2023年7月24日月曜日

パソコン購入とSSTNetG1

皆さま、こんにちは。今日は字幕翻訳者さん向けのメモです。

このたび、新しいノートパソコンを買いました。長年、Let's noteにこだわってきたのですが、自分にとってちょうどいいスペックのものが見つからず、思い切って、他のメーカーにも目を向けてみたところ、思いどおりのものが見つかりました。

新しい相棒は、「dynabook GZ/HV Webモデル」の「Officeあり」です。

写真や映像を扱うので、直販で1TBのモデルを選びました。153,780円でした。今見たら、245,300円になっているので、かなり運が良かったのかしら。

こちらのAmazonに掲載されているdynabookは512MBですが、2023年7月24日現在の価格は140,580円です。


今回、どうしても譲れなかった点は4つ。

・軽さ(875g)
・コンパクトさ(13.3型)
・大容量ストレージ(1TB)
・ノングレアのモニター

512MBで妥協すれば、選択肢は広がるので、かなり迷いましたが、写真と動画制作のことを考えて1TBを選びました。字幕翻訳だけなら、作業中以外の映像や他のデータを外付けに入れれば512MBでも十分かなとは思います。

ただ、カンバス社のFAQには、日本の一般的な家電メーカーのPCでは、プリインストールされているソフトとの相性で、トラブルが出やすいと書いてあるので、実際に動作確認をするまでは、正直ドキドキでした。

新しいdynabookをセットアップし、不要なソフトをアンインストール。SSTNetG1をインストールし、Sentinel Protection Installerも入れ、「よし、これでOK!」と思ったら、「ドングルが見つかりませんでした」と…。

えっ、マジすか!?(汗)

そしたら、いつものこれで解決しました。
「Parallel Driver」の×を「This feature will be installed on local hard drive.」に変えるってやつです。

おそらく長年、字幕翻訳をされている方たちは、「ああ、それね」と思うはず(笑)。初めてのWindows 11なので、コントロールパネルをどう出すのか、ちょっと悩みましたが、スタートボタン横の検索窓に「コントロールパネル」と打ったら出てきました。

そんなわけで、無事、dynabookで字幕のお仕事ができそうです!


<その他の重要ポイント>

今回、パソコン選びをするにあたり、いろいろな方に相談に乗っていただきました。

カンバス社から教えていただいたのは、まず、こちらのスペックを満たしていることが重要とのこと。

「SSTG1シリーズは1920×1080奨励となっておりますので、それ以上の解像度の場合、画面の一部が切れたり、表示が乱れることがございます。4Kサイズ(3840×2160)など極端に大きくなければ多少は大丈夫かと思いますが、高解像度のものは避けていただけますと安心です」ということだったので、今回は1920×1080を選びました。

また、地元のアスタリスクサポートでは、価格コムで商品を絞り込む際の目安を教えていただきました。「CPUは8世代以上(CPUの後ろの数字が8000以上)でWindows11対応となりますが、性能差がある為、出来れば11、12世代をお勧め致します」とのこと。価格コムで絞り込めてくると、判断しやすくなるので助かりますね。

そして、実際にSSTを使っているMTCのディレクターさんたちにも、ご使用のPCをお聞きしました。HP ProBook 635 Aero G7は、モバイル性重視のモデルで、かなり便利とのこと。DELL社のLattitude 5330を使っている方もいらっしゃいました。どちらの方も512GBのノートで、外付けのSSDを使っているとのこと。

また、dynabookでも問題なく、長年愛用していたとのこと。結局のところ、プリインストールで入っているソフトをアンインストールすれば、ほぼ問題なくいけるのでは?という判断に至り、自分の欲しいスペックを完璧に満たすdynabookを選ぶことになりました。

おそらく、字幕翻訳者さんはパソコンを買い替えるたびに、「次のPCで無事、SSTが動くだろうか?」と不安な気持ちになるかと思います。実際、他のdynabookでも「問題なく動く」と断言できるわけではありません。

なので、今回のブログに書いた内容は、あくまでも「この端末では使えました」という情報なのですが、スペック情報など、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

