皆さま、こんにちは。ねこです。
「夏時間」の英語表現について、
さらにリサーチしてみました。
まずは、アメリカ人の皆さんの場合、
"summer time"とは言いません。
"summer time"と言うと、
単に「暑い夏の時期」という意味になるそうです。
時間変更の意味での「夏時間は」、
"daylight savings time"あるいは、
"daylight savings"と言うのが一般的だそうです。
もともとは、"daylight saving time"と
"s"をつけないのが正しい(古い)表現で、
Cambridge Dictionaries Onlineなどには、
"daylight saving time"という綴りで掲載されています。
出版関係者の間では、こちらが好まれるそうですが、
一般の人々の間では、"s"をつける言い方が
主流になっているようです。
オーストラリアでは、どうかと言うと、
こちらの政府系サイトを見る限りでは、
http://www.nsw.gov.au/about-nsw/daylight-saving
"daylight saving time"のようですね。
では、イギリスではどうでしょう?
こちらのサイトを見ると、
http://wwp.greenwichmeantime.co.uk/info/daylightsaving.htm
"daylight saving time"と"summer time"の
2種類の表現を使うようですが、
"summer time"と言うのが一般的なようです。
さらに、こちらの記事を見ると、
http://www.daylightsavingtime.co.uk/
1時間変更する制度自体を
"daylight saving"と呼ぶものの、
夏のタイムゾーンの名称は"British Summer Time (BST)"なので
一般の人々は、"summer time"と呼ぶんだろうな
ということが推測できます。
英語圏以外での「夏時間」の表現は、
スペイン語:Ora legale
イタリア語:Horario de verano
フランス語:Heure d'été
どれも単語と意味としては
"summer time"というニュアンスです。
<豆知識>
イギリスの冬時間はGreenwich Mean Time (GMT)。
アメリカ東部では、冬時間がEastern Standard Time (EST)、
夏時間がEastern Daylight Time (EDT)となります。
日本は一年中、Japan Standard Time (JST)です。
他にUTCという表現もあります。
こちらは、Coordinated Universal Time(協定世界時)の略語で、
例えば日本時間は、"UTC+9"と表されます。
これは、協定世界時より9時間進んでいるという意味です。
アメリカ東部標準時は"UTC-5"で
協定世界時より5時間遅れという意味。
夏時間の間は"UTC-4"となります。
時間の話を突き詰めていくと、
実際には地球の時間にはズレがあって、
その調整がなんちゃら…と
とても深~い話になってしまうので、
このへんでおしま~い!