10月に入りましたね。
中学生や高校生だった頃、衣替えで
みんなの制服が一斉に冬服に変わるのを見るのが
けっこう好きでした。^^
「衣替え」って、日本ではよく聞く言葉ですが、
英語では、特に定型表現はないんですね。
change one's wardrobe for the new season
update one's wardrobe
be dressed for winter
put away one's summer clothes and took out one's winter clothes
こんな感じで、やや説明的な表現になります。
さて、先日、クローゼットの中身を入れ替えして、
秋冬の衣類を取り出しやすくしたのですが、
その時、ずっと開けていないいくつかの段ボール箱が
とても気になりました。
そして、思い切って、“断捨離”!
今回、思い切って大量に処分したのが、
ビデオテープとカセットテープです。
普通に市場に出回っている映画や音楽なら、
TSUTAYAやiTunesで手に入ります。
もう一度、見る/聞くか分からないものを
クローゼットの奥に眠らせておいたところで
何の価値もありません。
逆に、二度と手に入らないものは、要検討。
ピアノの発表会や合唱コンクールのテープは、MP3にして保管。
懐かしい深夜番組も、1~2回分だけ選んでDVDに。
そんな感じで、せっせと物を処分していったら、
かなり部屋の中がスッキリして、暮らしやすくなりました。
この“断捨離”という概念、決して日本だけのものではなく、
海外でも同じような考えは広まりつつあるようです。
TEDカンファレンスでも、デザイナーのグラハム・ヒル氏が
人生をコンパクトにする3つのルールについて
お話ししていました。
映像の右下あたりに、字幕を選ぶところがあるので、
英語上級者さんは、字幕なしかあるいは英語字幕で、
初級者さんは、日本語字幕を出してご覧くださいね。
ちなみに、プレゼンのタイトルは
"Less stuff, more happiness"
まさに、“断捨離”という感じ。
また、他にぴったりくる表現はないかなと探していたところ、
"minimalism" や "simple life" という表現も見つかりました。
どちらも、なかなかしっくりきますね。
一見すると“もったいない (= wasteful)”の正反対の概念のようですが、
実は、自分にとって意味をなさない物のために、
空間を使っていることの方が、“無駄 (= waste)”なんですよね。
ところで、この断捨離作業のさなか、
非常に懐かしいものが出てきました。
1988年に人生初の海外旅行に行ったときの航空券と搭乗券です。
機内食のメニューまで出てきてびっくり!!(笑)
あの時、3週間のホームステイを経て、
“もっともっと気持ちの細部まで英語で伝えられるようになりたい”
と思ったのがすべての始まりでした。
あの帰りの飛行機で思い描いたゴールに、
ちょっとは近づいたかなぁ…。