2023年6月30日金曜日

通訳ガイドフォトグラファーという仕事

皆さま、こんにちは。ねこです。今日は「通訳ガイドフォトグラファー」というお仕事について、ご紹介しようと思います。

2017年に通訳ガイドとして仕事を始めた時、「せっかくなら観光中の写真を撮ってあげようかしら」と思って、ハイスペックのコンパクトカメラを持っていきました。

すると、「ティーンエイジャーの娘たちが、こんなに笑顔で写ってる家族写真なんて、いつ以来かしら!」と、予想以上に好評だったので、観光案内と写真撮影をセットにして提供するようになりました。

(※2017年4月・浅草寺。お客様から写真掲載の許可をいただいております)

2018年に通訳ガイド仲間のために写真講座を開催したことがあるので、その時のブログの一部を再掲しますね。

1)お客様が求めるのはどんな写真?

お客様がガイドに撮ってほしいのは、どんな写真でしょう?

A) アーティスティックな美しい写真
B)普通の写真

正解はB)の普通の写真です。

スマホの普及で写真を撮る機会が増え、人を「おおっ!」と言わせるようなステキな写真をお客様は自分自身で撮りたがっています。なので、ベストなフォトスポットを把握して、いい写真を撮る機会を提供しましょう。

ガイドがツアー中に撮ってあげるべきは、いわゆる「普通の写真」です。

2)普通の写真って?

・全員がちゃんとカメラ目線で笑って写っている
・場所や状況がよくわかる

この2点、簡単そうで、意外と難しいのです。例えば、10人の集合写真を撮ろうとすると誰が目をつぶってしまったり、横を向いてしまったりします。

また、人にフォーカスしすぎて、人物の顔だけの写真になってしまい、それが日本なのかアメリカなのか、はたまたオーストラリアなのかわからない写真を撮ってしまうこともあります。

3)鉄則

・視線が散るので絶対に同時にカメラを向けてはいけない!!

これは、写真の師匠に最初に習ったことです。例えば5人で集合写真を撮っている時に、もう1人、誰かが同時にカメラを向けたら、2人は自分のカメラを見て、他の3人は別のカメラを見るかもしれません。そうすると、人の視線がまばらな力のない写真になってしまいます。

この鉄則を知らない人が本当に多いのですが、集合写真を撮る時は、全員の視線を1つのカメラに集中させましょう。

(最近、ランナーさんの集合写真を撮ることが多いのですが、あえて視線をそらすポーズをするのが流行っているようですね。最初はそれに気づかず、撮った写真をパソコンで見て、途方に暮れていました:苦笑)

・1枚だけでなく、できれば最低3枚同じカットを撮る

いわゆる「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」というやつです。1枚だけだと、誰かが目をつぶったり、口が動く瞬間だったりと、残念な写真になることがあります。でも、3枚ぐらい撮っておけば、どれか1枚ぐらいは、OK写真があるはずです。

実際、CDジャケットの撮影などでは、1時間で数百枚から千枚近く撮り、その中から1枚だけ選ぶような作業をしています。

・必ず声をかけながら撮る

これは撮るタイミングを被写体に知らせる意味もありますが、実は周囲に対する牽制でもあります。「さあ、撮りますよオーラ」を最大限に発揮することで、撮影中、他の人がフレーム内に入り込むのを防ぐ効果があります。

・下見の際に、必ず構図の研究をし、アングルを覚えておく

友人やガイド仲間と観光地を歩く際、どこでどういう角度で撮ったら、いい写真が撮れるのかを研究しておくと、本番のガイディングでスムーズにいい写真が撮れます。


特に都内の定番スポットについては、お客様をどの位置に立たせて、自分がどの位置に立って、どういう角度からどの部分をフレームに入れるといい写真になるかを把握しています。

4)実例

では、ここからは実例をお見せしましょう。

左の写真は、しゃがんで撮ってしまったのですが、そのせいで鳥居の大部分が隠れてしまいました。その反省を生かし、右の写真では、立ったまま撮り、鳥居の大きさを強調しています。

