2016年3月23日水曜日

ソウル経由ニューヨーク

皆さま、こんにちは。ねこです。
アシアナ航空に乗って、
ソウルの仁川(インチョン)空港経由で
ニューヨークにやってきました。

今回はその移動の模様を、
お伝えしましょう。
一緒に旅のドキドキ感を
味わっていただければ幸いです。

今回、ねこが選んだのはアシアナ航空。
決め手は、ソウルの仁川空港から
ニューヨークのJFK空港までの便が
A380という総二階建ての
新型飛行機だからです♪

まずは、3月18日の夜の便で、
ソウルに向かいます。
この段階で、ちょっとやらかしました(笑)

成田空港で搭乗券を受け取り、
パッと見て、「よし、16番ゲートか」と
てくてくてくてく歩いていきます。

こちらが第1ターミナル3階の案内図。
http://www.narita-airport.jp/jp/guide/map/index.html

“南ウイングで搭乗手続きと
出国審査をしたのに、
16番ゲートって、北ウイングの
う~んと端ほうじゃないの!
まったく、もう!”と思いながら、
てくてくてくてく…。
(※案内図の一番右の飛び出しているところ)

到着したら、16番ゲートには、
「台北行き」の文字が。
“あら、まだ前の便が出てないのね。
随分、早く着いちゃったみたい”と思い
とりあえず、PCを広げ、
出発前に送っておきたいメールなどを
送り始めました。

でも、ふと嫌な予感が…。
空港職員が近くを通りがかったので、
搭乗券を見せて、
「ソウル行きのこの便って、
ここでいいんですよね?」と聞くと、
「16Aは座席番号ですから、
ゲートは…37番ですね」と。

ぎゃーーーーーっ!!!!!!

「搭乗開始まで、まだ20分あるから
大丈夫ですよ。
37番ゲートまでは、10分で行けます」
という神の声のようなお言葉をいただき、
慌ててPCをしまって、
37番ゲートに向かいました。

ぜーぜーはーはー。

すると、搭乗開始時刻より前なのに
なぜか放送で名前が呼ばれています。
びっくりして、名乗り出ると、
「こちらは、お客様のスーツケースですか?」と。

何か中身に問題があったのかと思ったら、
「行き先のタグが剥がれてしまっていたので
確認が必要で…」とのこと。

オイオイオイオイ!

そういえば、荷物を預けた時、
スーツケースの側面に、
荷物タグが軽く貼られただけで
取っ手のところを通して
きっちり貼るという作業をしないまま
荷物が流れていってしまったんでしょうね。
いやはや、二重のびっくりです(汗)

というわけで今回の教訓は2つ。
行き先タグがきちんと貼られるまで
しっかり見届けること。
そして、ゲートの確認は入念に。

さて、成田から飛び立ち、
米子のあたりをかすめて、
飛行機は韓国の仁川空港へ。

予想外だったのは、
入国審査にすごく時間が
かかったことです。
ここはディズニーランドですか?
と言いたくなるような長蛇の列に
しば~らく並びました。
でも、審査自体にかかる時間はわずか。
特に質問などもなく、
ポンとスタンプを押され、無事入国。

預けたスーツケースは、
わりとすんなり出てきました。
(入国審査が長かったから当然か)

ありがたいことに、
仁川空港では無料WiFiが入ります。
予約していたホテルに電話をして
迎えの車を呼ぶと、
わりとすぐに来てくれました。

送迎担当の韓国人のおじさまは
とても感じのいい人で、
なんと日本語を話します。
かつて、いろんなビジネスをやっていて
今は定年退職して、ちょっとしたバイトとして
この送迎をやっているのだとか。
今後は発展途上国を訪れて、
国際協力のボランティアをしたいと
夢を語ってくれました。

国際協力。
何だか最近、この言葉によく出会います。
ねこ自身、これから先、
何か始めることになるのかなぁ…。

ホテルは空港から10分ほどの場所にある、
Hotel Parkwood Incheon Airport
というところです。
宿泊料金は5,000円ちょっと。
深夜に着いて朝には出発なので、
これで十分です。
ホテルの目の前にセブンイレブンがありました。

さて、翌朝。
10:00の飛行機なので、
7:45にホテルを出て、8:00には空港に。
空港でのんびり朝食でも
と思っていたわけなのですが、
なんと、搭乗にもえらく時間がかかりました。

まずは、Bag Dropという列に並び、
スーツケースを預けます。
成田から直接JFKまで
届けてもらうこともできたのですが、
ロストバゲッジを防ぐためには、
一旦、受け取って預け直す方が安心。

