2011年3月18日金曜日

言葉の力

皆様、こんばんは。
いかがお過ごしですか。

ねこは、停電にも少し慣れてきました。
日中の停電は、図書館で過ごしています。
暖房は入っていないのかもしれませんが、
窓から差し込む日差しで館内はとても暖かです。^^

今日は図書館で出会った素敵な言葉たちを
紹介しようと思います。



Your body needs good food to be healthy.
Your spirit needs joy and hapiness to be strong.

からだの元気には栄養が必要。
心の元気にも楽しいことやハッピーなことが必要。


You're not in the dark -
you're just standing in the shadows for a while.
The sun will shine on you again.

暗闇の中にいるわけじゃない。
ちょうど影のところにいるだけ。
おひさまは、またあなたの上で輝く。


Life is enjoying what you have,
not worrying about what you don't.

生きるっていうのは今あるものを楽しむこと。
ないものを嘆くことなんかじゃない。


I'm happy when you're happy.

あなたの幸せが私の幸せ。


日本語訳:ねこ

2011年3月15日火曜日

世界から届いた日本への祈り

地震発生後、海外の親戚や友人からたくさんメールをもらいました。
家族全員無事であることを知らせると、皆、一様に、
「自分たちにできることがあったら何でも言ってほしい」
というメッセージをくれました。

余震や原発の恐怖に怯えて“気が滅入った”なんて
言ってる場合じゃないなと思いました。

今、本当に世界中の人々が日本を応援してくれています。
日本を応援する画像をまとめてくれているサイトがあったのでご紹介します。

世界から届いた日本への祈り
(↑クリックしてください)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ねこが教えている英会話学校は、今日も休講です。
こんな時、英会話学校というのは
まったく世の中の役に立てないものなんだなと最初は思いましたが、
すぐにそうではないことに気づきました。

これまで英会話を学んだたくさんの生徒さんたちが、
今ごろきっと日本中で、
この非常事態に戸惑う外国人の皆さんの助けになっているはず!

今、日本のために祈ってくれているたくさんの国へのお返しとして、
私たちは日本にいる外国人の皆さんの力になりましょう。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ところで、言葉とは何の関係もないのですが、
こちらの動画からも大きな勇気をもらいました。

九州新幹線全線開通CM
(↑クリックしてください)

日本は絶対に頑張れる!! (^^)/

2011年3月13日日曜日

無料で訳します

今日と明日、仕事が休みなので、無料で地震関連の翻訳を承ります。
海外のご友人への連絡など。
日本語から英語または英語から日本語。
できるだけ日本語150文字以内にまとめてください。
(英日は英語100ワード以内)

mixiのメッセか、以下のメールアドレスに原文をお送りください。
kumi_jpn@yahoo.co.jp

あくまでも、ねこ個人で引き受けるものなので、
作業できる量には限界があります。
ツイッターなどでの情報拡散はしないでください。

節電のため、作業をしていないときは、
ノートPCのコンセントを抜いてふたを閉じ、
メールチェックは30分に一度とします。



※尚、緊急を要するもの、専門的な内容のものは、
有料ですが、GMOの翻訳サイトをお勧めします。
https://www.speedhonyaku.com/
ねこは普段、このサイト経由でも翻訳をしています。

2011年3月10日木曜日

花粉症を語る

皆さん、花粉症は大丈夫ですか。
今日のねこは目のかゆさに悩まされています。
日によっては、くしゃみが止まらなくなることもあります。

今日はかゆい目をこすりつつ、
花粉症のいろいろを英語でどう伝えるのかご紹介しましょう!

花粉は "pollen"、花粉症は "hay fever" と言います。
発音は、「ヘイ・フィーバー」という感じ。
音だけ聞くと、なんだか楽しそうな響きですよね。(^^;

"pollinosis" という表現もありますが、
こちらはやや学術的な感じなので、
日常会話の中では、"hay fever" と言うほうが自然です。
(※「枯草熱」とも訳されますが、要はスギなどの花粉症を意味します)



では、花粉症表現をどうぞ♪

I have hay fever.
(私は花粉症なの)

I got hay fever.
(花粉症になっちゃった)

I’m suffering from hay fever.
(花粉症に悩まされてるよ)

I’m allergic to cedar pollen.
(スギ花粉のアレルギーなんだ)

The pollen count is really high today.
(今日は花粉がすごく多い)

There's a large amount of pollen in the air.
(めちゃくちゃ花粉飛んでるよ)

I have a runny nose.
(鼻水が出るの)

I have a stuffy nose.
(鼻がつまるんだ)

I keep sneezing.
(くしゃみが止まらない)

I have red eyes.
(目が充血しちゃって…)

