2011年1月31日月曜日

"Do you mind ___?"

否定疑問文に引き続き、答え方を間違ってしまいがちなのが、
この "Do you mind ___?" という質問。

例文を見てみましょう。

1. Do you mind if I ask you a personal question?
(個人的な質問をしてもいいですか?)

2. Do you mind if I take a picture?
(写真を撮ってもいいですか?)

3. Do you mind waiting?
(お待ちいただけますか?)

この3つ、厳密に言うと、日本語訳が正確ではありません。
英文の正しいニュアンスはこうです。

1. Do you mind if I ask you a personal question?
(私が個人的な質問をしたら、あなたは嫌ですか?)

2. Do you mind if I take a picture?
(私が写真を撮ったら、あなたは嫌ですか?)

3. Do you mind waiting?
(あなたは待つのが嫌ですか?)

したがって、「別に構わないですよ」って言いたいときは、
1.と2.の場合なら

No, no, go ahead.
(いえいえ、どうぞ)

3.の場合なら

No, take your time.
(いいえ、ゆっくりでいいですよ)

という感じで答えることになります。

ところが、最初の3つの日本語訳で考えてしまうと
うっかり答え方を間違えます。

例えば、イギリスのバーで、年配の紳士が尋ねます。

紳士: Do you mind if I smoke?
(たばこを吸ってもいいかな?/ たばこを吸ったら嫌かな?)

ここで、ついうっかりニコニコしながら、

ねこ: Yes, of course!

なんて言ってしまうと、
もちろん嫌に決まってるじゃないの!という意味に…。
老紳士もびっくりですね。(^^;

断りたい場合は、軽く "Sorry(申し訳ないけど)" というぐらいが
いいかもしれません。

ちなみに、この表現、状況によっては "Do you mind?" だけでも使えます。
例えば、電車で空席を指しながら "Do you mind?" と聞かれたら、
"if I sit here(私がここに座っても)" という言葉が
省略されてるんだなというのがわかるでしょう。

さらに面白い使い方としては、
誰かが何か自分にとって嫌なことをしているときに、
"Do you mind?(ちょっとやめてくれない?)
というニュアンスで言うこともできます。
これは、正確に言うなら「やめることは嫌じゃないよね?」
という日本語訳になるでしょうか。

日本語とは感覚が違うこの手の表現は、
頭で覚えようと思ってもなかなかうまくいきません。
映画やドラマを見て、そして実際の会話で繰り返し使って、
体で覚えていきましょう。^^

2011年1月28日金曜日

否定疑問に気をつけろ!!

なんともハードボイルドな感じのタイトルをつけちゃいましたが、
これ、本当に中上級者でも間違えやすいものなんです。

具体的な例をあげて説明しましょう。

You don't go to the party?
(君はパーティーに行かないの?)

こう聞かれたとき、もし行かないなら、
答えは "Yes" でしょうか、"No"でしょうか?

No, I don't go to the party.
(ああ、パーティーには行かないよ)

というのが正解です。
つい、"Yes, I don't go to the party."
と言ってしまいそうになりますよね。

さて、なぜ、Yes/Noの感覚が
ひっくり返ってしまうのでしょう?

日本語では、「行かないの?」「食べないの?」
などという、いわゆる否定疑問文に対して、
言われた文章のとおりなら「はい」
違うなら「いいえ」と表現します。
「はい、行きません」「いいえ、行きます」という感じですね。

ところが、英語圏の人々の感覚は違います。
質問の形がどうであろうと、
答えの形は変わりません。

A: Do you like beer?
(ビールは好き?)

B: No, I don't.
(好きじゃないわ)

A: Don't you like beer?
(ビール、好きじゃないの?)

B: No.  I like wine.
(ええ。ワインが好きなの)

おわかりいただけますか? (※「おかわり」ではありません:笑)
つまり、この場合だと、ビールが好きかどうかについて、
好きなら "Yes" 嫌いなら "No" と言うだけなのです。



ところで、この否定疑問文への答え方を強く意識し始めた頃、
短期留学先のイギリスで、こんなことがありました。

友人: I'm going to have a cup of tea.
(紅茶を飲もうと思うんだけど)

ねこ: I'm too full now.
(今、私、お腹いっぱいで…)

友人: You don't want one?
(いらないの?)