左の写真では、人にフォーカスしすぎて何に触っているのかがわかりません。右の写真は、全体が入っているので、大わらじの大きさもよくわかります。

5)まとめ

・お客様が求めているのは旅の思い出を語るための写真
・友人に旅の思い出を語る時にどんな写真がほしいか考えてみると答えが見えてくる
・必ず数枚撮る
・自分なりのベストスポットを把握しておく


■参考資料

通訳案内士のための撮影ガイド、好評発売中です。

 

外国人向けの都内撮影ガイド(英語版)もあります。

 

通訳ガイドとして、どんなトレーニングをしているかは、「英語のプロは何をしてきたのか」の第4章に詳しく書いています。

 

ガイド用英語の練習は、こちらの書籍にお世話になっています。MP3のシャドーイングをやっています。


ガイドの皆さま、ガイドを目指す皆さま、外国人のクライアントやお友達を日本でお迎えする機会のある皆さま、何か参考にしていただけることがあれば幸いです。

2023年6月22日木曜日

隙間の時間で英語をちょっとだけ

皆さま、こんにちは。ねこです。「英語やらなきゃって、いつも思ってるんだけど、いつの間にか忘れちゃって、気づいたら半年…」というような話をよく聞きます。安心してください! それって、多分、みんなそう。自分だけが怠惰なわけではありません。

じゃあ、英語のトレーニングを続けられる人って、何が違うんだろう?と考えてみると、「生活パターンに組み込んでいる」というのが、カギだったりします。

「さあ、英語を勉強するぞ」と意気込んで長時間たっぷり勉強するのではなくて、歯を磨いたり、顔を洗ったりするように、英語のトレーニングを日々の動作の一部にしちゃえばいいのです。

聞こえてくる音声をそのまま声に出す「シャドーイング」という練習方法が、お手軽かつ効果的です。

教材は、以前買って、放置してたものでOK。今、手元に何もないという人は、アルクのboocoというアプリをダウンロードして、無料で利用できる音声教材から好きなものを選んでみてください。英語自体がかなり久しぶりという人は「キクタン英会話【初級編】」がオススメです。音声教材だけなら、サブスクしなくても使えます。
https://www.booco.jp/

私はガイドの仕事のための英語を練習したいので、「英語でガイドする日本」のMP3を使っています。(※これはboocoではなくMP3付属の書籍です)

この練習をするのは、ジョギングの最初の5分。神社に着くまでが英語の練習タイムで、お参りが済んだら、音楽に切り替えて走ります。

走る時は走ることだけに集中したい。でも、英語の練習も生活に組み込みたい。じゃあ、どうするか?ということで、最初の5分で声出しをすることで、心拍数を上げて、脳も体も活性化するという方法に至りました。

自分だったら、1日の中で、どのタイミングに英語のトレーニングを組み込むか、ぜひ考えてみてください。

例えば、朝のウォーキング、料理をしながら、洗い物をしながら、洗濯物を干しながら、昼休み、入浴中、寝る前。「毎日、このタイミングでやる」というのを決めちゃいましょう。効果は保証します!

英語のトレーニング方法について、もう少し具体的に知りたい方は、こちらの電子書籍も参考にしてくださいね。Kindleの端末を買わなくても、Kindleのアプリをインストールすればお読みいただけます♪


P.S. コーヒーを淹れる習慣がある人は、そのタイミングでシャドーイングするのもアリですよ。



<O.A.情報>
ディスカバリー・チャンネルの「THE LINE: サウジアラビアの直線型未来都市」の日本語字幕を担当しました。初回放送は6月26日19:00です。

2023年4月22日土曜日

Kindleの電子書籍をスマホで読んでみよう!