I have watery eyes.
(涙目になっちゃうの)

I have itchy eyes.
(目がかゆいんだ)

I have a headache.
(頭痛がする)

You should see a doctor.
(病院行ったほうがいいよ)

I’m on medication.
(薬を飲んでるわ)

My allergy medicine makes me drowsy.
(アレルギーの薬で眠くなるの)


思わず日本語だけ読んじゃった人、
もう1回読んで英語も確認してくださいね(笑)。

で、実際にいくつぐらい使えそうですか?
1つも言わずに済んだらいいんですけどねぇ…。(^^;

2011年3月8日火曜日

辞書のお話

言葉を学ぶ上で必ず必要になってくるものが辞書。
皆さんはどんなものを使っていますか。

ねこが学生時代に使ったのは、
研究社『新英和中辞典』、ロングマン『現代英英辞典』など。
もちろん紙の辞典でした。

今は電子辞書やオンライン辞書が
かなり充実している時代になりましたね。
たまに紙の辞書を使おうとすると、
単語を見つけるのが以前より下手になったなぁ…と感じます。(^^ゞ

さて、今日はオンライン辞書で便利なものを
いくつか紹介していこうと思います。

気軽に使えて用例もすごく豊富なのが、
“アルクの英辞郎”
http://www.alc.co.jp/
1980年代にある翻訳家が個人の英単語用例集として作り始めた辞書で、
今も複数のメンバーによって編纂が続けられています。
この辞書のメリットはとにかく用例が豊富なこと。
ただし、その中には誤訳が含まれていることもあるので、
一般の辞書との併用が望ましいと言われています。

オンラインの英英辞書で、ねこがよく使うのが、
“Cambridge Dictionaries Online”
http://dictionary.cambridge.org/
説明がわかりやすい上に、
発音、用例、そして同義語まで表示してくれるので、
本当に助かります。

それと、ちょっと面白いのが、
“OneLook Dictionary”
http://www.onelook.com/
複数の辞書を同時に検索してくれます。

そして、もう1つ。
とにかく、こんなにいろんな辞書を
ただで見せてもらっていいんでしょうか?
とびっくりしてしまうほど、たくさんの辞書を参照できるのが、
“コトバンク”
http://kotobank.jp/
デジタル大辞林、プログレッシブ英和中辞典をはじめ、
知恵蔵、各種ビジネス用語集、音楽用語辞典、
建築・土木用語辞典など、本当にいろいろあります。

英語のスラングで困っちゃったなぁ…というときは、
こちらの“Urban Dictionary”も便利です。
http://www.urbandictionary.com/


さて、とりあえずオンライン辞書の紹介は
このへんにしておこうと思うのですが、
昨日、Googleですごい機能を見つけました!

なんと、Googleの検索窓に
「define:(ここに意味を知りたい単語)」と入力して検索すると、
しっかりその定義を表示してくれるんです。
(もちろん説明は英語ですが…)(^^;

試しに「define:speak」と入力して試してみてください。
定義と用例が出てきて、
その他に関連用語や他の言語での解説なども
出てくるかと思います。

上級者さんなら、このまま辞書として使えますし、
初心者さんは、逆に知っている言葉をこれで調べて
それを英語でどう説明しているかというのを
見てみるのもいい勉強になりますよね。


ところで、先日、10年ほど使っていた電子辞書の
液晶画面がついに壊れました。
電池を入れ替えても、叩いてみても、シマシマ。(^^;

さすがに、あっさり諦めがついたので、
ここ2日ほどで、いろいろとリサーチをし、
昨日、ネットで新しい電子辞書を注文しました。

リーダーズ英和、リーダーズ・プラス、ランダムハウス英和、
オックスフォード英英、オックスフォード類語、
ブリタニカ国際大百科、デジタル大辞林など、
いろいろてんこもりな新相棒です。

明日には届くかしら。
とても楽しみです♪


<2014.01.28 追記>

最近はweblio(ウェブリオ)にも、
とてもよくお世話になっています。

weblio英和和英
http://ejje.weblio.jp/

weblio類語辞典・シソーラス
http://thesaurus.weblio.jp/

翻訳した日本語の表現を練り直す際、
すごく役に立つのが後者の類語辞典。

また、英語のライティングが
単調にならないようにするためには、
こちらのThesaurus.comもオススメです。

Thesaurus.com
http://thesaurus.com/

2011年3月7日月曜日

図書館にて

あらためて言うようなことでもないのですが、
図書館って本当に素晴らしいと思います。

ねこはよく図書館に行きます。
翻訳の仕事のための資料を探すことも多いのですが、
翻訳とは関係なく、足を運ぶこともよくあります。

本との出会いというのは、実に不思議なもの。
新聞などの書評を読んで、
“ああ、これ、面白そう”と思うこともあれば、
書店のポップに書かれた言葉に惹かれて、
ある1冊を手に取ることもあります。

