2014年1月20日月曜日

単語の覚え方

皆さま、こんにちは。ねこです。
最近、「単語ってどうやって覚えればいいの?」
という質問を何人かから受けました。
そんなわけで、今日は単語の覚え方について、
書いてみようと思います。

人によって、覚え方にも向き不向きがあると思うので、
「こうすれば覚えられます」と、
言い切れるものでもないのですが、
とりあえず、ねこがこれまでに取り組んだ方法で、
効果的だと思ったことをご紹介したいと思います。

まず、単語集を1冊用意してください。
その選び方が難しいところなのですが、
実際に本屋さんで手に取って、
本当に自分に合うものを選んでもらいたいと思います。

選ぶポイントは、まず、用途。
英検のためなら英検用、
TOEICのためならTOEIC用を選ぶのが鉄則です。
資格試験用の単語集は、
過去問から頻出単語を選んであるので、
そこを攻めるのは、非常に重要なこと。

資格試験を受ける予定のない人は、
一般的なものを使用するのも、
TOEICや英検用を使用するのもアリだと思います。

そして、レベルについてですが、
パッと単語集を開いて、
そのページにある単語の約半分程度を
知っているというのが適正レベルかと思います。

すべて知っているとしたら、
その単語帳から学べるものは少なすぎるし、
まったく知らないとしたら、
2日でやる気をなくします(笑)

いろんなページをパッと開いてみて、
「まあ、五分五分ですな…」と思えるものを
探してみてください。

それと、実はデザインも重要です。
人によって好みは違うので、
とにかく、毎日開きたくなる単語集を
探してみてください。
どんなに有名な単語集でも、
書体や色が気に入らないとしたら、
やはり2日でやる気をなくす可能性大です。(^^;

ちなみに、ねこのオススメは、「キクタン」です。
もし、どれを見ても、同じようなもんだなと思ったら、
「キクタン」を選んでみてください。
「キクタン」がいかに素敵かという話は、
以前、このブログでも書いています。

「キクタン」について、とことん語ります!(2013年8月4日日曜日)
http://interesting-languages.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html

さて、単語集が決まりました。
ここから、どうしましょう?

まずは、スケジュールを立ててください。
自分なりのペースでOKです。
その際、きちんとすべて覚えながら次に進む
というのではなく、もっと、ゆるくやります。

例えば、「キクタン」の場合、Day 1、Day 2…という形で、
1日につき16単語が用意されているので、
ねこは、まず1週間目がDay 1からDay 5、
2週間目がDay 6からDay 10、
3週間目がDay 11からDay 15と大枠を決め、
とにかく暇さえあれば、単語集を眺めたり、
CDの音声(チャンツ)を聴いたりします。

その際、1週目が終わって、
覚え切れていない単語があっても、
そのまま2週目に進んでください。
次々とたくさんの単語に触れていくことが重要です。

きちんと覚えてから進もうとすると、
いつまでたっても、最初の数ページに
留まってしまうことになるので、
とにかく、どんどん進みます。

そうすると、いろんな単語に出会えるので、
仲良くなれる単語とは、サクッと仲良しになり、
そこで仲良くなれなかった単語は、
最後まで終わったあとに、
もう一度、会いにいけばいいのです。

できれば、知らない単語の書き出しもしていきましょう。
名刺サイズぐらいの小さなノートの真ん中に
縦に線を引いて、
左に英単語、右に日本語を書いていきます。
(Excelを使いたい人は、それもOK)

そして、カードなどで右側を隠し、
1段1段スライドさせながら、
ひとり単語テスト(英単語を見ながら訳を言う)をしていきます。^^

急ぎでTOEICのスコアを上げたいという人は、
これだけでもOKです。
話す、書くも含めて、英語の総合力を上げていきたい人は、
自分から発信することもできるように、
左側を隠して、日本語を見ながら、
英単語を言っていくといいでしょう。

これを繰り返していくと、
かなり記憶に定着するはずなのですが、
それでも相性が合わないのか、
なぜか覚えられない単語というのがあります。
そういう単語については、
例文を使って覚えることをオススメします。

例文も載っている単語集が便利ですね。
載っていない場合は、英英辞書の例文なども
参考にしてみてください。

ケンブリッジの英英辞書
http://dictionary.cambridge.org/


※アメリカ英語、イギリス英語、学習者用などを選べるので、
学習者用のLerner's Dictionaryというのを選んでくださいね。

例文は、ぜひ、声に出して言ってみてください。
そして、例文の内容をしっかりとイメージします。
そのイメージと単語の響きが頭の中で結びつくと、
単語が定着しやすくなります。

それと、できれば定期的に、
ドラマや映画、ニュースなどを
英語で見てみてください。
英字新聞や洋書などでもいいです。

「あっ、これ、単語集に載ってたやつだ!」
と思うことが、繰り返し起きるはずです。
すると、さらに単語が定着しやすくなります。

単語は財産だと思ってください。
本当に知っている単語が増えれば、
読むのも書くのも聞くのも話すのも、
格段に楽になります。

さて、英単語もイタリア語単語も
頑張らなくっちゃ!