ねこ: No, thanks.
(いらない、ありがとう)

ここで、“おっしゃ~! ちゃんと否定疑問文に答えられたぞ”と
心の中でガッツポーズ。

そこへ、友人からさらなる質問。

友人: Are you sure?
(ほんとに?)

ねこ: No.
(ううん)

あれっ!?
"Are you sure?" に対しては、
"Yes" って答えなくちゃダメじゃん。(^^;

というわけで、この後、友人に
「結局、紅茶を飲むの? 飲まないの?」
とつっこまれたのは言うまでもありません(笑)。


さて、本日のネタ、ちょっとわかりにくかったかもしれませんが、
ご理解いただけましたでしょうか?(^^ゞ

2011年1月26日水曜日

白い家

同じ内容を意味する言葉でも、
言語が変わると随分と印象が変わります。

先日、驚いたのがイタリア語の単語。
ラジオ講座で "Casa Bianca(カーサ・ビアンカ=白い家)"
という言葉が聞こえてきたので、
頭の中では、エーゲ海や地中海のリゾート地に建つ
白い家を想像していました。
青い海、青い空、そして太陽の光を受けて輝く白い家…。

ところがこれ、実は政治のお話で、
アメリカの "White House(ホワイトハウス)"のことだったんです。
いやはや、あまりのイメージの違いにびっくりしました。

ちなみに、ホワイトハウスをスペイン語で言うと、
"Casa Blanca(カーサ・ブランカ)"。
あれ? どっかで聞いたことありません?

そう、ユリの一種の“カサブランカ”と
アメリカの“ホワイトハウス”は同じ単語らしいのです。
(※映画の『カサブランカ』の方はモロッコの地名ですね。
こちらはスペースなしで "Casablanca"と綴ります。)

ああ、そうそう、ホワイトハウスとは関係のない話ですが、
スペイン語では日本のことを "Japon(ハポン)"と言うんですよね。
これ、初めて聞いたとき、なかなかショックでした(笑)。

2011年1月25日火曜日

常用漢字表 ~改定に泣き、改定に笑う~

2010年11月24日、政府が改定常用漢字表を閣議決定し、
11月30日に告示しました。

“すべてを手書きできる必要はない”という見解のもとに
これまでの常用漢字表(1945字)に196字を追加、
5字を削除して、改定常用漢字表(2136字)が作られたわけです。

これに合わせて文部科学省も学習指導要領を一部改定。
2012年度から、学校で習う漢字も少し変わってきます。

…と、このニュース、
“ふ~ん”と聞き流した人がほとんどではないでしょうか?
新聞やテレビで使われる漢字が変わったところで、
日常生活に大きな影響はありません。

ところが、このニュース、字幕翻訳者にとっては一大事!!
クライアントごとの漢字表記指定に合わせるため
改定された参考資料をすべて買い替えなくてはなりません。

『朝日新聞の用語の手引き』が改定され、


共同通信社の『記者ハンドブック』も改定され、

 

NHKはパソコン用の辞書データがアップデートされ…
という感じで、なかなかの出費です。(>_<)


とはいえ、この改定、ちょっとうれしいこともございます。
これまで字幕では使えなかった文字が使えるようになるのです。

例えば、「俺」という文字はこれまでNGでした。
つまり、「オレ」か「おれ」としか書けなかったのです。
でも、今回の改定で「俺」という漢字がOKになりました。

つまり、1文字減ります!^^
日々、字数制限と戦っている翻訳者にとっては実によろこばしい!!

「誰」や「謎」も正式に常用漢字に仲間入りしました。
(※NHKの用語辞典では2002年4月から漢字表記OKになってます。)

というわけで、今度、テレビや映画の字幕で
「俺」という漢字を見たら、
“おっ、この翻訳者さんは、新しい辞典を使ってるね”
と思いながら見てやってくださいませ。

字幕を見る楽しみ、ちょっと増えました?(笑)

2011年1月24日月曜日

夢は見ない?