そんな中、図書館での本との出会いというのは、
ちょっと独特なものがあると思うのです。
“お金を出して買うわけじゃないから、まあハズレでもいいや”と、
とても軽い気持ちで手に取り、貸出手続きをして、持ち帰る。
思っていたのとは違う内容で、
全部読まずに返却してしまうこともありますが、
予想外にいい本で、全部読み終えているにもかかわらず、
手元に置きたくなり、結局、購入するということもあります。

さて、そんな感じで、今回、軽い気持ちで手に取った本は
こちらの2冊。



日本語「日めくり」一日一語 (中公新書ラクレ)
読売新聞校閲部(著)


脳に響く「短い音」で英単語がわかる (中公新書ラクレ)
山並 陞一 (著)


どちらも簡単に紹介しましょう。
日本語のほうは、身近な言葉の成り立ちや変遷などを
シンプルに1語1ページでまとめたもの。

例えば、「荒らげる」は「あららげる」と読むのが正解だけれど、
「あらげる」と言う人が多くなってきたので、
最近の辞書では「あらげる」という見出し語を立てて、
「→ あららげる」という形で正しい読みに誘導しているものもあるとのこと。

また、「一段落」の読みは「いちだんらく」が正解だけれど、
「ひとだんらく」と読む人も多いので、
「いちだんらく」を推奨しつつも「ひとだんらく」も許容されつつあるのだとか。

英語のほうは、英単語の中の短い音の意味を知り、
音そのものが持つイメージのようなものと一緒に
単語を覚えていこうというもの。

例えば、"man" という音には、「手を使う」という意味があり、
そこから派生した単語の例が以下のようなものになる
という解説が書かれています。

man (人、人間)
manner (やり方、流儀)
manual (手引書、手動の)
manage (やりくりする)
command (指揮する)

他にも "mob" は「動く」、"pear"は「現れる」など、
かなりの数の音を網羅しています。

この手の本は、言語マニアにはたまりません。(^^ゞ
もう、ニタニタしながら読んでいます。
では、引き続き、堪能させていただきますね♪


<余談>
ずっと迷っていたのですが、Googleクロームを使い始めました。
サクサク動いて、とても気持ちがいいです。

2011年3月4日金曜日

"often" をどう発音するか?

皆さん、"often" はどのように発音しますか?

おそらく "t" の音が入らないものと入るもの、
両方聞いたことがあるのではないでしょうか。

発音1  【オーフン】

発音2  【オフトゥン】

こちらのCambridge Dictionaries Online には、
1がアメリカ英語、2がイギリス英語と記載されています。
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/british/often

でも、音声をクリックしてみたら、どちらも1に聞こえました。
ねこの耳が悪いのかしら?(^^;

この Cambridge の辞書のように、
イギリス英語では2で、アメリカ英語では1という説が多いようですが、
実際のところ、明確な区別はない様子。

Wikitionary で調べてみると・・・

イギリス英語 /ˈɒfn/ または /ˈɒftən/

アメリカ英語 /ˈɔːfn/ または /ˈɔːftən/

という発音の記載があります。

つまり、イギリス英語とアメリカ英語では
頭の母音の発音の仕方が違うけれど、
どちらも "t" を発音したりしなかったりするということですね。

カリフォルニア出身の人に訊ねてみたところ、
普段は「オーフン」と言うけれど、
強調する時に「オフトゥン」と言うこともあるとのことでした。

ちなみに、この単語、語源は4~5世紀の
古高ドイツ(ゲルマン)語の "ofto" で、
その後、語尾の "o" がなくなり、古英語の "oft" に。
そして、中英語で "oft" の変形として "often" という言葉が登場したのだとか。

その流れから考えると、もともとは "t" を発音していたけれど、
発音しない人も出てきて、今ではどちらもOKということになったのでしょう。

日本語の「ら」抜き言葉なども、そのうち当たり前になっていくんでしょうかねぇ…。

2011年3月3日木曜日

"burned" か "burnt" か?

