2013年4月9日火曜日

「ライナーノーツ」

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、思い切って何かに挑戦する人を見ると
とてもうらやましく思えることがあります。
昔は潔く決断して、次々といろんなことに挑戦できたのに、
どうして、思い切ったことができなくなったんだろう?と。

でも、気づいたのは、
そこまで思い切って変化を起こす気にもならないほど、
今の環境がハッピーだということ。
英会話講師を始めて2年半。
今も本当の本当に毎回のレッスンが楽しいです!\(^O^)/

“イタリアに語学留学をしてみたい”
という昔からの夢があるのだけれど、
おばあちゃんになってから、そういうことに挑戦するってのも
なんだか素敵な気がしますね。
よ~し、60歳になったら、イタリア行くぞっ!


さて、すっかり前置きが長くなりましたが、
今日のお話は「ライナーノーツ」という言葉について。
音楽好きな人なら、聞いたことがあると思いますが、
いわゆるレコードやCDに添えられている
アルバム解説のことを言います。

「ライナーノート」「ライナーノーツ」という
2種類の言い方をよく耳にしませんか。
どっちが正しいのかなぁ…と常々気になっていたので
調べてみました。

すると、「ランダムハウス英和大辞典」を見ても、
「リーダーズ英和辞典」を見ても、
「Oxford Advanced Learner's Dictionary」を見ても、
どうやら複数形の"liner notes(ライナーノーツ)"が正解のようです。

ところで、"note"(通例 notes)というのは、
「記録、メモ、解説」などの意味ですが、
"liner"というのは、いったいナニモノなんでしょう?
そちらも調べてみました。

"liner"には、「裏地、裏、線を引く人」などいくつかの意味がありますが、
"record liner"や"album liner"となると
レコードジャケットの中でレコードを保護する紙の袋を意味します。
(「インナースリーブ」"inner sleeve"とも言います)
その紙に解説が書かれていたので、"liner notes"と呼ばれるようになった
ということなのです。

今では、CDが一般的になって(いやCDさえも、廃れつつあるのかな)
中に挟まっている小冊子などに解説が印刷されていますが、
それでも、昔の名残で「ライナーノーツ」と呼ばれているのは
なんだか面白いものですね。^^


ちなみに、今、あるアーティストのライナーノーツの翻訳をしています。
1960年代に流行したミュージシャンの
楽曲や音楽活動についての解説で、
邦題がつけられている曲も多いので、
翻訳作業よりもリサーチ作業に時間がかかっています。
でも、まもなく発売されるアルバムを一足先に聴きながら、
その曲が作られた時代の物語を訳すというのは
なかなか味があるものですね。

どのアーティストの何というアルバムかは、
発売日が来たらお知らせしますね♪