2013年4月22日月曜日

「マウス」の複数形は?

皆さま、こんにちは。ねこです。
お仕事や家事、頑張っていますか?
ねこは最近、“業務改善”というものに目覚め、
日々の生活をよりラクちんにしようと頑張っています。

最近、すげ~~っ!!と思ったのが、
8ボタンマウスというもの。
ねこなのに、ネズミの力を借りるというのは、
ちょっとどうかとは思うのですが、
便利さには勝てません!

というわけで、いろいろと
ショートカットを仕込み、マクロを仕込み、
マウスボタンに割り当てて、
作業環境はすばらしく快適になりました!



まあ、わざわざ8ボタンマウスを購入するのは
特殊な作業をする人だけでもいいかもしれませんが、
ショートカットは、積極的に使ったほうがいいと思います。

[Ctrl]+C コピー
[Ctrl]+X 切り取り
[Ctrl]+V 貼り付け
[Ctrl]+Z 元に戻す

このあたりは、使っている人も多いでしょうか。
こちらはどうでしょう?

[Win]+D デスクトップの表示/非表示
[Win]+E エクスプローラ起動
[Win]+W ウインドウを閉じる(=[Alt]+[F4])
[Win]+M 開いている全てのウインドウを最小化
[Win]+[Shift]+M 最小化のキャンセル
[Win]+F ファイル検索
(※マックの皆さん、ごめんなさいね)(^^;

その他、自分用にショートカットを
カスタマイズする方法もあるので、
ぜひ研究してみてください。
仮にその作業に1~2時間費やすことになっても
作業効率がうんとアップすれば元は取れます!

おっと、なんだかパソコン教室のような話に
なってしまいました(笑)。
(実はねこは、パソコン教室のインストラクターを
していたことがあります)

さて、マウスの話に戻りましょう。
マウスは英語で"mouse"。
そう、言わずと知れたネズミさんです。
コンピューターのマウスは、形がネズミに似ているから、
「マウス」と呼ばれるようになったそうですね。

で、ここで大きな疑問が…。
"mouse"の複数形は、"mice(マイス)"です。
じゃあ、コンピューターのマウスが2つあったら、
"two mice"と言うのでしょうか?

いくつかの辞書を当たってみると、
複数形を"mice"とする辞書もあれば、
"mice"も"mouses"も両方OKとする辞書もありました。
どうやら考え方は、いろいろなようです。
こういうのも、いずれはどちらかの表現が
淘汰されていくんでしょうかねぇ。

ちなみに、実際のIT系の文書の中では、どういう表現が主流かと言うと、
"mouse devices"や"pointing devices"という形で、
わかりやすく表現するようです。
たしかに、そっちのほうがスッキリと読めそうですね。

2013年4月18日木曜日

『舟を編む』

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、楽しみにしていた映画を見てきました。
辞書を作る仕事を描いた『舟を編む』という作品です。
http://fune-amu.com/(公式サイト)

なぜ、辞書を作る物語のタイトルが
『舟を編む』となるかと言うと、
言葉の大海原を航海するための“舟=辞書”を
“編集する=編む”という意味なのだとか。

十数年かけて1冊の辞書を作り上げると
いう過程を見ていくなかで、
辞書作りという作業は、
“今”を“未来”に伝える作業なのではないかと感じました。

言葉は常に変わり続けています。
例えば、室町時代の人が現代の新聞や書物を読んだら、
日本語とは思わないかもしれません。
そんな、変わり続ける言葉の“今”をつかまえるのが
辞書作りなのではないでしょうか。

“過去と未来では違うかもしれないけれど、
今、この時点での日本人の言葉の使い方の
平均的なところを取ると、こういう定義になります”
というのを示してくれるのが
辞書の役割なのかもしれません。

・・・・・

映画のあと、日本語について、いろいろ考えていると、
テレビで某社の社長が発言していました。

「イノベーションとアントレプレナーシップが
日本のドライビングエンジンなんです」

これ、日本語として、どうなんですかねぇ…。(^^;
もちろん、国際化という社会の流れの中で、
カタカナ語が反乱していくのは、
ある意味、自然な流れとは言えるでしょう。
だから、頭ごなしに否定することはできません。