「バックドロップ」ではありませんよ。
「バッグドロップ」です(笑)


さて、荷物を預け、搭乗ゲートを
教えてもらいました。
今回は43番ゲートです。


搭乗案内ボードでも…


うはっ、読めね(笑)
日本に来る外国人にとっては、
日本語もこんな風に見えるんでしょうね。
もちろん、この案内ボードには、
韓国語と英語が交互に表示されます。

ねこが乗るのは、OZ222。
ニイニイニイ。
ふふっ、いい感じ♪

そして、総2階建てのA380へ。


まず、1階部分がファースト&ビジネスと
エコノミーで分かれています。


そして、2階部分は、
ビジネスとエコノミーの後半の番号。


ねこは73Kなので2階へ。

ビジネスクラスを横目に…


エコノミーの席に到着。
なんと、フットレストがありました!
(椅子に取り付けるフットレスト、
今回わざわざ買ったのに:笑)


座席は何となく広い印象。
USBや普通のACのコンセントもあります。



そして、飛行機は、
北朝鮮上空を避けるように
まずは東へ…。
(実はちょっとドキドキでした)



そして、能登半島や佐渡島の
上空を横切って飛んでいきます。



機内食が激ウマ!!!
本当に感激しました!!
これは、ポイント高いですね。


途中で出てきた
韓国風ブリトーも
まあ、美味しいこと美味しいこと♪



到着の2時間ほど前の機内食では
お魚を選んでみました。


こちらはA380の仕様。


1階と2階の間は、
自由に行き来はできません。


2階最後方からの眺め。


そして、トイレでちょっとした発見。


Please do not discard
foreign material in toilet.

と書いてあります。

foreignという文字を見ると、
反射的に「外国の」と訳してしまいがちですが、
実はforeignという単語には、
「異物の」「異質な」という意味もあるんですね。

他の飛行機にも、
こんな風に書いてあったのかなぁ。
とりあえず新発見でした。

これが自然な表現なのか、
あとでネイティブに確認してみましょう。

さて、約14時間のフライトで、
無事、JFK空港に到着です。


1年前ぐらいから、入国審査のシステムが変わり、
すごくスムーズになりました。
前は入管で2時間以上待たされることもあったのに、
今回はほぼ待ち時間ゼロ。

KIOSKという機械を自分で操作して、
指紋や写真などの手続きが済むと、
レシートが発券されます。
それを持って、入国係官のもとへ。

すると、無言でスタンプをポン!
えー??
"No questions!?"と聞いたら、
"I trust you.(あなたを信用します)"だって。
どうもありがとう(笑)

JFKからマンハッタンの中心部までは、
バス利用が便利です。
目印はこの会社。


到着ロビーにチケット売り場の
ブースが出ているので
すぐに分かります。
片道17ドル。
1か月以内の滞在で帰りも利用するなら
往復を買っておきましょう。
往復だと割引で30ドルです。

というわけで、無事、
マンハッタンに到着しました。


これが土曜日のお昼。
その後、とにかくひたすら、
眠って眠って眠りまくり、
そして、引きこもり状態で翻訳をし、
昨日、月曜の夜に、
ようやく友人たちと外食に出かけました。



また、時間を見つけて、
こちらでの暮らしについて、
ちょこちょこアップしますね。

2016年3月19日土曜日

キルギスってどこ?

皆さま、こんにちは。ねこです。
友人Sちゃんが来年の春から、旦那さんと一緒に
キルギス共和国に駐在することになりました。

キルギス。。
ええと…。
どのへんにあるんだっけ?
というのが、ねこを含めた
多くの人の反応かと思います。
場所はこのへんです。


そっかぁ、キルギスかぁ…。
本当に未知の国だよなぁと思いつつ、
なんとなくアンテナを立てておいたら、
いきなりこんなFacebook広告が
ねこアンテナに引っかかってきました。


というわけで、先日、Sちゃんと一緒に
上智大学でのイベントに
足を運んできました。


ほぼ知識ゼロの状態で、
キルギスという国の話を聞きました。

まず、キルギス人の顔は、
日本人にとてもよく似ているそうです。
キルギスの人は、
「昔、肉が好きな人たちはここに残り、
魚が好きな人たちが、海を渡って
日本人になったんだ」と
言っているのだとか。

そして、イベント会場の
スクリーンに映し出される
美しい写真の数々に、
本当に驚きました。
首都ビシュケクの街は、
とても発展していて
美しい公園などもあるそうです。

