2014年6月6日金曜日

「バークリー」の謎(※一部修正)

皆さま、こんにちは。ねこです。
ここのところ、雨が続いています。
そんな時は「あら、お肌にいいわね」と
思うことにしましょう。


さて、今日は「バークリー」という固有名詞について。
これまで、スッキリしないまま
うやむやにしてきたのですが、
今日こそハッキリさせようと、調べてみました。

というのは、「バークレー」という表現と
「バークリー」という表現の2種類を
よく耳にするからなんです。

綴りはどうなんだろう?
正しい発音は?
そう思って、まずは綴りを調べてみると、
なんと5種類も出てきました。

Barclay
姓:
レジナルド・バークレー(『スタートレック』の登場人物)
企業:
フランスのレコード・レーベル名

Barkley
姓:
ロス・バークリー (イングランドのサッカー選手)

Berkeley
地名:
バークレー (カリフォルニア州)
バークリー (イリノイ州)
バークリー (ミズーリ州)
バークリー (バージニア州)
姓:
ジョージ・バークリー (アイルランドの哲学者)
アントニー・バークリー(イギリスの推理小説作家)
レノックス・バークリー(イギリスの作曲家)

Berklee
学校:
バークリー音楽大学(アメリカ合衆国ボストンにある音大)

Berkley
地名:
バークリー (コロラド州)
バークリー (アイオワ州)
バークリー (マサチューセッツ州)
バークリー (ミシガン州)
姓:
チャールズ・バークレー(アメリカのプロバスケットボール選手)

ちなみに、Google bloggerの入力画面上では、
下の2つにスペルチェックの赤の波線が出て、
MS Wordでは、音大のBerkleeに赤の波線が出ます。
しかし、決してスペルミスではなく、
実際に、すべてこの綴りで実在します。

発音のほうはどうでしょう。
すべてについて正式な発音記号を
確認することはできなかったのですが、
綴りなどから想定される発音は以下のとおり。

Barclay【バークレイ / bɑ́ːrkléi】
Barkley【バークリー / bɑ́ːrkkliː】
Berkeley、Berklee、Berkley【バークリー /ˈbɜrkliː】
※上の2つの【バー】は明るい音で、次の3つの【バー】は暗い音。
語尾は1つ目が【クレイ】で、他は【クリー】

これは、「齋藤/斎藤/斉藤」や
「渡邊/渡邉/渡辺」のように、
いくつかの書き方が自然発生していった
というやつですかねぇ。(^^ゞ

ちなみに、共同通信社の「記者ハンドブック」と
「朝日新聞の用語の手引き」には、
「Berkeley バークリー」だけが載っていますが、
日本でのカタカナ表記としては、
カリフォルニアの大学が「バークレー大学」
ボストンの音大が「バークリー大学」と
書かれるのが一般的なようです。

おっと、こんなことを調べていたら、もう夕方。
今夜もレッスンです♪