皆さま、こんにちは。ねこです。電子書籍が普及して随分経ちますが、「Kindleとか、使ったことないです」という人も、まだまだいらっしゃいますよね。Kindleの電子書籍は、スマホやタブレット、パソコンのKindleアプリで読めるんです。

ただ、買い方にちょっとコツがあります。AmazonのアプリやKindleのアプリから購入するのではなく、ChromeやSafariのブラウザ上でAmazonのホームページを開いて、そこで購入したものを、Kindleのアプリで開いて読むという形になります。

なぜ、そんな面倒なことになっているかと言うと、アプリ経由でコンテンツを販売すると、Amazonは、GoogleやAppleに30%の手数料を払わなくてはいけないので、それを避けるためにアプリ上で購入できなくしているという「大人の事情」があるそうな。

さて、スマホのKindleアプリで電子書籍が読めるというのを初めて知った方も、前から利用している方も、この機会に、新刊「英語のプロは何をしてきたのか 2003」を読んでみませんか。


2015年に出版した「英語のプロは何をしてきたのか」に最新のアプリ情報などを加え、大幅アップデートしたもので、ChatGPTの活用についても、少しページを割きました。先日のブログに掲載した記事も載せています。

「ChatGPTを翻訳支援に使ってみた」

元々、英語をスラスラ話せたわけではなく、コミュニケーションでさんざん苦労をして、いっぱい悔しい思いをしてきたからこそ伝えられることがある。そう思って、心を込めて書きました。ちょっとトライしてみようかなと思うきっかけになったら嬉しいです。


~目次~
はじめに

第1章 英語上達に向けて何をするか
 目標を決める
 英語環境を作る
 オーバーラッピング
 シャドーイング
 コピーイング
 単語を覚える
 NHKの語学講座を活用する
 ニュースを活用する
 海外ドラマや映画を活用する
 発音の基本を押さえる
 辞書を活用する
 英語学習用アプリを活用する
 ChatGPTを活用する

第2章 TOEIC対策
 準備編
 本番編

第3章 字幕翻訳者としての英語人生
 紆余曲折の英語人生
 日本映像翻訳アカデミーへ
 デビューから今まで
 ChatGPTを翻訳支援に活用する

第4章 通訳案内士としての英語人生
 英語を話すのは大の苦手
 通訳案内士試験に再挑戦
 ガイド試験の受験対策
 合格してからのこと今やっていること

おわりに
巻末付録<こんなふうに聞こえるリスト>

<本日のおまけ>
ChatGPTは思いのほか保守的でした(笑)。拡大して楽しんでくださいね。

2023年4月19日水曜日

「ルクスを感じる」という表現

皆さま、こんにちは。ねこです。Time Out Tokyoことりっぷのメルマガで、観光の最新情報をチェックしているのですが、今朝、Time Out Tokyoから届いたメールの表現がものすごく引っかかりました。

ルクスを感じてゆったりくつろげる店

へっ?? 「ルクス」が光に関係する表現なのはわかるので、窓が大きかったり、テラス席だったりと、太陽の光があたる明るい店というのは簡単に想像できたのですが、でも、「ルクスを感じる」って、普通言うかぁ???

そう思って検索してみたところ、2023年3月29日に、日本テレビ系「上田と女が吠える夜」で藤原紀香さんが、基礎体温を上げる温活の話の中で、「ルクス」という言葉を連発していたのだとか。ううむ、なるほど。Time Out Tokyoは、あえて、その話題の表現を使ったんでしょうね。

字幕翻訳の場合、数年後にも視聴されることを意識する必要があるので、基本的に流行りの表現は使えません。でも、今はどんどん即時性が求められる時代。SNSの動画に字幕を付けるとしたら、話題の表現を使いまくるのもアリなのかもしれませんね。


写真は先日行ったソラマチのイザーレ・シュウ・チエロルクスを感じる空間で、お料理もすごく美味しかったです♪

#ルクスを感じる #日本語表現 #翻訳 #字幕翻訳

2023年4月14日金曜日

ChatGPTを翻訳支援に使ってみた

【重要な注意事項】ChatGPTに入力した文字列は、検索結果として利用される可能性があるため、公開前の映画やドラマの台本などの文字列を入力することは情報漏洩につながります。ご注意ください!