最近のビジネス書を多読している
ビジネスマンたちにとっては、
非常に共感の持てる発言なのかもしれません。

しかし、いわゆる世の中の日本人全般を対象にするなら、
もう少し、わかりやすい表現もできそうな気もします。
ねこなら、こう“訳します”。

「経営や技術の革新、起業家精神が
これからの日本を動かしていくのです」

driving (形容詞) 駆動する
engine (名詞) 原動力

・・・・・

とはいえ、カタカナ語を使って訳さないと
おかしなことになってしまう例もあります。

 “書類とじの取り込み”会話箱で “実行” をカチリと鳴らし、
 “利用者口座制御”会話箱で“続行” をカチリと鳴らします。

まあ、今どき、コンピューター関係の取扱説明書が
こんな風に訳されることはないと思いますが(笑)、
これを見れば、カタカナ語を使うことの重要性もわかりますよね。

ちなみに、正しい説明はこんな感じです。

 “ファイルのダウンロード”ダイアログボックスで “実行” をクリックし、
 “ユーザーアカウント制御”ダイアログボックスで“続行” をクリックします。

・・・・・

"V"の入った英単語をどう表記するかも、
なかなか悩ましい問題ですね。

一応、現時点では、NHKや新聞各紙では、「ヴ」は用いずに、
「バ」「ビ」「ブ」「ベ」「ボ」を使うのが標準のようです。

○バージョン
×ヴァージョン

○バイオリン
×ヴァイオリン

○バリュー
×ヴァリュー

○ビデオ
×ヴィデオ

○ベンチャー
×ヴェンチャー

○ライブ
×ライヴ

たしかに「ヴ」を使ったほうが、
正しい発音に近いものを表すことができるんですけどね。

でも、ねこは、ふと思いました。
日本語には"F"を表す文字が存在しないんだなぁ…と。

今、一般的に、「藤井さん」「藤田さん」「富士山」などは
"Fujii" "Fujita" "Mt. Fuji"というローマ字で表記されますよね。
でも、実際に発音する時には、下唇を噛んだりはしません。

つまり、本当は"Hujii" "Hujita" "Mt. Huji"のほうが
正しいのかもしれませんが、
そう表記してしまうと、英語ネイティブの人たちは、
「ヒュジイ」「ヒュジタ」「ヒュジ」と読んでしまうのかもしれません。
一番近い綴りは、"Hjii" "Hjita" "Mt. Hji"になるのかしら???

逆に、"fashion" "fan" "face"などは、
「ファッション」「ファン」「フェイス」と書きますが、
この綴りでは、「ヴ」のように、下唇を噛むニュアンスは表現できません。

まあ、それを言ったら、「R」と「L」のどちらも、「ラ」「リ」「ル」「レ」「ロ」。
結局、ある国の言葉を別の国の文字を使って
正しく表記しようということ自体に無理があるのかもしれません。

というわけで、新聞各紙は、
“無理して「ヴ」を使うのはやめましょう”
という結論に至ったのでしょうかねぇ…。

・・・・・

言葉について考え出すと、本当にキリがありません。
まだまだ書きたいことは、山ほどありますが、
今日のところは、このへんで。(^^)/

2013年4月14日日曜日

「チャラい」「ずるい」「女子力」を英語にする

皆さま、こんにちは。ねこです。
あらためて言うのもなんですが、
言葉の魅力にとりつかれまくっています。

翻訳という仕事をしていると、
ものすごくたくさん辞書を引きます。
まず、英和辞書と英英辞書を何種類も引き、
そこから、おおよその言葉の輪郭をつかみ、
今度は日本語の類語辞典を使って、
その文脈で一番しっくりいく表現を探していきます。

たいていは、この作業を英日でやるわけですが、
先日、この日本語を英語にするならどうなるだろう?
と思うものに出会いました。
いわゆる、最近使われる言葉で、
「チャラい」「ずるい」「女子力」です。
さっそく、調査を開始しましょう♪ (^^)/

まず、調べてみて驚いたのは、「チャラい」という言葉が
実は1980年代にも使われていたということ。
言動が軽い様子を表す俗語「チャラチャラ」を略して、
「チャラい」という形容詞になったようです。
その後、しばらく使われない時期がありましたが、
近年、また復活してきたということなんですね。

さて、流行語も網羅している辞書を引いてみると、
「チャラい」の訳語としては、
flashy、gaudy、showy、jazzy、sporty
などが挙げられています。