「ゆうべ、夢を見たんだ」と言うとき、日本人の感覚では、
"I saw a dearm."というふうに
"see(見る)" という動詞を使いたくなりますよね。

この表現、実際にGoogleで検索すると150万件以上ヒットはするので
明らかに間違いというものではないかもしれません。
しかし、辞書の文例を見ると、"see" という動詞は使われていません。


まず、"have" を使った例がこちら:

He had a dream about climbing a mountain.
(彼は山に登る夢を見た)

Paul had a dream that he won the lottery.
ポールは宝くじが当たる夢を見た。


こちらは、Be動詞を使う表現:

You were in my dream last night.
(昨夜、あなたが夢に出てきた)


"dream" を動詞として使った表現がこちら:

What did you dream about last night?
(昨夜はどんな夢を見たの?)

I often dream of flying.
(よく飛んでいる夢を見る)


夢というものは、目を閉じて、頭の中で行われているので、
英語圏の人々の感覚からすると、
あまり「見る」というイメージがないのかもしれませんね。


ちなみに、今回の例文は
こちらのオンライン辞書から引用しました。

Merriam-Webster's Online Dictionary
http://www.merriam-webster.com/dictionary

Cambridge Dictionaries Online
http://dictionary.cambridge.org/

例文が豊富なのはMerriamのほうですが
説明や例文がわかりやすいのは
Cambridgeのほうかなという印象でした。

ネット上に、役立つ情報が溢れている今、
信頼できる情報かどうかをしっかり見分けつつ、
うまく利用していきたいものですね。

2011年1月23日日曜日

TOEIC 730点の壁!?

今朝の読売新聞を見て、とてもびっくりしました!
武田薬品工業は2013年4月入社の新卒採用から、
TOEICで730点以上の取得を義務づけるとのこと。

ちなみに、世の中の新入社員の平均スコアが
どの程度のものかというと、
TOEICを実施する財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会の
公式発表では以下のとおり。

2006年 466点
2007年 460点
2008年 456点
2009年 460点
2010年 485点

※詳しくは「2010年度新入社員スコア特集」をどうぞ。
http://www.toeic.or.jp/sys/letter/NewsNR2010L_8682.pdf

これを見ると分かるように、
730点というのは、かなり上位のスコアです。
英語が大好きでたまらないという大学生なら、
努力をすれば手に届く範囲のスコアではありますが、
新入社員に義務づけるというのは
ちょっとどうなんだろうか…と。

英語を重視するあまり、
折衝能力や人を牽引する力を持った貴重な人材を
確保し損ねてしまうことはないのでしょうか?
語学力は、ある程度あとから身につけられるとは思いますが、
“人を動かす力”といったものをあとから身につけるというのは、
なかなか大変なのではないでしょうか?

英語でコミュニケーションをする能力というのは、
TOEICだけでは表しきれません。
800点を取っていても、
いざ会話をしようとするとうまく話せないという人もいれば、
400点前後でも、知っている言葉を巧みに使って、
とてもシンプルに言いたいことを伝えられる人もいます。
スコアや資格だけで能力を判断してしまうというのは、
とても残念なことのように思います。

とは言っても、ねこ自身は実はTOEICが大好きです。
英語力の健康診断のつもりで時々受けています。

TOEICの素敵なところは、
試験問題を通して、異国の文化に触れられること。
どこかの国のアパートの住人になって、手紙を受け取り、
壁の補修工事の日程について考えたり、
旅人になって、次の電車の時間を調べたり、
どこかの会社の秘書になって、
社長の会議スケジュールを調整したり…。
約2時間のプチ海外体験です。
そう聞くと、ちょっと楽しそうに思えませんか?^^

TOEICのスコアは、努力をすれば必ず上がります。
いくつか勉強の仕方のコツのようなものもあるので、
それは追い追い書いていこうと思います。

「来週のTOEICが楽しみで♪」と言う人が
1人でも増えることを願って…。

2011年1月22日土曜日

"everyday" と "every day"

“あれっ? エヴリデイって、1語? 2語?”
と迷ったことはありませんか?

はい、どちらもありです。
でも、使い方が違うのでご用心!

