2011年3月2日水曜日

そのつぶやきが貴重なデータになる!

少し前の『日経ビジネス』に面白い記事が出ていました。
製薬会社がTwitter上での「風邪」「熱っぽい」「喉が痛い」
「鼻が出る」などのつぶやきを調査して、
どこでどんな風邪が流行っているかを把握しているというのです。

ひょっとしたら、今のビジネスの世界では
当たり前のことなのかもしれませんが、
ねこにとっては、とても新鮮な情報でした!

昨日とりあげた "further" と "farther" の使い分けのようなことについても、
ひょっとしたら、もう言語学者たちは Twitter やブログから情報を集めて、
「この地域のこの年齢層の人たちはこっちの綴りを使い…」などと
研究をしているのかもしれませんね。

人が Twitter やブログで書いた数々の言葉は、
“生きた例文”として、いろんな場面で役に立ちます。
日本語でも、他の言語でも、
こういう表現するかな?と迷うことがあったら、
ぜひ、半角のダブルクォーテーション(”)で括って、
フレーズを丸ごとGoogleなどで検索してみてください。

もちろん、Twitter もブログも、
大半は普通の人々が何の気なしに書いているものなので、
当然ながら文法的におかしい文章もたくさん出てきます。
どこかのサイトに書かれていたら、それでOKというものではありません。
それでも、検索結果をざっと眺めているだけで、
“どうやら、この表現は一般的であるようだ”
あるいは、“この表現はあまり使わなそう…”
といったことは、見えてくるかと思います。

人々がコミュニケーションのために書いた言葉が
インターネット上に溢れている時代。
もし、言葉の分析をしようと思うなら、
今の世の中は情報の宝庫ですね。