2011年4月19日火曜日

fish

なかなかブログを書く時間が取れなくて困ったものです。
今日は簡単に "fish" という単語についてお話しましょう。

はい、皆さん、お魚が1匹なら "fish" です。
では、たくさんいたら何と言うでしょうか。

つい、うっかり "fishes" と言ってしまいそうになりますが、
お魚はどんなにたくさんいても "fish" です。

ただ、何種類かのお魚がいて、
その種類の違いを強調したいときは "fishes" という表現も
使えなくはないようですが、
その場合でも、"two kinds of fish" という方が一般的です。

こういう例外的な文法って困っちゃいますよね。
でも、鳥ならたくさんいたら "birds" なのに、
どうして魚はたくさんいても "fish" なの?と考えても仕方がありません。
そういう研究は言語学者さんたちに任せておくことにしましょう。^^

どんな言語でも、最初にコミュニケーションのために言葉が存在して、
文法というものは、その言語の構造を説明するために
後から無理やり整理整頓して作り出されています。
だから、どう頑張っても整理しきれない“例外”もたくさん存在します。

結局のところ、そういう例外も含め、言葉にたくさん触れて、
感覚として丸ごと覚えてしまうのが、
結果的には語学上達の近道だったりするわけです。
というわけで、今日も音読とシャドウイングを頑張りましょう♪

ところで、"fish" から派生した単語に面白いものがあります。
"fishy" という形容詞です。
「魚の」「魚のような」「魚臭い」などの意味がありますが、
面白いのは、「胡散臭い」「疑わしい」「怪しい」
などの意味もあるということ。

「この魚、なんだか生臭い」→「ちょっとヤバイんじゃない」→「疑わしい」
というような流れで、こういう用法が生まれたのだとか。
ほんと、言葉って、案外いい加減にできてるものですね(笑)。

2011年4月8日金曜日

シャドウイングで会話力アップ!!

皆さま、ご無沙汰しております。
ブログをサボっている間に、桜が咲いちゃいました。(^^;













また頑張って更新していこうと思いますので、
よろしくお願いいたします。

さて、今日はシャドウイングについてお話しましょう。
シャドウイングとは、通訳者のトレーニング方法として有名なものですが、
普通に会話力向上にも大変役に立ちます。

やり方はとてもシンプル。
ヘッドフォンなどで外国語を聴き、
耳から聞こえたままを0.2秒遅れぐらいで話すというものです。

まずは日本語で試してみるといいかもしれません。
ニュース番組のアナウンサーが話す言葉を
そのまま繰り返してみましょう。
スムーズにはできなくても、日本語ならある程度はできるでしょう。

さて、これを外国語でやるとなると、最初からうまくはいきません。
でも、慣れれば必ずできます。

シャドウイングの練習を始めるにあたって、
教材選びはとても重要です。
CDなどの音源と、英文スクリプトがあるものを使いましょう。
そして、レベルに合ったものを選びましょう。
知らない単語の数が全体の1~2割程度のものだと
あまりストレスもなく始められると思います。

では、シャドウイングをする準備をしましょう。

1)まず、本文を黙読します。
(わからない単語は、この時点でチェック)
2)次にCDで音声を聴きながら黙読します。
3)声を出して何度か音読してみます。
(発音がわからないところがあったら、もう一度CDを聴きましょう)
4)CDをかけて、CDと一緒に音読してみます。何回か繰り返しましょう。

ここで初めてシャドウイングの練習に入ります。
CDと一緒に読めるようになっていれば、
案外すんなりできるかと思います。

耳から聞こえてくる音をそのまま口から出すというイメージ。
実際に脳はフル稼働しているわけですが、
イメージとしては、音が耳から入ってそのまま口から出ていく
という感じです。

ヘッドフォンやイヤホンをつかったほうがやりやすいかと思います。
ラジカセのスピーカーの音を聴きながらだと、
自分の声のせいで、CDの音声が少し聴き取りにくくなります。

うまく繰り返すことができなかったときは、
そのセンテンスをあきらめて、
次の文章の頭から再び頑張って追いかけてみましょう。
慣れればどんどんできるようになります。

シャドウイングをするメリットとしては、
次のような効果が考えられます。

・発音やイントネーションが身につく
・さまざまな表現を頭ではなく体で覚えることができる
・リスニング力もアップする
・訳さずに理解する練習になる

シャドウイングの教材として何を使うかは、
レベルやニーズによって変わってきますが、
NHKの語学番組のスキットは、
どれもよく考えて作られているものなのでオススメです。

英語で言うなら、初心者さんは『基礎英語1~3』の中で
自分のレベルに合ったものを。
中・上級者さんは遠山先生の『ラジオ英会話』をオススメします。
ねこ自身、今も毎日『ラジオ英会話』を聴いて、
シャドウイングをしています。

ラジオは面倒くさいと思っている人、
今は前の週の放送をネットのストリーミングで聴くこともできるんですよ。
http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/kaiwa/index.html

英会話学校に通っている方は、
今使っているテキストの本文を利用するといいでしょう。
頭ではなく口が覚えてしまうぐらい練習すれば、
実際の会話でも、考える前に言葉が出てきます。^^

上級者の皆さんは、DVDを使って
映画やドラマのシャドウイングをするのもよいでしょう。
3~5分の好きなシーンを選び、まずは日本語字幕を確認。
次の英語字幕にして登場人物と一緒に話してみます。
いきなりナチュラルスピードにはついていけないと思うので、
何度か繰り返し練習してみましょう。
そして、字幕をオフにしてシャドウイングです。

本当に慣れてくれば、テレビやラジオから聞こえてくる音声を
その場で、いきなりシャドウイングということもできるようになります。
これがクセになってしまい、電車の中などでやってしまうと
ちょっとアヤシイ人になっちゃうのでご注意を(笑)。

「シャドウイングをしようとすると
発音がめちゃくちゃになっちゃうんですが…」
という相談を受けたことがあります。

そんなときは、こんなふうに分けて練習しましょう。

1)"f" "v" "th" "l" "r"などを意識しながら、CDなしでゆっくりと音読
2)細かい発音は気にせず、ひたすら必死でシャドウイング

実は、ねこ自身、2010年の夏ぐらいまでは
英語を話すことが苦手でした。
(なにせ翻訳者ですから)(^^;

でも、英語を学ぶ楽しさをたくさんの人に伝えたいという一心で、
がむしゃらにシャドウイングの練習を続けて、
どうにかこうにか英会話の先生になった次第です。

練習は絶対に裏切りません。^^
英語に触れた絶対量がすべてです!
頑張りましょう♪

さてと、今日は『アグリー・ベティ』のシャドウイングでもしようかな。