1語の "everyday" の方は、形容詞的に使われます。
日本語で言うなら「毎日の~」という表現ですね。
そして、「日常の~」「ありふれた~」というニュアンスもあります。

I need everyday clothes for winter.
(冬物の普段着が必要だ)

一方、2語の "every day" の方は、副詞句として使われます。
「毎日の~」ではなく、「毎日」というニュアンスです。

I speak English every day.
(私は毎日、英語を話す)

ただ、実際のところ、ネイティブの皆さんが
この2つの違いを意識して使い分けて書いているかというと
どうでしょう?

あまり意識せずに、なんとなく適当に書いてしまっている
ということも多いのではないかと思います。

言葉というものは生きているので、
時代とともに“正しい表現”といわれるもの自体が
どんどん変わっていきます。

なので、本当はこんなに細かいことなんて
気にしなくてもいいのかもしれません。

それでも、些細な違いが気になって
つい、徹底的に調べてしまう私は、
やっぱり言語マニアなんでしょうか…。(^^ゞ

2011年1月21日金曜日

海を渡った柿の話

「着物」や「寿司」という言葉は、
そのまま海を渡って "kimono" "sushi" と
言われるようになりましたね。

「柿」も海を渡ってイタリアに行き…
というところまではいいのですが、
そこで、ちょっとおかしなことになりました。

イタリア語の男性名詞の単数形は、
基本的に語尾が "-o" で終わります。
そして、複数形は "-i" で終わります。

そのため、きっと誰かが、
"cachi(カキ)" は複数形だと勘違いしてしまったのでしょう。
現在、イタリア語では、柿の複数形は "cachi(カキ)"
単数形はなんと "cacho(カコ)" となってしまいました。

もし、イタリア人に
「日本のあの“カコ”って果物はおいしいよね」
と言われることがあったら、それは“柿”のことです。
ぜひ、「本当は単数形も“カキ”なんだよ」と教えてあげましょう。

ちなみに英語で「柿」は "persimmon" と呼ばれていますが、
柿というのは1789年に日本からヨーロッパへ、
1870年に北アメリカへ伝わったもので、
学名としては "kaki" となっているのだとか。
それなのに、イタリア人さんってば、ねぇ…。(^^;

2011年1月20日木曜日

しんぶつしゅうごう

神仏習合【しんぶつしゅうごう】
日本固有の神の信仰と仏教信仰とを折衷して調和融合すること。
                                 (広辞苑)

これまでもなんとなく目にしていた言葉ですが、
先日、新聞で見かけて、あらためて辞書で確認してみました。
調和を大事にして、物事をうまくおさめていくというのは、
実に日本的な感じがしますね。

ところで、この言葉、音だけ聞くと、
頭の中で“神仏集合”と変換してしまうのは私だけでしょうか?

「京都駅に10時だって…」とか言いながら、
神様や仏様がリュックサックを背負って、ぞろぞろと集まっていく。
そんな様子を想像して、
ニタニタと笑ってしまったねこなのでした(笑)。

2011年1月19日水曜日

"sometimes" と "sometime"

似て非なるこの2つの単語。
語尾に "s" が付くか付かないかで、結構ニュアンスが違ってきます。

前者の "sometimes" をリーダーズ英和辞典で調べると
「時には、時々、たまに」などという訳が載っています。

I sometimes visit the museum.
(私は時々その美術館を訪れます)

後者の "sometime" のほうは、
「いつか、そのうち、いずれ(は)、近々に」と書かれていました。
"someday"とよく似たニュアンスですね。

I want to visit the museum sometime.
(私はいつかその美術館を訪れたい)

ちなみに、古期英語では "sometimes" も "sometime" も「前の、かつての」という
ほぼ同じ意味の単語として使われていたのだとか。
本当に言葉の意味って、時代とともに変わっていくんですねぇ…。

2011年1月18日火曜日

"I'm sorry" のもう1つのニュアンス

"I'm sorry" という言葉を聞いたら、普通の日本人の感覚では
“ああ、謝ってるんだな”と思うでしょう。
でも、この"I'm sorry"には、もうちょっと違うニュアンスもあります。
例えば、こんな会話があります。

A: I failed the exam. (試験に落ちちゃった。)

B: I'm sorry.

