前回のブログから、すっかり時間が経ってしまいました。
短い投稿でもいいから、
もうちょっと頻繁にアップするようにしますね。
さて、11月に翻訳学校の日本語力の講座を受講し、
朝日新聞×ベネッセの
「語彙・読解力検定」というものを受験しました。
その投稿はこちら:
http://interesting-languages.blogspot.jp/2014/11/blog-post_5.html
問題集を買ったら、2級でも
かなりのハイレベルだったので、
これはヤバイのでは…と当惑しましたが、
先ほど結果が郵送され、無事、合格でした。(ホッ)
ただの検定とはいえ、
翻訳学校/翻訳エージェントである
JVTAで受験しているので、
実はかなり緊張しましたよ。
だって、万が一、不合格なんてことになろうもんなら、
「今後あいつに仕事を発注して大丈夫だろうか?」
と疑問を持たれてしまうではありませんか(汗)。
でも、とりあえず高得点で
「合格」という結果を出せたので、
まあ、今後も継続的にお仕事いただけるかしらね。
MTC(メディア・トランスレーション・センター)の皆さま、
よろしくお願いしま~す!
さて、この試験の内容について、
ちょっとだけ感想を書こうと思います。
ねこが受験した2級の出題例がこちら:
http://www.goi-dokkai.jp/area/sample_2/
これを見て、皆さんはどう感じましたか?
難しい? 超簡単?
ねこ自身としては、難しいと感じました。
単なる日本語の語彙というよりは、
時事や世界史、日本史のような問題も出題されます。
一般常識のテストという側面もあるように感じました。
また、外来語(アナクロニズム、アレゴリーなど)
漢語(形而上、演繹など)
中国の言葉(多岐亡羊、一蓮托生など)
昔からの日本の言葉(青菜に塩、紺屋の明後日など)
といったものも出題されます。
今回、この試験に向けて勉強する中で、
いろいろと面白い言葉を知ることができた一方で
果たして、これまで自分自身が知らなかった語彙を
今後使える場面がどこかにあるのだろうか…
という疑問も抱きました。
字幕は、わずか数秒で理解できることが大事なので、
一瞬でも、「?」と感じさせる語彙は取り除かれます。
テレビのテロップや新聞でも、わかりやすさが重視され、
難しい語彙は、どんどん姿を消していきます。
もちろんわかりやすく伝えるというのは、
本当に大切なことです。
でも、特に昔ながらの味わいのある日本語が
失われていくのは、なんだか残念ですよね。
ねこ自身としては、字幕翻訳では、
そのあたりの融通がきかないので、
歌詞対訳の時に、
ルビを振って難しい言葉を使うなどして、
ささやかな抵抗をしています。
今日、納品したラップの歌詞に、
"dirty"という単語が出てきたので、
「淫靡な」と書いて「ダーティー」と
ルビを振ってみました。
ダメ出し、来るかなぁ(笑)。
まあ、美しい日本語を後世に残すためには、
古き良き文学作品をたくさん読み、
それを周囲の人たちに
オススメしていくことでしょうね。
さっ、本読もっと♪