2012年4月22日日曜日

"Big Apple"

こんにちは、ねこです。
新緑の柔らかなグリーンが目に優しい季節ですね。

さて、今日は"Big Apple"のお話。
先日、生徒のYさんに聞かれました。

Yさん: 「先生、"Big Apple"って、ニューヨークって意味なんですか?」
ねこ: 「そうですよ」
Yさん: 何でそう呼ばれるんですか?
ねこ: 「にゃっ!? 調べてきますぅ…」

という訳で、調べてみると
かなりたくさんの説が浮上しました。

・・・・・

A説
1920~1940年代のジャズ・ミュージシャンが、
ジャズの本場ニューヨークを「ビッグ・アップル」と呼んだ。

B説
1920年代に競馬関係者の間で使われた表現。
厩務員の少年がニューヨークのことを
“大きなチャンスがいっぱいの場所”という意味で
「ビッグ・アップル」と呼んだことをきっかけに、
新聞記者のジョン・フィッツジェラルドが
"Around the Big Apple"というタイトルのコラムを書き始めた。

C説
1929年のウォール街の株価大暴落の後、
転職先の見つからないサラリーマンが街角でリンゴを売っていた。

D説
1800年代、男性たちが集まるサロンで働いていた女性たちを
「イヴのリンゴ」と呼んでいたことが始まり。

E説
マンハッタンがリンゴの形をしているから。

F説
「ビッグ・アップル」という名前の集団で踊るダンスがあった。

・・・・・

調べれば調べるほど、いろいろ出てきて
本当に混乱してきてしまうのですが、
こちらのサイト(英語)は、なかなか読みごたえがあって
面白かったので、興味がある方はどうぞ。
http://salwen.com/apple.html

2012年4月15日日曜日

目薬をさす

皆さま、こんにちは。
お花見しましたか。
花粉症と戦っていますか?

さて、花粉症と言えば、目薬。
今日は“目薬をさす”という表現について
考えていこうと思います。

先日、生徒さんに、
「先生、“目薬をさす”って英語で何て言うんですか?」
と聞かれたとき、真っ先に思い浮かんだのが
"apply eye drops" という表現でした。

でも、何だか妙に医学用語的で堅苦しい…。
きっと、カジュアルな会話では、他の表現があるはず
と思って、アメリカ人の同僚に確認してみたところ、
やはり、もっと口語的な表現がありました。
"put in eye drops" だそうです。

もともと、なぜ "apply" という単語を思い浮かべたかというと、
以前、“湿布を貼る”という表現について調べたとき、
"apply a cold compress" という英語を見たからなのですが、
この“湿布を貼る”という言葉も、
カジュアルな表現では、"put on a cold compress" と言うんですね。

"apply" を使った表現も、
決して間違っているわけではありません。
でも、日常生活で使う言葉としては、ちょっと堅苦しい。

英語学習者にとって、このあたりの感覚というのは、
非常に難しいものですね。
“とにかく、通じればいいじゃん!”という気持ちを大切にしつつも、
限りなくネイティブに近い英語を話したいと願うねこなのでした。


P.S. 質問をしてくれたNさん、
お返事がすっかり遅くなっちゃってごめんなさい。
今日、目薬を探してて、思い出しました。(^^ゞ

2012年4月13日金曜日

"Who do you go to?"

こんにちは、ねこです。
英会話学校の生徒さん、先生、翻訳関係者の皆さまには
本当に多大なご迷惑をおかけしてしまいましたが、
おかげさまで、ねこはすっかり元気になりました。
4月7日の午後から、レッスンにも復帰!
あらためて、“この仕事、好きだなぁ”と実感しています。


さて、復帰直後のレッスンの後、
生徒さんから質問を受けました。

「問題集の中の会話文で、
"Who do you go to?"って聞きなれない表現を見たんですが、
これって、どういう意味ですか?」

ざっと前後の文を見てみましたが、
どうもピンときません。

A: Who do you go to?
B: I go to a guy on Congress Avenue.  His name is Carlos.

ねこの頭の中で「?」が10個ぐらいくるくるしました。
「このカルロスさんに会いにいくという意味だとは思うんだけど、
ちょっとしっくりこないので、ネイティブに確認してみますね」
と、宿題にさせてもらいました。

昨日、同僚のネイティブ講師に、このAとBの会話を見せましたが、
彼の頭の中でも「?」が10個ぐらいくるくるしたようで、
「その文章はおかしい。"Who do you go with?"じゃないの?」
なんて話になりました。

う~む…。

もう一度、その問題集の会話の全文を見てみないと
と思い、あらためて、前後の文章も含めて読んでみました。

A: By the way, I like your hair.  Who do you go to?
B: Oh thanks.  I go to a guy on Congress Avenue.  His name is Carlos.
A: Carlos?  Oh, I know him!

あっ!

ねこの頭の中で「?」が「!」に変わりました。
つまり、この会話、日本語にすると、こういうことだったんです。

A: ところで、その髪型いいね。
誰のところに行ってるの?(誰に切ってもらってるの?)
B: ああ、ありがとう。
コングレス通り(にある美容院)の男の人よ。
カルロスっていう美容師さん。
A: カルロス? あっ、その人知ってる!

いやぁ、スッキリしました。(^^ゞ
言葉というものは、やっぱり文脈の中でこそ生きるものなんですね。

ドラマの翻訳の仕事をしていても、
しょっちゅう、こういう驚きがあります。
だから言葉は面白い。
だから言葉の仕事は辞められない!^^

2012年4月5日木曜日

英語のリハビリ

皆さま、こんにちは。ねこです。
本当に“猫”になってしまったかというほど、
よく眠りました。

体調は徐々に回復しています。
声もコミュニケーション可能なレベルに戻りました。
ただ、話すと咳き込むので、
あと数日、お休みをいただいております。
本当に心苦しい限りですが、
とにかく体調を万全に整えて、
英会話のレッスンに復帰します!

さて、復帰にあたり、
ひっじょ~に心配なのが英語での会話力。(^^;
車の運転と同じで、ある程度までやってた人なら
すぐに勘を取り戻せるとは言うものの、
プロフェッショナルとしての英語は、どうなのかしら?
(そもそも、それほど大したレベルではありませんが…)

とにかくここは、いつも生徒さんたちにお伝えしているとおり
音読、オーバーラッピング、シャドウイングだわ!!と思い、
昨夜、洋書を片手に音読を始めました。

ところが…

ケホケホッ!

やっぱり声を出すと、咳が出ちゃうんですねぇ。
これは困った。

そんなわけで、声は出さずに、口パク状態で
音読したり、オーバーラッピングしたりしています。
いつもにも増して、ヘンな人です。
でも、完全復帰に向けて頑張ります!!

・・・・・・・・・・

ところで、全然、英語とは関係ない宣伝をしてもいいでしょうか。
4月9日(月)の19時から、アップルストア銀座で、
知人のジャズ・フォトグラファー3人のトークショーがあります。
とても貴重な写真が見られます。


ねこ自身は、レッスンがあるので会場には行けないのですが、
月曜の夜、銀座に足を運べそうな方、
ぜひ、1961年から2012年のジャズの物語を楽しんできてください。
質問コーナーなどもありますので、
実際に写真を撮る際に使う英語のことなども
ぜひ質問してきてくださいな。^^



■4月9日(月)  アップルストア銀座
■19:00~20:30    入場無料
 お問い合わせ先 : アップルストア銀座
    tel. 03.5159-8200
   http://www.apple.com/jp/retail/ginza/

※ちなみに、右下の集合写真、ねこが撮りました。(^^)v