2020年4月17日金曜日

"stay home"と"stay at home"

皆さま、こんにちは。ねこです。日本でも「おうちで過ごそう」という呼びかけが盛んになってきましたね。そこで気になるのが、2種類の英語表現。

stay home
stay at home

「えーっ? どっちが正解なの?」と思う人もいるかもしれませんが、どちらも、日常的に使われる表現です。ただし、少しだけニュアンスが違います。stay homeの方は、「外出するかしないか」という、いわゆる概念的なもの。stay at homeの方は、「どこにstayするか」という「場所」についての選択肢がいくつかある中で、「家」を選んでいるという感じ。

ここで文法用語を出しちゃうと、もっと嫌になっちゃうかもしれませんが、stay homehome副詞で、stay at homehomeは、名詞です。

もう1つ、シンプルな例を。現代の会話では、ほとんど使いませんが、"I'm home"(ただいま)という帰宅時の挨拶がありますよね。これは、「外」から「家の中」に帰ってきたので、副詞のhome。だから前置詞は要りません。しかし、"Where are you?"と聞かれて、「家にいます」と答える場合は、他に、会社や学校、図書館、郵便局、友達の家、駅など、さまざまな選択肢があるので、"I'm at home"と、場所を表す前置詞のat名詞のhomeを使うのです。

なんとなくわかった気になれましたか(笑)。

さて、今回、この2つの表現が、Facebookのプロフィールのフレームや、ハッシュタグなどに使われていますが、どちらを使うかは、国によって傾向が違うようです。これまで聞いた限りでは、次のとおり。

アメリカ:stay home
イギリス:stay at home
アイルランド:stay at home
オーストラリア:stay at home

いわゆるイギリス英語系の言語圏では、stay at homeが主流のようですね。どちらが正解というわけでもないので、好きな方を使えばいいわけですが、私自身は、FBフレンドの割合からするとアメリカ人の友達が多いので、stay homeを使っています。ひょっとして、イギリスやオーストラリアのお友達は、「ねこってば、最近、すっかりアメリカかぶれになっちゃって、嫌ねぇ…」って思っているのかしら(汗)。

<本日のおまけ>
こんなほのぼの系の都内観光ビデオを作ってみました。
https://www.facebook.com/picturesque.jpn/videos/307348140248732/
もっとリアルに影をつけたりすることもできますが、何だかニセモノっぽいチープな感じの方が余計に笑えるかなぁ…と。後日、YouTubeにもアップする予定です。