でも、これだけでは日本人にはピンと来ないので、
1つずつ検証していきましょう。

flashy 派手で安っぽい、見かけ倒しの、うわべだけの
(of people) attracting attention by wearing expensive clothes, etc.
intended to impress by looking very skillful

gaudy (服・装飾などが)派手で俗っぽい、けばけばしい
too brightly colored in a way that lacks tastes 

showy 人目を引く、これ見よがしの、派手な
(often disapproving) so brightly colored, large or exaggerated that it attracts a lot of attention

jazzy ジャズ風の、派手な、華やかな、活発な、派手な
in the style of jazz
(sometimes disapproving) brightly colored and likely to attract attention

sporty (衣服などが)けばけばしい、派手な
(of clothes) bright, attractive and informal

さあ、どうですかねぇ。
ねことしては、"flashy"か"showy"を使おうかなという感じです。

<追記>
ネイティブの友人にこの話をしたら、
「チャラい」は、"bad boy"でもいいかもねって。
う~ん、なるほど。
"bad boy"だと、本当にいい感じでチャラさが伝わりそうですね。


次は「ずるい」です。
いわゆる従来の用法の訳語としては、
sly、cunning、crafty、foxy、slick、unfair
などが挙げられるかと思います。

でも、実際に、昨今の会話で使われる「ずるい」のニュアンスは
これとは少し違いますよね。
例えば、すごくイケメンで、頭もよくて、
音楽やスポーツなどの才能にも恵まれている友達をからかいながら、
「○○はずるいよぉ~!(笑)」と使うわけです。

そのニュアンスを英語にするとしたら、
もともとの「狡い(ずるい)」という日本語からは、
いったん離れないといけません。
「ずるい」という言葉を使って伝えたいことは何なのか。

そう考えていくと、相当する英語表現は、
こんな感じになるかもしれません。

"You're too lucky."(お前はラッキーすぎだよ)

"You're too blessed."(お前は恵まれすぎだよ)

"You're too privileged."(お前は特権を与えられすぎだよ)

どうでしょう? (^^)


さて、最後は「女子力」。
そのまま訳したら"girl's power"となりそうな気がしますが、
たぶん、それでは今の世の中で使われている
「女子力」という言葉のニュアンスは伝わらなそうです。

そこで、引っ張り出してきた単語は、femininity。

femininity 女性らしさ、女性の特質
the qualities that are considered to be typical of women

うん、これ、使えそう!
"level"という単語をくっつけて、"level of femininity"
という使い方もできそうです。

「女子力をアップする」なら、

"increase the level of femininity(女らしさのレベルをアップする)"

"boost femininity(女らしさを高める)"

といった表現ができそうですね。

あ~、言葉って面白い!

2013年4月9日火曜日

「ライナーノーツ」

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、思い切って何かに挑戦する人を見ると
とてもうらやましく思えることがあります。
昔は潔く決断して、次々といろんなことに挑戦できたのに、
どうして、思い切ったことができなくなったんだろう?と。

でも、気づいたのは、
そこまで思い切って変化を起こす気にもならないほど、
今の環境がハッピーだということ。
英会話講師を始めて2年半。
今も本当の本当に毎回のレッスンが楽しいです!\(^O^)/

“イタリアに語学留学をしてみたい”
という昔からの夢があるのだけれど、
おばあちゃんになってから、そういうことに挑戦するってのも
なんだか素敵な気がしますね。
よ~し、60歳になったら、イタリア行くぞっ!


さて、すっかり前置きが長くなりましたが、
今日のお話は「ライナーノーツ」という言葉について。
音楽好きな人なら、聞いたことがあると思いますが、
いわゆるレコードやCDに添えられている
アルバム解説のことを言います。

「ライナーノート」「ライナーノーツ」という
2種類の言い方をよく耳にしませんか。
どっちが正しいのかなぁ…と常々気になっていたので
調べてみました。

すると、「ランダムハウス英和大辞典」を見ても、
「リーダーズ英和辞典」を見ても、
「Oxford Advanced Learner's Dictionary」を見ても、
どうやら複数形の"liner notes(ライナーノーツ)"が正解のようです。

ところで、"note"(通例 notes)というのは、
「記録、メモ、解説」などの意味ですが、
"liner"というのは、いったいナニモノなんでしょう?
そちらも調べてみました。

"liner"には、「裏地、裏、線を引く人」などいくつかの意味がありますが、
"record liner"や"album liner"となると
レコードジャケットの中でレコードを保護する紙の袋を意味します。
(「インナースリーブ」"inner sleeve"とも言います)
その紙に解説が書かれていたので、"liner notes"と呼ばれるようになった
ということなのです。

