2012年8月28日火曜日

インフォーマルな短縮表現

皆さま、こんにちは。ねこです。
今日、1つDVDの字幕翻訳の原稿を納品しました♪
10月17日発売予定の音楽ドキュメンタリーです。
http://www.7netshopping.jp/dvd/detail/-/accd/1400547431

音楽モノの翻訳については、いろいろ思い入れがあって、
書きたいことが山ほどあるので、それは、また明日にでも。


さて、今日はインフォーマルな短縮表現について、
いくつかご紹介しましょう。
というのも、昨日のレッスンでテキストの中に、
"I dunno."という表現が出てきて、
「これはどんな風に使えばいいんですか?」
という質問をいただいたからです。

ん~、いい質問ですね。
質問というのは、新しい知識を得るためのきっかけになります。
なので、いつでも大歓迎です!

という話はさておき、この"I dunno."という表現、
これは、"I don't know."を
ちょっとぶっきらぼうに言った時の音を
そのまま書き記したものです。
意味は"I don't know."とまったく一緒。

似た例を日本語で考えるなら、
「というか」を「つ~か~」や「てか」と書くのと
同じ感じと言えそうです。
つまり、友達同士のメールなどでは書くけれど、
学校の教科書や会社の書類には出てきません。

代表的な短縮表現としては、
他に次のようなものがあります。

gimme = give me
gonna = going to
gotta = (have) got a
gotta = (have) got to
kinda = kind of
lemme = let me
wanna = want to
whatcha = what are you
ya = you

使用例としてはこんな感じ。
Can you gimme a hand? <キャンユー ギミア ハン?>
(ちょっと手伝って)

I'm not gonna tell you. <アイム ノッガナ テルユ>
(教えてあげないよ~)

Have you gotta car? <ハヴユ ガタカー?>
(車持ってる?)

I gotta go now. <アイガタ ゴウナウ>
(もう行かなくちゃ)

She's kinda cute. <シズ カインダ キュー>
(彼女はまあまあかわいい)

Lemme know. <レミノ>
(教えてね)

I wanna go home. <アイワナ ゴウホウム>
(帰りたいなぁ)

音の変化の過程としては、こんな例があります。

What are you going to do?
Whatcha going to do? <ワッチャ ゴウイン トゥ ドゥ?>
Whatcha gonna do? <ワチャ ガナ ドゥ?>

Do you want a beer?
Do you wanna beer?
D'you wanna beer? <ドゥユ ワナ ビア?>
D'ya wanna beer? <ドゥヤワナ ビア?>
Ya wanna beer? <ヤワナ ビア?>
Wanna beer? <ワナビア?>

ところで、こういった表現は、
英語学習者が無理して使う必要はありません。

外国人がカタコトの日本語を話しながら、
「つ~か」と言ったら、こちらは大真面目に聞いて
「通貨」や「通過」を思い浮かべてしまうように、
日本人がカタコトの英語に、
突然インフォーマルな表現を混ぜると、
やはり不自然に響いてしまうようです。

でも、このような表現は、映画や海外ドラマでは頻出します。
ナチュラルの表現も、少しずつ覚えて、
場面によって、フォーマルな英語とインフォーマルな英語を
使い分けられるようになりたいものですね。^^