2012年10月2日火曜日

「ドーナツ」の綴り

皆さま、こんにちは。ねこです。
いつもお風呂で洋書を読んでいます。
なぜ、お風呂なのか?
それは、気が散らないから。(^^)/

翻訳者/英会話講師とはいえ、
ねこでも、やはり英文を読むには、日本語以上に集中力が要ります。
特に表現が難しい部分や、自分にとって面白くない部分では
挫折の危険性が急激に高まります。(^^;

そんな時、自分の部屋や電車の中だと、
ふとFacebookにアクセスしてしまったり、
メールを書いてしまったりということになりますが、
お風呂では逃げ場がありません。
なので、ジリジリとでも、毎日ページが進んでいきます。
この方法を初めてから、洋書をきちんと
読破できるようになりました。

目をすばやく動かして速読の練習をしてみたり、
“今日はthの発音”などとターゲットを決めて音読してみたり。
とにかく、お風呂は最高の洋書タイムです♪

さて、前置きが長くなりましたが、
そうやって洋書を読んでいたところ、
突然、びっくりすることに気づきました。

今まで、「ドーナツ」と言えば、
スペルは絶対に"doughnut"だと思っていたのですが、
「ダンキン・ドーナツ」は、"DUNKIN' DONUTS"と書かれています。
実際にホームページを見ても、この綴り。
https://www.dunkindonuts.com

北米では1990年に買収されてしまった「ミスタードーナツ」も
やはり"Mister Donut"。
http://www.misterdonut.jp/

え~!?? なんで? なんで??
お風呂で洋書を手にしたまま、
頭の中をクエスチョンマークがぐるぐるぐるぐる。

お風呂から上がるなり、さっそく調査を開始しました。
すると…

単純に2種類のスペリングがあったというオチ。
イギリス英語では"doughnut"
アメリカ英語では"donut"と綴られるようです。

もともと、「パン生地」という意味の"dough"に
「木の実」の"nuts"がついて、
"doughnuts"と呼ばれるようになったという説が有力ですが、
なぜ、それが"donuts"に変わってしまったのでしょう?

ねこは、てっきり誰かのスペルミスが原因かと思いました。
しかし、実際はそうではなく、ニューヨークのドーナツ製造機の会社が、
誰にでも読みやすい単語にした方がドーナツが流行ると考えて、
1900年代に新語を作ってしまったのだとか。

「パン生地」という意味を無視してでも、
読みやすさを追求して、それが一般化されちゃうって
なかなかすごいことですよね。

でも、それだったら、もっと頻繁に使う、
"daughter" や "neighbor" の綴りも、
もっと簡単にしてくれたらいいのになぁ…
と密かに思うねこなのでした。(^^ゞ