2011年8月5日金曜日

狐につままれる

たまには日本語について書いてみましょう♪

「狐(きつね)につままれる」という表現がありますよね。
広辞苑には「狐にばかされた時のように、
わけが分らなくなり、ぼんやりする」という解説が載っています。

でも、どうして狐が「つまむ」んだろう
と思ったことはありませんか?
私はずっと思っていました。
だって、お猿さんならまだしも、
狐が何かを指先で器用につまめるとは思えないじゃないですか。

そして、いろいろ調べてみたところ、
「つまむ」には、「指先で挟みもつ」という意味の他に、
「あざける、ののしる」という意味があり、
受け身で「つままれる」と言うと、
狐や狸に「化かされる」という意味になることがわかりました。

実は、この言葉を聞くたびに、
子ギツネが人間のセーターの裾をちょこんとつまんで…
というようなかわいらしい場面を想像していたんですよねぇ。
何かもうちょっと、そういう面白い物語を想像していたので、
ちょっぴり残念です。(^^ゞ