今では、CDが一般的になって(いやCDさえも、廃れつつあるのかな)
中に挟まっている小冊子などに解説が印刷されていますが、
それでも、昔の名残で「ライナーノーツ」と呼ばれているのは
なんだか面白いものですね。^^


ちなみに、今、あるアーティストのライナーノーツの翻訳をしています。
1960年代に流行したミュージシャンの
楽曲や音楽活動についての解説で、
邦題がつけられている曲も多いので、
翻訳作業よりもリサーチ作業に時間がかかっています。
でも、まもなく発売されるアルバムを一足先に聴きながら、
その曲が作られた時代の物語を訳すというのは
なかなか味があるものですね。

どのアーティストの何というアルバムかは、
発売日が来たらお知らせしますね♪

2013年4月7日日曜日

"on cloud nine"

皆さま、こんにちは。ねこです。
4月に入り、NHKでいろいろな新講座がスタートしましたね。
ねこが今、楽しみにしているのは、
「英語で読む村上春樹」というラジオ番組。
NHKラジオ第2で、毎週日曜日の22:50から23:20です。


さて、今日のトピックは、超ハッピーな気持ちを表す英語表現。
"on cloud nine"という言葉を聞いたことがありますか?

例えば、

"Emily is on cloud nine because her favorite actor spoke to her."
(エミリーは、大好きな俳優に話しかけられて、天にも昇る気分だ)

という感じで使われます。

でも、「雲の上」というのは、わかるけれど、
なぜ「9」という数字が出てくるのでしょう?
調べてみたら、いろいろ面白い話が見つかりました。

まず、もともとの表現としては、
"on cloud seven"というものがあったようです。
古代ユダヤの教えで、天国には7つのレベルがあって、
7つめの天国が天使の住む最上の楽園とされていたため、
"in seventh heaven"という表現が生まれ、
そこからさらに、雲の上に天国があるというイメージが合わさって
"on cloud seven"という表現ができたとのこと。

その「7」が「9」に変わったのは、20世紀後半と言われていますが、
正確な由来というのは、わかっていません。
ただ、パイロットたちの間で、
"cloud seven"よりも、もっとハッピーな気持ちを表すために、
気象用語の"cloud 9(=積乱雲)"を使って、
"I'm on cloud nine!"というジョークを言っていたのが、
いつの間にか、一般的な表現として定着したという説が有力とのこと。

でも、この雲の呼び方について調べてみたら、
Cloud 9というのは、一番低い雲なんですね。
世界気象機関(World Meteorological Organization)が発行する
国際雲図帳(International Cloud Atlas)による分類は、こんな感じ。

0. 巻 雲   Cirrus (Ci) すじ雲
1. 巻積雲   Cirrocumulus (Cc) うろこ雲、いわし雲、さば雲
2. 巻層雲   Cirrostratus (Cs) うす雲
3. 高積雲   Altocumulus (Ac) ひつじ雲、むら雲、まだら雲
4. 高層雲   Altostratus (As) おぼろ雲
5. 乱層雲   Nimbostratus (Ns) 雨雲
6. 層 雲   Stratus (St) 霧雲
7. 層積雲   Stratocumulus (Sc) くもり雲、うね雲
8. 積 雲   Cumulus (Cu) わた雲
9. 積乱雲   Cumulonimbus  (Cb) 入道雲、雷雲

http://atschool.eduweb.co.uk/radgeog/cloudwatch/chart/chart.html (英語)
http://homepage2.nifty.com/good_day_itm/cloud.html (日本語)
(※リンクは公式なものではなく、
見た目的にわかりやすいものを選びました)

これを見ると、一番高いところにある雲は、
"cloud 0"の巻雲(けんうん)。
どうせなら、"I'm on cloud zero!"と言ったほうが、
爽快感が伝わるような気がするんだけれど、
やっぱりふわふわしたCloud 9(積乱雲)のほうが
乗り心地がよさそうだったんですかねぇ。

2013年4月5日金曜日

「異次元緩和」

皆さま、こんにちは。ねこです。
これまでずっと“忙しい”を理由に、世の中のニュースにも背中を向け、
黙々と英語とだけ向き合ってきましたが、
最近、それではイカン!と思い、テレビ東京の
「ワールド・ビジネス・サテライト」を見るようになりました。
いわゆる“世の中の動き”ってものを
分かりやすく説明してくれるので、すごく勉強になります。

さて、昨夜の番組で大きく取り上げられていたのが、
日銀の金融政策のこと。
番組だけでなく、新聞やネットのニュースでも、
「異次元緩和」という言葉が飛び交っています。

そこで、ふと、わいてきた疑問。
「異次元緩和」って、英語で何て言うんでしょう?