しかし、少し首都から離れると、
貧しい暮らしをしている地域もあり、
国連WFPは「子どもを空腹のまま
学校に通わせてはならない」という
スローガンのもと、
学校給食を向上する
プログラムを実施しています。

今回のイベントでは、
キルギスのお話だけでなく、
国際協力についても
いろいろ知ることができました。

こちらが配布された資料。


「国際協力」という言葉を聞くと、
何やら壮大ですごいこと
という印象を受けますが、
国際機関で働いたりする以外にも
できることはたくさんありそうな気がします。

例えば、日本に観光に来ている外国人が
道に迷っていたら、
それを助けてあげるのも
小さな小さな国際協力です。

さて、イベントの帰り道、
Sちゃんと英語学習について、
いろいろ話をしました。

キルギスでは、キルギス語や
ロシア語などが使われるそうですが、
Sちゃんの場合、お子さんが
インターナショナルスクールに
通うことになるので、
まずは、先生や他の親御さんとの
コミュニケーションのために
英語が必要になるのだそうです。

「今は忙しいから、
現地に行って時間ができてから、
英語を勉強するわ」と言っていた彼女。
「出国まではあと1年あるんだから、
1日1分でも声を出して練習したら、
1年後には、かなりできるようになるよ」
と伝えたら、急に気持ちが
前向きになったとのこと。

そんなわけで、ねこはSちゃんの
英語学習アドバイザーを
買って出ました。
これが、ねこなりの国際協力です!

彼女は車通勤なので、
駐車場に車を止めてからの
3分を英語の勉強にあてるとのこと。
そして、時々、ねことの
Skypeレッスンを受けてもらいます。

多忙なSちゃんが、
ここからの1年、どんなふうに
英語力を伸ばしていくのか、
このブログでも時々、
ご報告したいと思います。

…と言って、Sちゃんに
プレッシャーをかけてみる(笑)。
Sちゃん、頑張ろうね♪

2016年3月14日月曜日

英語と日本語のはざまで

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日、日本語と英語の間を
行ったり来たりするような状況で、
会話を楽しむ機会がありました。

少し日本語がわかるアメリカ人Kちゃんと、
少し英語がわかる日本人Hくんと、
そして、なんとなく両方そこそこわかるねこ。
両者の言葉を訳す時もあれば、
アメリカ人が頑張って日本語を話したり、
日本人が頑張って英語を話したり
という形で会話が展開します。

こういう状況って、実は、
いろんな発見があって、
すごく面白いのです!

例えば、日本語について。
“「楽しい」は、今(now)、
「楽しかった」は、過去(past)、
「楽しみ」は、これから(future)”
と、アメリカ人のKちゃん。
“じゃあ、「おいしい」「おいしかった」
「おいしみ」?”

うっ…。いや、それは…違うね(汗)。
こういう時、外国語として学んだ英語なら、
それなりに文法的な説明ができても、
母国語として自然に身につけた日本語のほうは、
手も足も出ません。

Kちゃん曰く、“日本語の「楽しみ」って言葉は、
英語の"fun"よりも、範囲が広そうだね”と。
確かに、そう言われてみると、
「楽しみ」という言葉を英語に訳すときは、
"fun"という単語は使わずに、
"look forward"や"excited about"などを
使うんですよね。

もう1つ、昨日の会話で発見したのは、
"fancy"という言葉のイメージの違いです。
アメリカ英語で"fancy"という単語は、
「高級な」「上等な」「極上の」などの意味で
よく使われます。
例えば、"fancy restaurant"で
「高級レストラン」という意味になります。

その話を聞いていたHくん、
“えっ、そうなの? 僕は「ファンシー」って聞くと、
逆に、ちょっと安っぽい印象なんだけど”。

あっ、確かにそうかも!
でも、なんでそんな違いが出てきたんだろう?
と思って調べてみたら、
"fancy"という英単語には、
 「空想的な」「派手な」などの意味もあり、
Hatena Keywordの「ファンシー」という項目には、
「外来語としては、ファンシー・グッズやファンシー・ショップなどに見られるような、いわゆる「女の子趣味」を形容していることが多い」
という解説が書いてありました。

つまり、日本での使われ方も、
決して間違っているわけではなくて、
単に、アメリカでの使われ方との間に
ギャップが出てきてしまっているのですね。

他にイメージのギャップがある単語としては、
「ナイーブ」や「スマート」があります。

"naive"は、元々はフランス語で、
「生まれたままの」という意味があり
「素直な」「無邪気な」というプラスのニュアンスと
「世間知らず」「鈍感」というマイナスのニュアンスで
使われるそうです。
そして、英語では、ほぼマイナスのニュアンス。
"He's naive."と言ったら、
「あいつは世間知らずだ」という意味になります。
「繊細な」「純粋な」「傷つきやすい」という意味で
使われることはほとんどありません。

