2020年1月26日日曜日

Kindle出版の舞台裏

皆さま、こんにちは。ねこです。
英語版のKindle書籍を
出版するにあたって、
いろいろ学んだことがありましたので
「あっ、なるほど!」と
思ったことを、少しずつ、
紹介しようと思っています。

ご紹介したいことのほとんどは
英語表現についてなのですが、
今回は出版のプロセスで、
いくつか戸惑った点について
書いてみたいと思います。
今後、出版を検討される方は
参考にしてくださいね。

<予約販売>
原稿を用意して、アップして、
KDP(Kindle Direct Publishing)から
承認が下りると、晴れて、
その日が発売日になるわけですが、
あらかじめ自分で
発売日を設定することもできます。

今回、当初はクリスマス頃の
出版を目指していたのですが、
2019年発売と2020年発売では
情報の新しさという意味で
わりと印象が変わってくるので
元旦の発売を目指すことにしました。

このように事前に発売日を
設定する場合は
「予約販売」という形になり、
原稿の締め切りは
発売日の72時間前になります。

というわけで、12月28日が
締め切りなので、23:00近くに
どうにか原稿をアップしたのですが
実はこの締め切り、
GMT(イギリス時間)だったので、
12月29日の9:00までOKでした。

この時間を過ぎると、
一旦、その書籍の編集ページが
ロックされるので、
原稿の差し替えや紹介文の変更などは
一切できなくなります。

<言語設定>
今回は英語の書籍だったのですが、
書籍内容の登録をする際に、
言語設定を変更するのを
うっかり忘れてしまいました。

こんなふうに、画面の一番上に
しっかり出ているのですが、
どういうわけか見落としてしまい…


この状態で出版すると
どういうことになるかというと…



いや~ん。
(Japanese Edition)って
表示されちゃった(汗)

しかも、この状態で
発売前72時間に突入してしまったので
発売になるまで書き換えができません。
まあ、しょうがない。

<発売開始>
イギリス時間で発売日が来るまで
情報の書き換えはできないと思って、
のんびり元旦を迎え、
朝、何となくKDPのページを見たら、
すでにロックが外されて、
発売開始になっていました!(驚)

どうやら、amazon.co.jpでは
日本時間の午前0時に販売開始
なっていたようです。
amazon.comを見ると
まだ「予約販売」になっていました。

とりあえず、この時点で、
無事、(English Edition)に
変更することができました。

<販促キャンペーン>
さて、じゃあ、無料ダウンロード
キャンペーンの設定を!と
張り切って準備をしようとしたら、
販促キャンペーンを設定できるのは
amazon.com(米国サイト)で
販売開始になってからのようで、
元旦の17:00になったら
ようやく設定ができました。

ちなみに、キャンペーンの実施は
申し込み翌日の17:00以降
そんなわけで、今回の
無料ダウンロードキャンペーンは
1月2日17:00から
1月7日17:00までという
何とも中途半端な期間になりました。

それにしても、原稿の締め切りや、
発売のタイミング、
キャンペーンの設定が、
それぞれ違うタイムゾーンというのは
何とも面白いですね。

世界に向けて、予約販売と
販促キャンペーンを
仕掛けようかなと思っている方は
ぜひ、この情報を
参考にしてみてくださいね。

次回以降は、ネイティブが
どんな英文校正をしてくれたのかを
少しずつ紹介していきます。

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