2018年8月25日土曜日

「さようなら」を言わない日本人

皆さま、こんにちは。ねこです。
日本に住んでいる外国人から
こんなことを言われたことがありました。

「日本人は『さようなら』って
言わないよね」

へっ!?

ああ、確かに、日常生活で、
「さようなら」という言葉を
言うことって、
ほとんどないかもしれません。
(関東以外の地域については
状況は違うかもしれませんが…)

実際に別れの場面で
どんな言葉を言うか
考えてみました。

・じゃあね
・またね
・お先に失礼します
・ど~も~
・バイバイ
・お邪魔しました
・お世話様~
・失礼いたします
・ありがとうございました

「さようなら」って
いつ言ったかなぁ…と考えると
はるか昔に学校で
「先生、さようなら!
皆さん、さようなら!」って
言ったぐらいかしらね。

もう1つ面白いのは、
人と会った時の挨拶です。
「おはよう」や「こんばんは」は
誰でも普通に使いますが
実は「こんにちは」という言葉は
特に友達同士では
あまり使っていません。

親しい友達と会った時、
どんな挨拶をしていますか?

例えば、レストランや駅で
待ち合わせをした時、
「あぁ!」と微妙な声を発して、
そのあとには、すぐ違う言葉を
続けているのではないでしょうか。

・待った?
・いやぁ、髪伸びたねぇ
・久しぶりぃ!!
・ここ、すぐ分かった?

もう少しフォーマルな状況だと
「こんにちは」もありですが、
その他には、こんな感じかしら。

・あ~、どうもお久しぶりです
・どうも、お世話になります

そうです。「どうも」が
頻繁に出てくるんです。
しかも、この「どうも」という言葉は
「こんにちは」の他に、
「さようなら」や「ありがとう」
という意味でもよく使います。

というわけで、外国人旅行者に
日本語の挨拶を教える時は、
「ど~も~」というのを
教えてあげることにしています。

お土産物屋さんやレストランなどで、
"Hi"と"Bye"と"Thank you"の代わりに
使えますよと言うと、
みんな一生懸命、あちこちで
"ド~モ~"と言ってくれます。
お店の人たちも大喜び。

もし、外国人にちょっとした
日本の挨拶を教える機会があったら、
「こんにちは」や「さようなら」ではなく
「ど~も~」を教えてあげてみてくださいね。