こういう場合、普通の辞書を引いても
今、世の中で使われている表現が出ているとは限りません。
「異次元」の訳語としては、
"another dimension" "different dimension"
などが考えられますが、実際、世の中では
どんな英語表現が使われているのでしょうか。

チェックすべきは、英字新聞、テレビ、雑誌です。
今は、いろいろな新聞や雑誌のネット版が無料で読めるので、
いくつかあたってみました。

The Japan Times
The bank will "enter a new phase of monetary easing in terms of quantity and quality,"
直訳すると「金融緩和の新しい段階に入る」という感じですね。
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/04/05/business/kuroda-plans-huge-bond-binge-for-boj/#.UV4PFKI9IU8

The Yomiuri Shimbun
The Bank of Japan decided at its policy meeting Thursday to carry out new quantitative and qualitative monetary easing measures, including the doubling of the amount of money in circulation in two years.
新たな量的・質的金融緩和政策を実施する」という表現です。
http://the-japan-news.com/news/article/0000108701

The Mainichi
The central bank said it was launching "a new phase of monetary easing both in terms of quantity and quality" to "drastically change the expectations of markets and economic entities."
「量と質の両方において、金融緩和の新たな段階を開始する」といった感じです。
http://mainichi.jp/english/english/newsselect/news/20130404p2g00m0bu052000c.html

CNN
The idea is that further easing, combined with more government spending on economic stimulus, could push up prices and end years of deflation,
「景気刺激のためのさらなる財政支出と組み合わせた、より一層の緩和ですね。
http://money.cnn.com/2013/04/04/news/economy/bank-of-japan-decision/index.html?hpt=hp_t2

TIME
BOJ governor Haruhiko Kuroda described the scale of monetary stimulus as "large beyond reason,"
「金融刺激の規模を“途方もなく大きい”と表現した」という感じです。
http://business.time.com/2013/04/04/japan-central-bank-revamps-policy-to-boost-economy/?iid=biz-main-latest-ap-widget

こうして読み比べてみると、なかなか面白いものですね。
やはり、どこにも"dimension(=次元)"という単語は出てきません。
強いて言えば、かなり表現は違うものの、
TIMEに出てくる"large beyond reason"が、「異次元緩和」に相当するでしょうか。


英語でニュースを読むというのは、たしかに大変です。
でも、いわゆる日本の一般紙の1面のトップニュースを
The Japan Timesのサイトで探してみるなどというのは
比較的簡単にできるし、TOEICのPart7対策にもなります。
(※じっくり読むのではなく、テレビの番組表から好きな番組を探すように
ササッと目を走らせるテクニックを使います)
まずは週末にでも試してみてくださいね♪

2013年4月2日火曜日

エイプリールフール

皆さま、こんにちは。ねこです。

「やっと決心がついて、NYに引っ越すことにしました」

というエイプリールフールのネタに、
たくさんのお友達が引っかかってくれました。
ああ、楽しかった(笑)。\(^^)/

エイプリールフールって、
日本では、あまりポピュラーではないようですが、
海外のメディアは、毎年、かなり気合いを入れて、
いろんなネタを披露してくれます。

特にBBCは、かなり長い時間をかけて
ネタを準備しているようで、
やることが半端じゃありません!

たとえば、こちら。
「スパゲッティーがなる木」のネタ。


そして、動画は見つかりませんでしたが、
「ビッグベンのデジタル化」なんてニュースもありました。
オイオイ(笑)。


でも、極めつきはこれ!
「空飛ぶペンギン」です。

実は、エイプリールフールの起源については諸説あって、
いずれも確証がないので、推測の域を出ないとのこと。(ウィキペディア情報)
でも、世界のあちこちで、毎年、いろんな人が面白いウソを考えて
誰かを笑わせていると思うと、なんとも素敵な日ですよね。
さあ、来年はどんなネタにしようかなぁ♪


<今日のおまけ>
さっき、「極めつけ」と入力したら、
ATOKで「極めつき」という修正候補が出ました。
いやぁ、知らなかった!
PCの辞書環境を大幅に変えてから、
日々、学ぶことがいっぱいです。