この意味が「ごめんね」だったら、なんだかちょっとおかしな感じですよね。
BさんがAさんの試験勉強の邪魔をしたというなら、話は別ですが…。

さて、ではBさんの言った"I'm sorry"は、いったいどんな意味なのでしょうか?

これは、どちらかというと「残念だったね」という意味で使われます。
つまり、「私はその話を聞いて残念に思う」「あなたを気の毒に思う」ということです。
誰かが亡くなったという知らせを聞いたときなどにも、よく使われる表現です。

でも、"I'm sorry" = 「ごめんね」という図式が頭の中に定着していると、
妙にびっくりしちゃいますよね。

ねこ: I lost my wallet. (お財布なくしちゃった)

友人: I'm sorry.

ねこ: え~~~~、まさか、あなたが盗んだの!?

ってことはないにしても、“なんで、いきなり謝られるんだろ?”
と、ちょっとびっくりすることはあるでしょう。

これと同じニュアンスで使われている"I'm sorry"が
2011年1月10日放送のNHKラジオ英会話のダイアログに出てきたので、
ふと思い出して取りあげてみました。

ちなみに、「ああ、すまないねぇ、ありがとう」の意味で、
"I'm sorry"と言うのは、ちょっと不自然です。
感謝の気持ちは、"Thank you"で!

2011年1月17日月曜日

文法書

現在、ねこが愛用している文法書は
"Grammar in Use Intermediate" (By Raymond Murphy) なのですが、
日本語の文法書としては、桐原書店の『総合英語 フォレスト』がオススメ
という噂をあちこちで聞くので、今日、ようやく購入しました!

「フォレスト(森)」という名前にふさわしく、表紙には森の木々。
「文法の森」になぞらえて、このタイトルになったのだとか。

さて、この文法書をどう使っていくかというと、ねこは、1ページ目から全部読みます。
もう、今からとってもワクワクしてます。
それって、ヘンですかね?(^^;

クルーズ

"cruise"という単語から連想するものは、
英語圏の人と日本人とで、だいぶ異なるようです。

「クルーズ」や「クルージング」と言われたら、私は船旅を思い浮かべます。
おそらく、大半の日本人の皆さんも同じかと思います。

ところが、英語圏の皆さんは違うそうなのです。
アメリカ人の友人によると、
"cruise"という言葉から、彼らが真っ先にイメージするのは、
車で特に目的もなく(あるいはナンパ目的で)走ることなんだとか。

リーダーズ英和辞典を見ると、
「巡航する」
「あちこち立ち寄りながら旅[船旅]をする」
「(タクシーが)流す」
「どことあてもなく歩きまわる」
「≪口語≫車に乗って街で女をあさる」
などの訳語が出ています。

つまり、船旅という意味もあるけれど、
意味が船に限定されているわけではないんですね。

こういうふうに、ちょっと違ったニュアンスで
カタカナ語として定着した外国語って、
まだまだたくさんありそうな気がします。

ところで、「トム・クルーズ」って本名ですかね?

2011年1月16日日曜日

頻度の副詞

いきなり“頻度の副詞”と言われてしまうと
なんだかとても難しい話に聞こえてしまいますが、
わりと初歩的な英単語のお話です。

"always" "usually" "often" "sometimes"って単語がありますよね。
それぞれ、いったいどの程度のことを言うのか
考えてみたことはありますか?
ねこは、これまでなんとなく感覚だけで使っていました。

ところが、先日、これらの頻度を
パーセンテージで示している解説を見かけたのです。

always --- 100%
usually --- 80%
often --- 60%
sometimes --- 40%

なるほど!
実にイメージしやすい!

まあ実際のところは、
言葉は話す人の感覚でなんとなく使われるものなので、
この数値は絶対的なものではありませんが、
でも、単語のニュアンスをこうして数字で見るというのは
なかなか面白いものですね。

はじめに

はじめまして!
“ねこ”と申します。
英会話講師をするかたわら翻訳業を営んでおります。

皆さん、言葉はお好きですか?
このブログでは、言葉に関する事柄を中心に、
日々の生活の中で「なるほど!」「へえ、そうなんだ」
と思ったことを発信していこうと思います。

また、言語学習に役に立つ情報なども
提供していく予定です。

言語マニアのねこのつぶやきに
どうぞお付き合いくださいませ♪