"burn(焼く、焦がす)" の過去形は "burned" か "burnt" か?
どちらも見たことがある気がするので、調べてみることにしました。

結論から言うと、どちらも正解!
ただし、使われ方の傾向というのがあるようです。

一般的に、アメリカ英語では "burned" が使われ、
イギリス英語では "burnt" が使われるようですが、
さらに、イギリス英語の中では、用法によって使い分けがある様子。

例えば、形容詞的に使って名詞が後に続く場合。

I don’t like burnt toast.(私は焦げたトーストが嫌いです)

I don’t like burned toast.(私は焦げたトーストが嫌いです)

イギリス人は後者の表現には違和感を感じるそうです。

しかし、動詞として使うなら "burned" もありなのだとか。

burned toast.(私はトーストを焦がしました)

ちなみに、dream, lean, learn, smell, spill なども
この単語と同様の使われ方をします。

アメリカ英語では、規則動詞として扱われるけれど、
イギリス英語では、とくに形容詞的に使う際は
dreamt, leant, learnt, smelt, spilt と綴るわけですね。

まあ、どちらも文法的には正しいので、
それほど神経質になる必要はないかもしれませんが。^^

<追記>
何人かのアメリカ人に聞いてみたところ、
アメリカ英語でも、動詞として使うときは "burned"
形容詞的に使うときは "burnt" と言うことが多いとのことでした。

2011年3月2日水曜日

そのつぶやきが貴重なデータになる!

少し前の『日経ビジネス』に面白い記事が出ていました。
製薬会社がTwitter上での「風邪」「熱っぽい」「喉が痛い」
「鼻が出る」などのつぶやきを調査して、
どこでどんな風邪が流行っているかを把握しているというのです。

ひょっとしたら、今のビジネスの世界では
当たり前のことなのかもしれませんが、
ねこにとっては、とても新鮮な情報でした!

昨日とりあげた "further" と "farther" の使い分けのようなことについても、
ひょっとしたら、もう言語学者たちは Twitter やブログから情報を集めて、
「この地域のこの年齢層の人たちはこっちの綴りを使い…」などと
研究をしているのかもしれませんね。

人が Twitter やブログで書いた数々の言葉は、
“生きた例文”として、いろんな場面で役に立ちます。
日本語でも、他の言語でも、
こういう表現するかな?と迷うことがあったら、
ぜひ、半角のダブルクォーテーション(”)で括って、
フレーズを丸ごとGoogleなどで検索してみてください。

もちろん、Twitter もブログも、
大半は普通の人々が何の気なしに書いているものなので、
当然ながら文法的におかしい文章もたくさん出てきます。
どこかのサイトに書かれていたら、それでOKというものではありません。
それでも、検索結果をざっと眺めているだけで、
“どうやら、この表現は一般的であるようだ”
あるいは、“この表現はあまり使わなそう…”
といったことは、見えてくるかと思います。

人々がコミュニケーションのために書いた言葉が
インターネット上に溢れている時代。
もし、言葉の分析をしようと思うなら、
今の世の中は情報の宝庫ですね。

2011年3月1日火曜日

"farther" と "further"

"far" の比較級はどう書くでしょう?

答えは "farther" か "further" なのですが、
この使い分けについては、
いくつかの意見があるようです。

距離については、"farther"
程度や量については、"further" を使うという説もあります。

特に使い分けの決まりはないけれど、
“このフレーズのときはこっちが自然”というのがあるので、
フレーズごとに覚えるしかないという意見もあるようです。

また、"farther" を使う状況は限定されているけど、
"further" はどの状況でも使えるので、
とりあえず迷ったら "further" と書いてしまえばOK
という意見も見かけました。

ちなみに、リーダーズ英和辞典の説明は次の通り。

★ farther は「距離」に、further は「程度もしくは量」に
使い分けることもあるが、口語ではいずれの場合にも
further を多用する傾向がある。

辞書やネットでリサーチをする中で、一番、気に入った説明は、
“元は同じ言葉で地域によって発音の仕方が違ったために
違う綴りが出てきてしまっただけなので、
本当は使い分ける必要がない”というもの。

そのくらい肩の力を抜いて、
“コミュニケーションの手段”としての言葉を
楽しん学んでいきたいですね。^^


ここで余談を1つ。
スイスの広域で話されているスイス・ジャーマンというドイツ語には
書き言葉がないそうです。

彼らは公式的な文書はドイツ語で書きます。
そして、日常的に話す言葉がスイス・ジャーマン。
なので、プライベートで手紙を書くときは、
皆、思い思いの綴りで書くそうです。
そのため、親しい友達とは、なんとなく同じ綴りを使うようになるけれど
地域や世代が違うと、綴り方もそれぞれなのだとか。

 おそらくスイス人に尋ねたら、"farther" と "further" についても、
「通じればどっちでもいいんじゃない?」の一言で
あっさり片付けられてしまいそうですね(笑)。

ちなみに、"father(お父さん)" は、"farther" によく似ていますが、
こちらは、意味が違います。
書くときは特にちゃんと使い分けましょう。^^