2014年6月24日火曜日

「夏時間」(続編)

皆さま、こんにちは。ねこです。
「夏時間」の英語表現について、
さらにリサーチしてみました。

まずは、アメリカ人の皆さんの場合、
"summer time"とは言いません。
"summer time"と言うと、
単に「暑い夏の時期」という意味になるそうです。

時間変更の意味での「夏時間は」、
"daylight savings time"あるいは、
"daylight savings"と言うのが一般的だそうです。

もともとは、"daylight saving time"と
"s"をつけないのが正しい(古い)表現で、
Cambridge Dictionaries Onlineなどには、
"daylight saving time"という綴りで掲載されています。
出版関係者の間では、こちらが好まれるそうですが、
一般の人々の間では、"s"をつける言い方が
主流になっているようです。

オーストラリアでは、どうかと言うと、
こちらの政府系サイトを見る限りでは、
http://www.nsw.gov.au/about-nsw/daylight-saving
"daylight saving time"のようですね。

では、イギリスではどうでしょう?
こちらのサイトを見ると、
http://wwp.greenwichmeantime.co.uk/info/daylightsaving.htm
"daylight saving time"と"summer time"の
2種類の表現を使うようですが、
"summer time"と言うのが一般的なようです。

さらに、こちらの記事を見ると、
http://www.daylightsavingtime.co.uk/
1時間変更する制度自体を
"daylight saving"と呼ぶものの、
夏のタイムゾーンの名称は"British Summer Time (BST)"なので
一般の人々は、"summer time"と呼ぶんだろうな
ということが推測できます。

英語圏以外での「夏時間」の表現は、
スペイン語:Ora legale
イタリア語:Horario de verano
フランス語:Heure d'été
どれも単語と意味としては
"summer time"というニュアンスです。


<豆知識>
イギリスの冬時間はGreenwich Mean Time (GMT)。
アメリカ東部では、冬時間がEastern Standard Time (EST)、
夏時間がEastern Daylight Time (EDT)となります。
日本は一年中、Japan Standard Time (JST)です。

他にUTCという表現もあります。
こちらは、Coordinated Universal Time(協定世界時)の略語で、
例えば日本時間は、"UTC+9"と表されます。
これは、協定世界時より9時間進んでいるという意味です。
アメリカ東部標準時は"UTC-5"で
協定世界時より5時間遅れという意味。
夏時間の間は"UTC-4"となります。

時間の話を突き詰めていくと、
実際には地球の時間にはズレがあって、
その調整がなんちゃら…と
とても深~い話になってしまうので、
このへんでおしま~い!