"smart"のほうは、最近、スマートフォンなどの普及で
よく耳にしますが、これは、「賢い」「気が利く」という
元の意味に「高度な情報処理機能が加わった」
などのニュアンスが加わったもの。
「痩せている」という意味では使いません。
"She's smart."と言ったら、
「彼女、頭いいよねぇ」という意味になります。

ほんと、異文化交流って面白いですね。
これからも、面白い発見が
たくさんありますように♪

2016年3月13日日曜日

単語には二度出会え!

皆さま、こんにちは。ねこです。
時々、新しい単語が一瞬で、
記憶に定着する瞬間があります。

先日、翻訳の仕事をしていたら、
smittenという単語が出てきました。
お初にお目にかかる単語です。

smiteというの過去分詞形で、
「打ちのめされる」などの他に、
「感情を揺さぶられる」
「心を奪われる」などの意味があり、
恋愛感情についても、
使われることがあります。

翻訳した文章の中では、
"She is smitten."という形で
出てきました。
つまり、この彼女は、ステキな男性に出会い
「すっかり心を奪われてしまった」
という描写です。

この文章を訳した数日後、
コンサート会場で、
アメリカ人の作曲家が
曲の解説をしているのを聞きました。

すると、なんとそこでも、
"I was smitten."という表現が
出てきたのです!
魅力的な女性に出会い、
すっかり一目惚れをしてしまった
というストーリーでした。

数日前、辞書で"smitten"を調べた時は、
“ふぅん…こんな単語、誰が使うんだろ?”
と思ってしまったのですが、
こんな風に、目の前で、
誰かがその単語を使っているのを聞くと、
“うわっ! 今、"smitten"って言ったよね!!”
と、アドレナリンが駆け巡ります。

こんな風に大きな刺激と共に、
脳にしっかりと刻み込まれた単語は、
“うろ覚え”の状態から、一気に、
“知ってる単語”の仲間入りを果たします。

こんな風に、二度出会うチャンスを
増やすには、多読多聴がオススメです。
洋書を読んでいて出てきた単語が
海外ドラマの中で出てきたり、
新聞に出てきた単語が、
映画の中で出てきたりすると、
“おぬし、また出会ったな!”と驚くことになり
脳への大きな刺激が送られ、一気に定着します。

“勉強しなきゃ”と意気込みすぎると
なかなか始められなかったりするものなので、
手当たり次第、映画や海外ドラマを
見まくるというのも、
英語とお近づきになるひとつの手です。

日本語字幕を英語字幕に変えると、
さらに、目からの刺激も増えますよ♪

2016年3月4日金曜日

「クロール」と「平泳ぎ」

皆さま、こんにちは。ねこです。
週に一度は泳いでいます。
「猫かきですか」って?(笑)
いえいえ、普通の
クロールと平泳ぎです。

ところで、「クロール」と「平泳ぎ」って
英語で何と言うのか、
聞いたことはあるものの
よく忘れてしまうので、
あらためて四泳法を
きちんと整理してみました。

クロール
freestyle stroke
front crawl

平泳ぎ
breaststroke

背泳ぎ
backstroke

バタフライ
butterfly stroke

文章にする時は、doやswimという動詞を
前につけることが多いようです。
定冠詞のtheは、
つけたりつけなかったり…。

I tried to do the front crawl.
(クロールに挑戦したよ)

I swam breaststroke for 1000m in 40 minutes.
(40分かけて平泳ぎで1000メートル泳いだ)

ちなみに、「犬かき」は、
"dog paddle"だそうです。
ってことは、「猫かき」は、
"cat paddle"でしょうかねぇ(笑)


<本日のおまけ>

「猫かき」の映像を
YouTubeで見つけちゃいました。
https://www.youtube.com/watch?v=VgnU-SMgf4M

2016年3月3日木曜日

"I was carded"

皆さま、こんにちは。ねこです。
ネイティブのFacebookの投稿を見ていると
時々、“ん? それってどういう意味?”と
思うようなものが出てきます。

今回、おや?と思った表現がこちら。

"I was carded to enter a movie theater the other day."

