしたのが
こちらのインタビュー記事。


「ラティーナ」8月号に掲載されています。



字幕翻訳で培った技術は
こういう場面でも
生かされています。
ああ、字幕やっててよかった♪

P. S.
内輪ネタですが、
「お蔵入り」という表現は
「ボツ」という言葉に変わりました(笑)