皆さま、こんにちは。ねこです。今、話題のChatGPT、どんな風に翻訳に役立てることができるのか少し試してみました。現段階で言えることは、アウトプットされたものが、どの程度正しいかを判断する力が必要ということです。

例えば、日英翻訳の場合、こんな風に使ってみました。まず、訳したい文章をChatGPTで英語に訳します。訳文を見ると、直訳的な部分や、英語で言うならこの表現はない方が自然かもといった部分があるので、それを自分なりに適切な英語に書き換えます。その後、その文章をChatGPTに"Edit the following sentence"とお願いして校正してもらいます。

これで、わりといい感じの英文にはなるのですが、完成度が高いと思っていたその文章をネイティブにチェックしてもらうと、単語のニュアンスなどで、さらに修正が必要なところがありました。例えば、温泉についての文章で「癒やしの」という日本語に引っ張られて、ChatGPTは"healing"という単語を使っていました。しかし、"healing"は宗教的なものやスピリチュアルなニュアンスが強いので“therapeutic”や“nutrient-rich”という単語を使った方が適切とのことです。

つまり、サイト翻訳にChatGPTを使って、出てきた英文を貼り付けて終了!という使い方は、現時点ではできません。「おおよその意味を把握できればいい」ということなら、Google翻訳同様、使える場面はたくさんあるかと思いますが、宣伝や広告に使ってしまうと、かなりイタイことになる可能性があることを認識しておいた方がよさそうです。

次に英日の字幕翻訳に使ったらどうなるかを試してみました。"To know and not to do is to not know"というセリフを日本語字幕にする試みです。こちらのスクリーンショット、拡大して見られるでしょうか?


日本語に訳すところまでは、なかなかの出来です。ただ、「18文字以内」という指示を出したら「知るだけ無知」というおかしな文字列を出してきました。そこで「16字から20字の日本語字幕に」という指示を出し直したところ「知るだけで行動せず、無知と同じ。」という回答が出てきました(句読点まで入れると16文字)。ちなみに、私が作った字幕は以下のとおりです。

知っていてやらないのは
知らないのと同じ(19文字)

字幕翻訳の場合、ChatGPTが役に立つのは、むしろリサーチ作業の方かもしれません。先日、3人のネイティブに相談しても、適切な回答が得られないフレーズがありました。"get new logos"という表現です。ネット検索でも納得できる解釈が見つからず、結局、その時は、翻訳エージェントの担当者さんが「これは新規顧客を獲得するという意味じゃないですか?」という情報をくださり、無事、適切な字幕を納品できました。しかし後日、その質問をChatGPTにしてみたら、わずか数秒で正しい解釈を提示してくれたのです。

ただ、驚くべき神回答をしてくれる時もあれば、お腹を抱えて笑ってしまうようなトンチンカンな回答をしてくる時もあります。「金色夜叉の要約を教えて」と質問したら、こんな回答が出てきました。


「尾崎紅葉が書いた小説の」という情報を補足しても、このとおり。


これならGoogle検索の方がよっぽど正確な情報にたどり着けますよね。というわけで、現時点では、使う人の判断力が重要です。ChatGPTは「すごく物知りだけど、ちょっと天然な友達」というぐらいに思って、全面的には信頼せず、うまく付き合っていくのがよさそうです。

それと、自分がネット上に置いている情報で、パスワードなどがかかっていないものは、ChatGPTの回答として利用されてしまう可能性があるので、文書ファイルのやり取りなどは、これまで以上に慎重に行う必要がありそうだということも付け加えておきますね。

・・・・・

今回のブログは、これから映像翻訳を学ぶ方たちや、駆け出しの翻訳者さんたちへの応援の気持ちを込めて書きました。JVTAのメールマガジン1000号特別企画から、That's Interesting!を読みに来てくださった方、はじめまして! このブログでは、翻訳についてのことや、英語の学び方、海外でのお話などを中心に、さまざまな情報を発信しています。

2021年12月のブログに、字幕翻訳のお仕事に役に立ちそうな記事のリンクをたくさん載せてあるので、よかったら参考にしてくださいね。かなり古い記事もありますので、リンク切れなどはご容赦くださいませ。

翻訳関連記事のまとめ
https://interesting-languages.blogspot.com/2021/12/blog-post.html

また、近日中に「英語のプロは何をしてきたのか 2023」という電子書籍を出版します。その第3章「字幕翻訳者としての英語人生」で、字幕翻訳力を上げるために、どんなトレーニングをしてきたのかを紹介していますので、これは要チェックです♪

今、出版準備の最終段階なのですが、急遽、ChatGPTの情報なども追加することにしたので、4月18日頃に発売のご案内をしようと思っています。お楽しみに!