これに続く文章には、
「別に年齢を確認が必要な映画を
見たわけでもないし、
売店でビールを
買ったわけでもないのに、
いったいなんで??」ということが
書かれています。

"I was carded"という
表現は知らなくても、
どうやら身分証(カード)の提示を
求められたらしいということが
想像できますよね。

でも、これを書いた友人は
30代のイケメン男性!
せっかくイケメンと
連絡を取れるチャンスなので(笑)、
「あれはID提示を求められた
っていう意味なの?」と
尋ねてみました。

そしたら、やはり正解。
この表現は、普通、
過去形で使われるということも
教えてくれました。

FacebookやTwitterは、
生きた表現の宝庫です。
“おや?”と思う表現に出会ったら、
まずは、アルクやWeblioで、
意味をチェックしてみましょう。

相手が親しい友達だったら、
“○○って、こういう意味で合ってる?”
などと尋ねてみると、
コミュニケーションのきっかけにも
なるかもしれませんね♪

2016年3月2日水曜日

アカデミー賞を訳す

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日はアカデミー賞関連のテレビ番組を
大勢の翻訳者さんと分担して訳しました。

いわゆるグループ翻訳という方法で、
自宅で1人5分程度を担当します。
映像は10分ぐらいずつに分けて
次々とアップロードされるので、
担当部分をダウンロードします。

聞き取り担当の人(主にネイティブ)が
スクリプトを作成する間、
字幕担当は、SST G1というソフトで
「スポッティング」という作業をします。
どのタイミングで字幕を出すかを
決める作業です。
「ハコ切り」や「ハコ割り」とも言います。

字幕は1枚、2枚と数えます。
1枚の字幕の長さは、最大で7秒まで。
1秒につき4文字まで入れられるので、
例えば4秒の字幕なら、
16文字前後入ります。

行数は2行まで。
1行の最大文字数は、
番組によってさまざまですが、
今回は13文字でした。

この手の番組は人名や作品名が
とても重要なので、
「多少、字数がオーバーしても、
読みきれる場合はフルネームで」
という指示が出ています。

でも、レオナルド・ディカプリオとか、
マイケル・ファスベンダーとか、
みんな、名前長すぎ…。(--;

さて、せっせとスポッティングをして、
とりあえず聞き取れるところから、
どんどん字幕を入れていきます。
今回、担当した字幕の総枚数は93枚。
半分ぐらい埋まったところで、
英文スクリプトが届きました。
これ、ちょっと答え合わせっぽい感じです。

訳していて、一番気を遣うのは、
「過去に3回受賞」などの
記録に関する部分です。
こういう情報は、原音だけを信用せずに、
アカデミー賞の公式サイトで、
情報に間違いがないか確認します。

万が一、音声と公式サイトの情報が
一致しない場合は、
「原音では、2回と言っていますが、
公式サイトでは3回なので、
字幕は“3回”にしています」
といった申し送りを添えておきます。

さて、映像の受け取りから、
納品までが約6時間。
(担当したパートは、
10:15受け取りの16:15納期)

翻訳者が納品を済ませると、
今度はそれをチェッカーが確認し、
表記や解釈に間違いがあれば、
修正します。
今回は表記などのチェックをする担当と
解釈や情報のチェックをする担当が
いたようです。

…と、こんな感じで、
なんとか無事、終了したわけですが、
今回は反省点がいっぱいでした。

今回、字幕担当用と聞き取り担当用の
メーリングリストが別々に用意されていたのに、
それをことごとく違う方に送ってしまったり、
問い合わせを出す時に、
担当パートの番号を間違えて書き、
それに気づいて、大慌てでメールを送ったら
その番号もさらに間違えていたり…。

急いでいる時ほど冷静にならないと、
余計なミスを誘うものなんだなぁ…と
大いに反省しました。

ところで、今回の翻訳で学んだ表現は、"pool"。
"If you’re doing a pool, ~"という
条件節の形で出てきました。

これ、参加者の賭け金を
勝利者が分け合う「プール賭博」と
言われるものです。

つまり、「アカデミー賞の結果について
友達と賭けをするなら、
絶対、○○に賭けるべきです」
という意味のセリフでした。

ほんと、いつも仕事をとおして
学ぶことがいっぱいです。

字幕のお仕事に興味がある方は、
ねこが映像翻訳を学んだ学校の
オープンスクールに、
ぜひ、足を運んでみてくださいね。

日本映像翻訳アカデミー
オープンスクール
【日程】
2016/3/13(日)
2016/3/27(日) ※詳細が決まり次第、申込受け付けを開始します
2016/4/10(日) ※詳細が決まり次第、申込受け付けを開始します
http://www.jvta.net/tyo/open-school/