2016年5月29日日曜日

"Billy Joel at The Garden”

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、マンハッタンを歩いていて、
TimeOutというフリーペーパーをもらいました。
http://www.timeout.com/newyork

普段はもらっても、パラパラと眺めるだけで
じっくり読んでいなかったのですが、
今回に限って、全ページ、
隅々まで目を通しました。

そして…
なんと、ビリー・ジョエルのコンサートが
2日後にあることを発見!!

かつて、カセットテープがすり切れるまで
繰り返し聴いたビリー・ジョエルを
彼の本拠地ニューヨークで聴ける??

もうチケットが完売しているのでは
と不安になりましたが、
運良く残り数席の1つをゲットできました!

そして、迎えた当日。
こちらが、Madison Square Gardenです。


「ガーデン」と言われると、
野外っぽい響きがありますが、
いわゆる屋内のスタジアムです。

厳しいセキュリティチェックを受け、
エスカレーターで上へ。


グッズ売り場も充実!


ううっ、いろいろ欲しい!!


かなり早めに到着して、自分の席を見つけ、
しばし、翻訳タイム(笑)


少しずつ人が集まってきます。


おおおおっ!!!
ホンモノだっ!!!


ホンモノですよ!!!
ピアノ弾いてる!!!
音がすごく美しい!!!


何曲かに一度、ステージの
ピアノの部分だけが回転するので、
観客はいろいろな方向から、
ビリーの表情が楽しめます。
(弾きながら、回転させられるのは、
弾いてる人としては、あまり
気持ちのいいものではなさそうですが…)


それにしても、約2万人もの人が、
67歳の1人のおじさんの歌とピアノを目的に
集まってくるって、何とも凄いことですよね。

近年は、新曲をリリースすることはなく、
リスナー1人1人の思い出と寄り添うように、
懐かしいナンバーを演奏している模様。

昨夜も、"New York State of Mind"や"Piano Man"、
"Uptown Girl"などの人気曲を披露し、
客席には、常に大合唱が響き渡りました。

やや異色だったのは、"Goodnight Saigon"。
公式ページ掲載の歌詞はこちらです。
https://www.billyjoel.com/song/goodnight-saigon/

日本語では、「~英雄達の鎮魂歌~」という
副題がつけられています。

5月の最終月曜日がMemorial Day
(戦没将兵追悼記念日)であることから、
US Navy(アメリカ海兵隊)がステージに並び、
ビリーと共に熱唱しました。


客席では、一斉に、
「U.S.A.! U.S.A.!」という掛け声が。
正直なところ、この場面には、
若干の戸惑いを感じました。
何と言えば、いいでしょうか。
“私、ここにいていいのかな?”という感じ。
隣のイギリス人のご一行様も、
やや戸惑いの表情を見せていました。

折しもオバマ大統領が広島を訪問し、
すばらしいスピーチをしたこの時期、
できることなら"One World!"や
"World Peace!"と叫びたかったところ。

でも、この「U.S.A.! U.S.A.!」コールを
生で聞けたことも含めて、
とても貴重な体験でした。
この愛国心と不思議な団結力(?)が
まさにアメリカという国なんだろうなぁ…と。

ビリーは、20曲を熱唱。
そして、熱烈なアンコールに応え、
さらに6曲歌ってくれました。
こちらが昨夜のセットリストです。

1. Miami 2017 (Seen the Lights Go Out on Broadway)
2. Pressure
3. Summer, Highland Falls
4. Vienna
    (audience choice over The Stranger)
5. Zanzibar
    (audience choice over Big Man on Mulberry street)
6. Movin' Out (Anthony's Song)
7. Layla
   (Derek and the Dominos cover)
8. The Entertainer
9. The Boys of Summer
   (Don Henley cover)
10. Allentown
11. New York State of Mind
12. My Life
13. Goodnight Saigon
     (with members of the United States Navy)
14. Keeping the Faith
15. Sometimes a Fantasy
16. She's Always a Woman
17. Don't Ask Me Why
18. The River of Dreams
     (with Summer in the City interl)
19. Scenes From an Italian Restaurant
20. Piano Man

*Encore
21. We Didn't Start the Fire
22. Uptown Girl
23. It's Still Rock and Roll to Me
24. Big Shot
25. You May Be Right
     (with Rock & Roll snippet)
26. Only the Good Die Young


約2時間15分にわたり、ビリーは、
ギターを弾きながら歌ったり、
スタンドマイクをぐるぐる回しながら
派手なパフォーマンスをしたりと、
精力的な演奏を披露してくれました。


本当に夢のような時間。
一夜明けた今でも、頭の中で、
ビリーの歌が聞こえています。
たくさんのパワーをもらいました!
今日も頑張って翻訳できそうです。

P.S. 今後、ビリーのライブDVDが
発売されることがあったら、
字幕翻訳を担当したいなぁ…。
どなたか、関係者の方、
翻訳者をお捜しでしたら、
Office NEKOまでご連絡くださいね。
https://www.facebook.com/officeneko