「英語のプロは何をしてきたのか 2023」

目次

はじめに

第1章 英語上達に向けて何をするか
 目標を決める
 英語環境を作る
 オーバーラッピング
 シャドーイング
 コピーイング
 単語を覚える
 NHKの語学講座を活用する
 ニュースを活用する
 海外ドラマや映画を活用する
 発音の基本を押さえる
 辞書を活用する
 英語学習用アプリを活用する
 ChatGPTを活用する

第2章 TOEIC対策
 準備編
 本番編

第3章 字幕翻訳者としての英語人生
 紆余曲折の英語人生
 日本映像翻訳アカデミーへ
 デビューから今まで

第4章 通訳案内士としての英語人生
 英語を話すのは大の苦手
 通訳案内士試験に再挑戦
 ガイド試験の受験対策
 合格してからのこと今やっていること

おわりに
巻末付録<こんなふうに聞こえるリスト>


※現在、Amazonでは、2015年に出版した「英語のプロは何をしてきたのか」と、これから出版する予定の「英語のプロは何をしてきたのか 2023」が表示されます。2023年版は予約注文ができる状態ですが、ChatGPTの情報を追加後、4月18日に正式にリリースのご案内をする予定です。予約注文をされる場合は、4月18日以降に再度、最新版のダウンロードをしていただくようお願いいたします。

2023年4月13日木曜日

骨折生活のまとめ vol.2

皆さま、こんにちは。ねこです。転倒から3週間が経ち、3月24日にレントゲンを撮ったところ、膝のお皿は、まだシマシマ状態でしたが、「膝を90度まで曲げてもOK」「体重をかけてもOK」ということになったので、かなり生活が楽になりました。松葉杖も自分の好きなタイミングで返却して構わないとのことだったので、数日のうちに返却しました。

松葉杖のあとに使い始めたのは、富士山にも一緒に行ったトレッキングポールです。まさか、こんなところで役に立つとは!(笑)

トレラン気分で今にも山を走れそうな気がしてきますが、歩行速度は時速1.5km前後。膝の固定具を外したらペースが上がり、4月9日には時速2kmぐらいになりました。ただ、500mぐらい歩くと疲れてしまうので、休み休みリハビリウォーキングをしています。

それから、YouTubeのリハビリ動画も参考にしています。

安定した歩きを目指す ~5種類のリハビリメニュー~
https://youtu.be/M1G_d5wHUVI


電車でドア付近の手すりにつかまって立っていられるようになったし、後ろに人がいない状態なら、じっくりタイミングを計ってエスカレーターにも乗れるようにもなりました。靴下も簡単に履けるようになったし、家の中では、杖を使わずに歩く練習もしています。

ただ、膝の痛みや違和感がなかなか消えないので、焦りや不安を感じることもあります。でも、できないことを考えるのではなく、できることを1つ1つ楽しみながら、焦らず復活していこうと思っています。

Everything happens for a reason.
(すべての出来事には理由がある)

今回、ケガでさまざまな苦労をしましたが、ケガをしなければ見えなかった世界が見えてきました。バリアフリーの観光についても調べ始めました。今、経験しているすべてのことが役に立つ日がきっとあるはずです。

東京観光バリアフリー情報ガイド


(4月14日追記)
ケガから6週間が経ってレントゲンを撮ったところ、驚きの早さで回復していて、前回のレントゲンと大きな変化がありました。ここからは、どんどん普通の生活に戻していく方向でリハビリを進めていいとのことです。やったぁ!!